「だいなし」/「本日昔噺」 公演情報 「だいなし」/「本日昔噺」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-20件 / 30件中
  • 満足度★★★

    観る順番が逆だったら…
    『だいなし』が先でなくて良かった。
    理由はネタバレで。

    ネタバレBOX

    『本日昔噺』
    バリバリのエンターテイメント作品。真っ直ぐにエンタメをやっていて小劇場だとちょっとチープな感じが出てしまっていた。もう少し小劇場ならではのトンがった演出か、舞台美術や小道具をガッチリ作り込んでいれば更に良くなるイメージ。

    野口オリジナルの型にはまった時の爆発力を感じた。技術がある役者が外連味なくエンタメやればキチンとしたものが出来るのだと感心。同様に鳴海由莉も素晴らしく良かった。分かりやすいキャラに分かりやすい演技をキッチリ乗せても嫌らしさが全くなく、キャラクターを受け入れさせる力量に感心。この2人と、好きな人には堪らないキャラクターであろう悠茉のヨタだけで、殆どの世界観を構成できているというエンタメ系ならではの割り切り。そこに、アクセントとしての風の噂役の前園あかりと、官兵衛役の津和野諒が効いていて、この2人が大好きな僕としては、これだけでほぼ満足。エンタメならではの雑なシナリオ展開とキャラを前面に推し出すのが嫌いな方には合わないだろうな。

    『だいなし』
    正直『だいなし』を『本日昔噺』の前に観てしまったら『本日昔噺』観ないで帰ってしまったかもしれない。好きな役者である前園あかりと津和野諒の名前がクレジット最上位にあって、無茶苦茶期待していただけにガッカリ度合いが尋常ではない。
    シナリオや演出は「アリ」の部分もあるけど、計算してのものではない気がするし、仮に計算してのものであったとしたら、より観たくない気すらする。
    終盤の海田眞佑の独白は胸に迫るものがあったので、完全否定はしないが、次があるのであれば確りした作りの作品を作って欲しい。
  • 満足度★★★

    本日昔噺→だいなし、の順で観ました。
    ふたつのお芝居、間を取って☆3つ(甘め)。まずは『本日昔噺』。狭い舞台で背の高い役者さん達が暴れまわる様を「イケメン芝居かぁ」なんて思って観ていたのですが、ナルシスト侍な野口オリジナルさんの牽引力で昔噺世界に引き込まれ、いつの間にか爆笑しながら観てしまってました。そして、殺陣が加熱してきた頃からか、ヨタを演じた悠茉くんが超絶私好みであることに気付いていつの間にか釘付け。心の中でキャーキャー言いながら観てました(笑)イケメン芝居って、役者さんがカッコいいと思えたら勝ちなんですよね。ダメな芝居だったらカッコいいと思えないので。勝ちました。そして『だいなし』へ。だいなしでした(苦笑)

    ネタバレBOX

    ヨタ。金髪ミディアム、中性的なしなやかさ、黒とピンク基調のフルレングスのドレス、狂ったような殺陣、圧倒的な強さ・・・超絶私好みです(笑)

    で、『本日昔噺』に絞ってそちらのクオリティを上げた方が良かったのではないかなと思いました。『だいなし』で観客に伝えたかったことは、そもそも伝える必要があるのかななんて思ったのです。劇団ウミダのやりたい演劇って何だろう、と考えると。イケメン芝居ではないような気がなんとなくしますが・・・またやるならヨタ様を・・・笑
  • 満足度★★

    ウミダさんおつかれさまでした
    「だいなし」を見ようと決めたのは前日の夜中。こっそり見に行くつもりが、観劇仲間に見付かり、次も見るよね?と誘われるまま、続けて「本日昔噺」も。
    お芝居として褒めたいところは一切全く何もありませんが、「だいなし」ではでろでろに泣いてしまったので、どうやら好きだったみたいです。
    もう二度と無茶すんなよ!

