橋の上で 公演情報 橋の上で」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-17件 / 17件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    実際に起きた連続児童殺害事件を背景に描いた社会派劇。

    ネタバレBOX

    2006年に起きた秋田児童連続殺害事件を背景に、登場人物や社名等をフィクションに置き換えている。舞台を事件から20年が経った地元メディアに設定し、事件当時の回想や登場人物の過去を語ると同時にシーンとしても舞台上で見せていく。
    リサリーサ演じる藤井あかりは、殺人事件の犯人とされる役の朴訥さと儚さを好演していた。舞台美術と照明も印象的で、出演者による場面転換のスムーズさとも合わさって、転換の多い本公演の各シーンを観客が理解する助けとなっていたように思う。美術・照明はこのテーマでいてリアリズムに依らず、幻想的な雰囲気を構築していたのも成功していたように思う。
    脚本については疑問を感じた。物語の軸となる地方メディアや加害者については多面的に描いていた一方で、警察や裁判所など、特に警察については無能で高圧的で人間味のないキャラクターになってしまっていた。意図的にそう描いたのだろう。そこに作者の現場の警察制度や司法制度に対する主張が見て取れると解釈しても良いが、“体制側”もまた一人一人の総体である以上、踏み込んで描いて欲しかった。もう一点、加害者の精神疾患の描き方について。加害者が家族や社会に抑圧され、精神的に追い詰められていく様子は丁寧に描かれており、同情する観客も多いであろう。しかし、こと殺人事件においてはその精神疾患がかなり大きな要因として描かれているように感じた。その点を強調する必要があったのかは今でも疑問に思っている。精神疾患と重大犯罪を結びつけて論じるのは、実際の事件を元にしていたとしても、むしろ実際の事件を題材としていたからこそ、より慎重に扱うべきであったのではないかと今でも考えている。
  • 実演鑑賞

    満足度

    実際に起きた事件をモデルに取り上げ、その背景となる社会問題を炙り出す、真摯な姿勢が伺えた作品である。同時に、その挑戦の困難さが課題となってしまっていた。

    ネタバレBOX

    まず、実際に起きた事件を取り上げ参考資料を詳細に検証し作成するという、正面から向かい合う姿勢は真摯であったことは評価できるだろう。いじめ、DVとその連鎖、母子家庭の貧困など、現代社会において喫緊の課題となっているいくつかのテーマが複雑に絡み合っており、起きてしまった事件をその複雑な背景を含め断罪することの困難さはよく伝わってきた。

    他方で、被害者の取り扱いにやや問題が見られる。シングルマザーの藤井あかりは2件の殺人事件を起こしている(とされる)。今回焦点が当てられるのは彼女の娘の殺害についてであり、その後起きた娘の同級生の殺害については、藤井の挙動不審さを際立たせるためのエピソードとしてしか取り上げられない。加害者の挙動は社会と家庭における複数の問題に根ざすものであるとする本作は、その2件目の被害者に「寄り添う」ものとなっているとは言い難い。作中で実際に、加害者擁護とならないよう、被害者のことを常に最優先で考えるよう、という指示が、主人公である記者の能瀬美音に対して言われているだけに、本作自体がそれを達成できていたかは疑問だと言わざるを得ない。もしも「橋の上で」の出来事が作品の最後で描かれるようなものであるならば、2件目の殺人はいかに解釈されるのか。その点が看過されたまま終わってしまっただけに、中途半端かつ説得力のある結論だったとは言い難い。

    また、本作が演劇である必要性が今ひとつ伝わってこなかったのも残念だった。モデルとなった事件についての記事や文献等を当たってみたが、それらを読むのと本作を見るのとでは実は印象が変わらない。また、白い箱が新聞社のデスクになったり橋の欄干になったりするのは演劇的だったが、よく見る舞台装置であるし、むしろ登場人物が多いシーン(例えば冒頭の、新聞社で記者全員が議論するシーンなど)では箱が邪魔に感じられた。俳優たちの演技はリアリズムに則ったものであるため、むしろ映像向きのテーマと構成だったのではないかと思われる。

