満足度★★★★★
そういえば・・
観てきたんですよね。面白かったです。
潮の香りがするようで。お袋もヨコハマ生まれで昔はお嬢だったようなので(笑
よく昔話を聞かされました。そんな柔らかな風の吹く街のことを凄くステキに描いているところがまた良かったなな、と。
満足度★★★★★
今更ながらの感想だけど
素敵過ぎた!現在の小劇場界の中で力は1つ抜け出ている気がする。ただ、THE エンタメ♪ではないから、力だけでいったらもっと集客してもいいはずだけど、伸びはそこまでなのかもしれない。全然内容と関係なくてすみません<(_ _)>でも、本当に素敵な世界観で、あの空間にずっと住んでいたかったです☆
満足度★★★★
やっと見られました
以前、ProjectBUNNGAKUという演劇にて、
青☆組を観てから気になっていました。
やっと今回鑑賞できることになり、三鷹まで足を運びました。
舞台のセットがとてもきれいで、
横浜の港町を表現していたと思います。
ある家族を中心とした群像劇でした。
愛することをあきらめた長女と
愛することをはじめた次女。
それを温かく見守る父親。
家族の暖かいぬくもりの感じる物語でした。
印象に残っているのは、
クレモンティーヌですね。
オカマキャラが凄い様になっていました。
でも、彼もまた愛することをあきらめた人であり、
悲しい人でありました。
登場人物達が最後に新しい一歩を進めていく、
再生の物語だと思い、
観ていて肩をポンと叩かれ元気だそうよと言われたようなそんな感じです。
劇中に彷徨っていたマリアが町を去るのが、
母親からの自立、また過去への決別を表しているのかなと思うと、
マリアのことが悲しかったです。
すれ違う事も過ちを犯す事もある。
でも赦し繋がる事で救われる事もある。
帰る場所、家族という近くにあって遠くに感じるものの
大切さを改めて認識させられました。
アフタートークも参加して大満足でした。
満足度★★★★
懐かしい雰囲気に包まれる
起こる事実だけでなく人の考え方に至るまで時代設定である「昭和47年」が色濃く現れており何だかとても懐かしい雰囲気に包まれる。
また、シンプルな線だけでも本人の特徴をとらえた似顔絵のように僅かな台詞や演技から各人物の人と成りがくっきり浮き上がってくるのが見事。
満足度★★★★★
“港”は回帰の舞台
先日 ボランティア活動から戻った友人とこの劇の思い出話が弾み、忘れがたいシーンとそこで浮かんだ受け止め方が一致した。友人の分と合わせて遅まきながら感想を述べたい。
そのシーンは暗い舞台にいくつかの灯明が揺らめく場面であり、この瞬間、ストーリーも空間も時間も超えた鎮魂の祈りで舞台も客席も溶け合ったように感じた。
この時期に創られたさまざまなジャンルの作品で震災や一連の事故の影響を免れたものは稀有であり、この場面で過去の戦争や災害に加えて、3月の震災で失われた魂達の回帰する舞台としての“港”も表されたのではないかというのが私達の憶測である。やりばのない鬱屈した想いをここで癒してもらえた。
白いマリアの口ずさむ「聞かせてよ愛の言葉を」も心に沁みた。
黒い衣装で実存主義者のアイドルとなったジュリエット・グレコの持ち歌でもあり、昭和40年代の追憶も楽しませてもらった。
人生の年輪に応じた味わいを発見させてくれる吉田小夏氏の
さらなる活躍を期待している。
満足度★★★★★
今更ですけど…
なかなか感想を書くタイミングを逃していたんですが、私的に凄くストライクだったので折角だし書こうかと思います。
まず舞台美術が素敵。
無数のドアと灯籠。
幻想的な雰囲気の中で、優しくてゆっくりと流れる音楽のような物語が観れました。
役者さんはムラはありましたが、役作りはしっかりできていたし、なによりも脚本の美しさにびっくり。
中だるみをしていても、なんだかそれも味かななんて思っちゃうあたり、完全に私の好みなんですが…笑
とにかく、観れてよかったです。
満足度★★★★
観客の事を良く考えている。
まず、パイプ椅子に座布団が敷いてあり、膝掛けまで準備しているとの事。
大変好感が持てます。長時間椅子に座るのは、やはり厳しいもの。
さて、お芝居ですが、まず劇場空間に圧巻。
次に役者の方の実力とでも言うのか空間のおかげなのか分からないが、まるでその場所(物語)に自分もいるかの様な錯覚。
人物の内面が丁寧に表現されており、良かった。
何も考えずにゆっくり観られる、そんな感じのお芝居でした。
時代設定は昭和との事ですが、その時代の雰囲気が出ており、良かった。
