鬼のぬけがら 公演情報 ナイスコンプレックス「鬼のぬけがら」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    今だから触れられる「鬼」のはなし
    ナイスコンプレックスの作品を観るのは初めてです。

    手前・奥と二面にわかれている座席を見て、
    主演の末原さんの劇団っぽい雰囲気のセットだなぁと思いました。
    これはナイコンのいつものスタイルなんでしょうか。
    (今後の公演もなるたけ追いかけていこうと思っているので、
    そこで確認します)

    今だから言えることをちゃんと伝えてくれて、
    痛みを感じる部分もありましたが、それだけじゃなく
    クライマックスの光あふれるシーンで希望もくれて、観ごたえありました。

    ネタバレBOX

    開園直前(直後か?)の「ごゆっくりどうぞ」で
    現実と近しいままに
    作品世界に連れていかれる感覚が心地よかったです。

    同じ人物を、別の役者さんが同時に演じているのが面白かったです。
    思い出と打ち寄せる波を交互に見せる演出も印象深かったです。

    末原さんの人間っぽくない部分を効果的に見せていて、
    そんな彼の、後半のくしゃっとなる泣き顔が胸を打ちました。

    物語が進むにつれて不気味だった濱仲さんの印象が
    作中でガラッと変わり、とても人間らしく見えてきた時、
    自分も知らず知らずに
    彼らにレッテルをかぶせていたのだなと思いました。

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    2015/01/31 01:21

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