  • 満足度★★

    本日昔噺を。うーん。
    多くの方がコメントしているが、私は合わない方だった。勿論、面白いシーン、役者はいたんですが、如何せん何でも詰め込みすぎて中途半端に長い。そういう印象でした。殺陣などは質もあるが、客席の数よりも板のスペースをもっと作ってやり易くした方がずっと良い。それとキンキン声で耳が痛くて時間の長さと相まってグッタリしてしまうのが残念です。もう一つの方が酷評な気がするがどうなのか。
    客の好みは当然あるけれど、これは改善が必要かなと思います。知ってる人も何人もいたんですが期待を込めて☆2で。野口オリジナルさんの声が声優の石田彰さんに思えて凄かった。

  • 満足度★★★★

    だいなし
    事前にタイプ・評価の異なる感想を目にしていて正解、その理由が手に取るようにワカって納得。
    序盤では「このパターンで来たか」とニヤニヤ、中盤以降、涙を拭うお客さんが見えたり洟をすする音が聞こえるに至っては頬が緩みっ放し。
    ここ半年ほど「内容に入り込む人・客観的な見方をする人」について考えていたが、本作はその判定基準になるのではなかろうか?
    後者である身としては多かれ少なかれああいうことはあったろうが、全て事実ではなかろうから、どうしてそこまでアツくなるかな?な感覚。
    もちろんフィクションだと割り切り冷静な目で観ていても泣ける作品はある。
    がしかし、少なくとも本作はそれを目的としてはいないと思う。
    また、涙とは逆の批判も目にしたが、海田主宰、してやったりなのでは?
    あるいは真に受けられ過ぎて当惑?
    個人的には前述のように「あ、これね」と観ていたが、終盤で一人になった場面での役者・海田眞佑と、サプライズ(←これも真偽不明ではあるが)を経た落とし方の巧みさを買う。
    加えて、キ上の空論の「空想、甚だ濃いめのブルー」と同様、生成過程に関して疑問が残るのも上手いし好み。
    フェイクドキュメントってのはこういうモンさ、みたいな…。

  • 満足度★★

    だいなし→題無し
    いきあたりばったり、この作品はやらないほうがよいのでは?

    ネタバレBOX

    ラストの劇団員がひとりひとりダメダメ脚本・演出家に本音をぶちまけるのが面白く唯一の救い!
  • 満足度★★★★

    エンタメ!
    本日昔噺を観ました。ストーリーは分からない所もありましたが、登場人物のキャラが可笑しすぎて、とても面白かったです。特に前田前次郎役の野口オリジナルさんは、面白くて印象的でした。スピード感があり、歌・ダンス・殺陣・衣裳も見応えがあり、エンタメ性の高い楽しめる舞台でした。役者さん達の熱演も良かったです。訳の分からない所は、あまり深く考えずに、楽しんで観た方がいいのかな?と思いました。笑って楽しめる舞台でした!

  • 満足度★★★★

    本日昔噺
    ざっつ・えんたーていめんと、でぃす・いず・正月公演。
    「国盗りの陰謀をヒーローが阻止」という王道娯楽時代劇をオールスター的なキャストが演ずる個性豊かなキャラクターたちで彩り、歌やダンス、殺陣まであるという。日本映画全盛期の正月映画の如し。
    序盤での早口の台詞回しと単語の前や後に短いポーズを挟むスタイルに初期の柿喰う客を、その後、全体的な感じに X-QUEST を想起。
    あと1つ「この既視感、何だっけ?」だったのが劇団☆新感線(帰路で思い当たった)のおポンチ路線と、好きなパターンだらけ。
    さらに、所属している団体ではなかなか見ることができない面を見せて下さる出演者…そんなこんなでかなり楽しめた感じ。
    ところで劇中でガンガン歌うのはヴィクセンズシアターのお家芸?(笑)

  • 満足度★★★

    俺がやらなきゃ誰がやる
    『本日昔噺』→『だいなし』の順で観劇しました。
    『本日昔噺』だけでしたら、ちょっと中途半端で物足りないと感じる部分もありながらも、ドエンタメであんまり難しく考えずに楽しめばいい感じなんだなと思いましたが、『だいなし』の方も観ると、なんだか印象が変わりました。

    2本合わせて、劇団ウミダによる『俺がやらなきゃ誰がやる企画』という公演、だったのではないでしょうか。
    作品それぞれの内容というよりも、そういう作りになっているというところで、面白いものを観た、と思いました。

