獣のための倫理学 公演情報 獣のための倫理学」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    真摯
    推理劇っぽいものを観るとまず間違いなくがっかりさせられるのでなるべく観ないようにしているのですが、この舞台は観たいと思いました。それは(1)タイトルに惹かれたから(2)制作過程を公開しているブログが非常に内容があって充実していたからです。
    ブログでは、ここまで手の内を明かしていいの?と思うくらい脚本を練り上げていく過程が公開されていてとても興味深かったです。またブログに掲載されている写真もどれも素敵。劇団のブログでここまで内容の充実したものは初めて見たかもしれません。真摯に取り組んでいる姿がとてもよく伝わってきました。

    客席はステージをはさんで向かい合わせになっていて、わたしの席の正面には作・演の柳井さんが座られました。舞台に集中しながらも時折、気になってちらちらと柳井さんを伺うと、熱心にメモを取っていたり笑いながら楽しそうにお芝居をご覧になっていて、そういうのも含めて真摯ないい舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    ワークショップ
    こりっちの評判が気になり観劇しようと思い立ちました。

    津山三十人と12人の怒れる男が観劇中に浮かんできましたが、かと言ってどちらに属しているということもなく、とても見応えがありました。

    舞台というよりは本当にワークショップを見ているようでしたが、それが却って変化していく様子をすんなり受け入れられたように思います。

    次回公演も見てみたい劇団さんが一つ増えました。

  • 満足度★★★★★

    タイトルのつけ方にセンスを感じる
    こういう芝居は、あまり観みたことがない

    しいて言えばパラドックス定数の「蛇と天秤」を観たときと同じような、感覚か。

    脚本、演出、配役、どれもすっきりとしていて、調和が取れといた。

    劇場の大きさと、座席の少なさが、観ている方もこの事件に参加しているような気持ちさせる、そんな芝居であった。

  • 満足度★★★★★

    見事ですね
    事実と真実の狭間で飛び交う言葉の応酬。狭い空間がワークショップという舞台をより引き立たせていました。面白かったです。

    ネタバレBOX

    新証拠が次々と出てくるのはさすがに出来過ぎかとも思いましたが、細かいことはどうでもよくて、展開に引き込まれました。
  • 満足度★★★★

    期待どおり
    コリッチでの評判がすごくいいので、急遽予約。

    そういう場合、失敗することが多いですよね。
    すごく期待していくんだけど、そうすると期待はずれに終わったりして。
    あんまり期待しないで行くと、逆にすごく面白かったりね。
    人間ってのは、贅沢で、我が儘で、気まぐれなもんですね。

    でも開演と同時に緊張感のある芝居が始まって。
    眠気はすぐに吹っ飛んで。いやあ、素晴らしかったです。
    掛け合いにもテンポがあって、飽きさせない。
    一人ひとりがその役を生きていたし。

    ネタバレBOX

    物語も面白かった。
    35年前の大量殺人事件。それをワークショップで疑似体験しながら、真相を探りだしていく。
    すこしずつ出てくる新情報が、物語を展開させる起爆剤になる。その展開が面白かった。

    ただね。
    結末が納得出来なかった。
    殺人犯の身代わりになって、自らすすんで死刑になった男。どうして身代わりにならなければならかったのか。その理由がぼくにはどうしても納得できなかった。
    やっぱり納得できなかった。
    理解できなかった。
    何かぼくには倫理的に欠落したものがあるのかしら。

    それが残念でした。

    それから、タイトルが。これも意味がわからなかった。ぴんと来なかった。
    ぼくが、何か理解しそこねてることがあるんでしょうかね。
  • 満足度★★★★★

    高い完成度
    脚本・演出がとにかく精緻で、凄い完成度だと思いました。
    演技も良かった。

  • 満足度★★★★★

    脱帽
    ワークショップの名を借りた推理劇、次々とあらわれる新たな材料と、参加者と事件の関係者との繋がり!芝居なので出来過ぎの部分もありますが、どんどん引き込まれていきました。真実へと導く台詞も事前にでていて、うまくねられた脚本、とても面白かったです。

