
NMSグレイテストヒッツ
石原正一ショー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/03/21 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
現在6本目・・
今のところ
3/21
『グレープフルーツムーン』
『踊る赤ちゃん人間』
3/23
『紛れて誰を言え』
3/24
『アイ・アム・ウェイティング・フォー・ザ・マン』
『幸福論』
3/27
『元少年の歌』
を観ました・・。
ラストまで、石原氏ともども自分も走り抜けられるか・・(笑
『元少年の歌』
は、2年前に自分も大阪まで観に行きました。
コモンカフェで石原氏が上演した舞台を最初に観た(カフェ上演自体初めてだったのかな・・)思い出深い舞台です。
観客席も、やっぱり大阪ということもあり、
東京に比べてずっとぎゅうぎゅうで、
自分も右端の席に窮屈そうに座って観たのを、
今でもよく覚えてます(笑
今回、2年ぶりに東京で再演を観てみて、
物語の隅から隅まで、
役者二人の演技の端から端まで、
味とか哀愁とか、男同士の友情みたいなものが漲っていて、
改めて素晴らしい舞台だと感じました。
27日はこの演目一つきりで、
この演目の東京での千秋楽でもあることもあってか、
石原さんのとび蹴りにも力がこもっているようで(笑
なかなか見応えがありました。
また、2年前に大阪公演で観ていたからこそ、
今東京でこれだけ楽しめたのかな、
とも思い、ちょっと得したような気がしました(笑
ふだんは、自分も「この公演を観てきた・・」というような自慢めいたことは
思うことも言うことも全くないのですが、
・・この公演だけは、ちょっと自慢したくもなりました(笑
物語は、一見『元』少年たちの単純なやり取りのようでいて、
芯まで中年男の優しさとか、温かさとかが通っていて、
演技や物語の遊びが溢れていて、
石原さんと福山さんの「らしさ」が詰まった
素晴らしい傑作のように自分には感じられるのです。
2年前に観た舞台の物語が頭に入ったうえで、
今いちど、一瞬一瞬の表情をとらえたとき、
二人の演技の素晴らしさが改めて感じられました。
生でこの演技を間近で見られて自分は幸せだと思いました。
この公演を東京で見逃した方は大阪まで観に行くだけの価値が十分にあると自分は思います。
・・2年前の自分がそうしたように(苦笑
自分は、2年前に観たときより、今の方が、もっと舞台を好きになっていることに
気付きました。
きっと年とともに舞台も自分も成長したのかもしれません(笑
今回この公演を観た方は、
どうかお願いですから、
何年かしてこの舞台が再演したとき、
また観に行ってほしいです(こんなお願いを書くのは自分も初めてです(苦笑
きっと、もっとこの物語と、この2人の中年男の優しさが
分かるようになっていると思います。
この2年のあいだに、自分は父親を亡くしました。
入院してすぐ、父親の命はあと一週間と言われました。
その当時の職場の人たちはそう言っても、死ぬまで誰も気にもしませんでした。
社会というのはそういうもので、自分たちが忙しいと、
「父親の命があと一週間だと言われたので、病院の面会に行くため少し早く帰りたい」
と言っても、忙しいとみんなそんなドラマみたいな話は、最初から聴かなかったフリをするのです(そして死んだあとで初めて聞いたような顔をする。「・・いや、だから一週間で死ぬって言われたって言いましたよね。1年って言ったわけじゃないんですよ」って、素で言った記憶が。・・ああ、人間と言うのはこんなに残酷なものなんだな、と、改めて感じました。自分はその前年同僚の父親が死んだとき何も言わずに仕事手伝ったのにねぇ・・って、珍しく愚痴です、スミマセン(汗 )・・なので、残業が終わってから、病院の面会時間が過ぎていても諦めずに頼み込んでこっそり入れてもらって(さすがに向こうも人間なので一週間の命の患者の面会を断れない)
母親と死ぬまで、それでも毎日面会に行きました(なんとか必死に
父親は頑張って、年末年始の忙しい時期を生き延びて、
その後一週間ではなく1か月生きました。※
「体はもう死んでいる」と、医者には言われましたが、
それでも死ぬ前には、自分と母親の前に戻ってきてくれた(苦笑
自分の周りで、余命いくばくかと言われ、死んだ人たちと同じように、
オヤジも決して怖いと言って泣いたりしなかった。
明るく笑って死んだ。
その光景が心に残っているから、
きっとこの物語がよけいに心にしみるんだと思います(笑
人生は悲しいことや苦しいことばかりだけれど、
こんな舞台に思いがけず出会い、
一緒に成長しているような気になると、
まだ何か光みたいなものがどこかに残っているんじゃないかと、
そんな気になったりもします(笑
※・・あとで母親から、
「子どもが今は忙しいから、頑張ってもう少し生きて」
と、カレンダーを手に、オヤジの耳元で囁いたのだと聞いた。
その時自分は、いくら苦しくても、生きることが愛なのだと知った。
父親は成人の日の朝死んで、その時、お袋は
「(あと1週間でお袋の誕生日だった)・・私の誕生日までは生きてくれなかったのね」
と、少し寂しそうに、でも少し誇らしそうに・・言っていたなぁ・・(苦笑
・・そう、生きることが愛なのです。
それは、あまりにも単純で、ただ、この世に、「真実」とでも言うものがあるのだとしたら・・
(ふだんはそんな偉そうなコトバ絶対使いませんが)
これこそが、真実のように、自分には感じられます。
(昆虫のように(そういっては昆虫に失礼かもしれませんが)ただ生きるというのではなく
人の心にも生き続けるという意味で)
それはどんな人にも、神さまから等しく与えられたもので、
ただ不幸なことに、
今は、そのことを忘れた人が多すぎる・・(苦笑
ただ、だれも言わないからと言って、
大事でないわけではない。
僕が、変わり者の役者や役柄を好むのも
そういうところから来るのかもしれません・・(笑
(思えば落語には変わり者がいっぱい出てくる)
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ちなみに、『紛れて誰を言え』は、美容整形の話だったのですが、
観劇してた男性客など結構みんな気軽に笑ってたのですが、
自分も観ていて気づいたのですが、
これだけ整形が一般的になると
なかなか笑い事ではない気がして、
なかなか根が深い問題だよなぁ・・と、
思ったりしました。
・・考えてみれば、女の子たち(ここでは女性とは言わずに、
高校生から20代前半くらいの、わりと若い女の子たちをイメージしてみます)
が、しばらく見かけないなぁ・・と、思ったら、
化粧とかというレベルではなく顔が少し変わっていて・・(気のせいじゃないよな・・(汗
なんてことは、世間ではわりとよく見かけるように思います・・。
そういうのには、男性より女の子たち同士の方がよほど敏感で、
自分たち男性(以前から気づいていたのですが、男性のほとんどの目はこういうとき節穴に近いように自分には思われる)には到底気付きえない小さな変化も、
彼女たちはけっして見逃さないのです・・(汗
そうして整形した(と思われる)女の子たちは、最初のうちこそ、
内面に見える変化はそうないのですが、
1~2年ほどたつと、すっかり別人のようになってたりします
(もっとも、最初から内面に変化はなく、自分が見逃してただけなのかもしれませんが・・)
別に性格が良くなるとか悪くなるとかではなく、
雰囲気というか、うまく説明できないですが、世間慣れするとでも言えばいいんでしょうか・・・?
(逆にそうした女の子たちに囲まれても
自分のことを見失わずに堪えて頑張っている女の子などを見かけると、
素直に応援したいなぁ、という気持ちになったりもするのです
・・別に整形が悪いというのではないのですが、
整形している人が割といるなかで整形しないで頑張るということは、
それはそれで、世の男性たちはきっちりと見極めて、
好きとか嫌いとかではなく、同じ人間として芯を持っているな、と、もっと評価して良いように思われます・・)
そうした事象のいくつかを、第三者の立場から観察してみたりすると、
なかなか、整形と言うのは、複雑な問題なのカナ?
とか、思ったりもするのです。
整形というのは、外見の問題だけでなく、
心の弱さ、というか傷つきやすさと関わってくる
(場合が多い・・あくまで全てそうだとは思ってないですが・・(苦笑
ように、自分には感じられます。
それなので、一概に「悪いこと」だと決めつけて人を苦しめたりすることは、
整形してない人にも、そうしたコンプレックスを軽視することとして
軽蔑されかねないことのように、自分には感じられたりもするのです。
(もちろん想像力のある男性にもですが・・)
物語の台詞のいくつかは、笑いのオブラートに包まれてはいますが、
非常に本質的なもののようにも思われます。
なかなか考えさせられる良い舞台だったな、と思えたりしました。

