期待度♪♪♪
軽演劇 ギィの作品は、原文で追っかけていないのだが、多分、原文でこそ活きる作家だろう。それだけ、デリケートな心象風景を、言葉の脱臼や常識とのちくちくするような対比、登場人物の表出するアゴニーによって描く作家だと心得ている。だが、そろそろ、演出方法を変えてみる時期でもあろう。いつまでもフランス演劇の素人だけが、存在していると思い込むのは、過ちである。そろそろ、彼の持っている世界の本当の底に迫って演出してもらいたいのだ。そうでなければ、本当に理解力に富む観客は去ってしまうだろう。
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2012/04/22 04:29
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