    ネタバレBOX

    明らかにされていませんが、参加者の検事が事件と関わりがありそうなのが気になりました。
  • 満足度★★★★

    視点を変えることによって・・・
    観劇直後と、しばらく経ってからの印象が変わった作品である。

    ネタバレBOX

    説明に、物語の大まかな展開が綴られているので完全な推理劇として観ることはできない。特に「ロール・プレイ・メソッド」の参加者たちによって提示される資料によって“桐原は犯人ではなかったのではないか”という方向への持っていき方は、皆さん仰るように出来過ぎ、無理矢理の感を抱かせる。それは大摘村通信(?)だったり桐原が村人たちと写った写真から導き出される方向性、結論に対して。また、ラストにつれて徐々に明らかになるが、35年も前に起こった事件(終わった事件)をワークショップにより検証しようとする、その参加者たちはよほどその種のテーマに関心がある者、又は何らかのかたちで事件に関係のある人物であろう事は容易に想像できる。私は観劇の冒頭、(説明書きをすっかり忘れていたので)半分推理劇の展開を期待し観客もそこに参加するようなワクワク感を感じたので、観終わった直後はしっくりこない印象のほうが強かった。ただその後、この作品の肝は何かと時折思い出してつらつら考え多少考えが変わってきた。脚本の柳井氏はこの作品について「出来過ぎ」との意見が出ることは十分に承知していたはずである。その上で彼が描きたかったのはロール・プレイの役割を演じることによって炙り出される登場人物たちの細かな心理描写だったのではないか、と考えた。そう思えば合点がいく。ブログを拝見していても役者一人一人の役作りへの真摯な姿勢が窺える。特に市川玲子役の関根信一さんは印象的だ。彼の醸し出す穏やかで内に秘めた力強さを感じさせる演技は芝居全体を柔らかく包んで緊張感のある舞台を引き締めている。いずれにしてもLIFTという極小空間、ロール・プレ・メソッドという設定に縛られながら、最後まで緩むことのない緊迫感を持続させ、観劇後も観客にこれだけ考えさせてくれる芝居を創り出してくれた柳井氏始め、役者さん達、スタッフの皆さんに感謝したいと思う。
  • 満足度★★★★★

    無題622(13-047)
    20:00の回(曇り、やや風、冷たい)。19:30受付、開場、地下へ下りる。ここは初めて。新宿眼科画廊に似ている気がする、白い部屋、窓はなく、壁に配管、座席は入口(2列)と奥(3列)の対面式、平地なので1列目でみたほうがよい、奥に座る、中央にテーブルと折り紙のようなもの、トイレポンプのようなものが何本も、奥には木製の椅子など(これも劇の一部だろうか…)、古そうで大きな鞄。19:57前説(100分)、女性が一人入ってきて…蓮の花を作る、フラミンゴのような色、20:00開演〜21:41終演。台本を購入し帰路につく。

    3作目になります。犯罪研究会「えてぃく」の意味がわからなかったので、「etic」という言葉を調べてみると「ある現象を分析する方法のひとつ」「外部の観察者から客観的に分析を行う」とあった。また、「ハス(蓮)」…清らかさや聖性の象徴…「一蓮托生」…ことの善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること」

    ネタバレBOX

    役者は位置を変え、ロールを修正し、考え、反論、推察する…そのずっと深いところからこのメンバーが集まらなくてはならない「理由」が浮かび上がろうとしている、その展開が秀逸。なぜこの男は怯えているのか、ここまで頑ななのか…いや、そもそもなぜここにいるのか。断片の一枚一枚が開かれ、収斂してゆく様が心地よい。