ピーター・ブルックの魔笛
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
当日券
とれたので。
チケットのために駅から走ったのは久々だなぁ・・(苦笑
補助席でも何の問題もなく観れてよかった。
ピーター・ブルックは、軽やかで素敵です。
ゴテゴテしてない舞台美術もモーツァルトの音楽にぴったりと合っていて、
自分にはかえって良かったようにも思いました。
・・まるで、即興のライブでも見てるみたいな軽やかなリズムのなかで、
自分も気軽にリズムを取ったり、面白い仕草に吹き出したりしながら、
気付けば、あっという間の90分でした。
ちょっとした舞台に比べても少し高め(といってもオペラとしてはそれほどでもないのかな)
だと、観客もそれなりに重みのある方が観た気になるのかもしれないけれど、
自分はこれくらい軽やかなほうが好きだなぁ・・(笑
まぁ、わりと文学好きだと、モーツァルトというと、聴いていると、つい
「疾走するモーツァルト」(高橋英夫)だとか、
小林秀雄先生の文章のいくつかが
すぐ頭に浮かんでしまったりするのだけれど(苦笑
この舞台はとてもシンプルでありながら、
ひと目でそのセンスの良さが感じられて、
洒脱で瑞々しい作品に仕上がっていて
(洗練というのはこういうことを言うのだな)、
観ている間もすっかりその身についた羽のような軽やかさのリズムに夢中になって、
ほかの誰かの音楽の文章を思い出す暇もなかった(笑
ピーター・ブルックなどというと、
マハーバータラ10時間などがよく話題になったりするけれど、
こうした90分の軽やかな作品のなかにこそ、
趣味の良さが凝縮されている気もして、
その素晴らしさを再認識したりもするのでした。

