満足度★★★
切ない終わり方
テーマは孤独でしょか?
主人公は桁違いの豪富であるからこそ、婚約者に裏切られる。
婚約者の愛人と婚約者を暴く為、主人公が仕掛ける罠が陰湿です。
ここで思い出したのが、 私のほかに神はない。 私は殺し、また生かし、傷つけ、またいやす・・・・・旧約聖書の中の一節・・・預言者モーセの最後の歌。
私とは神。
殺されて生かされ、傷つけられて癒されるニンゲンとは、自らの力のおよばない大きなものに翻弄されるだけなのか?
そんな哀しい、ちっぽけな存在なのかと・・哀れむ。
最後の終わり方がワタクシ的にはちょっと~・・・という感が。。
あくまでも終わり方は陽でありたいのですよ。。
陰な終わりは、観劇後に暗い余韻が残りすぎる。。
まあ、作風だから仕方ないけれど・・・