    己を突き動かすもののぶつかり合い、引き返すことができなくなるまで自分を追い込むもの、ロールは「自分自身」を剥き出しにするため。
  • 満足度★★★★★

    「十二人…」ファン必見の傑作サスペンス
    35年前の事件をロールプレイングで検証する民間人グループがたどり着く結末…「十二人の怒れる男」を彷彿とさせるサスペンスにワクワク。
    多少のツッ込みどころもあるが「芝居の嘘」と割り切れるし、何より人物・状況設定が巧くどっぷり引き込まれて楽しむ。

    ネタバレBOX

    「はたしてそこまで他人の罪を被れるか?」については「彼がやらなければ自分がやっていた」あるいは「思いとどまっていたことを代行してくれた」と、「あそこまで役に没入するか?」については囚人と看守のグループに分けての心理実験の例の延長線上のものと、それぞれ解釈すれば大きなツッ込みどころはクリアできないでもないし…(笑)
    あと、「十二人…」の登場人物の遺伝子を継いだような人物もいることにニヤリ。
  • 満足度★★★★★

    柳井祥緒版『12人の怒れる男』
    柳井祥緒版『12人の怒れる男』(といっても法廷モノではなく、女性も出てくるが)といった印象が残る、ディスカッション・ロールプレイ・ドラマ。

    かの作品のシドニー・ルメット監督に、決して引けをひけをとらない濃密な世界を柳井祥緒は作り得たと思う。


    他のみなさんが書かれているように、とにかく素晴らしい作品。できれば観にいかれることをおススメする。


    以下、ネタばれ。

    ネタバレBOX

    いやー、ち密さとバランスのよさを備えた物語展開の巧みさ、緩急を心得たドラマとしてのリズム、それらが相まって、完成度の高い作品になった。


    途中、ロールプレイの話の持っていき方が、やや作為的ではないか(桐原が犯人ではない方向へと意識的に持って行っている)、と感じ、「でも、まあ芝居なんだから、この程度は仕方ないか」と思っていた。

    しかし、ラスト、そのことに対して、ぼかしてはいるが、ある答えを作者は用意していて、それがドラマ全体の余韻ともなっていて、私は思わず「おみごと」と心の中で叫んだ。
  • 満足度★★★★★

    ロールプレイで成功
    横溝正史の「八つ墓村」のモデルにもなった事件「津山三十人殺し」をモチーフにした作品。
    良く練られた脚本と説得力のある演出で、少々出来過ぎな展開も納得させるからすごい。
    「主食は花」みたいに繊細な雰囲気を醸し出す脚本・演出の柳井祥緒の
    どこにこんなダイナミックな想像力が潜んでいるのだろう。
    この作品、今回のような極小空間でも大きな舞台でも面白いと思う。
    役者陣の緊張感がビリビリ伝わる隙のない演技で、最後は切なくも清々しい気持ちになった。

    ネタバレBOX

    地下へ降りると、舞台スペースを挟んで手前と奥に客席が作られている。
    床はコンクリの打ちっぱなし、白い壁、天井に小さなライトが10個ほど。
    前説とほとんど同時に恰幅の良い中年の女性が降りて来て
    中央の椅子に腰かけて蓮の造花を作り始めた。
    前説が聴こえないかのように薄いオレンジ色の花をかたち作っている。
    音楽もなく照明も変わらない。
    やがて私たちがさっき降りて来た階段から、次々と出演者が登場して来た。

    ここは精神分析医 市川玲子(関根信一)の犯罪研究会ワークショップの会場。
    参加者と共に事件や心理状態を再現する“ロールプレイメソッド”という方法で
    何故事件が起こったかを検証するワークショップである。
    この日の題材は1980年に岡山県で起こった「大摘村7人殺傷事件」である。
    犯人として逮捕された桐原は、罪を認めて3年後に死刑に処されている。
    集まったのはフリーライター、東京地検特捜部の検事、弁護士、助産師、中学校の教師、東京都緑化技術センターの研究員、都庁職員、そして玲子の教え子の大学生の8人。