鉄割あっ!
鉄割アルバトロスケット
ザ・スズナリ(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
そういえば
たまに鉄割のTシャツ着ています。
次はスーパーデラックス公演?
だいぶ前に六本木で公演してたことがあったなぁ・・。
また宮永会館に帰ってくるのはいつのことだろう?(5~6年前にやってたのは覚えてるけど
最近お袋も鉄割のなんかよく分からない手提げを使ってるみたいだし・・
今家では鉄割グッズがプチブレイク中?
(だれも見ても分からないだろうけど・・
そういえば以前鉄割のTシャツ着て公演観に行って、
「鉄割のTシャツ着てるの、観客では自分だけ??」
って思ったことがあったけど、
ほかの人いつどこであれ着てるんだろうって思った(苦笑
変なバッジが付いてたり、謎のプロレスラーの絵が描いてあったり、
けっこういなせだと思うんだけれど。
原宿ではどうか分からんが、浅草では結構(日雇いのオッサン達の)
羨望?の眼差しを受けそうなんだけどな・・。
「このあんちゃん、のほほんとしたカオしてなかなかやるな」みたいな。
ファッションセンス※としてよりかはプロレスファン的?な・・。
・・いや、まぁ、なんとなくそう思っただけで←なんでも寝不足のせいにできるわけではない
※・・原宿ばかりがファッションでわないな・・とか思いつつ、
きょうもちょっとTOPMANとかは覗いてみたり・・
いや、FMSとか読んでると、つい・・(汗

