最新の観てきた!クチコミ一覧

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ひばり

ひばり

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2007/02/07 (水) ~ 2007/02/28 (水)公演終了

満足度★★★

歴史劇は遠くにあった
松たか子の大熱演、山崎一のユーモラスな人物解釈が印象に残る。
3時間を超える長い芝居で、後半集中力がとぎれてしまう。
ジャンヌ・ダルクものといえば、キリスト教信仰とフランス民族精神の高揚という主題がつきものだが、物語の世界は僕にははるかに遠く感じられ、こちら側に引き寄せて味わうだけの普遍的魅力を見つけ出すことができなかった。

ひかりごけ

ひかりごけ

三条会

ザ・スズナリ(東京都)

2007/01/18 (木) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★

チクショウ、ヤラレたぁ。
友人にすすめられて、田舎から上京したときに観劇。
・・・あははは。思わず背骨がズレそうになりました。
すごいものを観てしまった、ああどうしよう。

学ランの坊主4人組が今でもヨナヨナ夢に出てきます。
大川潤子さんの足は節足動物みたいに、5本指ぜんぶがバラバラに動くのダ。あああ、なんて身体能力!

初めて行った下北沢の人の多さに記憶喪失になりかけて私を、この作品がガツンと取り戻させてくれました。

・・・恐るべし、三条会。病ミツキ間違いナシ。

スポットライト

スポットライト

劇団ひろぽん

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2006/12/09 (土) ~ 2006/12/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

前回公演
より格段にパワーアップしていました。
前回見たときと、また違った役者のカラーが出ていてよかったです。
とくに看板の二人。

ヒステリア

ヒステリア

まつもと市民芸術館

シアタートラム(東京都)

2007/02/13 (火) ~ 2007/03/03 (土)公演終了

満足度★★★

知的好奇心が刺激される…
美術に驚く。シアタートラムが(例えばシアターTOPS風の)小劇場に変身。そして終盤の“ダリの絵”風な展開。“フロイトとユングの関係”等、復習しておくと、更に楽しめると思う。世田谷常連組の3人と荻野目慶子は、当然のごとく好演。知的な芝居で“コメディ賞”受賞作とは思えない作品。

地獄八景・・浮世百景

地獄八景・・浮世百景

北九州芸術劇場

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/02/09 (金) ~ 2007/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

強烈な才能
G2さんと松尾貴史さん。二人の頭の中はどんななんだろう?
とにかく頭の回転が恐ろしく速いに違いない人たちが作ったに違いない!
と思わせんばかりにネタ!ネタ!ネタ!の応酬。
なのにちょっと切なかったり、ちょっと暖かかったり。やられた~!

地獄でございます

地獄でございます

MONO

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★

なんかわかる……
出てくる人出てくる人、みんなちょっと変。みんなちょっとズレてる。
なのに面白い。だから面白い。そして、うっかり「なんかわかる……」とか思っちゃう、そんな芝居でした。

フールフォアラブ

フールフォアラブ

パルコ・プロデュース

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2007/02/27 (火) ~ 2007/03/01 (木)公演終了

映画のような……
芝居は強烈なのに、映画を観た後のようなゆったりとした時間も流れている、不思議なお芝居でした。
手島さん、かわいくて、気が弱くて、わがままな、本当にキュートな女性を熱演。素晴らしかったです。

私はだれでしょう

私はだれでしょう

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2007/01/22 (月) ~ 2007/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

日本語の美しさ
上演時間3時間20分(休憩含む)ですが、
そんな長さはまっっったく感じさせない
ものすごい芝居です。
なによりも井上さんの『日本語の美しさ』が胸を打つ
ほんとうに素敵な時間でした。
こまつ座レギュラーメンバーと初登場メンバーとバランスもよく
テーマは心に痛く、うかつな自分をちょっと反省できたりします。
大切な大切な気持ちをいただいたように思いました。