    重ねて言うが、作品が事件を軽んじているわけではないし、その姿勢は終始真面目であった。俳優の演技は観客に訴えるものがあったし、だからこそ見ているのがつらいシーンもあった(DVやいじめ等についてはトリガーワーニングがあった方が良いだろう)。それだけに、本作の足りない点が目立ってしまったのがもったいなかった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    一人のジャーナリストが20年前に事故として処理された少女の死亡事件の再検証に踏み込むというストーリー。
    単なる「事故死」として片付けられたかつての事件を現在の角度から紐解く記者側のパートと、追憶のような手触りで当時の様子を再現する当事者側のパートを行き来する形で次第に真相が詳らかになっていきます。俳優は複数の役を演じ、時系列は交錯するも整理され、導線が敷かれた演出や俳優の技量、照明や美術の効果も手伝って、混乱することなく観ることができました。

    ネタバレBOX

    実際に起きてしまった事件を題材に、児童虐待や家庭内暴力やいじめ、シングルマザーの貧困や孤立といった緊喫に取り上げるべき現代の社会問題を個人のみのストーリーに終始させないところに本作の覚悟と意義、社会に対する姿勢を感じました。(暴力的描写があるということに関しては、世相を鑑みて事前にアナウンスがあった方がいいとは思いつつ…)

    権力からの圧力や揺れるジャーナリズム、社会の仕組みそのものの歪みを知らしめるような物語展開や演出が印象的だったことの一方で、主人公のこれまでの歩みに関するシーンがやや駆け足のダイジェスト風に見えた節や、記者たちがなぜその事件にこだわるのか、という部分がもう一歩深く描かれてほしいという気持ちもありました。そのことによって、事件やその背景にある社会がより鮮明に再検証されるのではないかとも思います。
    当日パンフレットに作家の青木柳葉魚さんのこんな言葉がありました。
    「当たり前のように一人一人に名前がある。誰かが何らかの思いを胸に名前をつけた。今、隣に座っている誰かにも名前があって、その名前をつけた人がいる。そう考えると隣の誰もが少しだけ特別な存在に感じる。誰もが名前のある人間だ。一人一人が」
    劇中でもこういった「個人の姿を見落とさず描きたい」という思いそのものには触れることができたのですが、それだけにもう少し景色として登場人物の表情を見てみたかったと思います。例えば、主人公・藤井あかりの一番好きな食べ物や好きな色を知りたい、記者の能瀬の記者ではない横顔を見てみたい、とそんなことを思いました。「社会問題を個人的問題に回収しないこと」と「個人が背負う日々や思いを描くこと」の両立は劇作の上で非常に難しいことだとは思いつつ、作家の思いの丈と力量に期待を込めて記させていただいた次第です。

    実際に起きた事件を下敷きにしていることもあり、血肉の通ったセリフやそれを腹の底に落とした上で絞り出すように体現する俳優陣の姿に心を揺すぶられる瞬間があっただけに、笑いを誘うシーンや歌詞の世界観の強い劇伴の多用はやや蛇足に感じる面もあったのですが、それも裏を返せば、俳優の技量含めエンタメに振らずとも十分成立しうる作品であった、という演劇そのものの強度の一つの証のようにも思います。

    制作面においてすごく有難いと感じたのは、安価での託児サービスデーがあったこと。「この題材だからこそ託児は手の届くものでなくてはならない」といった本作におけるカンパニーの一貫した哲学や思いに触れたような気がしました。子育て中の観客にとって、観劇はハードルが高く、社会や他者へ繋がる一つの窓口でもあるはずの劇場はまだまだ気軽に訪れられる場所ではありません。そんな中で、観劇アクセシビリティ向上の取り組みが作品そのものとしっかりと手を繋いでいたことは舞台芸術全体にとっても大きな意義を持っていると感じましたし、そのことによって、演劇が世の中へと発信するものは舞台上にのみあるものではない、ということを改めて知らされたような思いです。
  • 映像鑑賞