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了
満足度★★★★
ライブ感があって
勢いがあって、ちょっちラジカル?
なかなか面白かったです。
ちなみに、年度末の仕事が山のように溜まっていたので、
3月はもう舞台とかムリかなぁ・・とか思っていたのですが、
この週ずっと職場に泊まり込んで(苦笑
睡眠時間以外ぶっ通しで(カードリーダーのことも忘れ(笑)くわっと仕事してたらだいぶ終わった!(集中力わりと凄い(苦笑
・・・ので目真っ黒でフラフラになって劇場に行った(職場なのでネットも見てなかった)のですが、
この日に入れたのって、わりとラッキー?だったのですかね・・(汗
あぁ・・こんなんじゃ子猫飼っても自分の顔すぐ忘れられる・・というかグレる・・
というかオヤジ死んでしょんぼりしてるお袋まで死んだりしたら
乳のみ子猫抱えて僕はどうしたら・・
ハイ、ここのところライブなんか観に行ったときの
転換の時間中なんかボンヤリしてるときなんか
だいたいマジメくさったカオしながら「・・・子猫」のことばかり考えております(苦笑
この日も、メロウなときなんか
飼いたかった子猫たちの顔が唐突にフラッシュバックして困ったもんですが、
評価に影響することはありません(苦笑
ただ、観劇後しばらく、
フラッシュバックされる子猫たちの顔に
BGM的にこの日観たミュージカル?のナンバー(高橋名人の歌など)が挿入されてきたりすることに
多少混乱はしておりますが(苦笑
つまり、この作品もなかなか忘れがたい作品であった、という事で良いでしょうか??(苦笑
・・苦笑ばっかで鬱陶しくてスマンですが(汗
これからは(今回はちょっとフラフラなので(汗)すっきりとした文章を心がけていきます。

掏摸―スリ―
サイバー∴サイコロジック
OFF・OFFシアター(東京都)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

カラス/Les Corbeaux
世田谷パブリックシアター
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)
2012/03/09 (金) ~ 2012/03/10 (土)公演終了
満足度★★★★★
彫刻的
やっぱり少し書き込もうかと・・。
西洋的な、積み重ねていく感のある建築的な要素と、
日本的とも言える、彫刻的とも感じられる要素とが
美しく融合しているように感じられました。
アフタートークで日本の舞踏家の名前が次から次へと挙げられるのを
聴いていて、それも納得できるような気もしました(笑
内面から湧き出るイメージを
ザクザクと削ぎ落とした末に生まれたような
硬質なヴィジョンは、
強く心に焼きつきました。
それは、あたかも西洋的なポエジを、
俳句のように
動詞も副詞も削ぎ落とした末に生まれてくるみたいな、
断片的でプリミティブな・・
パルスにも似た映像とでも言うのか。
黒いカラスを、
グローバリズムのイメージとだぶらせるのはたやすいのだけれど、
ナジのカラスは、
実物のカラスを忠実にトレースしたというよりかは、
カラスのイメージを一度自分の中にとり込んで、
もっと神秘的な何かに姿を変えた・・
カラスの翼の先にあるもの、
カラスの翼の先に指先のような波を視て、
それを具現化したら、
きっとこのような像をしていたのではないかと
夢想させるような。
・・スミマセン、ポロリ伝説のコメント書いたあとにこんなコメント書いても
まぁ誰も信用しないかもしれませんが(苦笑
ただ、芸術と呼ばれるものの真価が、
必要とされる理由が、
現代にあるとするならば、
それは、時代の行く先に視える黒い影を、
神秘的なヴィジョンに具現化する行為にあるのではないかと
信じている自分にとっては、
この作品はまさに、
自分の観たいものの理想とも思われたので(笑
ナジ本人が言っていた、
作品を言葉で表現することの不毛さを、
自分が今まさにトレースしていることは
十分に承知しつつ(苦笑
それでも自分がこの作品の美を、
日本的な(俳句的な)省略の美学ではなく、
西洋的な、言葉を積み重ねる行為によって、
讃えたいという欲求を抑えられなかったことは
今後の反省課題として覚えておきたいです(苦笑
・・まぁ、そのうち落ち着いたらこの感想もばっさりカットするかもです。
でも、きらりふじみは、死ぬほど(今回も雨のなか1時間道に迷った)不便だけど、
数m先でこんな作品を観られて素晴らしい!
(駅からの案内板設置希望)

