
ティファニーで朝食を4 横浜公演
THE REDFACE
横浜関内ホール(神奈川県)
2022/09/01 (木) ~ 2022/09/01 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今更ですが、また再演するタイミングでもあるので、・・。
鈴木杏樹さんのファンならずとも、とても心地よい空間を堪能できます。
終演後、しっかり台本を読み込まれて臨む為、労力も通常の舞台公演以上だとおっしゃっていましたね。
映画(洋画)のテキストを借りずとも、エレガントな方なので舞台を日本に移した“ハイソ”で軽妙、艶やかな一幕劇を今後は観てみたい。

短編劇集「新江古田のワケマエ」
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2022/10/29 (土) ~ 2022/11/03 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
「そう言われると今年一番はあの日かな」と「あるいはピクルス」を拝見。
そう言われると〜は、人の優しさがじんわり伝わってあたたかい気持ちになりました。
ピクルスは、ちょっと切ない話。
短編だけど満喫しました。ありがとうございました。

オーガッタジャ!
発条ロールシアター
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

にぶいちの失明
山田ジャパン
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

短編劇集「新江古田のワケマエ」
劇団二畳
FOYER ekoda(ホワイエ江古田)(東京都)
2022/10/29 (土) ~ 2022/11/03 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
A+D観劇
どちらも、それだけで成り立ってはいるのですが、もう少し背景が見えたら!?と思ってしまいました。
短編だとしょうがないところもあるのですが....
ま、絶妙なところではあり、面白かったです!

白い楽園、黒い鳥
Oi-SCALE
中野スタジオあくとれ(東京都)
2022/11/04 (金) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

VANYA‼︎
人間劇場
SPACE EDGE(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
あらすじは知っていましたが、生の舞台を観るのは初めての作品。一般的な演出がどんなものかは知りませんが、ちょっとポップでいい雰囲気。幕間のダンスやストップモーションも楽しいですね。とにかく死ぬまでは生きていかなくちゃ、というメッセージはちゃんと伝わりました。

GOLD IN THE DUST
GROUP THEATRE
浅草九劇(東京都)
2022/10/12 (水) ~ 2022/10/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ちょっとサイコなサイエンス・ミステリーなのかなと思って観ていましたが、ラストは意外な展開に。なんかイイ話じゃん。

『雨の世界』
ウテン結構
サブテレニアン(東京都)
2022/10/14 (金) ~ 2022/10/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
劇団初見。ミステリーかホラーっぽいオープニングにおおっと思いましたが、雨女を題材にしたちょっとリアルでファンタジーな話。この雰囲気、自分は好きですね。

憧れのサンパチマイク
Monkey Works
シアターサンモール(東京都)
2022/11/02 (水) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/03 (木) 18:30
随所で笑いをとりながらも、厳しい芸の世界も垣間見せてくれる奥の深い群像劇でした。

藤原さんのドライブ
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2022/11/04 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/08 (火) 14:00
おもしろかった。よく練り上げられた脚本を、燐光群のいつものメンバーたちがきっちりと仕事をしたという印象だ。
ハンセン病の患者が「隔離」として送り込まれた架空の島が舞台。ここに、おそらく現代の新型コロナウイルスと思われる無症状感染者も送り込まれたというところから物語は始まる。通称を選んでもよい、と言われて戸惑う男。それは取りも直さず、本名で生きることは厳しい差別に直面するというハンセン病患者の歴史を反映している。
タイトルにドライブというだけあって、藤原さんが運転する車は日本全国あちこちを飛び回る。しかしそれは楽しい旅行というわけでなく、運転が上手な藤原さんの生きるすべといった感じなのだ。
劇中では、さまざまな差別の実態が語られる。今作ではハンセン病の差別問題だけでなく、今まさに起きている戦争や北朝鮮などのミサイル発射に伴う場面もさりげなく盛り込まれていて、新型コロナに加えて過去と現在を結ぶ架け橋になっている。
ハンセン病については国家もようやく謝罪したが、根強い差別は今も形を変えて生き続けており、それはハンセン病だけに限らない。舞台はこうした現実を鋭くついている。

左手と右手
小松台東
駅前劇場(東京都)
2022/10/29 (土) ~ 2022/11/08 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
芝居が上手すぎるねん、全員。一室で起こるただの日常が緊張感を持たせ観客が固唾を飲んで見守り続ける空間を創り出す、奇跡のような名人芸。

オーガッタジャ!
発条ロールシアター
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
シンプルな舞台装置だが、廃ビルという異世界への入り口(壁の裂け目を木枠で覆っている)だけは精巧にできている。ここを出入りするだけで廃ビル感が出るから驚きだ。
会社をクビになって廃ビルをねぐらにしようとする男、環が様々な人物(フリーライターや掏摸たち)がいる世界と和服の男が出てくる世界を行き来し、どちらが現実なのか夢なのかわからなくなる件とか、元刑場の斬首役だった和服の男と環を重ね合わせて見せるところなどは脚本の巧さが光る。
細かいところでは、環がクビになった会社の作業着を着ていたり(会社に未練があるのか、もう着るものがないのか)名うての掏摸だった拝島のズボンが両ひざとも穴が開いていて落ちぶれた感が出てる、廃墟マニアがいかにもな格好だったりと衣装にも心配りがされていた。