    満足度★★★★

    タテヨコ企画の最初は、三軒茶屋の住宅街の一角の「やや広い」というだけの部屋を借景として上演された芝居(椅子も置けないので少ない観客だった記憶)。ちょっと変わった試み、であったから観に行ったのだがそれ以降タテヨコ企画は劇場で「普通に」公演を打っている。横田氏作演出のを二回、柳井祥緒作を青木氏が演出を一回、だったか。青木柳葉魚氏作品は初めてとなる。
    秋田の連続児童殺傷事件が題材である。そのもの、のようでもあるし、別の設定、のようでもある。後半は正に件の母による「その瞬間」が描かれる。橋の欄干での、娘とのやり取り。その後に起きた娘の幼友達である近所の男の子との接触場面。「殺意」を否定した想定で作られた場面が、作者が事実を紐解いて蓋然性を得た結論なのか、ワンオブゼム=可能性のストーリーなのか、実際には起きなかった「もう一つの物語」なのかは、この事件の事を詳しく知らないので判らない。
    こういう場合、舞台と事実との関連が明確でないことが通常ストレスになりもするが、不思議とそれが無く、芝居として面白く、引き込まれて観た。
    とは言っても、「没入」が起き難い映像鑑賞(舞台の)の際のパターンで、一度ざっと見て、後で細部にも目を届かせながら見るという手順を考えていたが、二度目を見ない内に期限を過ぎてしまった。芝居に引き込む要因が何か、あるいはちゃんと見れていたかは確認できず終いである。
    以前この同じ事件を題材にした舞台をどこかで観た。その舞台は母の「男関係」の時間を中心に描いていた記憶であるが、今作は事件を振り返る「場」として地元雑誌の編集室を設定し、敬遠されるこの題材を取り上げようと熱く訴える女性記者と、周囲とのやり取りと事件に関わる再現場面が地続きに相互に入れ替わる。この方法が効を奏して観客にも事件との一定の距離感を保たせ、かつ芝居に緊張感を与えていた。

  • 映像鑑賞

    満足度★★★★★

    タテヨコ企画の演目は去年から注目し始めていて、『家族のカタチ』、『ゾウとパンダと見えない虹のはなし』とシンプルなセットながらも役者たちの卓越した表現力で今もなお心に残っている傑作ばかりだけど、本作も当然と言おうかやはり超絶傑作だった!
    上記二作では割と日常の何気ない光景にフォーカスしたものだったが、本作では【精神疾患の母による児童殺人事件】というヘヴィなテーマながらも不思議と「日常からの逸脱感」はなくてやはり日常のリアリティを突き詰めつつもそこに止まらぬ「光」を根底に感じられるのはこのタテヨコ企画 ならではだと思った。

    ネタバレBOX

    また、本劇団の看板若手役者であるミレナ氏は過去2作における「聞き分けのいい真面目な若者」という役柄を超えて、今回史上最高にブチ切れてたのは個人的に痛快かつ新鮮だったのも見どころだった。しかも友人役と小学生役と二役こなしていたのも驚いた。
    しかしつくづく思うが、特殊なギミックを用いずにここまでシンプルな机と椅子だけのセットで20年前の事件現場だったり、学校だったり、パチンコ屋だったりと様々に移り変わりゆくシーンを役者の表現力と演技力だけで写像してくれるのはもはや驚愕しかない。そしてエンディングのなんともいえない余韻を残す感じもタテヨコ企画 ならではだと思う。今後も本劇団には大注目していきたい。
    あと、最後にかかった女性ボーカルの音楽が印象に残ったんだけどあれは一体誰の曲なんだろう。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/03/08 (水)

    世間の耳目を集めた事件を総括し未来を見据える討論劇

     新型コロナウイルスの流行前から日本社会が直面してきた諸問題について、少し先の3年後の時点から先取りして観客に提起する意欲作である。

    ネタバレBOX

     2026年3月、地方新聞「北部新聞社」生活文化部の若手記者・能瀬美音(いまい彩乃)は、20年前に発生し全国的な注目を集めた「藤平町児童殺人事件」についての企画を提出する。デスクの宍倉勝雄(今村裕次郎)はくらしのニュース向きではないと取り合おうとしないが、偶然部を訪れ当時社会部で宍倉と一緒にこの事件を取材し苦い思い出を持つフリージャーナリストの潟上一穂(舘智子)の後押しを受け、能勢は事件のあらましと企画の意図を同僚たちに披露していく。