    「事件のあった日を再現してみましょう」という玲子の言葉で
    小さな村が再現されていく、公民館、蓮池、犯人桐原の家…。
    玲子が照明のスイッチを消して、桐原の懐中電灯の灯りだけになる時の何というリアルさ。
    犯人の人となりやエピソードが明らかになるにつれて、参加者から疑問の声が上がる。
    「桐原は本当に犯人なのか」
    「犯人ならばよほどの事情があったのではないか」
    「真犯人は他にいるのではないか」
    思いがけないところから新たな資料が提示される度に、
    参加者は想像力を駆使して、事実を検証し直していく。
    やがて彼らは驚くべき真実にたどりつく・・・。

    役者とWS参加者の二重構造で、想像力をフル回転させなければ演じられない設定だ。
    この“ワークショップ”という設定がとても生きている。
    初めに参加者の自己紹介があり、全員胸に名札を付けているのも分かりやすい。
    極小スペースで一つの村を再現するという密な感じも空間の無駄が無くて良い。
    参加者の半数は何らかのかたちで事件関係者だったのだが
    彼らの差し出す証拠の品と共に、抜群のタイミングでそれらが判明する。

    ワークショップでは、“桐原犯人派”と“桐原無実派”それぞれが
    互いに解釈の矛盾点を突き、推測を実証するために資料を読み込んで行くが
    それが展開に緊張感をもたらし、観客も共に真実に迫って行く臨場感があった。
    以前にも「津山三十人殺し」をモチーフにした作品を書いていたという柳井さん、
    大量猟奇殺人というレッテルを超えて、何か新しい“人の心”の解釈の余地がある
    この事件に着目する気持ちが分かるような気がする。

    そして何と言っても進行役である主宰者の精神分析医、市川玲子が魅力的だ。
    市川玲子を演じる関根信一さん、参加者の心に沿いながらも強い信念を持って
    ロールプレイをある方向へと導いていく温かみのある女性像が素晴らしい。
    参加者の解釈の変化がロールプレイに反映するのが手に取るように分かる。
    この方の劇団フライングステージも観てみたいと思った。

    岡山から参加した中学校の教師向井を演じた北川義彦さん、
    鼻梁の美しい繊細な容姿が、WSに参加した理由に痛々しいほどの説得力を持ち、
    同時にロールプレイでの犯人桐原役はまさにはまり役だ。
    自己犠牲の強靭な精神がその表情ににじんでいる。
    十七戦地の座長でもある北川さん、座長にしてはクールで物静かな印象だが、
    その分脚本・演出の柳井祥緒さんが饒舌に発信するという名コンビか。

    十七戦地、次は第17回劇作家協会新人戯曲賞を受賞した「花と魚」の再演だという。
    この劇団の柔軟な発想とホームページ等に見る写真のセンスに惹かれる。
    次の公演、ぜひ観たい。
  • 満足度★★★★★

    大絶賛!
    ワークショップとして、物語を立ち上げていました。

    ネタバレBOX

    35年前に起こった惨殺事件を題材に掘り起こして、真相を究明する演劇でした。脚本があまりにも素晴らしかったです。スリルと、サスペンスの連続でした。

    終盤にかけて、当時の村人の子孫が明かされる場面は、まるで小説を読んでいるような感覚になりました。役者さんたちのキャラクターに対する表現力も秀逸でした。おすすめです。
  • 満足度★★★★★

    見事!
    十七戦地4度目の観劇。期待を裏切らない緊密なストーリーにいつも唸らされるのだが、今回も見事な推理劇である。狭い会場で至近距離で繰り広げられる芝居にぐぐっとのめり込んでしまいました。く~たまらん。

  • 満足度★★★★★

    密室会話劇
    私が好きな映画十二人の怒れる男、キサラギのような密室会話劇。こういったシナリオはとても難しいと思う。それぞれが何かしら事件の関係者でそれぞれが新たな情報を持っているのは出来過ぎに感じるがこういった内容では常套手段というかこれがなければ先に進まない。問題はどう登場人物の過去と事件を組み合わせ、どのタイミングでそれを明らかにしていくのかということだが概ね違和感なく話が進行していたと思う。先生役の好演が他の登場人物の役の入り込みを自然なものとし、結果的に作品が緊迫感のある重厚な作品になったと思う。

