満足度★★★★
業(ごう)の深さが…東日本大震災を背景に人間の業(ごう)が浮き彫りになるようなお伽噺。現実にあったような内容だけに、お伽噺…絵空事にしないと哀しい印象だけが強調される。被災という特異状況下における人間心理・行動は、平時のそれとは違う。むしろ違っているほうが当然かもしれない。その時の状態こそ「鬼」なのかもしれない。逆に「鬼のぬけがら」を纏って人間らしくという逆説的な発想がユニーク。とても興味深い芝居であった。
ネタバレBOX
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2015/01/30 17:55
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