シカク 公演情報 シカク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
21-40件 / 50件中
  • 満足度★★★★★

    又、観たくなる
    ボクラ団義さんの『シカク』昼公演みて来ましたよ
    今回は、出演者4人の会話劇
    唯の会話劇じゃない所が、作、演出家の久保田マジック
    それぞれの役者さんのポテンシャルとその役が日によって変わるので
    又、其処が見せ所
    又々、リピーターして観たくなる作品です( ̄^ ̄)ゞ
    是非、新宿@サンモールスタジオにて観たくなりますよ

  • レアポケモン2匹ゲットだぜ!(今は妖怪ウォッチですかね)
    まず、

    ・ 感想連投してしまっている事
      (僕が書くほど他の方が引いてないか心配です…)

    ・ 今回、ボクラ団義という劇団で
      今まで色々サブキャラクター的な役割を
      担当してきた皆様の隠された力というか
      新しい可能性をどんどん見せつけられるのが嬉しくて、
      「お芝居1回としての面白さ」よりも、
      ・ この役者のここがすごかった!
      ・ ここがすごくなる可能性がある!
      みたいな事書いちゃってます。
      (客観性にも欠けまくってます、きっと。)

    すいませんm(_ _)m
    はっきりいって僕の感想は観劇の役には立ちません。


    12/23(火)18:00 竹石加藤高橋松島回観劇。

    まず、
    ・ 高橋さん松嶋さん2人初回かつ本日千秋楽
      =この「シカク」に舞台上で慣れていくチャンスがない。

    ・ 高橋さんは今まで結構変わったサブキャラを
      短時間芝居で演じられるのが
      (自分が観劇していた限り)中心だった事。

    ・ 松嶋さんは演劇自体に数年のブランクあり。

    という事から、「シカク」慣れした2人(竹石さん加藤さん)に対して、
    この2人がどこまで失敗せずについていけるかどうか、
    という結構心配される回かと思いました。

    ※ 回りの方が開演前「今日はハズレかも」的な事を言っていたので
      (多分上記の点を心配してでしょうが)
      自分としては「グギギ」(見返してやってちょうだい!)
      という気持ちで見守りました。


    しかし、2人ともすごかった!
    (レアポケモンゲットしに来て正解でした。)


    (詳細はネタバレとして)
    ・ 高橋さん、この4人だけの長編舞台を(多分)男Cという役よりも
      「役者高橋雄一自身の個性」を使って等身大で演じたのか、
      台詞も自分の口調でスラスラと、
      感情の込め方も見事で、
      「ここまでメインで張れる役者さんだとは気づかなかった」
      と正直思いました。

    ・ 松嶋さん、(ネタバレになる部分は避けつつ)
      見事感情の起伏をクライマックスに向けて
      盛り上げて女を演じきっていたかと。


    場慣れしている竹石さん加藤さんと相乗効果的に歯車が噛み合って、
    ベスト回が☆5つとしても、
    この4人の回も(比較せず)普通に観たら普通に「面白い!」、
    と感じられる回に仕上がってました。


    役者試しの「虎の穴」みたいなお芝居ですね、この「シカク」は( ´ー`)

    ネタバレBOX

    ・ 「男C」について、他の担当の方々はひょうひょうと、
      または大人として、若者(男A、B)を軽く受け流す感じで接っし、
      女への感情も序盤あまり表に出さない、
      あまり感情的にならない演じ方をしていたと感じました。

      対して高橋さん、あくまでも「役者高橋雄一」として
      素の感情も表に出し、自分本来の口調/しぐさを使っての
      「高橋雄一の男C」を演じていた、と感じました。

      それが妹を心配する「歳の差のあるお兄ちゃん」という
      雰囲気を出していて、きっとこのお兄ちゃんは
      「妹が小学校4年の頃に高校生ぐらい、
      両親がいなくなってからは父親代わりになって妹に接し、
      その面倒を見てきたんだろうな」
      となんだか温かい気持ちが湧いてきました。

      最近客演でどんどんもらえる役どころも上がってきて、
      しかしお芝居中名誉の負傷をしてしまう、という
      苦難の道を進んでいたとは聞いていますが、

      (本来のポテンシャルなのかこの修行のたまものなのか)
      「全然メインで張れる役者さんじゃないか!」
      というイメージをいだきました。


    ・ 「女」、松島さんについて
      自分の席位置が完全壁際で序盤女の表情、芝居が全く見えなかった事もあり
      中盤までのあくまでも感情を抑えた(抑揚のない)台詞回りに、
      「自分なりの女の個性を狙っているのか?」
      「あるいはブランク明けの長編芝居ゆえに覚えた台詞を(感情を載せずに)
      発するだけで精一杯なのか?」
      自分が松嶋さんのお芝居自体をほとんど観た事がないゆえに
      判断がつかずに時間は流れました。

      しかし、女がとうとうその「本性/本質」を見せる段になって、
      見事に感情を台詞や芝居に載せてきました。

      そして、表情が見えた時、想像以上に表情で色々語る(表情芝居の出来る)
      女優さんなんだな、と感じました。


    と、本日初回の2人が思わぬパフォーマンスを発揮。


    対して、

    ・ 「男A」竹石さんについては、今回何度も感想で褒めちぎっているので、
      今日思った事を1つだけ。
      今日は座席の悪さゆえにその表情、姿自体が見えない場面も多々ありました。

      しかし、その台詞の発し方、そこに載ってる感情だけで
      今どういう表情をしてどういう芝居をしているのかが
      観える気がしました(だから見えなくても進行上まったく問題ない)。
      ※ 自分が複数回観劇しているからその記憶で分かるだけ、
        という訳ではないと思います。
        自分は朗読劇が好きで良く聴きに行くのですが、
        竹石さんの台詞回しは映像なしでもイメージが見える、
        朗読者としても一流になれるんじゃないかな、というぐらいにお見事でした。

      ※ 考えてみたら、声だけで映像がイメージできてしまうと
        死角(暗闇)での芝居もバレバレになっちゃいますね、
        竹石さんが「女」役じゃなくて良かった( ´ー`)
        って事ですよね。


    ・ 「男B」加藤さん、序盤の男Aとの感情を載せてぶつかり合い笑いを取る場面、
      男Bだけのせいではなく、両者の熱量や求心力の方が勝ってしまった為かと思いますが、
      いつもの「シカク」のように笑いが起きず、観客みんな静かに見入っている。

      ※ 思い出しました。耳蒼を複数回観劇した際、
        初日は全演者の熱(あるいは緊張感?)がどの場面でも
        入りすぎているように感じ、
        「笑い」ネタの場面でも求心力の高さゆえに
        観劇しているこちらも集中しすぎて
        「笑う」という反応すら出来ず、自分は
        「すごいモノを観ている、とは分かるが何故かいつもの
        物語としての起伏、バランスの良さを感じられなかった」と
        ☆4つにしたのでした。
        2回目以降は熱量が丁度良いバランスになったのか、
        自分が慣れたのかとてもとても楽しめましたが。


      そんなやりとりを見ていて、
      「男Bは役の形が☆型で、加藤さんは○型のように、
      型自体があってないのではないか?」

      元々クリーンなイメージ、正義感などを演技その他で自然と
      醸し出す(かもしだす)加藤さんには
      「男A」の方が合ってるんじゃないかな?
      という気もしました。

