A級MissingLink第19回公演 『悲惨な戦争』 公演情報 A級MissingLink「A級MissingLink第19回公演 『悲惨な戦争』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    竹内銃一郎氏の戯曲はやっぱり素晴らしい!
    伊丹に向かう前につい日本橋の猫カフェに寄ってしまい(汗
    膝の上の猫をどかしてしょんぼりする猫の頭を撫でていたら
    また開演ぎりぎりに滑りこむ形となってしまった(大汗
    (そりゃ、母親に猫と舞台ばっかり追いかけてないで
    嫁でも見つけてこいと(オヤジが死んでから特に)言われる訳だよなぁ・・(苦笑
    猫友やウサ友ならいるんだけどねぇ・・(まぁイケメンじゃないんで(笑

    ・・それはともかく、舞台について(いらない話ばっかつい書いてすみません(汗

    戯曲の内容・見どころは既に知っていたものの、
    それをこれだけ幅のある間口の劇場と味のある役者さんたちで見ると
    やはり素晴らしい戯曲であることを実感しつつ、大いに笑って楽しめました。

    当時の時事ネタが盛り込まれているものの、
    それが逆に昔の熱さを感じるようでもあって、
    自分がその当時生きているみたいな気持ちで観られました。
    (こういうところに古さを感じる人もいるでしょうが、そうした時事ネタの古さというのは
    表面的なもので、それが戯曲の古さにつながることは
    無いように自分には思われます・・
    少なくとも、戦前のいくつかの大衆演劇の戯曲は
    構成の洗練において素晴らしいものであったし

    内容を知っているというせいもあってか、
    新作の劇作を上演する舞台などと違って、
    舞台をかなりの程度まで把握できたように思います。

    それは、劇団の力のみならず、
    戯曲の素晴らしい完成度の高さとあいまってのようにも思われました。

    あえて、古さのようなものを見出すとするならば、
    それは、現代の戯曲においては、
    (例えばポレシュなどそのように見えるのですが)
    もっとカオティックでパワフルなライブ感のあるものが
    より求められているようにも思われるのに対し、
    まだ当時はそこまで(おそらく観客も)行き着いていなかったのかな、というところです。

    ただ、そうした舞台の作成にも、
    表面的にポレシュなどの作品の雰囲気をなぞるだけではダメで、
    劇作の体幹になるものがやはり重要になってきますので、
    そうした意味では、
    このような完成され、テーマ性も若干帯びた骨太な戯曲というのは
    新作戯曲の出発点として申し分ないターゲット
    なのではないかなぁ・・などと(私見ながら)思ったりもするのです。

    ネタバレBOX

    ちなみに、見どころのひとつとして非常に有名な(笑
    「死体を雨上がりの水たまりを飛び越すみたく」
    登場人物たちが、ぴょんと(スキップでもするみたく)飛び越えるシーンは
    十分に堪能出来ました(笑

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    2012/03/02 23:47

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