鬼のぬけがら 公演情報 鬼のぬけがら」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★★★

    突っ走りすぎてる
    全く予想してなかった内容だったな。ただ、描いて感じてもらいたいレッテルより、ある一人のキャラのレッテルが何だったのかがちょっと強く印象に残ってしまう感じになってたかな。
    またそのキャラについて、仕事というのはわかるが、なぜソコまで突っ走ってしまってるのかが見えづらかったかな(嫌みな感じが出過ぎとも言える)悪くはなかったです。

  • 満足度★★★★★

    臨場感溢れる
    投稿失敗してしまっていたので、ものすごく今更ではありますが書かせて頂きます。
    いつも気に入った公演は何回か観たいなって思うのですが、この作品に関しては一回で十二分に満足しました。良い意味でお腹いっぱい。
    また観たい気持ちよりも、良いお芝居を観られた満足感が優った、そんな公演でした。
    キムラさんのお話も末原さんの表現も、荒浜で生きる人々も、過去も今もひっくるめて重くて痛くて苦しかったけど、最後の最後までしっかり目に心に焼き付けました。
    生で観られて本当に良かった!

  • 満足度★★★★★

    ぬけがら。
    公演が終わって、かなり長い時間が経つのだけれど、
    まだ、沢山のシーンや、ことばが鮮やかに残っている。
    生みの苦しみがあったという。
    キムラ真と末原拓馬の『たくまこ』。正解だ。
    人の弱さと、ゆるしと気づき。
    そこにあるのは、荒浜の大きな海。
    最後に流れたのは、涙だけど、苦くはなかった。
    ありがとう。。

  • 満足度★★★★★

    忘れてはいけない話
    当初予定にはない、追加公演の朝10時の回を観劇。久しぶりに午前中の観劇をしたが、観れてとても良い作品であった。
    あらすじからは、昔話に何かテーマを持たせる作品かと考えていたが、良い意味で裏切られた作品でした。
    以下、ネタバレで。

    ネタバレBOX

    昔話を織り込んでいるが、現代劇。それも、3.11の震災をテーマに震災直後に起こった現場での出来事を現在から回想を交えて語る話で、親子、同級生、夫婦等の個人間、また被災者、ボランティア、それを報道する側等、それぞれの考えや立場を交えて、内面をえぐるようなシーンも多く、苦しくもなった。
    正直、震災地に知人もおらず、震災での影響などほとんど無かった関東住まいの私には、気づかずに風化してしまう震災を思い起こさせてくれた舞台でもあった。人はその場面や立場になってみないとどうなるか分からず、またどれが正解なのかも分からないのだと改めて思った。
    まずは、この脚本の素晴らしさに感嘆させられました。

    役者さんは、おぼんろの末原さんが役柄的にも注目されがちですが、他の方たちも大変魅力的な方が多く、皆さん熱演でした。

    また是非観てみたいと思う作品でした。



  • 満足度★★★★★

    今だから触れられる「鬼」のはなし
    ナイスコンプレックスの作品を観るのは初めてです。

    手前・奥と二面にわかれている座席を見て、
    主演の末原さんの劇団っぽい雰囲気のセットだなぁと思いました。
    これはナイコンのいつものスタイルなんでしょうか。
    (今後の公演もなるたけ追いかけていこうと思っているので、
    そこで確認します)

    今だから言えることをちゃんと伝えてくれて、
    痛みを感じる部分もありましたが、それだけじゃなく
    クライマックスの光あふれるシーンで希望もくれて、観ごたえありました。

    ネタバレBOX

    開園直前(直後か?)の「ごゆっくりどうぞ」で
    現実と近しいままに
    作品世界に連れていかれる感覚が心地よかったです。

    同じ人物を、別の役者さんが同時に演じているのが面白かったです。
    思い出と打ち寄せる波を交互に見せる演出も印象深かったです。

    末原さんの人間っぽくない部分を効果的に見せていて、
    そんな彼の、後半のくしゃっとなる泣き顔が胸を打ちました。

    物語が進むにつれて不気味だった濱仲さんの印象が
    作中でガラッと変わり、とても人間らしく見えてきた時、
    自分も知らず知らずに
    彼らにレッテルをかぶせていたのだなと思いました。

