満足度★★★★
やっと見られました
以前、ProjectBUNNGAKUという演劇にて、
青☆組を観てから気になっていました。
やっと今回鑑賞できることになり、三鷹まで足を運びました。
舞台のセットがとてもきれいで、
横浜の港町を表現していたと思います。
ある家族を中心とした群像劇でした。
愛することをあきらめた長女と
愛することをはじめた次女。
それを温かく見守る父親。
家族の暖かいぬくもりの感じる物語でした。
印象に残っているのは、
クレモンティーヌですね。
オカマキャラが凄い様になっていました。
でも、彼もまた愛することをあきらめた人であり、
悲しい人でありました。
登場人物達が最後に新しい一歩を進めていく、
再生の物語だと思い、
観ていて肩をポンと叩かれ元気だそうよと言われたようなそんな感じです。
劇中に彷徨っていたマリアが町を去るのが、
母親からの自立、また過去への決別を表しているのかなと思うと、
マリアのことが悲しかったです。
すれ違う事も過ちを犯す事もある。
でも赦し繋がる事で救われる事もある。
帰る場所、家族という近くにあって遠くに感じるものの
大切さを改めて認識させられました。
アフタートークも参加して大満足でした。