関口愛美のポロリ伝説
関口愛美
シアターD(東京都)
2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了
満足度★★★★
ひよこウサギ
↑幕間のフシギ4コマ?アニメ
劇場に向かう途中のセンター街で
開店セールをやってたペットショップの子猫
(スコティッシュフォールドなど・・観てるうちに子猫の誕生日まで覚えてしまい、家に連れて帰った後の一年後の誕生会までシミュレートできてしまった)
の計算し尽くされた?愛らしい仕草に悩殺(どうやら自分はポロリより子猫※らしい)され、ウィンドーに釘付けになってしまい、
あやうく遅れて劇場に入りきれなくなりそうになるところだったが、、
無事入れた(こんなんばっか(汗
予想通り?色気というよりかはしっかり作った一人芝居で、
関西人の観客が観たら怒られそうなネタも含めて、なかなか
(妄想の)完成度も高く、けっこう楽しめました。
いれずみベービーやサイバーもなかなか良かったけれど、
こういう妄想チックな舞台もなかなか良いんじゃないんですかねぇ。
・・ちなみに、幕間の謎アニメのひよこウサギの好物って、何なんダロ・・とか、
買い物袋のなかのブロッコリーやホウレンソウを見ながら思ったりしてました。
※・・子猫も台の上に乗ろうとして、じぶんの頭が大きくて
ウニャッとバランスを崩したりしてるのはポロリのうち、って・・お呼びじゃない?

まあまあだったね。
あひるなんちゃら
OFF・OFFシアター(東京都)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
面白いですね、やっぱり。
ちょい前日大阪から戻ってそのまま仕事、帰りにネストでBathsライブとかで
疲れ気味だったけど、それを忘れるくらいフワフワしてた、カナ?(苦笑

真実は笑わない
立教大学演劇研究会
立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)
2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
素直に素敵だと思った
京都の中野劇団の芝居の脚本を
東京の学生劇団がなぜか上演するというのが気になって
ちょっと観てきました。
・・とは言っても、自分も立教大学なんてほとんど足を踏み入れたことが無く、
誰でもフリーな感じの早稲田※なんかと比べると、
知り合い以外の人が行くと「誰だコイツ?」みたいになるんじゃないかと
緊張しながら行きました(苦笑
ところが行ってみると、自分が思っていた以上に
役者・スタッフ共に前向きな意欲に満ち溢れていて、
純粋に作品を愛しているのを感じ、
小劇場にありがちな身内感が無いのがとても新鮮でした。
もちろん学生なのだから当然
「役に比べると実年齢が低い」という見た目のデメリットはあったりもするのだけれど、
それを吹き飛ばすくらい気持ちの溢れた演技をしていて、
その空気が、少なくとも自分の観た回(初回)では、
客席にも広がっているように感じられて、
良い意味での舞台と観客席を含めた一体感というか、
とても良いものを見せてもらったな、という気持ちになりました(笑
学生劇団というと、時として目新しい演出に飛びつきがちで、
物語として全体をみてみると、どうしても中身が薄く見えてしまうこともあるのだけれど、
(中身の薄さを誤魔化すための演出になり、それが更なる薄さにつながることもある)
この舞台は、
きっと役者・スタッフ一同で、自分たちが今なにを感じ、何を伝えたいのかについてきちんと向き合い
不器用でも精一杯伝えよう(それは物語とリンクするのだけれど)とし、
人の痛みとか運命の理不尽さについて
真正面から向き合っている気がして、とても好感が持てました(笑
自分は、役者さんたちの演技について、
「巧妙」というよりは、
役を通じて、愛とか、人の痛みについて一生懸命理解しようとしているようにも見えて、
それがこの舞台を、技巧的な舞台よりかは瑞々しくてステキだと、
自分が素直に思えた大きな要因であったようにも思われました。
※・・学内を近所のオッサン(それほど小奇麗ではない)が普通に散歩してたり、
近所のオッサンかと思っていると、よくみたらただのこ汚い学生だったりした・・

