満足度★★★★★
それぞれの時間たちに組み上げられた籠に抱かれたような
三鷹の広い空間を得て
これまでの青☆組の凝縮された洗練とはことなる
広がりをもった質感を感じることができました。
街の風情を組み上げる、
登場人物たちのいくつもの時間の流れに
したたかに抱かれ
浸潤されました。
満足度★★★★★
空間美
空間を活かした美術、素敵でした。劇場の空間と役者さんの力量で、時、場、想いと、様々な世界に導いてくれるのが、素晴らしかったです。切なくても、愛おしさや優しさに包まれる、小夏さんの世界観は、やっぱり、好きです。
満足度★★★★
蜜柑色の夕暮れのような作品
凄く練られた脚本は繊細で素晴らしいと思いました。が、演出に物足りなさを感じてしまいました。寂しさや生々しさを感じなかった・・美術のセットもですが、汚いところ、嫌らしいところをオブラートに包んでいるように思えたから、ほんの少しのスパイスみたいなものが欲しかったのかもしれません。回想シーンを含め詰め込み感も感じたので、何かをちょっと引いて、もっとピリリと描写にリアリティーを見せてほしかったのかも。劇団のカラーなのでしょうか。でも、私が感じ取れなかっただけかもしれません。シャンソンでも流れていたらなぁ・・。←追記:劇場・劇中にシャンソンが流れていたようです。知らない曲で、しかも自然過ぎて気づかなかったようです。ごめんなさい。
満足度★★★
みた
何度か見ている側の欲なんだろうとは思いながらも、10年という節目であるとは知りながらも、何かもっとはみ出したものを見たかった。
良くも悪くも安心して見られてしまう。まったく共感できない人間、見ていて負の気分を催される人物が誰もいなくて、優しさの意味について考えさせられる。
あれこれ想像する余地を残しながら、きれいな環を描いてみせるのは誰でもできる技ではないと分かるけれども。
満足度★★★★★
さなぎが蝶に孵るように
吉田小夏さんの作品は完成度高く商業にいつでも持っていけると言ってきたがそれが証明された。素晴らしい美術、万遍なく配置された人物とエンタメとして行き届いた物語、横浜の黄金風景を立ち上らせる魔術。猫のようにして人間たちを見つめる優しい眼差し。必見。
満足度★★★★
公演観劇後
必ず台本を購入。読むと新たな発見があったりして楽しめるし、忘れたくないってこともある。小説集楽しみです。
ナナシの語るセリフが印象的。
満足度★★★★
昭和47年横浜港町のとある食堂
を舞台に描いた群像劇。この時代の横浜港町はワタクシには解らないが、たぶん、路地裏では犬や猫が徘徊し、米軍人を相手に如何わしいバーや大衆飲み屋やストリップ劇場などが盛んな色町と同居するように、高級とは言えない人々が暮らす下町の混在した香りのする街だと推測する。だとしたら・・・
以下はネタばれBOXにて。。
無題73
あいませんでした。セットや、上下左右をうまく使った演出は構図として美しいし、衣装、照明もよかったと思います。もちろん、役者さん、それぞれ味わいがあって、有隣堂というと伊勢佐木町かな、墓地は外人墓地のことかな、と思いめぐらしながら観劇。でも、あわなかったんです。台本を買ったので、もう少し考えてみます。
満足度★★★★★
宇宙空間に浮かんだ日常。
言葉にする時に、
あんな言葉を口にできたら、
世界はぐるりと変わるかもしれない。
なんか優しいんだよなぁ。
青✩組の芝居を見て
いつも思うこと。
素敵なセリフが星の数ほどありました。
おかげで幸せな眠りにつけそうです。
満足度★★★★
青☆組初めて観ました
星のホールは好きな劇場のひとつです。
劇場に入りセットを見た瞬間に、ああこれはいい感じだなとの印象を持ちました。始まるとその期待を裏切ることなく、すばらしい芝居が展開されました。
なんかピュアな感じで、冷たくておいしい水を飲んだような気がしました。
10周年ということですが、これからもますますの活躍を祈念いたします。
おめでとうございました。
満足度★★★★★
素晴らしい
上品で上質なお芝居に感動。
大きな劇場でよりスケールが大きくなった印象を受けました。
登場人物がどこか人間らしくて暖かい。
少し凝った演出も丁寧に作られているからわかりやすい。
いつまでも観ていられるお芝居でした。
本当に楽しいひと時でした。
所用で、アフタートーク観られず残念。
満足度★★★★★
10周年おめでとうございます
初日観劇。吉田小夏さんによって丁寧に丁寧に紡ぎ出された愛おしい物語。劇場が大きくなることによって空気感が薄まることを懸念しておりましたが、全くそのようなことはありませんでした。楽日にもう一度観るのが今から楽しみです。
満足度★★★★★
切なくて素晴らしい!!
横浜の哀しさが様々な登場人物を通して描かれていました。表現方法も工夫がみられ、小夏さんの一つの集大成とも思える素晴らしい作品でした。