      ※ 特に本日観劇前いろいろモヤモヤ考えていて
        ──────────────────────────
        「男A」は演者次第で色々な方向に性格付けできる、
        またそうしても物語に影響は出ない、

        「男C」は後半の本性を見せる所まで、
        笑いはとりつつ若者達と自由に接する、
        女への接し方も同様

        「女」はもともと「元役者」で「暴行の被害者」という事で、
        後半の本性を見せる所までは、
        この理不尽な状況への怒りを見せてもよいし見せなくてもよい
        (演者ごとの個性の付け方)、

        それに対して、「男B」は
        ・ 序盤の興奮しての「男A」とのやりとり

        ・ 心の中にかかえた「じんぱち」の記憶、
          暴行の記憶、「刺客」として女に近づく自分、
          死んでしまおうとする自分など、
          色々な心情を場面場面でなんらかの形で
          表現し続けなければならない
          (というかそれをするからこそ「伏線」になる)

        ・ 「男A」へ真実を打ち明ける場面、
          「男C」と対峙する場面などでの感情の盛り上がり

        など、かなり脚本/演出で性格/演技自体を決められている、
        役者の当てはめが難しい役なのではないかな?
        と思ってました。
        ──────────────────────────


      加藤さんが「男B」を演じる場合、加藤さん自身が本来醸し出す
      雰囲気/色(クリーンなイメージ、正義感)に対して、
      脚本/演出側で少し補正を加えないと行けないのではないか?
      と勝手に考えました。

      しかし、そんな事でへこたれるCM男(JAL?の顔)ではありませんでした。

      加藤さん自身が元々得意としている感情(「葛藤」「悲しみ」など)の伝わる、
      求心力のある演技力、芸力を駆使して、
      (沖野さんの「男B」のように狂気すら含んだ葛藤、
      悲しみの観せ方とはまた違った演じ方で)
      見事に「加藤さんの男B」に場の空気ごと補正していったように思います。
      ※ 多分「純粋な自分自身の状況、自分を殺した弟と妹への愛憎」を
        醸し出していたのかと。

      ※ 虹鋼のサンゴ、ゴーストライターズの秘書、と
        元々愚直なほどに正義の心を持ちながら、善悪その他に葛藤させられる、
        そんな役をやらせたらやっぱりいい芝居をするなあ、
        涙腺に来る演技をする役者や( ´ー`)、と思いました。
      ⇒
      2014/12/24(水)
      ─────────────────────────────────
      すいません、長い説明のわりに何言ってるのかよくわかりませんね、これじゃ。

      「男B」が芝居がかったバカっぽさのあるオーバーリアクションで
      ネタを振って、それを「男A」がスルーで返す、という笑いネタの場面

      男B「本だよっ!!!!」
      男A「(スルーして)彼女は?」

      沖野さんの大きな体躯で芝居がかったオーバーリアクション/台詞だからこそ
      合う笑いネタの振り方であって、

      加藤さんの場合、もともと醸し出す「純粋さ」「正義感」「一本気」という
      雰囲気や「自然体」「等身大の演技」が似合う(と思う)為、

      いきなりキレ芸をやってみせた時、まわりがその内容を理解して笑う前に
      場の空気を「緊張感」として掌握してしまった、という感じでしょうか。
      
      そしてそんな雰囲気をまとった加藤さんだからこそ、

      ・ 男Aの方が似合いそう

      ・ 男Bをやるなら、男Bの常時のテンションを少し下げた形で演じる
        男B「ほら、本だよっ」男A「(スルー)彼女は?」男B「無視かよっ!(ちょっと怒る)」

      方が、加藤さんらしさが活きるのかな、と思ったと。

      ただ、この笑いネタを外してしまったのはともかくとして、
      「純粋さ」を持った男Bの「葛藤」する心理については
      加藤さんが今までに演じてきた作品と同様、
      基本は「善」であるがゆえに、自分の行ってしまった「悪」の行為や
      記憶に対してものすごく内面で葛藤する「男B」、
      というイメージを見事に表現されていたのかな、と。

      思いましたが、ボクラ団義とかかわる限り、
      葛藤しない加藤さんを観たことがない、
      そしてその葛藤が物語、場面を盛り上げるきっかけとして
      毎回必ず活きているかと。
      (虹鋼のサンゴがやっぱり一番加藤さんを
      「この人誰だ!?すごく気になる演技をする」
      と意識した場面でしたね。)
      そういう意味で「葛藤」のキャラである「男B」に
      「葛藤」の芸風を持つ加藤さんが合わない、という事は”絶対”
      (って言っちゃっていいのかな?)ない訳で( ´ー`)

      (本日もう1回予約しちゃったので、もう1回確かめられそうです。)
      ─────────────────────────────────


    ・ と、今回の組み合わせでは、「会話劇」だからという事もありますが、
      台詞/声に見事に色々な感情を載せて魅せる台詞回しの芸達者が多かったな、
      と思いました。


    ・ この4人での「会話劇」にして「感情劇」、
      ベスト回とは言えないとしても
      この回だけを観たら「これが『シカク』」とちゃんと認められる
      そんな良回でした。


    ・ 久保田さんは「シカク」にて、
      自劇団の各役者陣のその力量や
      見え始めた「のびしろ」に対して、
      今後どう対応していくのかなあ・・・

      それぞれいい個性/色を持っているので、
      主役級で物語を作っても
      面白いんじゃないかな、と自分は思います( ´ー`)
      (というか観てみたい。)


    毎回毎回長文すいませんm(_ _)m
  • フルスロットル回
    ※ 最初に、観劇回数分の投稿すいません(4回投稿?)。
      自分も「観てきた!」回数分投稿してよいのかどうかまだ迷ってますm(_ _)m




    12/22(月)14:00 竹石沖野大神春原回観劇。

    覚えている限り本日の観劇で思ったこと(ネタバレしない方)。

    ・ (人生で関わった時間の長さではなく)
      舞台上で重なった時間(共演/競演)の長さが生きているとしか思えないほどに、
      出だしからカッチリと(いや、むしろ「ガチリ」と完全に)
      歯車が噛み合い続けた男3人看板役者陣。

    ・ 男Aを演じているのではなく「男A自身」としか思えないほど
      全ての演技が「竹石悟朗がする演技」ではなく
      「男A」そのものだった竹石さん。

    ・ (二度観だからこそ分かる)その表情、動き、発する台詞まで、
      全ての所作に男Bの抱える感情を
      (バレバレのオーバーアクションではなく
      あくまでも「知ってるから分かる」そのギリギリのラインで)
      載せてきた沖野さん。

    ・ ひょうひょうと、ウソもホントも自然体、「(脚本家に)造られたネタ」も
      「本当の会話」として(台詞を言うではなく)
      Let's会話のキャッチボール、
      喋って笑いを取ってけむにまく。
      
      演劇界のスマイル詐欺師大神さん。

    ・ (後から聞いたら緊張しまくりだったらしいけど)
      前回に比べ演技がノリにノッてる、
      その気持の表現が観ているこちらに痛いほど伝わった春原さん。
      (勘違いだったらすいませんm(_ _)m)

    ・ (今日はカメラが入っていたらしいのでそのせいか?)
      物語のクライマックスへ向けてのテンションの上がり方が
      いつもがスキーの初心者コースなら、
      今日はいっきに上級者コース、
      それぐらい「熱」を込めまくってた、
      まさにフルスロットル、
      (自分が観劇した中での)MAXボリューム回。

      ※ もしも今回の役者陣が今後の組み合わせ回
        全てもこのテンションで行くのだとしたら
        「役者としてのエネルギー」が
        千秋楽まで持つのかな?と素朴な心配も。

      男3人と女の見事な競演により、
      本舞台組み合わせ中で最高に引き込まれる回になりました。
      (自分の中での「ベスト回」更新)

    ネタバレBOX

    思ったこと(ネタバレ入る方)

    ・ 今日の組み合わせを最後まで観て思ったのは、
      男3人は初回も組んでますが、
      今までの観劇回とは「レベル違い」の出来かと。
      (撮影回だった事も関係あるのかしら?)