  • 満足度★★★

  • 満足度★★★★★

    引き込まれた
    前回の「艶やかな骨」が好きだったから期待してたけど、今回も面白かった。
    どちらかというと小説好きな人に観て欲しい舞台かなぁ。
    私は凄く好き。

    ネタバレBOX

    村の人から無視されるところが辛くて堪らなかった。
    リアルな芝居って素敵。
    新しい証拠が次々出てくるのはちょっと出来過ぎな気はするけど、最後まで楽しめた。
  • 満足度★★★★★

    驚愕の展開
    一つ、また一つと、真相が明らかになるにつれ、ぐいぐい引き込まれていきました。

    ネタバレBOX

    35年前に起きた大量殺人事件の真相がロールプレイ・メソッドという手法で少しずつ明らかになっていく話。

    悩みなどを解決するために、その状況を作って実践しながら解決法を探るサイコドラマという手法を参考にしたそうで、ロールプレイ・メソッドという手法は実際には無いとのことですが、当時の資料などを使い参加者が役割を分担して即興芝居のようなことを行うと本当に真実が見えてくるように思えました。

    人付き合いの悪い農業指導員の男による凶悪な犯行から、犯人は男には違いないものの村人からの強烈なイジメのせいということになって、そうだったのか、単なる狂気によるものでは無く少し酌量の余地のある事件だったんだと納得したと思ったら、さらに、村興しに関する不正を隠し、恩ある男を追い出そうとした村の権力者たちへの義憤から村の若者が引き起こした犯行と判明する、驚愕のホップ・ステップ・ジャンプでした。

    不法投棄のために油で汚れた寒村を花蓮の名所として再生させるには、村人が殺人を犯したのではダメで、よそ者である自分が事件を起こしたことにしてこの地を去る、即ち甘んじて死刑を受け入れることにした男の行動、心情が明らかになりました。

    不正を働いたのが湯田で、男の名は桐原…、アフタートークで最後の晩餐から取った名前だったことを知り、全ての罪を背負った男の度量の広さの所以が分かりました。ちょっと出来過ぎの感はありますが。
  • 贅沢な空間。
    狭小なスペースで展開される1時間40分の密室ドラマ。見応えがありました。

    ネタバレBOX

    非常に緻密で計算されたストーリーではあるのだけど、冒頭から冤罪が前提として展開されていくので、そういう意味では予定調和な感は否めなかったかなと思いました。
  • 満足度★★★★

    緻密
     殆ど覆すことが不可能と見えた事件を、ワークショップという仕掛けで見事に解体再構成して観客に納得させる手際は見事だ。
     自分が、十七戦地の作品を見るのは、今回で2度目だが、会場は2回とも、ギャラリー空間としても使われる場であった。おまけに、ちょっと探す、というか都会の隠れ家的な場所で、詩人が好む空間領域である。シナリオの密度の高さと演技密度は、作家及びこの劇団のポエティックなセンスを表象しているのかも知れない。

    ネタバレBOX

     冤罪を含め、この国の司法は好い加減、という印象を免れない。自分が、今迄出会った切れ者、鬼と言われた検察官の言動を直に聴き、また、様々な冤罪被告関係者からの話を聴いてそう思う。また、責任を負うべき者が負わずに不問に付されるケース、それを追求しても記事として配信されないケースは自分自身の体験として持っている。だから、自分は、この国の力を持った官僚や権威を余り信用していない、と言うより信用できない。選良と言われる連中が如何なる出鱈目をやって来たかも、例えば、原爆に関して証拠を挙げることができる。実際、この国の民度に関しては、近代レベルに到達していないのである。そのことを、前近代の村八分というコンセプトで、この作品は表現して見せた。無論、東電福島第一原発事故に纏わるあらゆる嘘、詭弁、隠蔽、原子力村体制等も含み込み、タブー迄射程に収めた作品と見ることもできよう。 

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