
All Shook Up
フジテレビジョン
青山劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/21 (金)公演終了
満足度★★★
ジャニーズは、えらい!
「マンマミーア」と「ヘアスプレー」を足して、5で割った位の面白さだけど、
こういう「ザ・ブロードウェィ」「ザ・アメリカン」なミュージカルは本当に楽しい。
カラフルでポップで華やかで賑やかでハッピーな作品は、
ミュージカルの醍醐味、非日常気分を味わえます。
短い公演期間、公演回数でありながら、これだけゴージャスな
舞台を提供する、ジャニーズは、本当に偉い。
アンサンブルや脇の役者さんなんかは、自分の事務所の若い子達を
使えば便利だろうに、
ちゃんとミュージカル界の経験を積んだ人を揃えて
商業演劇として主役のスターだけに頼らずに、
作品としてのクオリティを高めようと、しっかりとした姿勢を感じる。
「ボーイフロムオズ」も「プロデユーサーズ」しかり、
本当に楽しめる作品になっている。
多少の出来不出来はあるけども、
エンターテイメントに対しジャニーズは真面目に向き合っているんだろうなぁと
感じます。
主役のV6坂本は、それほどスターのオーラは感じられないし
キャタクターの持つカリスマ性も薄かったけど、
歌も踊りも台詞の言い回しも、アイドルにしては水準以上。
3時間をしっかりと持たせます。
ヒロインの花影アリス、全てにおいて荒っぽさはあるけど
可愛らしさが全てをカバーしている。
第二のまり様、エリザベート候補になれそう。
今回の驚きは湖月わたる。
2階席から、遠い席から見た印象だけど
スパイダーマンや映画マリーアントワネットに出ていた
キルスティン・ダンストに、似ている。
B級美人で、非常にコメディが似合う。
彼女の扮装は、この作品の見所です。
1年前まで、トップにいた人が、新人の脇に回り話を締める、
こういう世代交代の姿勢と役回りがしっかり出来る女優さんって
少ないんですよね。
アンジョルナス原田優一も出ていました。
最初気づかなかったんですよ、理由は2つ、
あまりにも背が低いこと、ヒールを履いている湖月わたるの肩までしか
ないんじゃないかな。
あと、超短髪になっており、ロン毛のアンジョルナスとイメージ一新。
彼は本当に楽しそうに舞台で歌い踊るね、
一生懸命な姿は好感が持てます。
V6坂本の体力の問題か、非常に間のびしていた点がネック。
あまり意味のない、脇のソロやダンスシーンが
多いんだよなぁ、3時間の上演時間なんだけど
あと30分短くしたらテンポよくって、もっと楽しい作品になると思う。
この作品は、全曲プレスリーの曲を利用した作品なんだけど
「アワハウス」や「フー」ほどではないけど
知っている曲が少なくって、どうかなぁと思ってましたが
大丈夫でした。
これは、知っていれば、より楽しめるだろうけど
知らなくても不自然感もなく、
ラストもノリノリで楽しめます。
いやぁリピートしてもいいなぁって思う作品です。

爆裂!サイクロン学園
いれずみベービー
池袋小劇場(東京都)
2007/11/02 (金) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
やっぱり面白かった!
さすが、いれずみベービーでした!
あまりにも面白かったので、何度も観に行ってしまいましたww
昭和の香りが漂う学園ものでしたが、
役者陣の濃密な演技で、瞬時にリアルな平成の世になりました。
終止笑いが止まらないファンタジーワールドの中に
いれずみならではの、感動の畳み掛け!
爽快な大団円まで、あっという間でした!心から大満足です!!!
大久保脚本とルーダンスに体当たりする役者達の熱演!は、
本当に最強の舞台を作り上げていました!
姫子シリーズの完結編ということでしたが、
前2作と比べると、姫子の活躍は控えめでした。
しかし、その分、それぞれの役のキャラが濃くて良かったです!
早くも次回作が楽しみです!!

東京ハニロボ
あなピグモ捕獲団
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/12/13 (木) ~ 2007/12/15 (土)公演終了
3公演すべて見ます
開場から開演の30分間でどんどん胸が熱くなる。
10年間見続けてきたが,過去の公演で印象的だった曲が客入れに使われている。
あなピグモ捕獲団は,同じ公演を何度も見て理解が深まる。張り巡らされた伏線が見えてくるから。
上京以降の作品の中で,この作品が最も福岡時代のイキオイを感じるし,一方で丁寧でもあると感じている。