  • 満足度★★★★★

    期待以上でした
    ゾクゾクするようなすごい舞台でした。期待していた以上でした。
    末原さんの独特な雰囲気がうまくマッチしていたと思います。

    ネタバレBOX

    震災時にあまり表には出てこなかったこと、人の心の闇を、いつか誰かが作品として残してほしいと東北へボランティアとして行っているときから思ってました。
    自分も感じた、ねたみや恨み、差別など、かすかに渦巻いている闇の一面を目にすることがありましたので、この舞台にはガツンと殴られたような衝撃がありました。
    亘理町には何度かボランティアで活動をしたので、その思い出もあり、衝撃がダブルパンチでした。
  • 満足度★★★★

    業(ごう)の深さが…
    東日本大震災を背景に人間の業(ごう)が浮き彫りになるようなお伽噺。現実にあったような内容だけに、お伽噺…絵空事にしないと哀しい印象だけが強調される。被災という特異状況下における人間心理・行動は、平時のそれとは違う。むしろ違っているほうが当然かもしれない。その時の状態こそ「鬼」なのかもしれない。逆に「鬼のぬけがら」を纏って人間らしくという逆説的な発想がユニーク。とても興味深い芝居であった。

    ネタバレBOX

    被災者の生活状況を背景に父子の確執が描かれる。被災者に心を添わせながら、その実態をスクープネタにする息子。被災地に留まり本音を言い続ける父、という構図が主軸であったと思う。被災地から離れ、安寧した場で外見よく惨劇をルポネタとして探す子の深層は”鬼”。逆に父の歯に衣着せぬ言動は、被災者を困惑・憤怒させるが、その心裏は”人”。「心」という目に見えない動きを見事に浮き彫りにした演出手腕(タイトルが意味深)は素晴らしい。そして鬼(子)が人(父)の心魂に迫る過程とラストシーンは感動ものである。
    舞台セットは、震災によって倒壊した家屋内をイメージさせるもの。その薄暗い照明、怒涛の音響効果は芝居の質(重厚)感を高めたと思う。その空間の中でキャストはそれぞれの性格付け、・役割の人物になりきっていた。実に観応えのある公演であった。

    今後の公演にも期待しております。
  • 満足度★★★★★

    さすが!
    前作の演出が素晴らしかったので、今回もしてはいけない過大な期待をして観劇!しかし、その期待、裏切られる事なく、さすがの作品でした。末原拓馬さんの特異なキャラを上手く活かし、狭い劇場にいくつ物風景を見せた!登場人物の感情がこちらへ流れ込んでくるような舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    海が見えた!
    「海に人が、浜に人が、みえた!」
    被災地が舞台、と聞いた時点で取り扱いが難しそうだと思い、「鬼のぬけがら」というのがファンタジーなのか比喩なのか?謎のまま観劇。初見時、構成の見事さに感服。台詞のひとつひとつに意味があり、自分のこととして考えることが山ほどある。「考えさせられる」ではなく「考える」。しかしテンポよく進んで行くので熟考している暇はない。4回拝見したがきっと何度見ても答えを出し尽くすことはできないだろう。
    妻、妹、嫁、女性3人の存在が素敵。それぞれの立場で共感する。しかしこういう題材、どういう結末になるのか全く見当がつかない。ちゃんと納得できる終わり方が可能なのか?観ていて一抹の不安が過る。ところがクライマックス!軽快なピアノに乗って、それまでのもやもやはすべて押し流された!最高のエンディング!大いに納得のラスト!海に、浜に、人がいる……! 昔から。そしてこれからも。人がいるから物語が生まれる。
    物語といえばこの人、劇団おぼんろ主宰末原拓馬。キムラ真とのまさしく「融合」は、作品を立たせるために必要不可欠なものに感じた。
    もっと沢山の人に観て欲しかった。自分の物語として。再演、お待ちしています!

