獣のための倫理学 公演情報 十七戦地「獣のための倫理学」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題622(13-047)
    20:00の回(曇り、やや風、冷たい)。19:30受付、開場、地下へ下りる。ここは初めて。新宿眼科画廊に似ている気がする、白い部屋、窓はなく、壁に配管、座席は入口(2列)と奥(3列)の対面式、平地なので1列目でみたほうがよい、奥に座る、中央にテーブルと折り紙のようなもの、トイレポンプのようなものが何本も、奥には木製の椅子など(これも劇の一部だろうか…)、古そうで大きな鞄。19:57前説(100分)、女性が一人入ってきて…蓮の花を作る、フラミンゴのような色、20:00開演〜21:41終演。台本を購入し帰路につく。

    3作目になります。犯罪研究会「えてぃく」の意味がわからなかったので、「etic」という言葉を調べてみると「ある現象を分析する方法のひとつ」「外部の観察者から客観的に分析を行う」とあった。また、「ハス(蓮)」…清らかさや聖性の象徴…「一蓮托生」…ことの善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること」

    ネタバレBOX

    役者は位置を変え、ロールを修正し、考え、反論、推察する…そのずっと深いところからこのメンバーが集まらなくてはならない「理由」が浮かび上がろうとしている、その展開が秀逸。なぜこの男は怯えているのか、ここまで頑ななのか…いや、そもそもなぜここにいるのか。断片の一枚一枚が開かれ、収斂してゆく様が心地よい。

    己を突き動かすもののぶつかり合い、引き返すことができなくなるまで自分を追い込むもの、ロールは「自分自身」を剥き出しにするため。

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    2013/02/26 11:49

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