    ・ (久保田さんは)『シカク』の男A、B、C、女を
      竹石さん、沖野さん、大神さん、平山さん(か大友さん)を
      イメージして作ったのかな、と。
      ※ 女性が春原さんでない理由は単に「身長」m(_ _)m
        自分の中では女のベストは平山さんか「今日の」春原さん。

      ※ ただし、投票では「ベスト」なメンバーよりも、
        今まで「この役者さんの色んな演技をもっと観たかった!」
        という気持ちの方が強いので、
        男についてはそれぞれ別の方々を選びました。

    ・ 本劇は
      ───────────────────────
      暴行事件翌日の病院~バーベキューでの事故(?)
      ───────────────────────
      の間をループしながら、各シーンを、
      隠して、見せて、切り替えて、繰り返して、そして飛んで、と
      物語の各ピース(シーン)1つ1つを、
      バラバラのようでいて実は計算されつくした絶妙の配置で
      観せてくる(魅力の魅でも)。
      そして素晴らしいロジカルミステリを完成させていました。

      「このタイミングでそのシーンにつなげるか!」
      「脚本/演出家久保田さんはまさにタイミングの魔術師だ!」

    ・ 天井の棒が伸びてくる意味、やっと分かりました。
      あれ、(フライングして先(真実)のシーンを観せる時の)
      「謎の相手」との会話での「相手」だったんですね。

    ・ 劇中で男Aが語る「一流の役者」の定義がまさに竹石さん
      そのものに感じられるぐらいに、
      台詞も演技もその全ての動作が完璧に「男A」に成りきってた。

    ・ 男Bの抱える、
      役者に憧れ役者になった自分自身と
      殺された「じんぱち」の持つ記憶/感情
      (しかも徐々に全てが見えてくる(死角がなくなる))、
      「じんぱち」の記憶に支配されて及んでしまった凶行について、

      悩む自分と「刺客」として女を見張ろうとする自分、
      人生「けちょんけちょん」にされた悲しい自分、
      それら多くの感情を1つの演技、台詞の上に
      まるで歌でも歌うかのように気持ちの高音から低音までを
      滑らかに切り替えながら載せてきた沖野さん。

    ・ あくまでも自然体、そしてひょうひょうと若者たちをあしらう男C。
      嘘も平気でつくし女との関係の為に殺人だって犯す(女自身すらだます)。
      そして平然と女と結託し「男Bへの制裁」の準備を進めていた
      (内面に悪魔「許される殺人はある」を持つ)男C、大神さん。

    ・ 男Bが女に対して顔を伝えようと女の手で自分の顔を触らせるシーン、
      暗闇(死角)の場面から始まり
      事実(女が男が犯人かを確かめていた)を観せるその場面、

      今までの「女」役の中で一番、
      春原さんが「嫌です!」「ダメです!」の台詞に
      「男Bが犯人であった事に対しての怒り」を
      ダイレクトな演技としてぶつけてきたかと(声と震えなどを使って)。
      (事実シーンでは観ているこっちがブルッと来るぐらい、
      多分「怒り」の感情が伝わってきました。)

    ・ 観劇後の1時間トークショーで
      中村さんが「俺の男B、多分終わり方が他の男Bと雰囲気(?)違っちゃう、ごめん」
      と沖野さんにTelで謝ってたらしい( ´ー`)

      あと、各演者ごとにうっちーさんは「太さ」、春原さんは「高さ」など、
      個性を活かした脚本の変更をしていたとの事。

      そういう意味で、各演者に対して
      「演技自体にバンバン個性載せていいよ!」とまで
      久保田さんが言ったのかどうかはまた謎に戻ってしまいました。

      どうだったんだろう?

    ※ いつもだったら、1つの劇をこんなに複数回観劇する事には
      結構否定的なんですけどね、自分は。

      伏線回収の面白さがあるボクラ団義でも、
      3回観れば大体すべてつかめるかと、
      それ以上は自分に「無理」をしいているのではないか?
      本当に感情が全て”面白い!”に満たされているか?
      という疑問が湧くので。

      だけど今回はあくまでも「特殊性」の高い
      ”お芝居”というか自分の捉え方では「イベント」に近い感覚です。

      劇団ファンとしては「今まで観たかった(けど隠されていた)
      あの人達のあんな姿こんな姿全部見せちゃいます!」
      というよこしま?な楽しみ方で

      「ああ、全劇団員のメインキャストを観てみたい、
      そして自分が好きなゲスト様のメインキャストも観てみたい」
      という気持ちで連続観劇してしまってます。

      自分が好きな全劇団が同じような事をやったとしても
      やっぱり観に行っちゃうと思う( ´ー`)


    これくらいだったかな、とにかく気持ちを引き込まれる自分、
    椅子が小さいので足が痛い自分、のど飴を舐める自分、
    と一緒に色んな(主に)「褒めたい部分とその言葉」が浮かびましたね、
    今日の公演。

    PS.平山さん、和風美人というイメージだったのが元ヤンだったとは(´・ω・`)


    PS2.たびたびすいません、毎回思ってた事を今思い出しました。
    ・ 男Bがチェーホフ(?作家名でしたっけ)を
      一人芝居のように始めるあのシーン、
      沖野さんの演技のノリの良さがすごくいいな、と。

      あのテンションで沖野さんも(大神さんのビビットカフェみたいに)
      1人芝居をやったら面白いんじゃないだろうか?
      って思いましたね、
      観る度に「いいテンション」でチェーホフ始めて
      それについ女も乗って芝居を始めてしまう、
      あの求心力、なんか伝わるんですよね、
      「楽しそうだ」って( ´ー`)


    PS3.更にたびたびすいません。
    ・ 本劇男A役3人(組)を観てずっと不思議な感覚を感じていたのですが、
      男Aには他のメンバーとは違い、
      「物語のクライマックスに向けてのスターター」としての
      重要な役割があるのかな?と。

      開幕の長台詞、そして最後の締め台詞を受け持ち、
      そして何よりこのドロドロとした血の繋がらない兄弟妹の物語の中で
      最終的には「(単に)愛した女に騙され続けた男」としての
      客観的な立ち位置を持つ
      (直接的には何の罪も持たない)
      ストーリーテラー的な立ち位置の男A

