ムーブってのがスゴイ
役者さんの身体能力がすごくて、暗転なしでも最後まで集中して観ちゃいました。
本当にすごかった~~~
ただし物語としては私の苦手分野なので・・・・・あれですが。
見に行く時に普段ならゼッタイにチョイスしないような演目です。
でも、素敵なご縁の陰で拝見させていただいて、ストーリーはさておき、本当に役者さんたちの体の使い方や息の合わせ方に大感動!!!!
行ってよかったです☆そしてこのお芝居を紹介してくださった方に心から感謝♪
満足度★★★★★
私は感動、友人は胸が悪くなったと・・・・
この劇団の凄みをたっぷり味わいました。何よりも劇としての完成度の高さがすごい!吉祥寺シアターの広さを十分に活かし、なおかつ特有の濃密な空気に引きずり込むパワーは他劇団には見られない個性だ。ムーヴの使い方も前より更に洗練されて、演劇の進化型みたいな感じさえする。こうしたコントラヴァーシャルな劇、この劇団にぴったりですね。も~、次回も絶対見ます!
満足度★★★★★
重くて痛いけれど
がつんと衝撃を受けました。大体の予想はついていたはずなのですが、息苦しくて正視にたえませんでした。
原作にあるような物質的な暴力性とは異なり、現代社会を舞台とした本作で展開されるのは、もっぱら精神的な暴力です。一見、正しいように思える主張を論理的にぶつけられれば、当てられたほうは恐縮するしかない。論理力という力関係において弱者となる人間は、次第に弾圧されてゆく。恐ろしいと思うと同時に、ではなにが間違っていたのか、なにが正しいのか、ひどく考えさせられました。
満足度★★★★
ゾクゾクする舞台
会社でのいじめの閉塞感と緊迫感、身につまされます。問題提起だけでなく、エンターテイメントとしてゾクゾクするくらいに面白い。くーたまらん。
満足度★★★★
作りこまれてますね。
たくさん研究して作品を作り上げたのでしょう。
最近は少なくなってきましたが、昔はこんなものじゃなかったです。
そこで鍛えられて成長してきました。
最近は、この調子だと若い人はすぐに会社を辞めてしまう。
時代に合わせて育てていかないとね。
満足度★★★
時として痛いぐらい
現実にあり得そうな会社組織の中での「パワハラ」「いじめ」が題材。結局飲み込まれていく感有りの象徴的なお面と動きで終わる最後は、どう感じて処理するのかを観客に委ねてるという事だろうけれど、日常を普通に過ごしていても、やはり3.11以降感じているある感情の上では、突きつけられる事は痛みを感じる事でもあったりする。だけど、役者の演技のメリハリさや、象徴的なお面や動きなどが意外にも嫌み無く、スッと入ってくる感じは、良質な演出力が感じられた。そういう意味では、とても面白かったと思う。
満足度★★★★★
鳥肌が立つ舞台。
寒気がしました。
あまりの緊張感に目が離せず、息すらできず、
舞台が暗転して初めて、大きく息が出来た舞台。
「素晴らしい」の一言に尽きます。
満足度★★★★★
「二度観」しました!
