鬼のぬけがら 公演情報 ナイスコンプレックス「鬼のぬけがら」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    希望のある重さ
    おぼんろの末原拓馬さんが出ている事以外はチラシしか事前情報無し。
    あー、重い。
    想定してなかったずっしり感だ。
    だけどそれは嫌な重さじゃなくて、希望のある重さ。
    目を逸らしたもの、誰かの正義は誰かの悪、守る為の殻、当事者の真実。

    場所と時間軸の表現が幾重にも重なって、座る位置によって全然違う景色なのだろうな。

    座長として外部から呼ばれるだけあって、やはり末原拓馬さんという役者の持つ変幻自在なパワーは、作品の大きな歯車になっている。
    そばにある小さな歯車、荒賀弓絃くんのパワーも負けていない。
    ナイスコンプレックスの役者さんも深みがあっていいなぁ。

    ネタバレBOX

    チラシにかかれた導入文からは、3.11の事が軸になって来るとは全く思っていなかった。
    その為、序盤は「あれ?鬼の話は?」とすら思ったし、登場人物の関係性が複雑に見えた。
    けれど、点と点が、線になって、線と線が交差していくのが全て分かると、すとんと納得がいって、一気に引き込まれる。
    そこまでくるのに、ちょっと時間がかかったかな。

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    2015/01/23 00:12

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