サド侯爵夫人
遊戯空間
銕仙会能楽研修所(東京都)
2022/11/05 (土) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
三島由紀夫 作品の舞台を、初めて拝見しました。能舞台での会話劇…最初から最後まで迫力があり、素晴らしかったです。

にぶいちの失明
山田ジャパン
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
軽いノリや随所に笑いがあるが、内容は実に重いスポーツ事故。事故による、それぞれの環境の変化や登場人物達の葛藤が狂おしい程に伝わる。加害者、被害者とは単に言えない事故で、それぞれの心情を簡単には推し量れない。個々の言い分や考え方はどれもが分かるだけに観ていて辛くなる程で、役者さんも皆熱演で素晴らしい舞台でした。

Machi Note マチノオト
演劇ユニット思考動物
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
未見の団体…「Machi Note マチノオト」は「街ノート」と「街の音」というWミーニングのタイトル、そして街の風景を撮った写真が美しいフライヤーに興味を持った。その直感は見事に当たり、面白く そして考えさせる内容であった。
コロナ禍を正面から捉えた物語であり、このようにストレートに表現した公演は初めてである。コロナ禍の光景を地域(コミュニティ)ラジオ局の放送を絡めながら点描する。物語は大きく4つの話を交錯させ、その街に生きている人々の暮らしを繊細に紡いでいく。演出は丁寧で、例えば もりかつ亭の引き戸の音と喫茶店の開き扉の音(ドアベル)を違えるなど実に細かい表現をする。そこに観せるといった工夫を感じ好感を持った。
少し気になったのは、演劇という「額縁」の中を観ているようで、生活臭というリアルさが弱く 十分伝わらないのが残念なところ。演技力の問題なのか、行儀(整理)よい展開なのかはっきり分からないが、何となく客観的な観せ方に止まっていると思う。もっと突っ込んでコロナ禍に起きた出来事=今まで経験したことがないような事をリアルに描いてほしかった。物語でも密閉・密集・密接という三蜜を避けるような場面ー市民文化祭ーがあったが、従来の緊密・親密・濃密という人付き合いも大きく変化した。街の人々のリアルな思いがもう少し感じられれば…。
それでも、コロナ禍における街風景の変わりようは解る。未見の団体であったが、思考する姿勢は志向をうかがわせる好公演であった。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

ラビットホール
劇団昴
Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)
2022/10/28 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
小竹向原のサイスタジオコモネは二度訪れたが大山駅傍のサイスタジオ大山(Pit昴)は初めて。遠い土地(しかも大山駅下車は鬼門)の初訪問は臆するが、行ってみれば駅近でアクセス良しであった。
同作は今年2月のKAAT公演(小山ゆうな演出)を既に観て「満足」だったので迷う所であるが、戯曲の良さに鑑み観る事にした。昴では以前見逃した「八月のオーセージ」(これもケラ演出版を観て気になっていた)が好評だった事も頭の隅にあった。パンフを見るといずれも田中壮太郎氏演出であった。
実はこの人の演出作品を一度観たい、というのも念願ではあった(2020年3月日本工学院演劇科卒業公演は氏の演出舞台、初の工学院、しかも見逃してい川村毅作「エフェメラル・エレメント」という事でワクワクの三乗だったがコロナで流れたのは今もって悔しい..!)。
舞台は期待に違わぬ逸品であった。緻密で鋭さがあるがどこか大らかな要素もある。舞台はこの劇場を横に広く使い、長い楕円の盆に乗せた格好、客席はその楕円に沿って囲む形で一列に並び、隅の方だけ二、三列という組み方。中々の臨場感である。
大きな劇場での小山ゆうな演出版との違いは、もちろん第一には起用俳優だが、例えば、難しい「感情の動線」を要求される妻役の感情表出の仕方は、演じた役者の数だけ正解があるのかも(昴はあんどうさくら、KAATは小島聖)。
KAAT公演が優れていたと感じた部分もある。この戯曲が優れているのはこれを書き込んだ事によるとも言える繊細な場面で、その人物の造形あるいは見せ方(相手役にどう響いているのか)の点でKAAT版は
飲み込みやすかった。ただ、儚く痛々しい人間模様をより赤裸々に彫り出したのは昴版であったと思われ、全体のバランス上の問題であったかも知れぬ。

にぶいちの失明
山田ジャパン
新宿シアタートップス(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

グッバイ ロビンソン
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2022/10/26 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/10/28 (金) 14:00
全地球的に特殊な状況に陥ってしまった世界の中でも仕事やら何やら「日常生活」を続ける人々……が、彼らにはそれぞれ悩みや迷いがあり、な物語。
公表されているあらすじからSF系かと思いきや実はしっかりした人間ドラマ。そして「ひたすらポジティブ」な落としどころとその後の幕切れが何ともステキ。
また、劇中の「あの設定」は実はイマの世の中の「アレ」の隠喩ではないか?と思って大いに納得。
今を生きる我々へのエールと提言、しかと受け取りました♪

今貂子舞踏公演「彗星」
舞踏カンパニー倚羅座
アバンギルド(京都府)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/07 (月)公演終了