パール食堂のマリア 公演情報 青☆組「パール食堂のマリア」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    やや期待ハズレとマンネリ感
    青☆組さん、観劇3回目。

    これまでは、狭い劇場で、同好の観客層に囲まれて、一人異質な観客として、緊張感で観ていたせいか、張り詰めた空気の中で、舞台に否応なく同化せざるを得ない環境があったのですが、三鷹の広い劇場では、そういった束縛感もなかったせいか、やや緊張に欠ける観劇時間となりました。

    だから、マンネリ感を感じたのは、きっと、個人的な私独自の理由によるのかもしれません。

    でも、どうも、今回の舞台、制作サイドにも、悪い意味での慣れを感じてしまいました。

    同じ役者さんが、いつも、似たようなキャラクターを演じるという点でも、ストーリーに作品の独自性を感じない点でも、一部の役者さんに、役になりきる気構えが足りなさそうに見えるのも、私には、全てパンチ不足に感じられました。

    大西さん、木下さん、荒井さん、櫻井さんは、自然に役を生きていらして、素敵でした。

    ネタバレBOX

    またもや、猫と、ミカン。

    最近、遭遇することが多く、個人的にちょっと食傷気味で、またか!と心が萎えました。

    でも、大西さん演じる猫には哀愁があり、独白の場面は、詩的で、照明の程好さと相俟って、魅入ってしまいました。

    松田が、史子と結婚できない理由を語るシーン、生理的に不快でした。
    たぶん、これは、青年団の常套手段の観客騙しの手法で、作者が描きたかったストーリーではないように感じられたもので…。(これは、私にとっての観劇アレルゲンなので、被害妄想的過剰反応かもしれませんが)

    この作品、今回のキャストではなく、もっと実績のある役者さんで上演することがあれば、もう一度観てみてもいいかなと思っています。

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    2011/08/07 21:59

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