      ※ 本物語中、ストーリーテラーは男3人が
        交代しながら繰り返すのですが、

      物語の序盤から中盤の展開について、

      ・ 男Aは
        ・ 女の「嘘」の理由を追う
        ・ 男Bの「嘘」の理由を追う

      ・ 男Bは女に近づきつつ自分の内面の心達と葛藤する

      ・ 男Cは基本事件を追っていない(三角の間は目立たない存在)

      ・ 女は自分に近づいた男Bの真実を追う

      そして、(図に出来ないと難しいのですが)
      中盤からクライマックスにかけて

      ・ 男A→男Bの問いかけで男Bは暴行の事実と
        本当の気持ち、自分が抱えてしまったものを晒す

      ・ 男A→女の問いかけで「嘘」と行動の理由に迫る、
        女と男Cとの異常な関係性を明らかにする
        (男Cを浮き立たせ、三角を四角にする)

      ・ 男A→(男Bからの情報を元に)
        男Cへの問いかけで男Cの隠された真実、
        この物語の最後の闇に迫る
        ※ 最後、男Cの真相
          (兄でなく弟が生き残った事、の場面を始める)
          そのきっかけは男Bですが

      そして、沈黙の5分を経て、バーベキューでの結末、
      と男Aには本物語で他の3人のお芝居に「熱」を入れる為の
      起爆剤的な意味があるのかな、と思いました。

      だからこそ、男A3人の違いで、
      本物語がいつ「爆発」し始めるか、
      求心力が高まるかに違いを感じたのかな、と悩んでみたり。

      ※ 脚本/演出上は
        「序盤からここまで静かで、ここでいっきに燃え上がる」
        みたいなシナリオは出来ているのでしょうが、
        男A次第で実際舞台上でのこの「燃え上がり」のタイミングや
        「性質」自体に違いが出てくる、ような気がします。

        男A、男B、男Cの3人(組)とは別に
        この男Aの三者三様(大神さんが入れば4人ですが)が
        本物語にどういう影響を与えているかを観るのもまた
        本お芝居の楽しみ方の1つなのかな、と。
  • 満足度★★★★

    噛み過ぎ
    演技はやや微妙。「噛み過ぎ」て集中できなかった。
    でも、脚本・演出は「神過ぎ」といっても過言ではないと思った。
    入れ替わりキャストではなく、ベストメンバーでの再演を切に希望します。

  • 満足度★★★★

    漢字変換!
    犯人捜しというより、その動機と経緯に焦点を合わせたサスペンスです。
    ただ、登場人物が限られるのと台詞の所々に真相のヒントが見え隠れするので話は容易に見当がつきますが、疑問点を除けば十分楽しめます!

    ネタバレBOX

    疑問点
    ①刑事は身内が絡む事件には私情が入るので担当から外されます。
    ②女の演技の癖は何がきっかけでわかったのでしょうか。2年間ずっとそれが演技でなくと信じていたのですよね!
    ③心臓移植で提供者の思いが提供された人間に乗り移るという設定はあり得ない話なので受け入れがたいですね!
  • 満足度★★★★

    中ゼリ、長ゼリ
    非常におもしろかった。
    脚本がいい。
    後半はちと長い。
    しかし破綻もなく、納得のいく設定にする為に致し方の無い長さなのか。ガッツリ芝居見たな〜という気持ちになった。
    役者も中ゼリ、長ゼリにもかかわらず喋りがうまい。
    女性キャストに要求している芝居のレベルが高い。残念。

    ネタバレBOX

    ラストお兄さんの心臓を移植されたBはなぜ弟には
    殺意を抱かなかったのか
    また、ラストで弟が泣く(?)のは何故かわからなかった。
  • 満足度★★★★

    シカク
    予想を良い意味で裏切る展開!
    先が分からない楽しみがありました!

    これで毎回キャストが入れ替わるとなると話の内容が分かった後でも面白いと思います!

  • 満足度★★★★

    んな
    無理に仰々しくしなくても良かったのではないかと思いました。

    ネタバレBOX

    男Aが、暴行事件に遭った当時は彼女であった女、彼女の新しい恋人である男B、刑事をしていて女の兄である男Cとの会話を経て、三人の過去を暴く話。

    次第に真実が明らかになる過程は面白かったですが、心臓移植された人に対して臓器提供者が感情を支配することや、警察は一人で捜査するはずもなく、こぶしに怪我をしている男を放っておくなど考えられず、そして最後は過去を暴かれた三人が、男Bは心臓だけとも言えますが、川に飛び込んで死ぬような、あり得なさや唐突感で食傷気味になりました。

    シカクという言葉の意味付もどうでもよく、別にそんなにこだわることもなかろうにと思いました。
  • 満足度★★★★★

    暗転ミステリーだけに、終わらない




    非常に凝った脚本が、とにかくインパクトであり、「いい幕引きだ」という予定調和を超越するのだ。

    劇団オールスターは総勢出演。しかし、基本は4人芝居の少人数編成である。
    私が観た回は大看板•沖野が出ていたが、根っからのファンである層に加え、演劇に熟知した層、初見の層も、真剣に、集中して観れる傑作だったと思われる。

    タイトルにあたる『シカク』を、国語辞典で巡った作家の姿が ステージに ひっそり いた。

    「四角」

    「視覚」

    「死角」


    そうした単語を感性的に捉え、落語家のように組み合わせていく脚本は和の技巧だ。









  • 『シカク』、劇団員自身の心の死角も突けた?
    ※タイトルの意味はネタバレの方に( ´ー`) 

    12/21(日)18:00 福田沖野中村春原回観劇。

    これで4回、色々な組み合わせを観劇できました。


    「男C」中村さんを2回観て、まだミスもあるものの
    演技としてかなり本人がイメージしている「自分だけの男B」が
    完成に近づいてきたのではないかと。
    (しかし残念、中村さんは(投票回を除けば)今回で出演完了との事。)

    そして「男A」福田さん、最初こそ4人だけの会話劇ゆえの
    長台詞に苦労されていましたが、
    あるタイミングから役にノれたのか
    ものすごく感情をノせた(乗る?載る?)
    (ネタバレじゃないですよね?)
    すごくいい演技をしていたかと。
    (そこから一気にお芝居全体の求心力が高まった事からも、
    そのノリが他の演者にも伝播したのではないか?と感じました。)

    同様、今回が初演の「女」春原さんも途中スイッチが入り、
    演技が変わる瞬間を見た、と自分は感じました。

    そして「男B」沖野さんについては(出演何回目なのかな?)、
    もう「男B」の1つの最終形として、
    他の「男B」とはまた違う小芝居など
    (悪い意味じゃなく微細にまでこだわったお芝居という意味で)
    突出していました。

    今回はスロースタートとでもいう形で
    しりあがりに良くなっていった回かと思います
    (先のタイミングより手に汗にぎり、
    最後の求心力は他のベスト回に近いものがあったかと)。




    (練習不足、と言ってしまう事も出来るのかも知れませんが)
    本劇はその特殊性
    ・ 総当たり戦のように毎回組み合わせ、出演者を変える4人芝居

    ・ 他公演では脇を固めて主に”短時間芝居”を
      しているバイプレイヤー(脇役とは言いたくない)達も
      メインキャストとして”長時間芝居”に参戦している

    などの関係もあり、全員が全組み合わせで十分に
    意識合わせ/息合わせ出来た、
    とはいえなかったのかも知れません。


    その為か、各回初出演される方はただならぬ苦労する代わりに、
    2回3回と出演回が増えるごとに演技が良くなって、
    また個性が際立っていく、と感じています。