    ただ、これはもう二度と出来ない作品でしょう。
    この公演を経て、第二回公演以降、どのような作品をつくり上げるのかが気になります。それによって、今回の公演の印象も変わるのではないでしょうか。
    次回に期待しています。

  • 満足度★★

    「だいなし」観ました
    正直言って、トホホ・・・。本気なのか、時間切れの苦肉の策なのか、これやっちゃうとはね。満を持しての第一回公演ではないのかな。まあこの手は一回きりしか使えないので、次回公演期待します。

  • 満足度★★

    本日昔噺のみ観劇
    旗揚げ公演でこれをおもしろいと評価してしまうと劇団ウミダにとってよくないと思いました。自分にはあわなかった。

  • 後の「だいなし」
    2本目にこちらを観劇。
    これは単体で見たらホント
    「だいなし」ですよ本日昔噺を
    セットで見ないと意味がない
    そして、どちらを先に見るのかで
    印象も変わってくると思います。
    旗揚げで2本公演だから
    こんなのもアリとは思いましたが
    初心者にはお勧め出来ない
    舞台関係者なら楽しめる所は
    色々あるようでしたが
    観劇専門の私にはキツかったかな
    昔噺同様、甘めです。

  • 満足度★★★★

    2作とも拝見
    全く質感の異なる作品でしたが、役者たちが要所をしっかりと支えて、旗揚げではあっても、観る側を作品に繋ぐ力がありました。

    ネタバレBOX

    『だいなし』は、演劇の題材としてはある意味禁じ手なのかなぁとも思うのですが、その禁じ手ぶりが様々な表現でしっかりと作りこまれているので、作品としてしっかりと成立してしまっているように感じました。
    脳内の表現での内外の視座の切り替えや、稽古場にむかう隊列の作り方など、上手いなあと思う。

    その虚実はわかりませんが、作品として「禁じ手」の範疇を乗り越えて、描くものを明確に持った演劇として成り立つまでに作りこまれていたように思います。

    『本日昔噺』は舞台に勢いがあり、役者達其々の華も作られていて観ていて楽しい。まあ、物語自体には薄っぺらさもあるし、ひとひねりはあるものの予想通りの収束にも感じられ、特に歌などには粗さを感じる部分もありましたが、メインのキャストそれぞれに見せ場があり、それを支える役者達にも舞台の流れやミザンスを支え続ける存在感の出し入れがあって、うまうまとその顛末を追わされてしまいました。

    両方観終わって、作り手の物語を歩ませ、必要に応じた空間を編む安定した力を感じることができて。
    作り手がなにを表現したいのかということが明確になれば、劇団も更に力をつけていくのではと思いました。

  • 満足度★★★

    まずは「本日昔噺」
    昔話風な世界でのエンタメ活劇?
    名称とか皮肉も交えた言葉を詰め込み
    ゆるくて今一つピリッとしない感じ
    それでも野口さん演じるキャラの
    自由度のお陰で、何となくは面白い
    感じでまとめたって感じです。
    長い充電期間を経ての旗揚げ公演だから、元気でまぁよかったと思います。
    こちらは単体で見てもいいかな

  • 満足度★★★★★

    見応えありました 「本日昔噺」
    今年最初の観劇でしたが、それに相応しい見応えのあるお芝居でした。テンポも良いし、台詞もよく考えられていました。踊り、歌、殺陣などいろんな要素がありましたがそれぞれ楽しめました。