  • 満足度★★★★★

    自ら鬼となったことに気付けた者は何かを救うのか。
    これはキムラさんにしか描けない物語だと思った。

    ネタバレBOX

    キムラ真さんの出身地、宮城県亘理郡亘理町荒浜を舞台にした作品。
    「3.11」、東日本大震災に真っ向から挑んでいた。

    私は東京都在住、実家が神奈川の首都圏、
    震災については当事者ではない。
    母方の祖父母が宮城の内陸出身。
    震災の1年後に南三陸に行った事がある。
    ・・・と書いたけれど、結局そんなパーソナリティは一切関係ない。
    この物語を観るのは誰が観たって良い。関係あろうが、なかろうが。

    震災当事者についての表現は
    取材などに基づいているのだろう、純粋に直球。
    おそらくテレビとか開けたメディアにはあまり広く伝えられない。
    それぐらい本当の暗い部分とかも直接踏み込んで描かれている。
    実際に訪れたキムラさんだからこその作品だと思える。

    鬼という存在が登場する童話が出てきて、
    レッテルを貼る、恐れの対象が状況によって移り変わる。

    人は楽をしたがる、求める欲求があるから、
    その場の状況により、流されるし、視点も変わる。

    主人公の父、克己が鬼となる選択をしたこと。
    周りの鬼になっていることに気付かない者たちにも
    良し悪しでは判別できないものがある。
    どの登場人物に対しても感情が移入でき、
    それでいて現実の親子、家族の話とお伽話が
    無理なく共鳴しているのが、味わい深く良い。

    おぼんろの末原拓馬さんは
    お伽話的な要素を加えるのに十二分に魅力を放つなと感じた。
    彼自身が創る劇団の作品がファンタジックである故かもだが、
    ナイスコンプレックスの座組みでよりリアルというか、
    胸に気持ちよいくらいストンと感情や思いが落ちてきた。

    本当にどのキャストも誰一人例外なく素晴らしく世界を作っていた。

    海の荒れによって環境が一変してしまったものの、
    最後は海に帰るという結び方も心に残る。

    このカンパニー全員によって
    生み出された素晴らしい世界に感謝したい。
  • 満足度★★★★

    人の心の中に棲む鬼
    いかにもナイスコンプレックスらしい作品で、今まで観た中では最良のひとつだと思います。被災者のエゴ、ジャーナリストのエゴ、寓話を織り交ぜながら、ズッシリと重く響いてきました。

  • 満足度★★★★

    様々な鬼の姿!
    父子の心の葛藤を数々の”鬼”を使った成句を示唆する過去・現在、、寓話が絡むファンタジー。
    被災地での本音の会話が生々しい。人間の怖さという意味での”鬼”の部分を一番感じた。
    舞台が低かったので、低い位置での演技は後列は見にくかったです。

    ネタバレBOX

    芝居から連想できる成句
    鬼とも組む 鬼を欺く 鬼は外福は内 鬼が住むか蛇が住むか 鬼に金棒 鬼の空念仏 鬼の女房に鬼神がなる 鬼が笑う 鬼を酢にして食う 鬼が出るか蛇が出るか 鬼の念仏 鬼の居ぬ間に洗濯 鬼の霍乱 鬼の首を取ったよう 鬼に衣 鬼の目にも涙

    暇があったら調べてください(笑)
  • 満足度★★★★★

    リアルと寓話の絶妙なバランス
    久しぶりに、芝居を観て本当に満足した。
    過不足なく、文句もなく。
    満ち足りた気持ちで劇場を後にしました。

    リアルとファンタジー(と言っていいのか分からないけれど)が
    ほどよい加減で混ざりあっていて。
    混沌と、しかし美しく溶け合い、昇華していった気がする。

    曖昧ですが。


    たとえば、このテーマををリアリティーだけで構築することも出来ただろうと思う。
    ただ、そうすると、震災と父子の葛藤はすごく生々しく重たく感じられる気がしていて。