私としては珍しいのですが、二度観しました。
重い芝居を、猛暑の中、横浜からは遠い吉祥寺に行き。
そしてアフタートークまでいると、帰りもかなり遅くなって、翌日疲れますが、
やはり観終わると、「観に行って良かった」と思いました。
(以下ネタバレ)
満足度★★★★
蠅
ゴールディングの「蠅の王」を下敷きにしている割には暴力性に乏しい。まあ、シチュエイションも会社に変えられており、登場人物も子供ではなく大人に変えられているので、作品の骨格、柴門が、豚の仮面を被った者から内面を問われるシーンなどが原作からの影響を色濃く伝えたシーンといえようか。
今作品では、暴力は、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントに置きかえられて我々の日常に近づいている分、原作にあったストレートで純粋な暴力性は弱まってしまった。その分、インパクトに乏しくなったように思う。自殺者を出すくらいのことは描かれて良かったのではあるまいか? その上での蠅の羽音なら、更に演劇的効果は上がったように思う。
満足度★★★★
そっくりな人がそばにいて・・・
あの女課長と金魚のふんみたいな子分、まるで彼女たちが舞台にいるかのようだった。と、言うことは、結構こういう人が世間にはいるってことなのね・・・。とにかく自分の価値観以外は認めない人はやっかい。あ、もしかしたらこの芝居に出てきた人はみんな結構そんな感じかも。それにしても大人の世界がこんなだと、子供の世界もひどくなるわけだ。と、いうわけで会社員にとってはなかなかおもしろくもあり、怖くもある芝居だった。役者さんたちが皆演技力のある方たちばかりなのもよかった。
満足度★★★★★
精錬された作品でした
広い板、気味の悪い豚の面、時間を意識した演出など、精度の高さを感じました。作品の内容は重たく見ていて辛いところもあり、適さない方も多いかと思います。ですがパワハラやいじめなど、誤った力が入り乱れてる昨今では、観て意識を改めるのもよいのではないでしょうか。過剰かもしれないストーリーでも、陰湿ないじめ自殺を思い起こせば、充分ありえそうな気がしたのが悲しかったりします。
ただ観るのでは気分が晴れない配慮もあったのか、アフターイベントもあり、役者でない方には斬新だったのではないでしょうか。色んな意味で僕は面白かったです。
満足度★★★★
高いクオリティ
社会問題などを独特の雰囲気で魅せてくれる ワンツーワークスさん。
作・演・主宰の古城さんは 元新聞記者の経歴があるんですね!?
前回の「ジレンマ・ジレンマ」は福島原発を題材にされていたけど・・
今回のテーマは「人はなぜ凶暴化するのか」そして、
「どういうプロセスを経て、言葉の暴力を含め『暴力』を『よし』とするのか という 今社会問題となっている いじめ にスポットを当てています。
内容は「ネタバレBOX」 にて
満足度★★★★★
もし会社に入ってたとしたら
吉祥寺シアターのステージって実は凄く奥行きがあるんだ〜とか、そこに机がずら〜っと並ぶと壮観だなあ、とか考えつつも、もし会社組織に入ってたとしたら、自分はどの位置にいただろうか?とずっと自問しながらの観劇でした。重いシーンの連続の中、時折登場するアングラ・サイケ映画のような動きが、作品にメリハリと少々の安堵感を与えていたと思います。見応え&満足度は☆☆☆☆☆だけど、胸くそ悪い度も☆☆☆☆☆。
満足度★★★★
パワハラ・セクハラ
奥村さんの身体能力すごいです。そこに感心してはいけないですね(笑)大手勤務じゃない私にとってはあんまり身近でもないけどサラリーマンって(しかも日本の)大変なのねぇ。でも実際にも友達からきいたことあるし、そんなこというんだったら仕事しろ!って思ってしまうし…。あー。なんか…。アフタートークで「蠅の王」の話をきいて、作品をだいぶ理解できたような気になりました。
満足度★★★★
真面目に向き合う舞台
何人かの人もおっしゃっていましたが、最初何が起きたのかわかりませんでした。とにかく登場の仕方がとても不思議でした。ステージがとても広くみなさん走り回っていました。
途中から空気が重くなったように思います。でも今回の舞台のテーマである「パワハラ」は、社会問題にもなっているように、私たちも他人事ではありません。こういうテーマだったので、みていて心がウズウズして何とも言えない感情になりました。でも、現実にもあるんだし真剣に向き合わなければいけない問題として、とても勉強になりました。
満足度★★★★★
企業内いじめを扱った、重いが、しかし素晴らしい舞台
冒頭は何が始まるのか分からなかった。
一部の人は「豚の仮面」をかぶって登場し、
幻想的な雰囲気の漂う中、話が進行して行く。
その後、なぜかゲームが始まったり…。
しかし、次第に劇の本質が見えてくる。
(以下、ネタバレ)
満足度★★★★★
さすが
役者のメリハリのある迫力あるセリフで、パワハラの緊張感が伝わってきます。
今回は、再演ですが、初演時も今回も上司は違うが、深刻なパワハラに悩んでいるときに巡りあうタイミングで、観劇している。
力ある立場のものは、閉鎖された会社の世界では、強かで絶対権力である。
だから解決策を得るのは難しい。
今回も客観視ながらも、身につまされる。公演時間の2時間が、1時間程度しか経っていないかのような内容の濃い作品でした。
良く出来たないように、会場の空気も凍るそんな緊張感一杯の作品で、役者の技量の高さを前回同様に感じる内容でした。
満足度★★★★
役者陣が上手い!世界観が秀逸!!
