
ゼリーの誘惑
東京ハートブレイカーズ
ザ・ポケット(東京都)
2007/07/03 (火) ~ 2007/07/08 (日)公演終了
満足度★★★
独特の空気感
人の体に他人の心が乗り移って、周りと織り成すトラブルなどの物語、っていう設定はありふれすぎるほどありふれているものだし、ストーリーの展開もありきたり。でも笑えるし楽しめるのは役者さんたちのとても素敵な雰囲気のせい。チョコチョコはさむギャグやアドリブ風のやり取りでくすくす。そしていつもどおりのライブのノリも、やっぱり古臭いんだけど温かい。ここではベタな歌詞とベタなメロディーが快適に感じちゃうのでした。今回はCD購入までにはいたりませんでしたが。
なぜいつも席が空いちゃうのか、不思議です。

SPECTACLE GARDEN(Sの章/Gの章)
スペクタクルガーデン
銀座みゆき館劇場(東京都)
2007/06/29 (金) ~ 2007/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
Sの章です。
最後ということで気になって行ってみました。あらすじを書きようがないほど様々な世界がリンクして、とても楽しかった。経済学者とエスパーと、テレビの構成作家とメイド喫茶の店員と、経理課の課長と乞食と、金正日の息子と福沢諭吉先生と。こんな登場人物、どんな風に結びつくのかわかりませんよね。解散なんてもったいない。Gの章も行ってみることにしました。

はなとゆめ
はなとゆめ
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2007/06/29 (金) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★
ベターポーズが非常に楽しみになりました。
ベターポーズの吉原朱美さんが非常にすてきでした。
ベターポーズの解散公演・・・想像しただけで身震い。
こういうテイストの王道をしかと目撃しようと固く決心。
フライヤーがとっても好きだったし、好きな感じの役者さんがたくさんだったので、ずっと見たくて、見たくて、期待していました。
劇場に入るとこれまたステキな舞台美術でさらに期待しました。
しかし。
こういう見せ方は嫌いじゃないのですが、どうも役者陣がちぐはぐすぎ。
こういう恥ずかしい見せ方こそ、世界にどっぷりつからないと楽しめないと思うのだけど、嘘がたくさん見えてしまって残念。
見終わってから知ったのですが、演出はまだ10代なんですってね!
なるほど・・・
これからがんばっていってほしいです。

enter on the DIARY
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
シアターブラッツ(東京都)
2007/06/28 (木) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★
複数のエピソードを紡いで織り上げる
複数のエピソードを紡いで織り上げる手法にますます磨きがかかったことに加えて、てんこ盛りの小ネタがどれも大笑いできて楽しい。
ただ、終盤のパラドックス関連の説明が、事前に「ルールブック」を読んでいないとわかりにくそうなのが惜しい。

碧玉路
ひげ太夫
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/06/27 (水) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★
巧みなストーリーテリング
観始めてから初の現代劇で「あんなものやこんなもの」まで例の手法で見せることにウけ、同じ高さに揃った樹の喩えなど深いモノも含んでいながら説教臭くならないストーリーテリングの巧みさに感心。

下宿屋、ロマンポルノ
カミナリフラッシュバックス
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2007/06/29 (金) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
泣いた!!!
土曜の夜観ました。2時間20分くらいでしたが
集中して最後まで魅入ってしまいました。
荒削りな部分は多々ありましたが、
作演出のニシオカ・ト・ニールさんの挨拶文のとおり
すごいパワー貰って興奮して泣いてしまいました。

別役実のいる宇宙 =新旧書き下ろし連続上演=
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2007/06/15 (金) ~ 2007/07/05 (木)公演終了
満足度★★★
犬が西むきゃ尾は東
深く考えさせるという意味で興味深いものだった。
隣の席に作家がいてその隣が演出家だったので、こちらも気合を入れて観た。
中途半端に笑うのは嫌だし、かといって眠くなるのを我慢するのも嫌で、緊張を保ちながら観ることができ、だからこそ、戯曲の本質をつかもうと努力した。が、やはり分からなかった。自分なりにはこんな世界だといえても、はたしてあたっているか?隣の別役さんに質問したいくらいだった。
役者の演技は普通。感心するほどではない。ということは、ダメな演技だったかな?断定はしないけど。

