みんな豚になる-あるいは「蠅の王」- 公演情報 ワンツーワークス「みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    高いクオリティ
    社会問題などを独特の雰囲気で魅せてくれる ワンツーワークスさん。

    作・演・主宰の古城さんは 元新聞記者の経歴があるんですね!?

    前回の「ジレンマ・ジレンマ」は福島原発を題材にされていたけど・・

    今回のテーマは「人はなぜ凶暴化するのか」そして、
    「どういうプロセスを経て、言葉の暴力を含め『暴力』を『よし』とするのか  という 今社会問題となっている いじめ にスポットを当てています。

    内容は「ネタバレBOX」 にて

    ネタバレBOX

    企業のある新規プロジェクトに たまたま招集された 8人のサラリーマン。

    第一線バリバリの女課長や総務、経理しかしらない女子社員、 できる!といわれている若手や
    「アイツはダメ」と言われている社員・・・ などなど

    実社会でも 十分ありえるシチュエーションなんです。

    その中で、まさに 執拗以上に暴言、中傷、パワー・ハラスメント。。。

    言葉という誰もが簡単に使える凶器を これでもかっ!! ていうくらい浴びせまくります。

    ちょうど大津のいじめの問題なども報道されており 子供の世界だけでない いじめ の問題にスポットをあてつづけます。

    昨年に初演された作品だそうですが 改訂版としての今回は より身近に感じました。

    ただ・・・どうでしょう・・  いじめる側と それを受ける側 

    papasanも そうだったんだけど 観ている人の大半が いじめられる側の目線になってしまうのじゃないかな・・

    いじめられる者への エールや 頑張ればその先に光がある!! とかが最後まで無いので

    観終わった後のモチベーション がめっちゃ下がってしまい劇場を出る感じでした。。

    作品としては、暗転のかわりに ワンツーワークスさん独特な"動き"で時間の推移などを表現していき

    かなり思いテーマの2時間ですが 長い!!とは感じませんでした。

    どういう見方をするかによって 賛否両論ありそうですね。

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    2012/07/24 09:15

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