A級MissingLink第19回公演 『悲惨な戦争』
A級MissingLink
AI・HALL(兵庫県)
2012/03/02 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
竹内銃一郎氏の戯曲はやっぱり素晴らしい!
伊丹に向かう前につい日本橋の猫カフェに寄ってしまい(汗
膝の上の猫をどかしてしょんぼりする猫の頭を撫でていたら
また開演ぎりぎりに滑りこむ形となってしまった(大汗
(そりゃ、母親に猫と舞台ばっかり追いかけてないで
嫁でも見つけてこいと(オヤジが死んでから特に)言われる訳だよなぁ・・(苦笑
猫友やウサ友ならいるんだけどねぇ・・(まぁイケメンじゃないんで(笑
・・それはともかく、舞台について(いらない話ばっかつい書いてすみません(汗
戯曲の内容・見どころは既に知っていたものの、
それをこれだけ幅のある間口の劇場と味のある役者さんたちで見ると
やはり素晴らしい戯曲であることを実感しつつ、大いに笑って楽しめました。
当時の時事ネタが盛り込まれているものの、
それが逆に昔の熱さを感じるようでもあって、
自分がその当時生きているみたいな気持ちで観られました。
(こういうところに古さを感じる人もいるでしょうが、そうした時事ネタの古さというのは
表面的なもので、それが戯曲の古さにつながることは
無いように自分には思われます・・
少なくとも、戦前のいくつかの大衆演劇の戯曲は
構成の洗練において素晴らしいものであったし
内容を知っているというせいもあってか、
新作の劇作を上演する舞台などと違って、
舞台をかなりの程度まで把握できたように思います。
それは、劇団の力のみならず、
戯曲の素晴らしい完成度の高さとあいまってのようにも思われました。
あえて、古さのようなものを見出すとするならば、
それは、現代の戯曲においては、
(例えばポレシュなどそのように見えるのですが)
もっとカオティックでパワフルなライブ感のあるものが
より求められているようにも思われるのに対し、
まだ当時はそこまで(おそらく観客も)行き着いていなかったのかな、というところです。
ただ、そうした舞台の作成にも、
表面的にポレシュなどの作品の雰囲気をなぞるだけではダメで、
劇作の体幹になるものがやはり重要になってきますので、
そうした意味では、
このような完成され、テーマ性も若干帯びた骨太な戯曲というのは
新作戯曲の出発点として申し分ないターゲット
なのではないかなぁ・・などと(私見ながら)思ったりもするのです。
![Triptych[トリプティック]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/262/stage26255_1.jpg?972814)
Triptych[トリプティック]
じゅんじゅんSCIENCE
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/02/24 (金) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
純粋に動きとして素晴らしかったように思います
動きとして、静止する瞬間まで含めて、目で追うだけでワクワクしました。
1時間ちょっとがあっという間でした(ちなみに自分の両隣の見知らぬ人は
二人ともうとうとしてました・・念のため

玉田企画『果てまでの旅』
玉田企画
アトリエ春風舎(東京都)
2012/02/24 (金) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
「中学生日記」(Q.B.B)を思い出したりしました。
ちなみに、空気(雰囲気)が悪くなったのを
「ここからここまでは(実は)ネタだった」と言うのはわかる気がする。
ただ、それには掛け合いをする二人とも、それなりに
冴えている必要がある(笑
ので、片方が「こっからはネタだって、アツくなんなよ」と言っても余計怒らせるだけだったりするし、
二人の無駄なやり取りを見ていた第三者が
「まぁまぁ、こっからはネタっしょ?空気読めって」
みたく仲裁したところで、
「?・・はぁ、違ぇし(怒」(ここだけ二人シンクロで反論)
となって、余計空気が悪くなるだけっだりもする気もする。
ある意味、舞台上での
「こっからここまではネタ」
「そうそう」
というようなやり取りが通用するのは、
割と偏差値が高めの学校、もしくは
お笑いが体の中にしみこみ、お笑いロジックが共通し、
ただ忍耐力に若干の差異がみられる二人の場合(苦笑
というような限定された人間性の上にのみ成立するのではないか
という気もしないでもない。
ただ、自分も修学旅行中の男同士のやり取りには
(こうして舞台に上げられると大いに面白いが)
精通していない(というか忘却の彼方・・寝坊して新幹線に乗り遅れたのは覚えてるが※(苦笑
ため、
「地元の学校じゃ、このレベルが普通」
というような指摘がありましたら、どうぞご勘弁ください。
※ 期せずして自分もまた理知的な文章を書くフリをした
うっかり八兵衛であることを露呈してしまった形になるのだが
(ネタではありません)

