みんな豚になる-あるいは「蠅の王」- 公演情報 ワンツーワークス「みんな豚になる-あるいは「蠅の王」-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    企業内いじめを扱った、重いが、しかし素晴らしい舞台
    冒頭は何が始まるのか分からなかった。
    一部の人は「豚の仮面」をかぶって登場し、
    幻想的な雰囲気の漂う中、話が進行して行く。

    その後、なぜかゲームが始まったり…。
    しかし、次第に劇の本質が見えてくる。

    (以下、ネタバレ)

    ネタバレBOX

    いわゆる「企業内いじめ」が、この劇のテーマだったのだ。
    詳しい内容は、ネタバレとしても書かないでおくので、
    ぜひ観劇されることをお勧めするが、
    最初にも登場した「豚の仮面」が、その後も時々登場し、
    それは単にいじめられて鬱的になった精神状態とも取れるが、
    それ以外の多様な可能性をも象徴しているとも解釈可能と思われる。

    前にもどこかに書いた気がするが、かくいう私も、
    多少はサラリーマン生活を送ったことがあるものの、
    それに馴染めず、いわば逃げ出して、
    今は細々ながら自衛で生活している人間なので、
    観ていてちょっと辛いものがあった。
    しかし、演劇としては素晴らしい水準で、
    遠路吉祥寺まで出向いて良かったと思った次第

    そして、2人の女性の、「セクハラ・パワハラは違法行為
    (私も多少は法律知識で食ってる身なもので、一応共感!)」
    VS「営業で頑張っていたらセクハラなど、一々問題にできない
    (言われてみれば、たしかに…)」の意見の対立…、
    また、「仕事ができないものへのひどい暴言」
    VS「でもたしかに、仕事ができない人がいるとみんな困るんだよなあ
    (自分のことは棚に上げてます)」の双方の感情…、
    どちらも一応理解できるだけに解決は簡単でないということか…。

    実はこの日、アフタートークもあって、作・演出の古城氏と、
    ゲストは(演劇関係者でなく)パワハラの専門家の金子雅臣氏が
    登場し対談。これも詳細は省略しますが、
    やはり簡単な問題ではないことを、ここでも再認識した。

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    2012/07/22 17:15

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