会社員の自分にとっては、観劇しながら色々思う内容だった(笑)。
痛いくらいの世界観がヒシヒシと伝わってきた!
それにしても、役者陣が上手い!
いろんな意味で感情移入してしまった(笑)。
上演時間約2時間。
満足度★★★★★
「守る」ということ。
およそ2時間の芝居。
胸が締めつけられ、怒り、嘲笑し、肩を抱きたくなり、いつの間にか高揚してしまって、口をはさみたくなる!守りたくなる!!
時折挟み込まれる「ムーヴ」(パントマイムのような表現。でも、パントマイムよりも濃厚で、その動きに意味を乗せている)が、高揚しすぎた感のある僕を、ちょっとだけ冷静にさせてくれる。第三者の立場に戻してくれる、というべきか。
説明に、「パワーハラスメントの実態に迫る」とあり、ロビーにも関連書籍が販売されているのだが・・・この『みんな豚になる』は、パワハラや会社内での人間関係だけがテーマじゃない気がする。
「序列のなりたち」「役割とは?」「生きる知恵」・・・日本で生きてゆくには不可避のことがらについて、問われているような。
「給料泥棒!」「寄生虫!」「ちゃ~んと仕事してくださ~いっ!!!」etc.って・・・言葉にしないまでも、思うことはあったんじゃないか?
「彼の仕事は危なっかしいから、配置を変えよう」「来てもらわなくてもイイんだけどなあ」って思ってたよな、あの日。
「組織を守るために行う排除」と「組織を守るために行う教育」。
どちらが良いかなんて、その時じゃないとわからない。性善説、というか「誰もが向上心を持っている」なんて童話を信じるほどピュアじゃない。
向き不向きを見た上での人材配置をするほどの部署の数があるわけじゃない。 どうしたものか・・・自分も操られている身であると自認することで矛を収めるべきなのか?
言葉の暴力って何?
登場人物の女性社員のように「セクハラは、受けた側がどう思うかなんです」と思う人がいるならば、キツイ言葉はすべてパワハラで、言葉の暴力になるのか?
コリッチでの、「金返せ」「時間がもったいない」「どうしようもなく下手」という言葉は、受け手によっては言葉の暴力になるのか?
・・・なんとなく、ネタバレっぽい気もしてきたので、あとはネタバレで(笑)
あっそうそう。
この公演は、再演なんだけど(随分シェイプアップされて、筋肉質になった感じがする)・・・課長代理が重藤良紹さんから、藤敏也さんにバトンタッチ。
ブン殴りたくなる感はほ~んの少しだけ薄まったので、救われました(←重藤さんの課長代理のイヤ~な感じは、完璧完璧完璧でした 笑)。
でも、「お前、いったい何やってんだあ?」なプロジェクトリーダー役を重藤さんがやった方が、初演を観た僕には救われたかも(笑)
それにしても、役者さん全員が練りに練られた演技。
すばらしかったです。
でも、やっぱ藤さんと片桐さんの肩をキツ~ク揉みたくはなったけどな!笑