    ※ もう前半戦も終わったので言ってしまいますが、
      そういう意味でもこれからの後半戦、
      きっと各演者の演じる『シカク』が
      更に良くなるのは間違いないと思います。

    ネタバレBOX

    【表にもちょっと書いちゃったけど本題】


    自分が観てきた各劇団/座組のお芝居の9割近くは、
    看板俳優/女優を中心に
    (器用に)脇をつとめてくれるバイプレイヤー達
    (脇役とは呼びたくない)が回りを固める編成が主で、
    脚本/演出もその構成をイメージしてお芝居を作っている
    (と思います)。


    ボクラ団義もそういった構成を中心にしているかと。
    (自分はボクラ団義については
    再演プロジェクト「ワラワレ」からのまだ浅い
    観劇経験なので認識違いがあるかも知れませんが…)


    しかし(表にも書きましたが)今回の『シカク』では、
    今までメインキャストの回りで色々な役を
    ”主に短時間の芝居”で演じてきた多くの劇団員について、
    「2時間20分の4人会話劇かつ総当たり戦
    (4人の組み合わせが毎回変わる)、
    そのメインキャストをお前らにつとめてもらう!」
    といきなりとてつもなく高いハードルが
    突き出されたかと思います。


    当初、このハードルは演者側にも高いですが、
    観客側にも(観劇を楽しめるか、という意味で)
    高いと思いました。


    ※ 初回観劇時、長年メインキャストとして
      長時間演技などに慣れている看板俳優陣+女優は
      これをなんとか飛び越しました。
      (本劇の面白みが十分に伝わったと感じました。)


    しかし、その後に続々と初演を迎える
    (いつもだったら)バイプレイヤーな役者陣にとっては、
    ・ 場に居続ける
    ・ 長台詞、説明台詞の多さ
    ・ 感情のぶつけあい
    などの、メインキャストとしての出演は中々に
    難しかったのではないか、と思いました。


    ただし、これは出演回を増すごとに「場慣れ」などするのか、
    「悪さ」より「良さ」、
    自分なりの各役の「個性の表現」などが目立つようになりました。




    そして、本日は各人最初こそ不慣れに起因する?ミスも目立ったのですが、
    ある時点から福田さんがかなり感情のこもったいいお芝居
    (情熱的な演技、「感情劇」とでも言うのでしょうか?)を始めました。

    このタイミングからかなり観ていた自分の気持ちも引っ張られました。
    (今まで、福田さんは本劇団ではここまでは感情をノせた演技を
    観せてこなかったかと思います。)

    ※ 客演では「感情劇」されてましたが

    それがこのメインキャストとしての会話劇の中で、
    かなりの熱量を持った(他者に伝播するほどの)感情劇を「魅」せてきた、と。

    思わず「ああ、いい熱持ってるんじゃないか!」と感激してしまいました( ´ー`)


    他のバイプレイヤーの方々にしても色々挑戦したり、
    自分なりの個性を出したり
    また観ている側から
    「こういう個性を出したら良いのでは?」と隠れた魅力のようなものに
    気付かされる場面もありました。

    例.添田さん
      生来の?台詞の口調などを活かして理詰めや理知的な役、
      また、いつも司会進行などフリートークをこなすのを苦手としていない事からも
      自然体に近い役、などを突き詰めていったら面白そう。
      ※ 「遠慮がちな殺人鬼」で急遽刑事の代役を務めてましたが、
        あれを本役として最初から務めていたらどうだったのだろう、
        と今でも思っています。
        また、先日の客演の不良役は「完全に自然体」で板についていました。


        2012/12/23(火)時点
        過去の感想にも追記させてもらっちゃおう。
        ─────────────────────
        福田さん
        ・ 元々直接のイメージでは純朴でまっすぐな好青年(かつイケメン)。

          「さよならの唄」では、その持ち前の個性を見事に活かし、
          1人の少女に恋するももう1人の少女との三角関係に悩み、
          そして起きてしまった少女の死亡事故へのあまりの辛さなどから
          生き残った方の少女に再会する事すら出来ず学生時代を終えてしまう。
          (メインキャストとしての主人公の「過去、後悔の時代」を好演。)

          他劇団への客演にて、
          小さい頃にしっぽのせいで見世物小屋で苦労するも、
          そこから助けてくれた仲間達との絆/友情を何よりも大事にする、
          ちょっと頭は足りないけどどこまでもピュアで明るい青年、
          その純真無垢な気持ちが姫の心の壁を取り除く、
          最終的には元犬だった記憶を取り戻し、
          仲間達を助ける為に絵になってしまう
          (本当に当たり役、号泣させられました( ´ー`))。

          この元々一番得意としている個性を活かすのなら、
          本劇にて自分が「別れよう」という嘘をつくのに対しても
          苦しんでしまうようなタイプかと。
          そして許せない事に対してはまっすぐぶつかって行こうとする激情を見せる
          (観劇時の「情熱」とでも言う熱の入れ方はこのような雰囲気がありましたね)。


        中村さん
        ・ 善悪様々な老人を演じてきた事から「老獪」「(回りより)大人」のイメージ。
          (劇団員達から「理系」と言われる。)

          他劇団への客演にて、
          芸能界で権力を持ち、色々とゲスな行動を取るがその本質は小心者で、
          主人公達の「(悲しい)愛の生活」を壊す原因となるキーマンを好演
          (ずっと「犯人」だと思ってました( ´ー`))。

          本劇で自分が感じた雰囲気は、大神さんの男Bに比べて
          「大人の雰囲気」を前面に出して、
          男Aをからかう、というよりは軽くあしらう、受け流す。
          女との兄妹、そして男女の関係では、
          一番「(ずっと妹を見守ってきた大人な)お兄ちゃん」らしさを
          表現しようとしていたのかな、と(これは想像ですが)。
        ─────────────────────




    そういった形で、役者本人や観客が気づいていない、
    または「向いていないと思い込んでいる」
    色々な方向性への「のびしろ」のようなものについての、

    「役者の心の死角」(すいません、これが言いたかった)

    がある事について、本劇への出演で気づかせてくれるのではないでしょうか?