新♀世界
スパンドレル/レンジ
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/11/29 (木) ~ 2007/12/03 (月)公演終了
満足度★★★
「そう来ましたか」
どちらかと言えば苦手な側の作品だが、その独特の世界観と「何が起こっているんだ?」な興味に引っぱられ、いくつかの「そう来ましたか」を経て火や水まで使う終盤にはビックリ。また、アコーディオンとウッドベースの生演奏も独特の雰囲気で○

ジャンキー・チエの木人犯
モノヅクリズム ソラトビヨリ。
ART THEATER かもめ座(東京都)
2007/11/28 (水) ~ 2007/12/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
小劇場系のネタ満載
毛色の真逆な2つの劇団がカチあってしまい、すったもんだの挙句に1つの作品を創り上げて公演にこぎつけるという内容に加えて、劇団のカラーの違いの見せ方や芝居を創り上げる過程が良く、さらに小劇場系のネタ満載で大笑い。
なお30日にも予定外のリピート。

無抵抗百貨店屋上遊園地
The end of company ジエン社
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2007/12/13 (木) ~ 2007/12/16 (日)公演終了

Million Blue #01
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/11 (火)公演終了
満足度★★★
人恋しい想いで繋がる短編5つ。
現実と紙一重のSFだったり不条理だったりが集まって。それぞれテイストの違いはあるものの、身近に人を感じたくなる作品ばかり。90分。

ナツヤスミ語辞典
演劇集団キャラメルボックス
ザ・ポケット(東京都)
2007/12/12 (水) ~ 2007/12/16 (日)公演終了
卒業公演、ですね。
同じ場所で学んだ人々の集大成というのが感じ取れます。逆に言えば個性的なものはあまりなかったので、刺激を求めるならばちょっと退屈。とはいえ地力がそれなりにあります。「目の前でやっている」のはちゃんと成立していました。
成井さん曰く、今期生で一番上手い人はドルフィンのほうに出てるそうですよ。

ミーコのSFハチャメチャ大作戦~ベルンガ星人をやっつけろ!~
猫田家
アトリエヘリコプター(東京都)
2007/11/21 (水) ~ 2007/12/02 (日)公演終了
満足度★★★
何ともフシギでフクザツな感覚
トボけた味にシュールさや不条理気味のテイストも加わり、何ともフシギでフクザツな感覚。さらに棒読みでヘンなところで区切る台詞回しがあったりゼンマイ仕掛けのオモチャが止まるように終わったりするのも独特

銀河系ホームレス
宇宙食堂
SPACE107(東京都)
2007/11/22 (木) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★
無重力感・浮遊感の表現には感心
序盤のいささか時代遅れ気味のギャグにはひいたが、父と娘を描いたメインパートにはひきつけられ、宇宙ステーションの船外活動シーンの無重力感・浮遊感の表現には感心。
ただ、悪役の首謀者が逮捕されて生き残るのに対してその部下が命を落とすのには抵抗アリ。

十傑峡 (じゅっけつきょう)
ひげ太夫
萬劇場(東京都)
2007/12/06 (木) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
おもしろい
はじめてみたけど、面白かった。
前説からして観客を巻き込んでくる力強さに感動。
レヴュー書きました。(http://ogobno9.blog84.fc2.com/blog-entry-99.html)辛口ですが、大絶賛してるのが伝わるといいですが。。。

Good Morning Everything
elePHANTMoon
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/12/14 (金) ~ 2007/12/18 (火)公演終了
満足度★★★★
素敵、と言う言葉は
かなりそぐわない、生理的に受け付けない方はまったくだめなのかもしれませんが、私は相当はまってます。ぞわぞわする気持ちの悪い感じが大好きです。一度は観たほうが。常に誰がどんな陰謀を抱いて誰を恨んで誰を陥れようとしているのか、ハラハラします。

いつの頃から
デッドストックユニオン
ウッディシアター中目黒(東京都)
2007/11/21 (水) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
「一粒で二度オイしい」な感じ
心中に見せかけた殺人の被害者の霊が出るというホテルでそのウワサを基にした女刑事ものドラマを撮っている現場にウワサ&ドラマと似た現象が起こり…というサスペンス系
二転三転するメインのプロットが良く出来ているのみならず、女優2人の意地・プライドも生々しく描かれていて「一粒で二度オイしい」な感じ
また、ウソの証言を見抜くキッカケや担当刑事の自然な台詞、終盤で付き人を庇う女優とその意気をくんで許すもう1人の女優と刑事など、名場面、名演技も少なくなく、満足度高し

わが闇
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★
風呂敷を広げすぎて大味過ぎ。
決して胸が空くような話ではないし、破天荒なナンセンスでもない。下手に落とし処を設けた結果、逆にまとまりを失った感が。199分。

