パール食堂のマリア 公演情報 青☆組「パール食堂のマリア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 無題73
    あいませんでした。セットや、上下左右をうまく使った演出は構図として美しいし、衣装、照明もよかったと思います。もちろん、役者さん、それぞれ味わいがあって、有隣堂というと伊勢佐木町かな、墓地は外人墓地のことかな、と思いめぐらしながら観劇。でも、あわなかったんです。台本を買ったので、もう少し考えてみます。

    ネタバレBOX

    ■まだ雑記■
    パズルのピースがたくさんあって、手に取るととても丁寧な仕上げになっている。身近に置いておきたいくらい。でも、それを組み合わせてできたものは「普通」の風景。全部集めないと「絵」にはならないけど、無理してでも予め決められた通りに組み合わせなければならない。ピースがピース自身の意思で自分の場所を探し求め、運命的とも言える必然によって隣のピースと邂逅。そこには時代に翻弄された小さな命だから分かり合えるものがあるはず。そして出会うものがなかったピースは、静かに、ひっそりと、自身の色を陽の色に染め変える。徐々に薄れ、風景に溶け込んでいつか忘れさられる。

    ■以下、思い込み■
    「普通の仕事」を見つけるのは難しいと分かっているのだから、人一倍努力をするのではないかな。そうでなければ鞠子が惹かれる理由がないのでは?小さな店だけど、味にこだわりを持っている、そんな店だからこそ継ごうと思うのでは?食堂が少しも食堂らしくない。

    海の色は…灰色じゃダメだと思う。横浜に灰色は似合わない。朝が来れば、陽が昇る海じゃないと。

    綺麗な砂糖菓子でできたような街並み。 港の油臭さ、裏道のすえた匂いもなく、茶菓子にはビスケットがでてくる。カモメの声が聞こえるから港は近いのだろう。でも潮風は感じない。何も動かない。実際にはない観光用の絵葉書のよう。

    悲しみ…不妊、体の中のデキもの、わが眼でみることもなく喪った子、頭の中の父…女性の視点。みていて、なぜか焦点が合わない、そういうことなのかもしれない。鼓動が聞こえてこない…違うな。こちらの波長がズレているんだ。最初は小さくとも重なってゆくもの。

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    2011/08/04 00:25

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