    多分、本劇を演じている中で
    ・ メインキャストを務める事
    ・ 自分なりの役の個性を突き詰めていく事
    ・ 色々な(相手との)組み合わせにチャレンジしていく事
    などで自ら気づいていく面もあるかと思います。


    ただし、本人が気付かず観客が気付く面もきっとあるかと思います。


    そういった「死角」に対しては、ぜひ観劇したお客さん自身が
    ・ アンケート
    ・ CoRich
    ・ Twitter
    その他なんでも良いので本人達に届く形で、

    ※ ただ褒めるだけでなく、時に指摘も含めて

    伝えてあげる事が重要なのではないか、と思いました。


    劇団員皆様表方と同時に裏方もこなされている為、
    「演技一本」ではやっていけない、という事はあるのかも知れませんが、


    こういった「のびしろ」の存在に気づき、そこを伸ばす努力をする事で、
    役者としての「向上」、色々な方向へ向けての「成長」があるのではないか、
    そして劇団に新たな看板役者、柱が誕生するのではないか、と思いました。

    そして、新たな柱次第では
    ・ 「ロジカルミステリ、叙述トリックの劇団」
    ・ 「ダンス、殺陣、映像、そして物語構成の上手い劇団」
    以外にも、新しい切り口、劇団の色が産まれるかも知れません。


    「ジャイアントキリング」というサッカー漫画に
    選手の「のびしろ」が見える、という監督がいます( ´ー`)

    僕が観劇した中では全員に、このような「のびしろ」がある、と感じています。
    そして、その成長していく姿をぜひ観せて、そして魅せてもらいたいと思っています。

    ※ その為にも劇団自体も今回のような
      「気付くチャンス」「伸びるチャンス」を。
      そして役者さん自身も「客演その他」で自分を伸ばし、
      苦手部分を克服したり、と頑張ってもらえたらと思います。

    ※ せっかく「ボクラジ!」や「ボクラのなかTV」などもやっているので、
      そういうスキルアップのチャンスを
      イベントにしてしまっても良いような気がします。

      特に今回の「説明台詞」について、
      (素人意見ですが)文言として覚えてしまっても
      記憶をたどりながらしか口から出ない(=自分の言葉として発していない)。
      理解してみる、それを自分なりに説明してみる事で、
      本当に自分の言葉として出てくるように
      (多少台詞は変わっても)
      なってくるのではないか、と。

      その為に色々なものを色々な人に向けて説明
      (※その為には勉強がまず必要ですが)してみる、とか。




    ※ 元々企画演劇集団ボクラ団義さんという劇団自体に興味があるせいもありますが、
      いろんな感想が浮かぶ面白い(特殊性を持った)お芝居だなあ、と。


    はたまた長々と失礼おばm(_ _)m


    PS.他の方の感想にあった「何故あの最後になったか?」の理由について
      自分は

      (女、男B、男Cが「兄妹(きょうだい)」としてみんな死んだとして)
      1. 「5分間」の場面での「誰に生きる資格あるんだろう?」
        (これは男Aの言葉かな?女はなんて言ったっけ?)の言葉

      2. (約束を止めなかった為)バーベキューの時開始された福丸の演技
        (女を突き飛ばし男Bともめる)

      3. 女自身がその流れの中で(「生きる資格がない」と思い、
        前にした「約束」の通りのあらすじで)死を選び
        ※ いくら水泳が得意とはいえ、12月の川の中
          本人が生きる意志を持ってすぐに脱出しようと行動しなければやはり死ぬ

      4. (じんぱちとしての記憶がだんだんに全て戻ったとして)
        女との約束通り、男Bも(「約束」の行為で)死を選ぶ
        (これが「俺に(俺の記憶に)死角はない」~の説明、
        じんぱちとして女を愛していた事などの記憶が全部戻った、と)

      5. 男Cも2人の死を知り、今までの数々の行為
        (えいたを殺し、えいた→じんぱちとして女を騙し続けて作った関係など)
        に、「我ら兄妹全員に生きる資格がない」と笑顔で死に道を逝った

      6. 全てを知る男Aは、その選択をした3人を見送った/見届けた

      と想像しましたね。
      あ、ただ別の方の言っていた「故意」の話、には気づかなかったな。
      全部の「こいの話」が「恋」だと思ってました。
      ※ こういう裏設定は上演台本読むと分かるのかな??


    PS2.またまた失礼します。
      丁度昨日12/21(日)グノシー見てたら「臓器移植」ネタあって、
      ネタ元サイト読んでみたら記憶転移の話が。
      男Bのネタと結構当てはまっててタイミング的に「うわあΣ(゚Д゚」って思ったのを
      指摘があって思い出したので探してまいりました。

      グノシーからのリンクと一緒か分からないけど内容的に多分ここ
      参考:http://mindhack2ch.com/archives/19069263.html
      ※ 掲示板の書き込みが元ネタっぽいので信ぴょう性は分からないけど
        自分は読んでてちょっと「ゾッ」としました。
        自分の知らない(年齢的に合わないはずの)
        映像やなんかが記憶に存在し始めるという。
        あと心臓に限らない、って話みたいです。
        このサイトでは「性格までは影響するけど、意識は自分のまま」で
        締めてるみたい。
      
      おっと、別に擁護の為ではないです、
      本当に昨日のグノシーで取り上げてたのでタイミング良すぎるな、って。
      警察の件はまさに指摘通り、その部分についての
      もっと背景設定があるなら表に出しておく必要があったかも。
      実は事件として公にせず、男C1人で動いていたとか。
      でもそれだとそれこそ男Bは「人に聞いた」「調べた」が不可能になるよなあ・・・
  • 満足度★★★★★

    超ドロドロ
    前説と本番であれだけ笑わせておきながら、超ドロドロで奇妙きてれつな人間関係が織りなす出来事の異常さを損なってないところが凄い! 芸の細かい照明も見所!

  • 満足度★★★★★

    これは「恋」の話。そして「故意」の話。
    お芝居観た感想としては、どうしてこの相反するものを並べちゃったかな。
    そして共存させちゃったかなって感じ。
    ・・・・・・久保田唱怖い。超怖い。

    ちなみに「恋」は皆さんご存知のとおり。でも「故意」はなんとなく知ってるけど・・・みたいな感じの人も多そう。

    「故意」・・・刑法において は、「罪を犯す意思」とのこと。
    ね。怖いよね。
    超怖いよね!!
    「これは恋の話だ」って言うから信じて観てたのに!
    最終的にはこっちかい!っていうね。
    騙された!って思った。(いい意味で。)

    何言ってもネタバレなりそうであまり言えないけど、(もう充分ネタバレしちゃってる気もするけど)観劇して感じたのは、世の中何が本当で、何が嘘なんだろう?ってこと。
    お芝居の中だけじゃなく、現実もね。
    もしかしたら、世界は本当に五分前に出来たのかもね。

    なんか色々考えさせられる舞台でした。
    この不思議感覚、味わってみるべきだと思います!

    ネタバレBOX

    でも、欲を言えば、「三角関係になった場合どんな対処法が相応しいか?」
    って流れで「奪い合われる側が全部すっぱり切ればいい」的な流れだったじゃないですか。
    あそこでその流れのラストちょっと期待してました。

    女は最初凄い悲劇のヒロインポジションにいるけど、最終的には自分の思惑通りみんな殺しちゃいました!
    でも、私のせいじゃないの、みんな勝手に自分で望んでそうしたのよ?私は誘導しただけ。みたいな。
    男性が描く女性ってやっぱりそんなに悪い人にしきれないところがあると思う。

    でも悪い女の話って需要あると思うんだなぁ。
    ていうか、私が観たいだけだけど。
    空さんとか大音さんとか女性メンバーの意見を取り入れたりして、そのうちすっごい悪い女の話とか作ってくれたら嬉しいなぁ。
  • 満足度★★★★★

    サスペンス
    久しぶりの、ボクラ団義さんのサスペンスストーリーを
    観劇しましたm(__)m
    会話劇なんですが、一人一人の役者さんの
    ポテンシャルが高いです\(^o^)/
    また、リピーターしたくなる作品です。

  • 満足度★★★★★

    ステージ毎の個性
    全21ステージ中メインキャストの4人が決まっている19ステージで
    同じ組合せが全く無い今までに無いと思う設定
    私は5ステージ連続での観劇をしましたが、全て楽しみました。
    独創的なミステリー物語とステージ毎の個性が素敵でした。

  • 満足度★★★★

    こういうのを待ってた!
    『遠慮がちな殺人鬼』が凄い好みの作品だったので、以来ずっと観劇しているボクラ団義さん。
    こういう作品をずっと待ってました!

