
舞台「死神遣いの事件帖 -終(ファイナル)-」
東映ビデオ
サンシャイン劇場(東京都)
2025/08/07 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
死神遣いの幻士郎さんの物語。これにてファイナルなのが残念すぎる映画と舞台が交互に上演上映される大好きなシリーズ、見納めて来ました。お別れが悲しくなりすぎないような、実は王様となった十蘭中心の死神サイドのスピンオフが有るのでは?と期待値からの妄想が絶えないしにつかロス状態です。毛利さんの外連味は粋で鯔背な幻士郎さんにピッタリで、映画では表現されない躍動感に繋がるんですよね。クリオネか妖精の様に袂をひらひら舞い踊る十蘭はまさしくこのシリーズ不動の美人ヒロインで、ようやく板の上で逢えた高揚した喜びと苦悩するふたりそれぞれの思いが観ている者たちの胸をこうキュッと締め付けたりふんわり撫で付けたり、やりおるな!まったく。ケシカラン!Wヒロキの相方ズッキーも、くそデカ鎌を振り回す梅ちゃんも、映像の百目鬼様もどなた様も見処満載で面白く回してくれる松本寛也さんザンヨウコさんにも大満足なファイナルでした。さみしいけど、悲しくなりすぎない。素晴らしいな。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
登場人物は多いが、みなセリフがよく聞こえ、最初から最後まで圧倒された。各人それぞれの立場での葛藤もちゃんと描かれ、現在まで続く物語だという思いが込められた舞台。

【8/17追加公演決定!!】おどるシェイクスピア 『RARE〜リア王〜』
CHAiroiPLIN
六行会ホール(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前半はコンドルズあるあるの世界観、からだであそんだり言葉遊び、人気アニメ主題歌の替歌風有りで、チケットの価格設定からも夏休み親子で楽しめるファミリーミュージカルとしての側面も有るのだろう。あちらこちらからかわいい笑い声も聴こえて来ました。
シェイクスピア四大悲劇の中でもラストが悲惨な印象な「リア王」の物語も、「レア王」の方ではハッピーエンドだったとか?いろいろ言われていたり「道化」の存在は「リア王」だけだとか、そういうことを知ってる人知らない人でスズキさんのお茶目で巧みな言葉遊びにニヤリと出来るか出来ないか別れちゃうのかな?貴方が知ってるリア王だけがリア王じゃないですよ、的な。凄く子供向けな部分と研鑽を極めた知的な大人な部分、深浅両方が美味しく楽しめるワゴンビュッフェのような贅沢な時間になりました。特に中村容さん、小林ららさんと四国在住現役大学生ダンサー関口晴さんのコンテンポラリーは圧巻でした。若い才能を見逃さないスズキさんの人間力も素晴らしい。もちろん彼のダンスもコミカルな演技も最高で、如何様にも楽しめる作品でした。あと音楽すべて清水ゆりさんなんですね。普通に今クラブイベントでかかってもみんな踊り出しちゃうくらいにカッコ良かったです。劇伴の枠を飛び越えてませんか?アコーディオン弾き語りとのギャップで瀕死になりました。

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
ストーリーは良いがセリフが聴きにくい
セリフカミ、滑舌悪、早口
無理に笑に持って行こうとしてるのか
観ている方は冷めてしまう

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
ストーリーは良い作品だと思うがセリフが聴きにくい、早口,滑舌悪、セリフカミ
無理やり笑に持って行ってる感があり流れが不自然

この中に1人、台本を知らない役者がいるvol.10
ろーまの平日
シアターココ(愛知県)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

シャウト!
!ll nut up fam
萬劇場(東京都)
2025/08/14 (木) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
千秋楽を観劇
高校時代にタイムスリップした主人公が本来の自分を取り戻すため奮闘していくシンプルなストーリー
主人公中心に彼を取り巻く同級生や教師達のキャラクターを余すことなく楽しもう!という公演だったかと
総勢18人もの役者さん(一部演出家さんも出演)で描かれる学園コメディーはアオハルの空気感が濃厚でしたが、この公演自体が現実に青春の断片そのもの
ダブルコールの舞台あいさつでは、最終日の思いも重なって胸が熱くなるのでした

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
役者一同、一生懸命な演技、手づくり感満載の演出・演技で微笑ましく感じました。
先生の汗びっしょりになって演技、どこまでが作り上げた演技なのか、どこまでぎ素の演技なのかしら、

『醜悪』
道楽息子
アルネ543(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/08 (金) 14:00
青年が父親を刺殺した事件を取材する記者を狂言回しに関わった者を悉く不幸にする疫病神のような人物を軸とした怒声と悲鳴あふれる物語。
鵺的の実在の事件をモデルにした作品群に通ずる味わい(人間関係や人物の感情が妙に生々しくてリアルに感じられる、とか)もありつつ、幻影に惑わされる人など「古典的怪談」的手法も駆使しさらに笑いまで盛り込んだ多彩なダークファンタジー。要素の配分によって必要以上に(?)ダークにならない匙加減が巧い。
ところでこれ、考えようによっては「リアル呪怨(スミコ=伽椰子説)」じゃね?(笑)
あと、28ページに及ぶwebパンフレットが見事♪