研修医魂 けんだま

研修医魂 けんだま

ドリームプラス株式会社

ル テアトル銀座 by PARCO(東京都)

2007/01/16 (火) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

衝撃的
色んな意味で衝撃的な舞台でした。
若いってすごいかも。
津田寛治さんが出てらしたのですが、あの方、もっといっぱい舞台に出てくれないものでしょうか?とても雰囲気があってよかったので……。

禿禿祭

禿禿祭

シス・カンパニー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2007/01/16 (火) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★

お得な時間
第1部は岸田さんの『言葉』の世界を堪能。
何年も前に書かれた作品なのに、あの『言葉』の力はすごいと思う。
第2部トークショー、ゲストは笑福亭鶴瓶さん。
面白すぎて、マスカラがにじむほど大爆笑。
生で『スジナシ』を観れたのは、かなりお得な気分になれました。
まさに『祭り』!!!な感じでした。

朧の森に棲む鬼

朧の森に棲む鬼

松竹

新橋演舞場(東京都)

2006/12/29 (金) ~ 2007/01/27 (土)公演終了

満足度★★★

プロフェッショナル
久しぶりに訪れる新橋演舞場。客席はさすがに満員。すごいな~。
もうね、ザ!エンターテインメント!!!でした!!!!
染五郎さん、3時間ほぼ出ずっぱりの立ち回りまくりのしゃべりまくり。
どんな体力なんだろう? どういう気合いなんだろう?
プロフェッショナルな傾き者。感服です。
芝居が終わって暗転した時点から、客席は総立ち。
幾度も続くカーテンコール。
鳴りやまない拍手。
これだけ観客の心を完全に虜にする作家、演出家、出演者、スタッフの皆々様。
素晴らしい「プロの仕事」をきちんと見せて頂き、気が引き締まりました。

スウィーニー・トッド

スウィーニー・トッド

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2007/01/05 (金) ~ 2007/01/29 (月)公演終了

満足度★★★★

パワーに圧されっぱなし
ソンドハイムの難曲を、見事に歌いこなす出演者の皆さん。
その上、客席に向かってくるパワーのすごい量!
生半可な気持ちでは観ていられない、強烈な印象の舞台でした。

カラフト伯父さん

カラフト伯父さん

トム・プロジェクト

ベニサン・ピット(東京都)

2007/01/15 (月) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

切ないっ
鄭さんのセリフは、なんというか「言葉」がきちんと「言葉」としての力を持っていて
切なくて、痛くて、哀しくて……。
震災から12年経った今だからこそ、一人でも多くの人に観に行って欲しい、心からそう思った舞台でした。

肝高の阿麻和利

肝高の阿麻和利

あまわり浪漫の会

うるま市きむたかホール(沖縄県)

2007/02/11 (日) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

満足度★★★★

感動して
今でも、言葉になりません。中高生の演劇、というとひいてしまう方も多いと思うのですが、今まで考えていた演劇の枠を超えて、力を持った作品でした。出演する子どもたちには、役者、群舞、バンド演奏、歌とそれぞれの役割があって、そのレベルは様々なのですが、表現ということの魅力を知った彼らの輝きには、そんなことには頓着させない強さがありました。

スポットライト

スポットライト

劇団ひろぽん

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2006/12/09 (土) ~ 2006/12/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

観終わった後
胸いっぱいで、走って帰りたくなる感じの公演でした。(いい意味で)
よくありそうな話だけども、さわやかで熱が伝わる。
そして動く照明がかっこよすぎる!