月の船
快飛行家スミス
KAWAGUCHI ART FACTORY(埼玉県)
2007/05/13 (日) ~ 2007/06/05 (火)公演終了
満足度★★★
天空の船?(^0^)
こちらは奈佐健臣の一人芝居。 登場した時はガイジンかと思ったーーー!! 長身で彫りの深いマスク。
ワタクシは知らなかったのだけれどTV等、結構出演してるのね。。
http://www.geocities.jp/kaihikouka/nasa.htm
2月に観た奥田瑛二の『兵士の物語』と同等の演技力!
元・鋳物工場を劇場にして、その舞台が斬新なアイデアなのだ・・・
月の船の先端が窓から突き出て、その窓を開いた途端、なんとも素晴らしい光景が・・・
まるで、空中に浮いた船のようなのだ。。
う~~~ん、やるじゃない!! (^0^)
ただ、一人芝居の場合、あらすじを飲み込むまで時間がかかるものなのだ。。
兵士の物語は観る前からあらすじが解ってた。だから、最初から芝居だけに集中できたんだよね。。
一人芝居の場合、そういう配慮も必要なんじゃない?
どーなんだろ?
どーなんだろぉおおおおお? (^0^)

「ONLY SILVER FISH」「+ GOLD FISH」
AND ENDLESS
笹塚ファクトリー(東京都)
2007/05/10 (木) ~ 2007/05/23 (水)公演終了
満足度★★★
切ない終わり方
テーマは孤独でしょか?
主人公は桁違いの豪富であるからこそ、婚約者に裏切られる。
婚約者の愛人と婚約者を暴く為、主人公が仕掛ける罠が陰湿です。
ここで思い出したのが、 私のほかに神はない。 私は殺し、また生かし、傷つけ、またいやす・・・・・旧約聖書の中の一節・・・預言者モーセの最後の歌。
私とは神。
殺されて生かされ、傷つけられて癒されるニンゲンとは、自らの力のおよばない大きなものに翻弄されるだけなのか?
そんな哀しい、ちっぽけな存在なのかと・・哀れむ。
最後の終わり方がワタクシ的にはちょっと~・・・という感が。。
あくまでも終わり方は陽でありたいのですよ。。
陰な終わりは、観劇後に暗い余韻が残りすぎる。。
まあ、作風だから仕方ないけれど・・・

オペラ座の怪人
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2006/12/01 (金) ~ 2007/01/17 (水)公演終了
満足度★★★★
う~~ん。前回のほうが?
前回の方が良かった感が。。
オケは素晴らしかったし、相変わらずのシャンデリアの落下も迫力があったけれど・・・それからセットが微妙。もうちょっとお金をかけたら?っつーていいたい。。まあ、総合的には☆4つ?(^0^)

マリー・アントワネット
東宝
帝国劇場(東京都)
2006/11/01 (水) ~ 2006/12/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
そりゃあ山口だからさっ!(^0^)
山口・涼風コンビ。
カリオストロ役の山口祐一郎は、相変わらず声といい歌といいその場の臨場感いい溢れる演技と言い素晴らしいです。

キャッツ
劇団四季
キャッツ・シアター(東京都)
2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了
満足度★★
日本のキャッツは^^;)
ロンドンですり鉢状円形舞台の本場ものを観て来てしまった為、日本のキャッツって、体型が美しくない。。ちとがっかり。。まあ、八頭身のスリムでやけに色っぽいロンドンっこの猫と比べたら可愛そうなんだけれど歌唱力・目ぢから・しぐさ・♂猫とのからみ、どれをとっても劣ってました。。まあ、しかたないねっ!(・・)

enter on the DIARY
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
シアターブラッツ(東京都)
2007/06/28 (木) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
ジブリネタサイコー!(^0^)
一つ一つの日記で笑いをとる。
更にmixi のジブリコミュとオフ会の企画で笑いを取る。
もののけ姫の映像を使ってのキム木村による美輪明宏の声帯模写は最高に似てる。。
特にジブリ好きのワタクシには魅力満載で、いちいち頷いてました。。
ここで完璧にツボにはまって笑いながら泣いてた。
笑い死にするかと思うほど・・(^0^)
すんごく楽しい!ジブリサイコー!(違っ!)・・・AchiTION! サイコー!