     2006年4月、33歳のシングルマザー藤井あかり(リサリーサ)は9歳の娘雫を橋の上で見失う。懸命の捜索もむなしく、翌日川の下流で雫の遺体が発見される。母の真由美(仲坪由紀子)や友人の山本直子(ミレナ)に支えられながらなんとか正気を保とうとしていたあかりだが、雫の事件後の行動について情報を募るビラを撒いたことを刑事に咎められ、地域住民からも奇異な目で見られてしまう。翌月に今度は藤井家と同じ団地に住み雫の友人でもあった7歳の男児・里村尊の遺体が見つかり、尊の両親は尊の失踪後の不可解な行動からあかりが犯人ではないかと疑念を抱くようになる。やがてこの事件は全国から注目を集め藤井家はマスコミの餌食となってしまう。

     男児殺害事件から3週間後に警察から任意同行を求められたあかりは長時間の取り調べのなかで尊の殺害を認め逮捕される。その後の裁判では検察側と弁護側双方による事件の検証やあかりの精神鑑定が行われ、その過程で明らかになるあかりのこれまでの来し方に我々観客は目を奪われる。学校でのいじめや父親の虐待と母親へのDV、予期せぬ妊娠と出産、奔放な男性遍歴、次第に錯乱していく精神状態、そして起こった悲劇……若手ジャーナリストが20年前に起きた事件を総括するなかで、シングルマザーの家庭が置かれた過酷な境遇や社会的包摂の欠如、マスメディアや警察、司法の問題など現代社会の諸問題をあぶり出していく。 

     本作は実際の事件に着想を得、関連文献にあたり劇化した労作である。虐待やDVの描写が含まれているため事前のアナウンスはあったほうがよかったようには思うが、2時間近く飽きさせずグイグイ引っ張っていく作・演出の青木柳葉魚の手腕は大したものである。ジャーナリストの議論劇として始まり、事件推理や裁判劇、そしてある女性の悲劇など、さまざまなジャンルに分類できそうな内容がひとつにまとまっていて感心した。

     俳優たちは自分の持ち役以外にもマスコミや地域住民、警察や教師など何役かを兼ね、舞台の上に複数の時系列を交錯させ厚みを持たせることに成功していた。特に恵まれない環境のなか奮闘する芯の強さと精神的な脆さを併せ持つあかりを演じたリサリーサや、ベテランジャーナリストと朴訥な精神鑑定医を演じ分けた舘智子の達者さ、能勢に他所の縄張りを踏み荒らすような企画を出す奴と難癖をつけた社会部デスクや、警察発表に楯突いたマスコミに癇癪を起こす副署長、女性的な仕草で藤井家を噂する地域住民などを演じ分けた西山竜一の幅の広さが印象に残っている。初日の客席を埋めた男性を中心とした熱心なファンが、俳優の芝居に積極的に反応していた様子も忘れがたい。

     また俳優自身がコの字型の白い木製の台を移動させ、あるときは事件現場の橋、あるときは新聞社のデスクに見立ててといった展開もうまい(舞台美術=濱崎賢二)。シンプルだがアクティブな空間設計で、大きな空間とは言い難い小劇場B1が実に広々と見えた。

     他方で2006年と26年の二つの時系列の結末に置かれている最大の問い――「子どもたちの悲劇はなぜ起きてしまったのか?」「はたして能瀬の企画は採用されるのか?」――の答え、つまり物語の行きつく先がある程度予測できるため、スリリングな展開に至るまでにはならなかった点は残念であった。2006年のパートは実際の事件を元にしているため難しいのかもしれないが、ただ再現ドラマを見ているように感じてしまった。また2026年のパートは物分りがいい記者ばかりでなく能瀬の企画を強く否定する人物を造形するなどして能瀬が奮闘する様子をより緊密に描いてほしいと感じた。くわえて藤井家の複雑さやマスメディアの功罪を描くことに成功していたものの、警察や司法制度は一面的な描かれ方であったため図式的になってしまった点は残念に感じた。