泥水の杯

泥水の杯

快飛行家スミス

松陰コモンズ(東京都)

2005/03/26 (土) ~ 2005/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

とりつかれた
コピーさながら、奈佐健臣氏に「何か」がとりついていた。
凄い空気でした。

さようなら僕の小さな名声

さようなら僕の小さな名声

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2006/10/27 (金) ~ 2006/11/05 (日)公演終了

満足度★★★★

私演劇
序盤がズバ抜けて面白かった。段々飽きたけどそれは何と言うか、自明と言うか仕様だと思った。真面目に演劇をやってる人が観たら腹が立ったりするかも知れない。演劇には最早、大なり小なりそういう要素が欠かせないと思う。

アフタートークで着替えの意味について解説があった。(まず、アフタートークをやれることを羨ましいと思った)流石に○○に掛けてるとまでは気付かなかったけど、まぁ何となく意味的なものは観劇中に感じた。

曖昧であることは、批判されるとしたらそれ自体が原因ではなくて、元々中身がないのに芸術ぶってさも曖昧なナニモノカのように振る舞うのがいけない。その点、今日は中身を感じた。勿論それは口にしようとすれば意外に普通でげんなりする類の。

ただ、今回限りかな、と。いや、というのはちょっと違って、シングル売れてるからアルバム曲ちょっとこんな感じにしてみました的な。要するに、それが通るのが羨ましい。

九日目にはもう飽きている

九日目にはもう飽きている

東京ナイス

こまばアゴラ劇場(東京都)

2006/11/24 (金) ~ 2006/12/03 (日)公演終了

満足度★★

古き良きドラクエ
ドラクエ1をやり出したあたりまでは、これから面白くなるのかもとも思えたけど、結局よくわからなかった。何か押し付けがましさを感じた。

少年ラヂオ

少年ラヂオ

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2006/11/25 (土) ~ 2006/12/25 (月)公演終了

満足度★★★

キャラメル
前回観た『俺たちは志士じゃない』が、キャラメルらしからぬと言うか、冒険が裏目に出ていた(と僕は思った)こともあり、今回は良くも悪くも、いや、今回は結構良い方の意味で、キャラメルボックスらしい作品だと感じた。

「明るい」。「楽しい」。正に仰せの通り。アクションも、浮いてるんだけど、上手いし、最近はアクションは最早浮いちゃっていいと思っている。

でも一部「スピーディ」じゃなかった。しかしそれはあの客層が必要としているもののせいだ。そして多くの役者もまたそれを求める。時間を遣って言葉で追える、善良な、心の動きだ。そういうのは、少なくとも僕は、わざわざ観たくはない。

前説では例によって(か?)関連グッズの宣伝。自分らで高いって言っちゃうところは大変素晴らしかった。本編より面白かったかも知れない。それにしても、確かに高い。それでも実際買う人がいるのだから、相当なことだ。

砂の女

砂の女

劇団地上3mm

インディペンデントシアターOji(東京都)

2007/01/18 (木) ~ 2007/01/21 (日)公演終了

満足度★★★

王子小劇場へ
安部公房面白い。と言うとそれで済んでしまうのだけど、原作に忠実(らしい)のはとりあえず良いことだと思う。

東大的というのだろうか。小鳥クロックワーク(旧)やひょっとこ乱舞にも似た匂い。役者にさせてることとか、何より選曲とか。

その方向では、透明な幕が一枚張られたような、悪い言い方をすれば「何かやってるなぁ」という、びみょうな距離を感じた。そこを覚めさせない、繋ぎ止める何かに欠ける気がする。村人集の力量のバラつきにも大因ありかと。

地上3mmは、今まで観た中では、駒場の小空間でキャベツとか何とか言ってたのが一番面白かった。いや、どうだろう。川口さんのあっちょんぶりけがツボだっただけかも知れないが。確かあの時は「自由でいいなぁ」と思った。「自由だなぁ」は悪い意味で思うことの方が多いけど、3mmは珍しくいい意味でそう思ったと思う。今回そのへんは原作ありきだからよくわからなかったけど。

前半・後半の切れ目をあの場面の直後に置いたのは秀逸だった。あれのおかげで全体のテーマが明確になった気がする。と言うかあの場面で核心を口にしたとふんだので、あの終わり方も納得できた。あと照明も良かった。暑そうで。

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