  • 満足度★★★

    だいなし
    あかりたん。

  • 満足度★★★

    本日昔噺
     2010年に旗揚げ宣言をしたものの、その後、一切活動をしてこなかった劇団ウミダの実質旗揚げ公演。旗揚げ2本のうち「本日昔噺」を拝見。

    ネタバレBOX


     まあ、政治というものに、不信感しか抱けない、このエリアの植民地政府の日常を見ていれば必然的に生じる陰謀論的な噺なのだが、マリーインタアネット女王が領する“竜宮国”と隣国の“さるさるの国”は、当然のことながら、領土や権益を掛けて争っている。だが、それは、紛争や戦争の形を取っているわけではない。
     寧ろ、エンターテインメントを用いて、敵国領民の関心をどちらが引きつけ、様々な商売や不随的利益を自らの側に帰せしむるかについての争いである。竜宮国の既定路線はスタップというアイドル5人組なのだが、中核メンバー、キリシマは、さるさる国と気脈を通じている節があるとみられ、現在、メンバーから外れている。代わりに入っているのが、孫悟空である。滅法強いが頭が弱いのは、猿だから致し方あるまい。
     竜宮国では、他にも大衆操作と実益を兼ねる施作の一環として、女王に直訴する権利が与えられているのだが、直訴人は、どういうわけか皆、男で太郎と呼ばれる。直訴すると、女王直々に解決の手段が示され、解決の為のアイテムが与えられた後、太郎は、指定された部屋へ案内される仕組みだ。ところが指定の場所では、実は、強制労働が科されていた。彼らは一生、此処で奴隷労働に従事する仕組みである。
    ところで、さるさるの国には、前田 前次郎という有名な歌舞伎者が居て、かどわかされた娘を救出する為、竜宮国に潜入してきていた。
    更に、キリシマそっくりの林 虎之助なる者が同道している。だが、林は二重スパイの可能性もある。おまけに、太郎として、現在、奴隷労働に従事している質問太郎こと、ヨタは、反旗を翻し、クーデタを成功させた。生き返りの秘薬を持つ竜宮中心勢力、ヨタ、前田 前之助三つ巴の闘いの行方や如何に!
  • 満足度★★★★

    好みが分かれるかも…本日昔噺
    旗揚げで2作品を同時上演するという、無謀と思える企画だ。しかし、少なくとも自分が観た「本日昔噺」は、著作権無視、人権を考慮したのか、というようなパロディのオンパレードであった。しかし、面白さはあった。ただ、その描こうとした内容は「新年の勢い付けに是非!」という威勢のよい謳い文句に隠れてしまった。旗揚げということから、少しは印象に残る公演にしなくても良かったのか、という疑問を持ち、一方、そう思わせることが目的であったのであれば成功かもしれない。

    日程の都合で、「だいなし」が観られなかったのは残念であった。

    ネタバレBOX

    時代、場所も架空の設定であろう。前田前次郎=前田慶次(傾奇者)、マリー・インタアネット=マリーアントワネット、理研の小○方さん、映画「桐島、部活やめってよ」の桐島など、実在、架空人物から、国、時代背景など、まとめて俎上にして、古今東西の人間の欲望に対する貪欲さを描いた、と思われるが…。誰もが自由に解釈できるような設定(もしくは無設定)だから、観客がそれなりに楽しめたのなら、それで良しの世界であろう。ここが観客の好み、感性によって分かれるところだろう。

    まぁ、当日パンフにある「劇団ウミダの次回! 次回はあるのか?! 次もやるのか?!」という一種自嘲気味な文字が気になる。

    ぜひ、次回公演も期待している。
  • 満足度★★★

    『本日昔噺』観劇
    かぶいてました。

    ネタバレBOX

    竜宮とさる猿の国の戦いにかぶき者や桐島が絡んだ話。

    ストーリーは意味不明でしたが、マリー・インタアネットやかぶき者の前田前次郎に華があって良かったです。
  • 満足度★★

    『だいなし』観劇
    この後もう一本、演出家が同じで別の作家による『本日昔噺』を観たので、憤りのテンションは少し下がりましたが、本当に『だいなし』は最低でした。

    ネタバレBOX

    書けない作家が思い悩み、嘆く話。

    劇団の練習風景やエチュードを扱ったお芝居や、書けない作家についてのお芝居はたくさんあるので全く新鮮味がなく、つまらない、中身のないものを100分見せつけられるのは本当に辛かったです。

    中身がないのなら止めるか、短くして料金を安くするとか考えれば良いと思うのですが、自己嫌悪で泣くシーンなども、同時上演の『本日昔噺』に尺を近づけるためなのか泣き始めるまでが無駄に長く嫌になりました。

    魅力ある役者さんがいたので我慢しましたが、久し振りに途中退席したくなりました。

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