     熱意が実りデジタル版の企画として採用が決まると、能瀬は夜を徹して記事の執筆に勤しむ。潟上から当時の取材ノートを託され奮起した能瀬は、ふと仕事場に差した月明かりを見つめ、それを服役中のあかりがどこか別の場所から見つめる、という場面で幕が下りる。終盤までの熱気が嘘のような静かなエンディングは少し物足りない。欲を言えば能瀬とあかりが相まみえる様子を見てみたいと感じた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★

    実際に起きてしまった痛ましい児童殺害事件を下敷きにしており、観客の注目度も高い一作だと思います。該当事件に関する知識の有無で作品の評価が変わる上演ではなく、全ての観客へ丁寧に情報を伝えようとする意思を感じました。その意味で、いま舞台上で起きている事柄を、観客が受け取りやすい状況と言えるでしょう。ただ、僕個人は、今作で過去の実在事件を取り上げた創作上の意図を明確に感じ取れず、少しモヤモヤした気持ちになりました。実際の事件を取り上げることで「これは他人事ではない」という凄みを増幅させる効果はありました。そこから更に、一歩、二歩、三歩、踏み込むことで、物語は劇的に広がりを見せると思います。(←勿論高いハードルであることは承知していますが、期待を込めて)。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    実話を元に描かれた作品。
    リサリーサさんが好演でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/03/12 (日) 14:00

    価格4,000円

    実話を基にした舞台。脚本、キャストの皆様の熱量、裏方様の演出に「社会とは」を考えないわけにはいかない、そんな舞台でした。
    悲しい、怒り、楽しい、嬉しいというのは感じることがあっても、心が動くってそうそうないかなと思います。
    観劇できてよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ご縁があり存じ上げている #タテヨコ企画 あさ朝子さんご出演の舞台『橋の上で』を観劇。冒頭から引き込まれいつの間にかキャストの皆さんに感情移入「すごい舞台をみた!」帰りの電車では放心状態に‥あぁ〜もう一回観たい 明日千穐楽で当日券は若干枚争奪戦だそうですが絶対劇場で観た方がいい!キッカケをいただいた、あさ朝子さんに感謝。

    ネタバレBOX

    いまい彩乃さん演じる、北部新聞社の若手記者、能瀬の再検証からあっという間に話に感情移入できるのは表現力の素晴らしさだと感服。フリージャーナリスト潟上 役、舘智子さんの圧倒的な存在感、若手記者を暖かく見守る姿、ワシャワシャと犬似だと能瀬を可愛がるシーンがなんとも微笑ましく20年前の悲劇、厳しい現実から緩和してくれて好きでした。北部新聞社の記者、デスクを演じる皆さんのキャラが立ってリアルに新聞社の職場を覗き見ている様な臨場感があり報道のあり方を議論しながら20年前の狂気に満ちた過熱報道のシーンは秀逸。シングルマザー藤井あかり役、リサ・リーサさんの演技力に脱帽。雫ちゃんに触れられる事に嫌悪感を出しながらも苦悩している姿、男に依存して育児放棄していく姿、事件後の朦朧としている姿、幼少期、中学生、逃避行と移り変わる感情を見事に演じられて心を鷲掴みされました。あかりの母、藤井真由美役 仲坪由希子さんDVの旦那と娘と板挟みになっているストレス、孫を失った悲痛さ、あかりに愛情を捧げてない不器用さ見事に表現、あかりの友達 山本直子役、ミレナさんも好演
    誰一人としてかける事ない再演を希望します。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    非常に考えさせられる内容のお話でした。
    どこかに救いがあったなら、どうにか救われて欲しいという感情しかなく、役者の皆さんの感情こもった演技に惹き込まれました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/03/11 (土) 14:00