不機嫌な子猫ちゃん
水素74%
アトリエ春風舎(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

サカナノクチ
ベビー・ピー
アトリエ劇研(京都府)
2012/02/24 (金) ~ 2012/02/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
独創的
昨年夏の野外公演のあたりから作風がだいぶ変わってきて、
それ以前の作品も好きだけれど、今回の作品もなかなか(笑
北野天満宮の市を5分くらいで切り上げ(苦笑
近くの知り合いの人のお店(手作りの小物がおいてある)で他のお客さんがたっぷり市で掘り出してきた収穫物を横目で見ながら(苦笑
関西の知り合いの誕生日プレゼント(もう何年も前から毎年あげてる)をそこでとりあえず予約してダッシュで劇研へ、
観劇後は北浜のroseのショーを観にダッシュでまたぎゅうぎゅうのバスに
(というか終日京都のこの日のバスはぎゅうぎゅうだった)
飛び乗った(苦笑
こんな、別に誰に頼まれたわけでもないのに(苦笑
休日の関西で分単位で移動を繰り返してまで、京都の僻地の劇研に
観に行った価値はあったかな、と(観客少なめでしたけど(苦笑
ベビー・ピーは、不思議で、ちょっととっつきにくかったりもするのだけれど、
他の東京の劇団なんかではちょっと観られない
面白い劇を、毎回まったく違う形で創りだすのです
(なので、一作品だけ観て、この劇団の作風はどうだなどとは全く言えず、
京都にありながら、まったく気が抜けないのです(苦笑
・・同じ時間とお金を掛けるなら、関西のほうが楽しいんですよね(苦笑
もう少しあとで書き足します・・(苦笑

「STILL/life」 クドゥス・オニケク&「=equal」C/Ompany ※トークショーあり
アンスティチュ・フランセ東京
シアターX(東京都)
2012/02/20 (月) ~ 2012/02/20 (月)公演終了

【公演終了】ブスサーカス【感想まとめにリンクあります】
タカハ劇団
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/02/21 (火) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
「やさしさ」の神が支配する
女の人は、皆コンプレックスを持っている。
女性にとっては当たり前で、男性は忘れがち。
女子の和気藹々とした何気ない会話のように男子には見えていても、
その中に殺意が芽生えるほどの自意識が隠れている。
そのコンプレックスを溶かすのは何?
舞台の上で、その答えははっきりと描かれている。
ちょっとすると男性は見落としてしまうかもしれない。
けど、女性の観客は見落とさないだろう。
(以下、ネタバレへ)