ぶるー・ブルー・バースディ
劇団たいしゅう小説家
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/06/22 (金) ~ 2007/07/02 (月)公演終了
満足度★★★★
中澤いいじゃん!(^0^)
殆どがコメディかと思いきやシリアスになったり、またコメディにと展開する場面は中々面白いストーリー。 全体的にまとまって2時間中、客席は笑いに包まれていた。。
モー娘の中澤さんがいい。。
以下はネタバレBOXに。。

少年伝奇製作所
石神井童貞少年團
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2007/06/21 (木) ~ 2007/06/24 (日)公演終了
満足度★★
おぞろしかったっ!!
郷愁あふれるストーリーを想像していたが、違った。
セットが壊れるかと心配になるほどの炸裂あり、実際、板壁が壊れてたし・・・
拳に血が出てない?本気で殴ってるやろ? ・・・・・途中で帰ろうとマジ思いましたww

ホタルカワ
風花水月
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/06/15 (金) ~ 2007/06/18 (月)公演終了
満足度★★★★
ほのぼの~
ほのぼの~な人情劇。
それぞれが独立しているが祖母の葬儀のために、10年ぶりに田舎を訪れての会話劇。ほっと出来る劇でした。
笑いあり、お涙頂戴あり・・・
ただ、長女のみどり役が終盤で号泣!
ここは号泣するところではないのに・・・何かあったんだろうか??
その後、客席挨拶の時もず~~っと泣いてる。。
後からあとから溢れ出る涙が止まらないようす。。
まあ、生きてればいろいろあるよね~~(^^)/

東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』
東宝
帝国劇場(東京都)
2007/06/08 (金) ~ 2007/08/27 (月)公演終了
満足度★★★★
やはり山口でしょ(^0^)
「ああ無情」確かこの本を読んだのは高校生くらいか・・?
無情なのはジャン・ヴァルジャンだけではない。 ミリエル司教でもない。
コゼットとマリユスの別離が無情の主語というのでもなく、また浮浪児ガヴローシュに何かが託されたともかぎらない。
時代社会もレ・ミゼラブルで、ヴィクトル・ユゴーその人にもレ・ミゼラブルが沈殿している。
『レ・ミゼラブル』はいつもこの「無情」がぐるぐる回転木馬のように動きまわっているのだ。。
ああ、それにしても山口祐一郎は良かった。。独特のオーラがあるよね?
森公美子もあの胸がなかったら飲みの客からチップははさめないもんね(^^)
次回はシルビアと山口、これゲットしましたっ!(^0^)

衛星都市へのサウダージ
ヨーロッパ企画
新宿シアタートップス(東京都)
2007/06/20 (水) ~ 2007/07/02 (月)公演終了
満足度★★★
楽しかった!笑った!だがしかし…
終始笑いました。
でも、やっぱり物足りないのです。
それは、ストーリーに起伏が感じられなかったからだと思います。
楽しかったけど、物足りないって事で、★は3つにしました。

0号〜ゼロゴウ
ゲキバカ
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2007/06/27 (水) ~ 2007/07/01 (日)公演終了

八人目の侍
演劇集団アーバンフォレスト
「劇」小劇場(東京都)
2007/06/28 (木) ~ 2007/07/01 (日)公演終了
満足度★★★
オチが弱い
侍役として集められたのが小劇場系の役者たちという設定で、劇団裏事情などが(誇張・戯画化はあると思うが)妙にナマナマしく、プロデューサーの役者蔑視的発言ももしかすると実体験に基づくのでは? などと思わせるあたりは(自虐的でもあって?)楽しい。
ただ、オチが弱いというか、ちょっと締まりがないのは残念。