岡田あがさ一人芝居「ワタシガタリ」
空間ゼリーLabo
pit北/区域(東京都)
2007/12/10 (月) ~ 2007/12/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
希望を捨ててはダメ、絶対に。
【感想】
圧倒されました。記憶喪失の女。父親や彼氏の暴力に虐げられる女、情婦、たくさんの携帯電話。
妄想が現実味を帯びていて、本当にあった話なのかと勘違い、錯覚してしまうほど迫真の演技でした。
「即興芝居やアドリブで出た言葉、動作や感情はその人の価値観、人生観や実際に体験したことがとっさに出てくる」
名古屋ローカルの即興ドラマTVバラエティ番組『スジナシ』で鶴瓶さんの言葉です。
今回の岡田あがささんの一人芝居では、脚本も自ら手がけられていました。
ストーリの筋書きやセリフは、岡田さんの人生観を映し出す鏡であると思います。
一人芝居なので、ストーリー進行が自分の思いのままにできる。自分が体験した話でなくても、小説や映画などの話を見聞きして演じられていると思います。リアリティがある。
全身がうちみ、捻挫や筋肉痛にならないように湿布をはって、養生してくださいね。
アフタートークで訊いた今回のテーマについてまとめました。
【テーマ】
この世で一番幸せで不幸な人、それは希望を持ち続けている人である。
希望を持っていても、それが現実となるのはせいぜい2割ぐらいしか叶わない。実現しない希望をたくさん持ち続けていられる人ほど不幸である。
それでもなお希望をあきらめず、ポジティブに生きている人を描きたい。
手に入れたくても、なかなか手に入れられないもの、それは希望である。
人はそれを望み、あこがれ、生きていかなければならない。希望を捨ててはダメ、絶対に。
人とのつながり、接点がない。一人ぼっち。愛されたい、苦しい、痛い、心細い、つらい。
つらいときは妄想する。つらくても、あきらめないための特効薬。

しゃんしゃん影法師
劇団桟敷童子
吉祥寺シアター(東京都)
2007/11/19 (月) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
まさにバージョンアップ
神隠しをテーマに「神に隠されてしまった人」を想う気持ちがしっとりと描かれたストーリーと、木製の乳母車を使って神隠しを表現する手口(笑)がイイ。
また、初演よりも舞台が高さ・奥行ともあるので立体感が増して、ラストシーンのみならず劇中でも再三「画的に美しい」場面があり、まさにバージョンアップな感じ。

GHOST SEED~ゴーストシード~
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2007/11/21 (水) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★
ちゃいとメンドウ
原作ものとはいえ、世界観やキャラクターを使って新たなストーリーを紡ぎ出すという前作とは異なり、タカノユカによる原作に忠実ならんとするために上演時間が2時間20分と長めになり、しかも若干入り組んだストーリーなために観ながらアタマを使わなくてはならないのがちょいとメンドウ。
がしかし、果てる前に種子を飛ばす「生命の樹」の種子をめぐるファンタジー系の物語は新境地であると共に路線として合っているので今後こういう試みも続けて欲しい。
なお、自動人形が動く時に生ずるノイズ(?)をさり気なくアテていた音響と、ラストで「虹の花」を表現した照明がナイスプレー。

止むに止まれず!
演劇ユニット3LDK
劇場MOMO(東京都)
2007/11/21 (水) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
満足度かなり高し
苦し紛れについたウソと誤解・勘違いが錯綜して事態がややこしくなるという、レイ・クーニーなどの作品とも共通する王道コメディ
がしかし、単に笑わせるだけでなく、真相を知った時のそれぞれの驚きと戸惑いや、世代による受け止め方の違いもシッカリ描いているし、人情噺的にホロリとさせる部分や、性同一性障害特例法によって生ずるであろう混乱・問題などついて考えさせる部分もあって、ドラマとして上出来な上にキャストもそれぞれ魅力的で満足度かなり高し

東京ハニロボ
あなピグモ捕獲団
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/12/13 (木) ~ 2007/12/15 (土)公演終了
満足度★★★
素直な気持ちが表れていた
もっと難解な芝居をするのかと思ったけど、東京への
思いをそのまま表したかのような、二重構造の演劇。
都会っぽくて好みだった♪福永さんってこんな人だったんだ。

遥かなる山でヤッホッホ
Theatre劇団子
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/11/15 (木) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★★
全体として統一感が損なわれた感もありつつ
シリアスな部分があるので、その重さを緩和すべく配されたコミカルな部分のバランスがびみょーで全体として統一感が損なわれた感があるも、時の隔たりを実感させるそれぞれの人生のギャップの見せ方や娘と父の場面が上手いと思った
また、ある時は山中またある時は山小屋の中とどちらに見せることのできる装置やオープニングの映像もナイス