    それを「鬼」という比喩を通して語ることで緩和しつつ、
    観客それぞれの胸の中にだけ存在する、鬼のイメージや震災から想起される思いを、板の上に積み上げていく。
    その過程が鮮やかで、素晴らしかった。

    ものがたりを、現実と非現実の狭間の絶妙なポイントに巧みに誘導していた末原拓馬という役者の表現力の豊かさには、
    相変わらず舌を巻く思い。

    子役をはじめとした、周囲のキャストも本当に素晴らしくて、
    なんのストレスもなく、作品に没頭できた。

    おぼんろの良さとナイスコンプレックスの良さが、良い化学反応を引き起こした…そんな気がした。

  • 満足度★★★★

    ずっしり系
    舞台と近く、臨場感がありました。
    扱っているテーマと自分を照らして、色々と他のことを考える瞬間がありました。
    はじめてのナイスコンプレックスさんの作品でしたが、俳優さんに個性を感じました。
    受付回り、狭いこともあり、入れ替えが大変そうでした。

    ネタバレBOX

    ストーリー中の、現実とメタフォリカルな寓話的世界の行き来、親子の和解、主人公が子どもを持つ時期であること、エンディングの物語る感じなど、映画『ビッグ・フィッシュ』と似た部分があり、作品ファンのせいか、本作と重ねあわせて観劇した。
  • 満足度★★★★

    救済
    人は誰でも鬼になる時がある。
    何かひとつ自分のことにとらわれて、他者を顧みなくなる時である。
    父と子と、そのまた子へとつながる命の連鎖の中で、
    鬼のぬけがらもまた受け継がれていく。
    世代の移り変わりと、父が語る「昔ばなし」の重なりが最初わかりづらいが
    テーマは骨太、語り口は繊細である。
    おぼんろの主催、末原拓馬さんとのコラボレーションが成功している。
    この人のファンタジーを地上に降ろして語るセンスが、
    上手く生かされて奥行きが出た。

    ネタバレBOX

    昔、父が幼い成美に聞かせる昔ばなしの中に「鬼のぬけがら」という話があった。
    自分の欲のために、鬼のぬけがらを着込んで悪さし放題の与助は、
    やがて村から孤立しぬけがらが脱げなくなってしまう、という話だ。
    東京でライターをしている成美は、もうすぐ生まれてくる子どものためにも、
    大きな仕事をしなければと焦りを感じている。
    そんな時、3.1.1.震災の被災地アラハマに住む父が、
    がんで余命いくばくもないと聞く。
    母と離婚したり、避難所でもめ事を起こして地域から孤立したり、という父を理解できず
    会えば対立、以来父とは距離を置いてきた成美だが、
    記事のネタになりそうだと、身重の妻に運転させて父に会いに行く。
    そこで様々な人に出会い、父の所業にある深い意図があったことを知る…。

    震災の記事で一躍名を馳せたがその後低迷している成美の焦りが上手く出ている。
    妻にも父にも母にも、思いやりのかけらもなく当り散らすような態度で接する成美は
    もうその時点で十分鬼なのだが、
    震災直後の混乱の中で“誰もが鬼となった瞬間”に出合いたいと
    人の気持ちをえぐるように聞きただす彼は
    その先に“ライターとしての手柄”しか視ていない。

    あんなに批判して憎んでさえいたのに、その父と同じことをしている自分。
    しかも父の行動には深い理由があり、それを誰にも話さずにきた。

    童話「泣いた赤おに」は私が4,5歳の頃読んでボロ泣きした物語である。
    自己犠牲のもと、誰かの孤立を救うという、子ども心には救いのない話で
    「じゃあ、青おにはこれからずっと誤解されたままひとりぽっちなのか」と考えると
    解決策の浮かばない子どもの頭には辛くてならなかった。
    このモチーフが“鬼がら伝説”とうまく絡んで鬼の苦悩と救済が浮かび上がる。