    ブラックな雰囲気漂う現代サスペンス劇。
    うまいなぁ。ストーリー、演技はもちろん、それらを盛り上げる映像表現・演出も本当にうまい。
    時間軸をたくみに前後させて、シーンをより印象的に演出する手法もお見事。
    複雑なようで初見でも流れを追えるレベルのさじ加減も抜群だと思いました。

    個人的な好みを言えば、終盤の展開がちょっと冗長かなと思ったりもしたのですが、作品の持つ世界観、雰囲気は文句なし。
    私の好みド直球です。

    ネタバレBOX

    愛佳は実は目が見えている。
    そして広幸が犯人だということも知っていて、その復讐を行う「刺客」だった。
    あくまで個人的な好みの話ですが、私はここまでのお話しで十分だったと思います。
    愛佳の「逃げるなら今だよ?」のシーンは本当にゾクゾクしました。

    以降の展開はどんでん返しを延々と繰り返しているようで、ちょっと冗長に感じました。
    人物入れ替わり、記憶転移などネタを詰め込み過ぎかなぁという気がします。





    [memo]
    愛佳はクロロホルムをかがされ乱暴される。目を殴打されて失明。
    彼氏の恭一は愛佳に別れようと提案する。
    愛佳は以前から好きだったと告白してきた広幸とつきあい始める。
    3人は劇団のバーベキューに参加。
    愛佳は川に転落、助けようとした広幸が死亡。
    -----
    愛佳の失明は嘘。犯人を油断させるため。
    愛佳は犯人の証拠である拳のケガ、肩の傷を確認。
    広幸が犯人だということを分かった上で付き合ったフリをし、復讐する機会を窺っている。
    愛佳と警察官の兄・甚八は恋仲で、それを偽装するために恭一と付き合っていた。
    恭一は愛佳の嘘を吐くときの癖に気付き、失明が嘘だということを見抜く。
    甚八は同じく愛佳に好意を持っていた弟、栄太を殺害。
    が、実は栄太の方が甚八を殺害。甚八と入れ替わっていた。(愛佳も気付いていない)
    甚八は脳死。臓器提供で心臓が広幸に。
    広幸には甚八の記憶があり(記憶転移)、それで愛佳を襲った?
  • 満足度★★★★

    日本語の面白さ
    20日マチネを観劇。
    男A→竹石さん、男B→沖野さん、男C→中村さん、女→大友さんの回でした。
    4人とも、なかなかぴったりな配役に思えたので、別の回だとどうなってしまうのかが気になるところ。

    メインの登場人物はほぼ4人で、その会話によってストーリーが進んでいくが、よく計算されていて、謎がどんどんと解けていくのがとても面白かったです。
    面白かった、と軽く言ってしまうには、重すぎる気もしますが…。

    ただ、台詞を噛んだり、一瞬飛ばしたりということがほんの少し多く感じられて気になってしまったのと、個人的にはストーリーのラストがいまいちスッキリしなかったのが残念でした。
    とは言え、十二分に楽しめたと思います。

    回によってキャストが違う、というこのスタイルは、とてもおもしろいものだったと思います。
    ですが、やはり回によってクオリティに差が出てしまうと思いますし、何度も観るには体力と気力を使う話だったと思うので、役者の力量や見た目の印象など、もろもろを加味してキャスティングされ、そしてそれ一本に向けて稽古された「完全版」で観てみたい。

    ネタバレBOX

    登場人物達が口にする「シカク」が、どの変換の「シカク」なのかを考えながら観るととても面白いと思います。
    日本語だからこその面白さだし、その日本語をしっかりと操ることができている久保田さんは流石。

    たくさん貼られた伏線をきちんと回収し、序盤では「?」なシーンも、ちゃんと後で理解できてスッキリする、という見事な作りになっていました。

    女の癖が、「確かにやってた…!」と思えるものであり、また、男Bが臓器移植をされていて記憶がある、ということの伏線がもう少し序盤から描かれていたら更に良かったかな、と思いますが、具体的には思いつかないので、それはすこしこちらの欲張りすぎかな。

    上段にも書きましたが、ラストだけがイマイチすっきりしません。
    男Bは結局何故死んだのか…。
    「シカクが無い」と言いましたが、全てを理解した上での自殺…?
    私の理解力が無いだけかもしれませんが…あのあたりの、4人の心情がイマイチ理解出来なかったので、その後の展開も「?」となってしまいました。
    それまでがしっかりと「?」の部分もスッキリさせてくれていたからこそ、そこも納得がいくものにして欲しかったのかもしれません。

    思い返してみると、四だけど、見方によっては五にも見えるし、でもやっぱり三のような気もする。
    なんだか不思議な感覚です。
  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    初めてのボクラ団義。いつもこういう作風なんだろうか?今回は満足度の高い作品を観せてもらった。4人の会話劇というが、演出的にそのように感じさせず、奥行き感のある作品でなかなか上手い創りだと思う。また、「スイカに塩」的な存在の配役(看護師)も全体を引き締めていた。惜しいのは、最後の最後になって説明する場面が妙に冗長に感じること。私は素人なので、全体のバランスから見てどのあたりをカットすればいいのか分からないが、2時間程度にまとめればもっと引き締まった、かなぁ、と。

  • 満足度★★★★★

    ボクラ団義…スゴいね!
    『シカク』観ました。
    ボクラ団義公演観るのは2作品目ですが、スゴいです!
    本作もクライマックスに向かうにつれ、鳥肌が止まりませんでした。

  • 満足度★★★★

    やっと。
    やっとみることができました。といってもまだ3日目。まだまだこれから進化していくのはとても楽しみ。
    私自身はじめてのシカクだったから、内容把握がメインになってしまって残念。同じキャストでみれることが一度きりしかないのだからもっと個々人を観れれば…今日は…まあ、この先みることが出来ない人を中心にみていったつもりだけど。
    今回の観劇で私は誰か一人に感情移入することはありませんでした。きっと細かくみていたら、とても楽しいものになると思います。また行くので…次は誰に注目しようかな。と楽しめる舞台。あんまり文章力がないなー。悔しい。
    それぞれの感想はまたの機会に本人にお手紙を。
    でもみなさん本当にぴったりはまっていました。
    どの回をみても失敗は絶対ない。いつもメインをはらない人こそ今回のシカクの見所の一つなのではないかな、と思っています。

  • 「ほぼ4人芝居」 男A×男B×男C×女=さていくつ
    ※今回はこの画期的なお芝居の形式
    (4役を色々な役者で演じ合う)という劇団の
    試み自体に対して☆5つ既につけているので、
    この投稿の評価欄は空欄にしますm(_ _)m


    タイトルに書きましたが、
    12/20 13:00 竹石沖野中村大友
    12/20 18:00 添田加藤内田平山
    と、今回別キャスト版の「シカク」を観劇して、

