
藪原検校(やぶはらけんぎょう)
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2007/05/08 (火) ~ 2007/05/31 (木)公演終了
満足度★★★
ベテランの味
コクーンのような広くて遠い会場は苦手なのですが、長時間にもかかわらず引き込まれました。パンフレットを買おうとまでは思わなかったけど、お値段程度には十分楽しみました。

お彼岸の魚
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
アフタートークまで
人の記憶を扱った作品はわりと好きなので、こういう記憶が交錯し混乱する話はややこしいながらよかったです。最後の歌とダンスも楽しかったけど、むしろ前半の複雑なテイストから抜け出したくなかったかな。渡辺えり子さんとごまのはえさんのトークもテンションの違いが笑えました。

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★★
タイトルの絶妙なかけ方
お話の作り方はとてもうまくて、いろいろなアメリカのやっつけ方が組み合わさっていながらもわかりやすくて面白かったです。でも90分の割りにずいぶん長く感じました。どうしてだろう?

月に吠える
さかな公団
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★
綺麗
照明、音響、舞台、役者、衣装。
どれもごちゃごちゃしていなくて、綺麗にまとまっているなぁ……と思いました。
オムニバスの話の繋ぎ目が、個人的に好きでした。

オールテクニカラー
快快
半蔵門アーツファースト(東京都)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
ごちそうさまでした。
いくつかの作品で「渋谷」を描いてきた小指値。その中でも今回の作品は一番好みです。
肌触りというくらい、しっかりと作られた空気で連続するシーンが繋がっていく心地よさ。その時間の共有を許しつつ、勝手に飛んで行く身体。面白かったです。

お彼岸の魚
ニットキャップシアター
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/05/18 (金) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
不思議
予想外、というのが素直な感想です。
とにかく、混乱させられっぱなしでした。
実にシュール、変に空想的。そのバランスが、とても好きです。
見終わった後に、色々と考えることの出来る、好きな作品でした。

西部の娘
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2007/04/15 (日) ~ 2007/04/27 (金)公演終了
満足度★★★
うーむ。。。
まず、演出家のホモキが持ち出したテーマ、移住者の心、祖国を失った者のテーマは、パンフレットを読むまでもなく、理解でき、また常にそこを底辺とした物語になっていて、しかも明確に描き出されていた点は感心する。終始一貫、根無し草的な人間が、ある仕事、ある事情で集うこと。移住の国。放浪が大いに許容される国。終幕に合唱で「もうあのふたりは戻って来ない」というところでは、テーマの対するひとつの回答が提出されていた。
この、テーマに基づき、その文法で物語を語るという、演出家の手法は、常套であり、また正統でもあるのだが、この上演のように、単純明快に提出されている事例に出会うことは、あまり多いとはいえない。今回の上演がまるで底の浅いものと勘違いしてしまうくらいだ。
ただし、ダンボールの舞台装置、なにが詰まっているのか最後まで分からなかったカートの荷物、多国籍を説明しすぎて無国籍になった衣装は、まったくの失敗だとぼくは思う。
物語の主題を抽出するときのホモキは、明快で思い切っているのだが、それを視覚で語るときの手法は説明過多であり、本質の抽出は見当たらなかった。舞台装置、小道具、衣装のなにかひとつのものが、移民の悲しみを語るものとして特権化してはじめて、舞台上に存在できるものなのに・・・字幕によって、ああ、あの場面は酒場だったのね、ああ、原本ではドアがあったのねとわかるようでは、興ざめしてしまう。

サイエンス・フィクション
じゅんじゅんSCIENCE
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★
一瞬、一枚、一冊。
舞台で楽しむあんなシーンやこんなシーン。イメージに移行した瞬間、追いかけるのにちょっと苦労しますが、楽しかったです。

下周村(かしゅうそん)
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/05/15 (火) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★
う〜ん(笑)
Z席(自らの選択)、かなり疲れていた(勝手)というのもありますが、面白い部分と楽しめなかった部分と面白くない部分という感じ。

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★
やっつけきれてなかったかなぁと。
「いつぶっ飛ぶのか」という期待(勝手)をキープしたまま終わってしまった印象。あの描き方をするのであれば、舞台の外の出来事・空間がもう少し見えやすくないと辛い気がします。