満足度★★★★
白い二人、「聖俗」「祈り」「命」そしてマリア
すごく気に入ったのですが、何がどう気に入ったのか、なかなか感想を書きづらく思っていました。私はどうやら「温かく重い」ものを受け取ったようなんだけど、それが何なのか、不完全ですが、書いてみます。
たくさんのドアと街灯の舞台美術をみて最初の印象は「絵本のよう」と思いました。そして、街灯は「なんか人魂(たましい)みたい」と感じました。
(この最初の印象は間違っていないことにあとで気づきます)
このお芝居で白い服を着た登場人物は二人。街娼Mと猫ナナシです。
街娼と捨て猫、一番汚い、一番穢れた存在が白い服を着ている。
彼らが白い服を着ている意味は二つあるように思います。
(以下ネタバレBOXにて)
満足度★★★
理由は解りませんが
少し涙が出ました。
でも、なんででしょうね、空間と空気感がよかったです。
みんななにかしら事情を持っているのが多過ぎな気もしますが
少しだけ明るく替わって行く毎日を見ている感じがいいですね。
満足度★★★★
美しく切ない
星のホールは、行く度に「どんな舞台を見せてくれるのだろう?」と期待してしまう。
今回も期待を裏切らない素敵な舞台でした。
ただ、話が進むに連れて、綺麗過ぎるというか、綺麗な所だけ切り取ったように感じて・・・。
満足度★★★★
「いのち」の連鎖
会場で配布されていた「作者の言葉」に、この作品への意図の一端が
垣間見えるような気がしました。 「親」から「子」へ、またさらに「その子」へ。
いつしかその場所から建物や独特の「匂い」「雰囲気」のようなものが
消えてなくなってしまっても、「人」を介して「記憶」は受け継がれていく。
横浜の街角の片隅にひっそり在るパール食堂が、その連鎖の一部に
あるような、そんなささやかだけど、広がりのある作品でした。
満足度★★★★
見事!
しっとりとした、優しく、切ない世界。見事!としか言いようがない。ただキレイすぎて、路地裏の猥雑な感じが少しくらいあってもいいのではないかとも思いましたが。
満足度★★★
やや期待ハズレとマンネリ感
青☆組さん、観劇3回目。
これまでは、狭い劇場で、同好の観客層に囲まれて、一人異質な観客として、緊張感で観ていたせいか、張り詰めた空気の中で、舞台に否応なく同化せざるを得ない環境があったのですが、三鷹の広い劇場では、そういった束縛感もなかったせいか、やや緊張に欠ける観劇時間となりました。
だから、マンネリ感を感じたのは、きっと、個人的な私独自の理由によるのかもしれません。
でも、どうも、今回の舞台、制作サイドにも、悪い意味での慣れを感じてしまいました。
同じ役者さんが、いつも、似たようなキャラクターを演じるという点でも、ストーリーに作品の独自性を感じない点でも、一部の役者さんに、役になりきる気構えが足りなさそうに見えるのも、私には、全てパンチ不足に感じられました。
大西さん、木下さん、荒井さん、櫻井さんは、自然に役を生きていらして、素敵でした。
満足度★★★★
秀麗な舞台
話の内容と展開そして舞台設定、役者さんの質、全てにおいて高いレベルだとは思うのですが、観終わった最初の感想として何かが足りなくて何かが多いなあと感じました。初めて見た舞台でしたら文句無く手放しで褒め称えたのかも知れません。しかし、一度基準を上げてしまった分期待が大きすぎたのもいけなかったかし、冒頭の入りから、もうこれは絶対面白くなるとさらにハードルを上げてしまったのも問題ですね。
既にK点を越えている作品に対して、さらに求めてしまった自分の責任ですかね。
満足度★★★★★
さらに格調高く!
アトリエ春風舎を中心に細部の細部までこだわったていねいな作りが売りの青☆組。その青☆組が三鷹市芸術文化センター星のホールという広い舞台を吉田小夏がどう料理するのかが注目された。
結論から先に言えば、見事に使い切っていた。特に舞台美術が見事で、街の街灯のようであり、燈籠のようでもある照明が舞台をさらに幻想空間にしている。
うまい役者、磨き上げられた台詞、さほど劇的なことが起こるわけでもないのに、人生の機微に触れ観ている人の心に染みいる情感あふれるシナリオ、すべてが相まって格調高い作品に仕上がっている。
今回、この劇の象徴的存在である娼婦を演じた木下佑子と次女を演じた高橋智子がとても姿勢がいいことに感動。立っているだけで絵になる。魅力的な女優だ。
これから青☆組は劇団制になるとのこと。これからがますます楽しみだ。