満足度★★★★★
小劇場を完全に生かした会話劇
描きすぎないところが良いです。
観に行く前に、ここでの評価を見て、
「星4つということは、もうひとつで満点というところなのかな・・」
という先入観を持って観に行ったのだけれど、
見始めてしばらくし、
(ほぼ)完全とも思われた高い完成度の舞台であることに気付いてビックリしました
(やはりほかの人の評価は自分には当てはまらないということを再認識(苦笑
・・たぶんだけれど、ほかのレビュアーの方がこの作品より高く評価をするものより、この作品を自分は高く評価するように感じる・・。
そして、そういう評価眼をもった人は意外と多いように思う。
人によっては、そうした評価の違いを、好みの差というよりも、舞台芸術に対する読解力の差と見なす場合もあるように感じられる・・。
正直、自分も千秋楽に観たので、自分のこの直感が正しいのかどうかを第三者にゆだねられないことが残念です・・
(失礼な書き方にならないように極力努力したつもりなんですが・・(苦笑
正直、ほかのレビュアーの方々がどのような舞台と比べて
「もうひとつ」
と、感じたのかまったく分からなかったのですが、
これを越す完成度の舞台を小劇場で観ることは稀ではないかと思われます。
テーマが男同士の友情とでも言うべきものだったので、
難しいテーマのものを評価したがる方にはレベルが下のように
思われるものなのかもしれませんでしたが、
例えば先日FTの関係者の方が、
「韓国の舞台は日本のはるか先を行ってしまった」
と、しきりに言っていましたが、
この舞台は、前衛的な手法こそ使っていませんが、
物語を、そして人間を突き詰めるという点では
世界のどこに持って行っても恥ずかしくない舞台であるように思われました
(理解されるかどうかは分かりませんが、日本映画を好きな外国人には理解されるように思われます・・
初心者におススメの舞台と言って、ほぼ間違いないのでは無いかと思われました。
当日券でぶらっと行って、これだけ素晴らしい舞台に出逢えると・・
自分も、運命のようなものの存在をたまには信じてみたくなります・・(笑
詳しくは後でネタバレに書きます・・。