    実話ですごく難しいテーマなのですが、人物の感情の起伏、流れるような演出、私自身の感情移入も相まって、とにかく終始、引き込まれっぱなしでした。

    事件、出来事に関する感情一つ一つがとても丁寧に読み解かれていて、考えさせられるテーマでもありました。素晴らしかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    今の日本に必要な物語でした。社会問題がテーマですが登場人物の気持ちをきっちり描写していて我がことのように感じられました。能瀬の真摯な演技が熱かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    演劇や人への愛がつまった素敵な作品だったと思いました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    重く悲しいテーマなので、色々と考えさせられるのですが、観終わった時には感動して優しい気持ちになれるのは
    演者さんやスタッフ等のみなさまが暖かく優しい気持ちで取り組んでいるからかなぁ・・・と思いました。
    演者さんがそれぞれ何役も入れ替わり立ち代わり演じてるのに、混乱せず観ていられるのは演技力なんだろうと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2023/03/09 (木) 19:00

    この事件の背景がよく演出されていて、いろんな視点から再検証している。決して家庭の事情によるものでは無く、いろいろなファクターが複合的に働いて、事件が増幅されたように感じた。
    家庭環境の要因が大きいと思うが、家庭だけで解決できるものでは無い事が分かり、課題にどう向き合うことがいいのか考えさせられる。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/03/09 (木) 19:00

    価格4,000円

    主人公の生い立ち…それは 身近 ではないが
    かと言って“他人事”では決してない。。。
    重く…考えさせられるテーマ

    でも…主人公の身の上に…一人でも多く
    想いを馳せることができるなら
    こんな“悲劇”はいつかなくせるに違いない‼ と
    想いたい1時間50分でした

この公演に関するtwitter

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  1. そう言えば、ワイの好きな釣りポイントはとある橋の横なんだが、橋の上では釣り禁止なんで、餌付けた釣り針持って橋を走って200mくらい先で投げ入れて砂浜に戻るってパワープレーをしてます。投げるより飛距離ある。

    2年弱前

  2. @Ariton7010 その後橋の上で風当たるコースが良い

    2年弱前

  3. 浅草橋駅近くの神田川にかかってる柳橋の上からよく釣りしてるモトクロスバイクのおっさん、通行時に怖いからやめてもらいたい。 ルアーなのでたぶんシーバスだろうけど、あんな小さい橋の上で釣り竿振り回すのはさすがに危険。これどこに通報し… https://t.co/s6VGPnSmLE

    2年弱前

  4. @skow_momo113 いやそんな事ないと思うw あの写真はまぁ割と分かりやすかったw 桜島見えてて、多分橋の上で、歩道の色とかでw

    2年弱前

  5. 順子様、うまく利用できそうなので利用しておこうってのはあるのだろうけど、橋の上で語っていた息子への想いは演技なんかではなく本音だろうね…

    2年弱前

  6. 「私達にできることは少ないかもしれないけど、私たちに今できる精一杯で挑戦したいから」   (電撃G'sマガジン2010年9月号/Prologue Story;2 万世橋の上で)

    2年弱前

  7. なんか温泉むすめの日には愛を叫ぶものらしいので東城第一大橋の上でいずみんに感謝と愛を叫んどきました いやぁ疲れと眠気のテンションって凄いわ、後先考えず何でもできる

    2年弱前

  8. 第35話 刀霊の導き 【宿屋の部屋】 聂怀桑:这位公子··· 我看你有点儿眼熟··· →こちらの若様··· 含光君に捕まって あの部屋に何時間くらい居たのかなぁ? 気になる! 石堂出た時は… https://t.co/NypSqTeuWG #陳情令

    2年弱前

  9. 俺は橋の上で練習見ていたおじさんであり初ライブに行ったリーマンでありアキコさんであり支配人でありみんなの母親だった…

    2年弱前

  10. ウィンMのサムネ近影 よく通る橋の上での撮影でした https://t.co/gX9d86Ux6Q #FFXI #FF11

    2年弱前

  11. 船床定男「隠密剣士」 幕府転覆を目論む尾張藩が差し向けた甲賀忍者に隠密剣士・大瀬康一が立ち向かう。リアル志向な忍術の応酬が矢継ぎ早に炸裂する快篇。橋の上で襲われて身代りの術で川に逃げて水遁の術と水蜘蛛の対決にもつれる流れに目を瞠る。善良な心を見抜かれ改心する敵忍者・藤純子も光る。

