9代目グランプリ カンパニーデラシネラ

「CoRich舞台芸術まつり!2016春」で9代目グランプリに輝いたのは、カンパニーデラシネラ!世田谷パブリックシアター稽古場にてグランプリ授賞式をおこない、グランプリ受賞作『椿姫』再演の資金として賞金100万円を贈呈しました!『椿姫』は『分身』と2本立てで上演されます。

『椿姫』グランプリ受賞ページ
『椿姫』審査員クチコミ評

カンパニーデラシネラ

カンパニーデラシネラ ある時、理系の研究者と話をする機会がありました。研究とはまず仮定からと言うのです。おそらくの数値を仮定し、証明する実験を重ねながら、結論を導くのだと。意外に思いました。広い海原に漕ぎ出して、未知なる新たを発見していくのだろうと思っていたからです。その人は、あなたがやっていることもそうでしょうと言いました。その頃僕は若く、わかるようなわからないような気がしました。
最近、このことを思い出します。確かに仮定から始まる。確かさで進みたいのに、最初掲げるのはいつも仮説です。大丈夫そうだと思ったら再び仮定から。どこまでも不確かで、行動の連続分にだけ線が引けるかもしれない。
CoRich舞台芸術まつり!2016春に応募した作品は「若者と」に可能性を仮定した企画でした。加えて「人で見せる」。何もない空間。人がいる。舞台の極限シンプルに挑戦しよう、新しい人たちと。様々な仮定がたまさか賞に繋がった今回、背中を押され一歩前進出来た気がします。立ち会ったメンバー共々、一つ一つ検証し、有り得ないほど贅沢に時間を使った企画でした。
関係者の皆様、ご観劇お立会い頂いた皆様に、心より感謝申し上げます。
(小野寺修二)

『椿姫』『分身』 計22名の出演です。「椿姫」「分身」初演企画(三年間の白い劇場シリーズ)参加者と、新規出演者が半々。稽古していくうち当初、共通言語の量の違いに出合いました。何をよしとして何をよろしくないとするか(あくまでもデラシネラにおいて)。新しい人に、三年間で共有してきた抽象はすぐには説明出来ない。明るくもなく暗くもない、早くもなく遅くもない、メンバー内で手に入れた共通認識をもって、稽古しています。徐々に、集合体の「必然」が波及効果で継承されてきています。様々な才能あふれる新規メンバーは、そして別種の風を吹き込んでくださり、新たな作品へと。初演あっての再演、再演機会のありがたさが身に沁みます。舞台とは黒い箱、そぎ落としてここまで見せられる、そう言いたいです。観たことのない作品です。そう言います。グランプリの名に恥じない作品に。
(演出助手:藤田桃子)

→【公演詳細情報

ご応募頂いたCoRichメンバーの中から抽選で、『椿姫』『分身』のチケットをプレゼント致します!

『椿姫』と『分身』について、各回2名様ずつを抽選にてご招待!

招待対象
公演
世田谷パブリックシアター(東京都)
2018/3/20(火)16:30 『分身』 2名様
2018/3/20(火)19:30 『椿姫』 2名様
申込締切日 2018/03/10 (土)
応募条件 氏名(ふりがな)、CoRichのニックネーム、ご希望日時、メールアドレス、電話番号を明記の上ご応募ください。
いただいた個人情報はこの度のご連絡にのみ使用させていただきます。
当選者にのみ締切日翌日に当選メールをお送りします。
転売等の防止のため、当選者ご本人のみ入場可能です。
抽選の際はFacebook認証済みの方を優先します。
「観たい!」にコメントを公開登録していただければ幸いです。