    昔ばなしに出てくる与助のイメージが大きく鮮烈。
    ダークなファンタジーの中に人間の欲と浄化を見せる
    末原拓馬さんの作品に通ずるものがある。
    かつての自分のように鬼と化した息子を、諦めつつ眺める父の寂しい表情が印象的。
    鬼も救われる時が来るという結末は、私もほっと安堵の思いで観た。

    津波の被害者たちの出ハケが気になったことと、
    最後になってまとめを急いだ感じが惜しい気がした。
    あそこまで教科書みたいにまとめなくても良かったのではないか。
    ちょっと政府の復興支援政策PRみたいになってしまったのが残念。


  • 満足度★★★★

    言い方が悪いが・・・
    おぼんろ主宰を上手に使っていたなぁと感心しました
    (というかナイスさんが、おぼんろの芝居とか背景を熟知してるともいえるのかな。)

    ちょい人物の見せ方というか重ねた=という表現の方があってるかな、
    手法がユニークであったが、慣れないと戸惑うかなぁとか思いました。

    結構重いと思える話を御伽噺に重ねて表現した舞台でした。
    楽しめたなぁって思えた約2時間強(予定は1時間50分でした)

  • 満足度★★★★

    希望のある重さ
    おぼんろの末原拓馬さんが出ている事以外はチラシしか事前情報無し。
    あー、重い。
    想定してなかったずっしり感だ。
    だけどそれは嫌な重さじゃなくて、希望のある重さ。
    目を逸らしたもの、誰かの正義は誰かの悪、守る為の殻、当事者の真実。

    場所と時間軸の表現が幾重にも重なって、座る位置によって全然違う景色なのだろうな。

    座長として外部から呼ばれるだけあって、やはり末原拓馬さんという役者の持つ変幻自在なパワーは、作品の大きな歯車になっている。
    そばにある小さな歯車、荒賀弓絃くんのパワーも負けていない。
    ナイスコンプレックスの役者さんも深みがあっていいなぁ。

    ネタバレBOX

    チラシにかかれた導入文からは、3.11の事が軸になって来るとは全く思っていなかった。
    その為、序盤は「あれ?鬼の話は?」とすら思ったし、登場人物の関係性が複雑に見えた。
    けれど、点と点が、線になって、線と線が交差していくのが全て分かると、すとんと納得がいって、一気に引き込まれる。
    そこまでくるのに、ちょっと時間がかかったかな。
  • 満足度★★★★★

    作り手の強さを感じたりしています
    3.11の話。
    主宰のキムラ真さんの体験が元になっている様です。
    舞台は手前と奥に別れた二面になっていました。


    予想はしていたのですが、重い一撃の作品だった。

    序盤が注意深く観ないとこんがらがる可能性があるかもとは思った。
    自分はあまり事前情報を入れずに観る方ですが、チラシレベルの粗筋は見ておいたの良かったかも。


    実体験が元になっているだろう、だからこそ経験していない者にはウソかホントウか分からない様な。
    体験した者にしか分からない、そんな風にも思えたから。

    話が大き過ぎてかえって冷静に観る。
    もしかしたら感動しないかもしれないという予感が途中でしたのだけれど、それを覆された!

    ラストに掛けての部分はとても揺さぶってくれた。
    それは例えばボロ泣きする様な類いのものではないのだけれど。
    なんだろう、あんまり説明できないのですが。
    何かこう、力強さ?



    これが正しい感想かどうか分からないし、書くかどうかとても迷ったのですが。
    去年ぐらいからこの手の題材の作品で心を打たれるもの何本か出会えています。

    それは自分が受け入れられる様になってきたからかもしれない。
    少し前は「分かるけれど、そこにとらわれなければ全然別の面白い作品が作れたかもしれないよ」とか思ってた。
    東京に住んでいて、現地に特に身内もいない、だとそんなものでした。

    今はアレがあったからこそと言える作品があるんだと理解しているつもり。

    なんというか、そういう作品にしてしまう人間の力って強い。
    そう感じています。

  • 満足度★★★★

    表現方法がいいスパイスに
    最初はなかなか理解できず、話が進むことによりつながりがわかってくる。
    徐々に引き込まれる感じで、面白かったです。

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