復活 -恋が終わり、愛が残った-
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2012/02/10 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
戦闘機の物語
関西に続いて東京でも公演を観てきました。
そして、宝塚の上演している「復活」はやはり素晴らしい作品だと改めて感じました。
時代背景などが昔のものであるためか、
どうも古典的で古臭いと思われがちのような気もするトルストイですが、
単純な筋のようでいて、
みるたびごとに色々な発見があり、
それでいて時代の行く末を予言している
スケールの大きさというのは、
とても現代の作家に真似できるものではないのかな、と思います。
それと同時に、
ロシアの巨木のような大男たちの熱い友情の物語が、
少年のような真っ直ぐな瞳のネフリュードフによって、
原作とずいぶんと違った手触りをもった物語に生まれ変わったことに
新鮮な感動を覚えたりもしました。
・・たぶん、少年というのは、
意図せず、凄く無邪気に残酷なことを平気でしてしまうこともあるけれど、
それによって自分の心の醜さに気づいたとき、
その罪を全力で償うことによって
愛とでも呼べるようなものに近づくことができる。
すごく単純だけれど、
今多くのひとが、自分が傷つかないために人を平気で傷つけ続ける世の中で、
自分が傷つけた償いのために
自分もまた血を流そうと平然と決意できるネフリュードフに学べることは多い。
自己満足かもしれない。
・・でも、無知ゆえに人を傷つけてしまった過去があるのなら、
それを見なかったフリをして大人の仲間入りをしたような顔をするよりも、
自分の誇りのために血を流し続けるのは
同じ男として素直に尊敬できる。
舞台を観ながらずっと、
「戦闘機」がエンジンからずっと燃料を滴らせながら飛び続けるさまをみるみたく、
ネフリュードフが時代を駆け抜けるさまを、見つめていました。
結末はたぶんネフリュードフだって分かっていたと思うのです。
彼もそれほどバカではない。
自分ならきっと途中で気づくに違いない。
でも、力の限り飛び続けなければならない。
だから、最後の結末に辿り着けるように感じます。
自分はたぶんこれからも死ぬまでずっと、
この戦闘機の物語を愛し続けると思います。

フィリップ・ケーヌ/ヴィヴァリウム・ステュディオ『セルジュの特殊効果 』
TPAM・国際舞台芸術ミーティング
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2012/02/18 (土) ~ 2012/02/18 (土)公演終了
満足度★★★★★
ゆるふわ
最高でした。
実際にはゆるゆるゆる・・ふわっっ・・(空へ
くらい?
日本初演にこだわって、こんな肩の力の抜け切った(スバラシイ)作品を連れてきてくださって
感謝感激です!(TPAMには足を向けて寝られません(笑
主演のセルジュ君※の、ジダンから筋肉をこそぎ取ったような
抜群の(脱力した)存在感がステキ過ぎました
(日本人にはハゲかかったフランス人はみんなジダンの末裔?に見える?
「アヴィニヨンの観客は怒って退席するが、
日本の観客ほど寝る客はいない」
との定説通り?寝る客もちらほら。
・・まぁ、でも、それだけ安らかなクリエイティブさに満ちた作品てことで(笑
この勢い(あるのか?)で他の大作も観てみたい。
・・なんといっても日本はつげ義春を生んだ国だから、
「なんだかよくわからない肩の力の抜けたフシギと面白い(かもしれない)もの」
に対する感受性は人一倍強いはずだ・・(スミマセン、根拠になってないかもです(汗
※ フランス人でセルジュなどというと
ゲンズブールがすぐ頭に浮かぶけれど、
ここのセルジュ君はそういった野蛮さもセクシーさの欠片もない
(最後に書くほどのことではないが

ハローワーク
国分寺大人倶楽部
テアトルBONBON(東京都)
2012/02/08 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
金曜昼の回、当日券出てたので・・
渋谷のライブ行く前に観てきました(笑
観て嫌な感じの方などは、も一回観てみると、ひねくれ演出家(たぶん)の
意図したことがよく分かるのかなあ、などと思ったり。
作品の中で最初バカにされて笑われたりしてることが、
ホントは一番大切なんだよ・・ってことが分かれば、良いんじゃないカナ。
あと、人の心の成長というのは、外見からはなかなか分からないことだとも・・。
・・も少しあとで書き足します。
でも、作品のひねくれ具合(たぶん)といい、完成度の高さといい、
河西氏の作品は、作風はぜんっぜん違うけど、地点の三浦基氏と似てるなぁ・・
と、最近自分は(勝手に)すごく感じる(笑
・・でも、スペシャルおまけ演劇ってなんだろう?
凄く気になるなあ、と、思いつつ、もうTPAMのセルジュ取っちゃったしなぁ。

楽園!
工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10
こまばアゴラ劇場(東京都)
2012/02/15 (水) ~ 2012/02/19 (日)公演終了