チケプレ応募フォームへ

こりっちにログインした状態で「応募する」ボタンより応募フォームへ進み、
応募時の注意事項をよく読んだ上でお申込み下さい。

※当選者にはカンパニーデラシネラから当選メールが届きます。

劇団員氏名
小野寺修二(おのでら・しゅうじ)
スポーツのように数字で明確に順位がつくものと違って、評価や答え、拠り所がない中にいて、CoRich舞台芸術まつり!の存在が嬉しいです。
劇団員氏名
藤田桃子(ふじた・ももこ)
グランプリ発表をサイトで見た瞬間のあの鋭い有頂天な逆ジェットコースター感覚(ちょうどツアー中でメンバーが近くにいましたが、一人突然奇声を上げて周りにとってはほぼホラー)を今でもまざまざと思い出しますが、この作品・この企画・このメンバーでということが私にとって本当に嬉しく、忘れ得ない出来事です。今回の再演機会に是非一人でも多くの人に観て頂きたいです。
劇団員氏名
崎山莉奈(さきやま・りな)
みんなで頑張った作品にこのような賞をいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございました。これを機に多くの方にデラシネラを知っていただき、観に来てくれたら尚嬉しいです!『椿姫』『分身』お楽しみください!
劇団員氏名
大庭裕介(おおば・ゆうすけ)
出演者1人1人と群の力で時間を操り空気を作る。
舞台装置の無い素舞台に、高級娼婦や伯爵などが入り乱れる絢爛豪華な『椿姫』の世界を立ち現せます。
「2年の時を経て、やつらが帰ってきた。」
全力を尽くします。
椿姫と呼ばれた1人の女性の死にお立ち会いください。
劇団員氏名
王下貴司(おうした・たかし)
受賞の一報を聞いた時、デラシネラのツアーの最中で、みんなで雄叫びをあげたのを覚えています。
2作品とも沢山の挑戦が詰まった作品で、個人的にも思い入れの強い作品なので、今回再演できる機会をもらえる事に喜びを感じています(『椿姫』には出演しませんが)。
『椿姫』『分身』の2作品同時上演。
演じる側にとっても観てくださる方々にとっても刺激的な公演になると思ってます!
是非2作品観てください!
劇場でお待ちしてます!!
劇団員氏名
野坂弘(のさか・ひろむ)
個人的に実は、受賞も再演も世田谷パブリックシアターも初めてなんです。
演劇は、どんなに歳を取っても、どんな風に歳を取っても、いつでもたくさんの「初めて」に出会わせてくれる。この度与えていただいた多くのものが、そのことに改めて気づかせてくれました。
今回の劇場体験を、特別な瞬間として多くの人と共有できるよう精一杯演じさせていただきます。
皆様と劇場でお会いできるのを楽しみにしております。
劇団員氏名
増井友紀子(ますい・ゆきこ)
受賞を知ったのは小学校公演を回っている最中。桃子さんが叫ぶように歓喜し、その後の車は皆スマホにめり込む程に記事を読んでいました。『椿姫』はもう2年前で、その間それぞれに活動もしてきました。それぞれの2年間も上乗せし、新しいメンバーも加えてまた違った魅力が見えています。更に魅力的になった『椿姫』を是非ご覧ください!
劇団員氏名
斉藤悠(さいとう・ゆう)
グランプリ受賞。この作品に参加出来た事を誇りに思います。
『椿姫』『分身』さらなる進化に向け日々奮闘中です。
グランプリの名に恥じない作品になる事を信じて。
劇団員氏名
仁科幸(にしな・みゆき)
この度は再演の機会をいただき、本当に嬉しく思います。ありがとうございます。
世田谷パブリックシアターに、2018年春の今だからできる、パリの社交界の空気、質感、匂いを立ち上げられるよう、精進いたします。ぜひ、多くの皆さんに観ていただきたいです!
劇団員氏名
菅彩美(かん・あやみ)
この度はこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました。この作品に関わっている期間は、本当に作品のことしか考えられなくなるほど、没頭していていました。自分のダンス人生の中で、本当に貴重な経験をさせていただきました。
再演の機会をいただき、またこの作品と新たな気持ちで関われることになり、大変嬉しく思っています。初演をご覧になった方も、まだ観ていないという方も、この機会にぜひ『椿姫』『分身』公演にお越しください。沢山の方々に楽しんでいただけるよう、本番まで精進してまいります。
劇団員氏名
宮原由紀夫(みやはら・ゆきお)
今回初めてデラシネラの舞台に出演させていただく事になり、自分にとっては表現方法に初体験が多く挑戦と同時に学ばせていただく事がとても多い作品です。
是非ご覧ください!
劇団員氏名
牟田のどか(むた・のどか)
私は今回から参加させていただくのですが、この機会をいただいたスポンサード公演にとても感謝しています。新たなメンバーが入ることで初演とはまた違う作品になると思います。プレッシャーもありますが、新しい風を吹かせるつもりで頑張ります。
劇団員氏名
豊島勇士(とよしま・ゆうじ)
今回、グランプリ受賞作「椿姫」と合わせて再演される「分身」は、多くのキャストが、新しく加わったメンバーで構成されています。ドストエフスキーの原作の持つ、認知する世界が歪んでいくような世界観を作品として立ち上げるべく、小野寺修二の演出に初めて触れるメンバーたちも四苦八苦しています。
単なる再演ではなく、新しい身体が集まってリクリエーションされた作品として、どこまで強度を高められるのか。それをぜひ劇場に足を運んでご確認いただければと思います。

カンパニーデラシネラ『椿姫』『分身』再演特別インタビュー

スポンサード公演の特別インタビューです。

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