    2年弱前

  12. 仕事のチャンスをやっと掴んだよ (橋の上で)

    2年弱前

  13. 杠:石化する前の話なんだけど、千空君が橋の上で綺麗な石を見つけて拾ってしばらく眺めた後に、おもむろに携帯を出して時間を確認してから携帯を川に放り投げて石をポケットにしまった後に膝から崩れ落ちちゃったことがあったな…

    2年弱前

  14. 橋の上で栄太に会った。

    2年弱前

  15. 15岩万キルレ0.92k 【戦犯】グミのわ、ツインターボ やはりツインターボはよく分からん 上下の重心の偏りがあまりない奴は今後苦手になりそう🤮橋の上でシーソーみたいにパタンパタンしてるのマジ無理。 下手したらハマった後に橋上に… https://t.co/XM7rMdQgs9

    2年弱前

  16. オンラインマニュアルを読んだら大きい橋の上で知らんやつと戦ってる。ゲームの基本って書いてあるけどそんな敵見たことない。壊れた橋がイベントで直るのかな

    2年弱前

  17. @d0kuo @risky__dice まさしくキリストとイスラムが混じった雰囲気が独特でそこがトルコの魅力になってますよね。後、ニートっぽい大量の人達が橋の上で釣りをしまくってたりで、緩い感じもまた魅力的でした

    2年弱前

  18. 本日ワイの馬(125cc)がガス欠で橋の上でストップ。 ストップした場所が丁度上りきった坂の上だった為にエンジン停止しながら下り坂をヒューと走ると目の前にガソリンスタンドが。 JAF呼ぶと1時間は待つのでマジ助かった…。

    2年弱前

  19. 今年の春は僕の通学路の橋の上でハーモニカを吹いていたホームレスのおじいちゃんの後を継いで毎朝橋の上で吹こうと思っています

    2年弱前

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    2年弱前

  21. @yinghuamei2 それなら良かったです。17分はちょっと長いけど、でも、その時間を堪能されたなら良かったわ。橋の上で歩くのは嫌ですから😱

    2年弱前

  22. Drink down the gin and kerosene and come spit on bridges with me. (ジンと灯油を一緒に飲み込んでそれからおれと一緒に橋の上で吐き出そう。) Fall Out Boy/Nobody Puts Baby〜

    2年弱前

  23. @datteinugasuki 橋の上で17分止まってから動き出しました〜。陽が沈むまでのきれいな空が見られてラッキーでした!😆

    2年弱前

  24. 「橋の上で」劇場でデッカいスピーカーで音楽を体感できるのも最高だなと思って、SEの音質の巧みさだけじゃなくて、音楽の音圧がまじ素敵で、いつも最後音楽に泣かされそうになってました。 舞台上でそうだったんだから客席から聞いたらさぞ最高… https://t.co/m07DABIr1g

    2年弱前

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    2年弱前

  26. @AST9O たまたま橋の上で討伐だったし🤣

    2年弱前

  27. @oyasaikaede 川の橋の上で足元の石拾って見つめた後に、ポケットからスマホ取り出して時間(?)確認した後、スマホを川に放り投げて石をポケットにしまってから膝から崩れ落ちるおっさんを見たって話なら聞いた事あるよ👀 良かったね大惨事にならなくてw

    2年弱前

  28. 審査員で埋め尽くされた 橋の上で #802Q

    2年弱前

  29. @7p60CQ5zeZSKB4P 橋の上でウェイウェイ←笑 確かによくやってる😂

    2年弱前

  30. @MamaTaicha ウパさまが橋?の上でウェイウェイしてるの好きです

    2年弱前

  31. でも、相変わらず「このあと私は自分がどこにいるか“知っている”」という感覚はあって。 日にちはさておき、ちゃんと住むところが見つかって、川に掛かる橋の上で風に吹かれているだろうと知っている。 魂だけ先に摩天楼立ち並ぶ大都会に行… https://t.co/QgrsD9BnKN