坂東玉三郎特別舞踊公演
松竹
京都四條南座(京都府)
2007/05/09 (水) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★★
後味スッキリな舞台
「阿国歌舞伎夢華」は、とにかく華やかで明るくて綺麗。女形さんメインの、かわいくて、綺麗で、きゅんと切ない演目。桜の舞い散る中、幕が降ります。
対して「蜘蛛の拍子舞」は、荒れた屋敷に暗い照明、紅葉のセット、無気味な雰囲気、立役さんメインの迫力ある演目。肝心の拍子舞のところで少しうとうとしてしまったけれど、やっぱり妖怪ものは面白い!
次々繰り出される糸にすっきり、かっこよく決まるとんぼにすっきり。蜘蛛の正体がばれた辺りからはノンストップ、ドキドキワクワクのうちに終わりました。

月の船
快飛行家スミス
KAWAGUCHI ART FACTORY(埼玉県)
2007/05/13 (日) ~ 2007/06/05 (火)公演終了
満足度★★
会場、そんなに遠くはないです。
馴染みのあるところだと、南北線・王子駅の先。川口元郷駅から徒歩5分です。
場所からの作品づくりということもあり、作り手の中での世界観が強固にあるのだろうなとは思います。しかし、それら一つ一つの要素を大切にしすぎたからか、それぞれがなかなか結びついて来ませんでした。理解できなくとも、強烈に引っぱられるイメージの連鎖のようなものが欲しかったです。
初めてだったこともあり、会場の元の状態はわかりませんが「空間を活かす」という考え方は好きです。

アメリカをやっつける話
劇団チャリT企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★
政治的情勢の茶番劇かと
思ったら風刺も効いている感じではなく、大学のサークル内の出来事としても描き方が緩すぎて中途半端な印象。82分。

「ONLY SILVER FISH」「+ GOLD FISH」
AND ENDLESS
笹塚ファクトリー(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★★
たまにはこんな作品もいいよな・・・
アンドレの公演といえば、ダンス+アクション、そして音楽が定番だが、企画公演のため、それらを一切排除したストーリーを重視した公演もオツナもんですな・・・
幾つか、気になる点はあったけど、ミステリー好きな人には楽しめる作品になっていましたね。
出来れば、2時間以内に抑えて欲しかったな・・・

7
studio salt
相鉄本多劇場(神奈川県)
2007/05/16 (水) ~ 2007/05/24 (木)公演終了
満足度★★★
知らんぷりをして蓋をして
やり過ごしたい部分に敢えて視点を置いた作家の勇気は評価できるが、その矛先が他方に向いてて分散気味か。78分。

冬のユリゲラー
ヨーロッパ企画
ザ・スズナリ(東京都)
2007/05/05 (土) ~ 2007/05/15 (火)公演終了
満足度★★★
久しぶりに楽しめました。
ここ何作か気になっていた、やってる側(だけ)が楽しそうだなぁという感じはなく楽しめました。もっと爆発力が欲しい気もしますが、それは期待値が高いからでしょう。
物足りなさは、中心になってる問題に感情移入しづらいのと、クライマックスの回収のされ方がそんなに綺麗ではないからかなと。

東京ノート
青年団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2007/04/19 (木) ~ 2007/05/14 (月)公演終了
満足度★★★
アゴラ3階部分から観劇。
全体を俯瞰する感じで観るかたち。戦争の気配だったり、美術作品との向かい方だったり、時代に引っかかってくるからか見えすぎる感も。3階部分で、役者よりも情報が見えてしまうからかなぁと。
その他のエピソードは気持ちよく。現代の『東京物語』を満喫。

ロス
プリセタ
駅前劇場(東京都)
2007/05/16 (水) ~ 2007/05/21 (月)公演終了
満足度★★★
チラシがかわいくて
チラシの漫画とは裏腹に地味な落し物課。そこで働くさらに地味な男達のひそかな楽しみ。ルールを守って律儀に勤めていたはずが、どこかから軌道がずれ、おかしな方向に。男たちのリアルな地味さ加減が、妄想に入っていく気持ち悪さを助長する感じでよかった。ただ、登場人物が多いかな、一回しか出てこないような人が。

モーゴの人々
シティボーイズ
J:COM北九州芸術劇場 大ホール(福岡県)
2007/05/19 (土) ~ 2007/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★
ほんとにこのお年で??
私もいい年だけど、こんな年でこんなバカできる
彼らを尊敬する(^^;;; いやー笑った笑った♪
コントの旬は30くらいかな~と思うので、ずいぶん無理してるとは思うけど
客席の妙年の男女が笑う笑う(笑) 体が続く限りがんばってほしい(^^)