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/17 (日) 19:00
重い題材が重く演じられるのだが、息を呑んで観ていられる。129分。
戦争末期の沖縄・糸州の壕の野戦病院の物語。学徒動員で看護に派遣された「ふじ学徒隊」の女生徒たちが体験した物語を濃密に描くが、肯定的な展開だけでなく、葛藤も反発もしっかり描くあたりがいい。しかもそれを現代の祖母(下平久美子)と孫(吉水雪乃)の回想風にしたことで、ちょっとだけホッとできる作りになっている。25人の登場人物は多いが、そのそれぞれの物語を描く脚本も見事だが、広い舞台で演じる役者陣も見事。開演の5分前から登場人物達が舞台に現われ、ちょっとずつ演じていくあたりで、自然に物語に入るのも巧い。

八月納涼歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2025/08/03 (日) ~ 2025/08/26 (火)公演終了

Leo of hearT ~怪盗レグルスからの予告状~
天華楽喜
シアターブラッツ(東京都)
2025/08/06 (水) ~ 2025/08/11 (月)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/08/11 (月) 12:00
価格5,500円
ぐーぐんチーム千穐楽を観劇。ミステリーやコメディ要素よりも、どちらかというとバックステージにおける演劇人の気持ちを描きたかったのかなと推測

ざしきわらしのいる部屋
劇団ぼるぼっくす
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了

明け方の月に天使は踊る
劇団十夢
船橋市勤労市民センター(千葉県)
2025/08/17 (日) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
脚本の流れは良く出来ていると思うが、時々「笑い」に持っていくために、無理な設定をブチ込んでいる所が気になる(そこでそれは無いだろう!リアリティが無くなり人物の本気度が疑われる…と思った)
設定に無理があると役者のセリフが早くなったり浮いたりして余計わかりにくくなるので改善されると良いと思う。
全体的に情熱的で楽しい舞台なので、もっともっと良くなると思う。

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前回の公演よりもテンポよく、笑う場面も多めで130分楽しめた。
上層に逆らえず右往左往するのが日本人らしさがとても出ていたと思う。
最終日だからかグッズがほぼ完売だったのが残念。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
わかりやすい悲劇や美談としてではなく、色々な葛藤や矛盾を抱えた人々の話だったのは非常に好感が持てた。だからこそ、特定の壕をタイトルにしたのであれば、そもそも住民を追い出した場所であった事もきちんと描いてほしかったなぁ、とも思う。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
戦後80年。今日のお芝居からも真実が見つかるだろうと思って来ました。ウッカーガマとひめゆりの場所が近いことに驚きました。解散のタイミングが約1週間違ったことで生死を分けた。戦争ですね。
脚本、演出、演技とも素晴らしいものでした。舞台のうえですが沖縄戦を経験した役者の皆さんが、これからもその経験を舞台の上で継承して頂いたらいいなと。舞台は歴史の証人であり、継承する力があるのではないかとおもいます~

『SANC・SANC・SANC #2』
演劇創造ユニット[フキョウワ]
ウイングフィールド(大阪府)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
再演作品 観ている間に前回の記憶が蘇る…
おじさん批判から始まり、心に悩みを抱えたシングルマザー環境に育った女子高生(東京→大阪 留年中)とタワマン住まいの何不自由無いような同高OG ウーバーイーツでタワマン住まいを夢みる社会人とスーパーのバイトかけ持ちでウーバーイーツをしているアラサー社会人
ちょっと今時代(直近の若者)感とはズレ有る所も有ったが、理不尽さというか社会で生きて行く対する葛藤がとても上手く表現出来ていたと思います
新作を期待してます😊

TRIGGER
BLACK★TIGHTS
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2025/08/15 (金) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
殺陣が見せ所の作品
個人的に銃🔫と刀⚔️はなんか違う感が有り少し興ざめ感が…(刀⚔️だけではダメ🙅だった?)
内容はらしさが出ていたものの、有り得なさが多く、ファンタジー過ぎたかも
トリプルコールで主催が、主演女優さんをベタ褒め 次回作(当劇団の代表作品の再演)の主演も同女優さんが主演と…
主演女優さんの演技は置いておいて、他の出演女優さはどう感じたのか…
ファーストだから前回満員御礼となった作品かも…

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
時は1942年6月、太平洋戦争の真っ只中。ミッドウェー海戦の惨敗をどう報じるかで喧々諤々に揉める海軍報道部。事実を淡々と伝えるのか?国民の士気が下がって戦争継続に悪影響をもたらすのでは?いろんな面子と思惑とが絡み合っていつまで経っても発表することができない。その板挟みに苦しみ、たらい回しにされる海軍報道部中佐、津和野諒氏が主人公。
女学生、髙橋果鈴さんが可愛かった。
海軍報道部課長、矢吹ジャンプ氏は高木三四郎みたいに見えた。
海軍報道部報道班員、淺越岳人氏は石野卓球っぽい。
MVPはミッドウェーに出征している中佐、久ヶ沢徹氏だろう。出てくるだけで爆笑をかっさらった。