    男A×男B×男C×女

    を担当する各演者がどれだけの演技/熱量/挑戦を成し遂げるかによって

    10×10×10×10=(ちょっと大きすぎる値ですが)1万

    にもなるし

    1×1×1×1=(4人なのに)1

    にもなってしまう、
    そして(あくまでも会話(のやりとりの)劇なので)
    お互いに補いあい高め合うバランスが重要なお芝居なんだな、
    と感じました。


    あと別キャスト回を見て(多分ですが)、
    今回各役を務める演者陣(男Aなら竹石さん、福田さん、添田さん、大神さん)に、
    それぞれの役者としての「個性を出す」事が許されているのだな、と感じました。

    ネタバレBOX

    【まずはじめに】
    (どうしても表に書けなくてすいません・・・)
    企画演劇集団ボクラ団義、という劇団を既に知っている、観た事がある、
    あるいはゲスト様を知っている、という方たちなら
    それぞれ自分の好みや目的に合わせた組み合わせ回を
    観れば良いのですが、

    今回が「ボクラ団義初見」という方たちにとっては
    たまたま選んだ回によって
    「ボクラ団義」自体への評価が(悪い方向にも)確定してしまう、
    ちょっとリスキーな企画だったのだな、と感じました。


    今回の2組の役者陣、
    ・ 既に数回役を務め慣れてきた者(竹石さん、沖野さん、平山さん、加藤さん?、あと?)
    に対して
    ・ 初演/初回(中村さん、大友さん、添田さん、内田さん、あと?)
    という事からの緊張もありますし、

    ボクラ団義の最近の公演がメインキャストをほぼ看板役者に
    固定しているがゆえに、いつもは脇を固めているタイプの役者の方にとっては、
    いきなりの大役(初の少数長台詞の会話劇でのメインキャスト)という事への
    ハードルの高さ、緊張その他、

    色々と難しい問題があることを感じました。

    ※ だからこそ各役者さんの「いつもと違う姿」「挑戦」を観る事が出来る、
      という事に自分は興味を惹かれたのですが・・・




    初日初演の4人がそれぞれ10(に近い)の力を発揮した回
    「ベスト回」として考えた時、

    本日の観劇で、1人でも演技のバランスを崩す形になってしまうと、
    一気に4人芝居としての求心力自体が下がってしまう、と感じました。

    実際1人演者の方が緊張その他でお芝居の安定感を欠いてしまった結果、
    その他の演者の熱演ぶりも集中して観る事が出来なくなってしまいました
    (お芝居全体の求心力が下がってしまった)。


    多分、初見の方がこういう回に当たると
    「ボクラ団義はもういいや」と思われてしまうかと思います。

    なので、初見の方はぜひ
    看板役者陣+ベテランゲスト様の組み合わせ回を
    「初心者オススメ回」とでも提示した方が良いのではないかな、と。


    逆に劇団自体をそれなりの長さ追ってきてみて、
    この役者さんの「もっと違う役」「重要役」などを観てみたい、
    と思っていた自分にとっては
    その役者さんの「本質的な部分」「本当の力量(の一部)」「挑戦」など
    色々な面が観れてそういうマイナス部分も含め楽しいと思えるのですが・・・

    って、この情報は本当は表に書くべき事なんですよね・・・




    【本日の主な感想】
    ・ そもそも本劇について、当初から
      「各役を務める役者さんについて、”個性”を出す事が許されるのか?」
      が気になっていました。
      ”個性”を消して汎化すれば、どの組み合わせでもお芝居はやりやすくなりますが、
      そもそも「色々な役者の組み合わせを楽しむ」という事自体の意義が無くなってしまう、

      しかし各役者が同じ役に対してそれぞれの”個性”をどんどん入れていったら
      各組み合わせの時やりとりするお互いがかなり苦労する
      (=1人1人にそれぞれ役者としての高い力量が要求される)と思ってました。

      なので、久保田さんがどう演出指示をしたのかが気になっていました。

      結果として(多分ですが)、
      「個々の”個性”をどんどんぶっこみなさい」、
      「『俺だけの男A』『私だけの女』を作りなさい」、
      と言ったのではないでしょうか?

      演技/台詞自体にも(元々の役者としてのスタイル以上の)違いを感じましたし、
      その「挑戦」の一部を確認しました。

      例.(間違いでなければ)
        平山さんの「女」は包帯を取った後、目をつぶる(うすく開ける?)事で
        失明者を演じていたのに対して、
        大友さんの「女」は完全に目を開ける行為に挑んでいました。

        ※ 普通、目は無意識のうちに動くものその他を追って黒目の部分が動きますが、
          それを意志の力でずっと「前方」だけを見ていた
          (いわゆる盲の人を演じる)としたら、
          「すごい挑戦だな」と思いました。
          実際本劇中ずっと黒目は真正面を見据えていたと思います。

        演技力ならベテラン平山さん、と2回観て思いましたが、
        そういった「挑戦」や「自分ならではの『女』」を演じていた大友さんも
        これまた負けていないな、と思いました。


    ・ 標準的なお芝居は「1回勝負」(1回観てつまらなければダメ)というのが
      ルールなのかも知れませんが、
      本劇の本当の楽しみ方は、

      1.いくつものキャストとその組み合わせを観劇して、
        自分の中で色々な気持ち、感想を持つ
        (演技力を比較したり、
        演じ方の違い(○○さんの男Aは硬派だな!など)を感じとったり、
        自分なりのベストな組み合わせを考えてみたり)

      2.企画演劇集団ボクラ団義の全劇団員について、
        「いつもと違う役を演じる姿」を楽しむ

      という事なのかなあ、と。
      ある意味企画演劇集団ボクラ団義という劇団を楽しみにしている人たちに向けての
      お祭りイベント的な意味合いが強かったのかな、と思います。


    ・ (いつも通り?の)ボクラ団義お芝居への感想
      二度観で色々な事が分かる
      ・ こんな早くにもう結末を暗喩させるポーズや台詞を入れていた、
        という「伏線」への気付き
      ・ その「伏線」を使ったお芝居に、
        1度目とは違った感想を持つ
        例.男Bは普通にしゃべる時と心臓を押さえてしゃべる時とで
          殺された「じんぱち」と演じ分けられていた
      など


    ・ あと、
      ・ ボクラ団義に縁もゆかりも深いベテランゲスト陣の回も観たい
      ・ 竹石さん、大神さんの配役入れ替わり回も観たい
      今回の形式のお芝居だと本当に何度も観たくなりますね、
      いつもだったら「1つの芝居を5回観るとかありえない・・・」とか思ってるんですが


    ・ あと自分が見逃してた点など
      男Aは早い段階で「これではサンカクだが」
      「これは゛恋゛の話だ(過去の兄弟殺人や女の暴行事件を追ってもなお)」と、
      「シカク」の本質を観客に暗喩(か?)してるのですね、
      ほんとミラクルロジカルトリリカル(トリックだらけ)会話劇ですわ。
      最初闇だった世界が光に、しかし関係性の本質は光から闇に堕ちる。
      多分だけど男Bだけじゃなく女、男Cも死に、ただ一人、
      女に騙され続けた男Aが最後のストーリーテラーになって
      あの「シカク」の悲劇を締め括ったのかと。
      こういう劇も不条理劇っていうのでしょうか?





    本日も長々と感想すいませんm(_ _)m
    色々感じるもののある公演だったもので( ´ー`)

このページのQRコードです。

拡大