    2年弱前

  32. 遊び心やユーモア、生きる上で…とても大事。Twitterという世界で出逢う…日々の可笑しみに、私は度々、救われる。“あっ、本日の初笑い…”と、自分の中で気付く瞬間も多い。私は此処に…そんなウィットに富んだ呟きは残せないけれど、橋の… https://t.co/sezsRwOx6k

    2年弱前

  33. @gifuseichi19 @Otabe_kun 時間調整ではなくて線路が橋の上で単線になっているので、着陸機は離陸機にレールを譲っているのですよ。

    2年弱前

  34. 橋の上で9Sを落とそうとするのはやめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭

    2年弱前

  35. @YoshidaHarumi 全く😫 ミニストップ杉並成田西店の善福寺川の橋の上で、吉田はるみの派手な看板つけた兄ちゃんが慌てて人目も気にせず電話してるよ。キチンと自転車降りて電話させないとダメ。今してんじゃないの。すぐわかるの。みっともない!

    2年弱前

  36. 😮 お、おー 峰谷橋.. 懐かしい~! すご~く昔、☃️の日にこの橋の上で 🏍️ でコケた!😅 https://t.co/HfFveW0qX0

    2年弱前

  37. 橋の上で栄太に会った。

    2年弱前

  38. 夢と現は一本の橋の上で繋がり 四季も昼夜も一本の時間の上に ならきっと、すべての人も一つの世界の上で https://t.co/jxsJLwSy4d

    2年弱前

  39. @TBBgentsuki やっぱり💦 地元に帰っても入りが微妙です💦 あっ! 入りが ちょい良くなったと思ったら橋の上で ロケ良かったのかな💦

    2年弱前

  40. 高校生の頃、自転車通学でいつも通る橋があって、年のうち数日、橋面が小さな虫の死骸で埋め尽くされた。これがカゲロウで、川面を飛んで子孫を残し、最後は橋の上で息絶えたのであろう。今も同じ光景が見られるのだろうか?

    2年弱前

  41. なんや?電車橋の上で止まったぞ?

    2年弱前

  42. 詰まってんなー 橋の上で止まるの怖いんだけど https://t.co/4apKnQucmS

    2年弱前

  43. @seabassers63 橋の上で菜々緒ポーズですね‼️😄👍

    2年弱前

  44. 追記:場所が分かりにくいのでマップ載せときます!この橋(?)の上で京王プラザホテルを右手に見ると多分同じ位置に立てます。 https://t.co/zx86SYt5gY

    2年弱前

  45. 59 朝7時とはいえ、外はまだ暗いです🌃 くま君、運河にかかる橋の上で記念写真📸ʕ•ᴥ•ʔ✨ https://t.co/TiU5QqMtj6 #くまのヨーロッパ旅 #ナガノのくま #自分ツッコミくま #ナガノ #海外旅行 #アムステルダム

    2年弱前

  46. @naoya_iso_jan 間違いない、組もう。橋の上で告白するよ💕 みんなで楽しんで推していきましょう✨

    2年弱前

  47. @meimei__sheep よく橋の上で女の子ナンパしててうちかんづめくんって呼んでた

    2年弱前

  48. 橋の上でチャリごと飛ばされそうなったw まるで嵐のような春一番 昨日作った🍅ソースをどうしようかと考えながら強風に向かって太腿の筋トレチャリ ラザニアにした。 ベシャメルよりリコッタ好み(簡単だしw) 肉系入れなくても野菜だけ… https://t.co/TQIZNQTVcw

    2年弱前

  49. 3月15日(水)3時の雑学はコチラ⬇︎ ムンクの叫びは橋の上で男が叫んでいるのではなく、叫びに耐えかねて耳を塞いでいる様子を描いたもの。

    2年弱前

  50. …ああ。あの日、橋の上で何があったのか。 …あの時、最後に何かを言って…笑ったんだ。 どうして笑ったんだろう…

    2年弱前

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