
火星の倉庫
ヨーロッパ企画
イムズホール(福岡県)
2007/11/30 (金) ~ 2007/12/01 (土)公演終了
満足度★★★★
大規模
今まで何回か観たときより、大きい劇場での公演。
まさかヨーロッパ企画であんな大掛かりな仕掛けが出てくるとは。
笑いの切れ味がちょっとマイルドになっちゃったかな。

偏路
劇団、本谷有希子
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/12/14 (金) ~ 2007/12/23 (日)公演終了
満足度★★★
本谷2回目
前回の「ファイナルファンタジック~」はネタが古くていまいちな評判だったらしい。個人的には前回のも今回のも「まあまあ」。
今回は、小説しか読んでないけど「腑抜けども~」と似たようなネタだが、違った切り口でエグさ抑え目。劇場が大きいせいもあるけど期待ほどの息苦しさはなかった。
最終的になんだか温かい感じに収まってるのが新鮮だが、もしかしてこれって普通の劇っぽい?

偏路
劇団、本谷有希子
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/12/14 (金) ~ 2007/12/23 (日)公演終了
満足度★★★
見すぎ?飽きた?
なんだろうか?閉塞的な状況が設定としてあって、その設定のなかで、もがく主人公と設定を受け入れようとする周辺の人たち。あるいは、先の関係性がねじれ逆転したりして。という本谷劇の構造に慣れてきてしまったのだろうか?慣れるとやっぱり新鮮味は感じられなくなってしまうし、インパクトは薄れてしまうし。台詞自体は、いい台詞だなあって思える箇所がいくつもあったのだけれどなあ。この感じはやはり飽きてしまったというべきか。いらいらする感じは、相変わらず鋭く作りこまれているのになあ。なので、初見の人は、めっちゃ面白いのではないかと想像しています。本谷を見たことない人と、しばらく本谷作品を見ていない人にお勧めだったのかも。

俺たちに他意はない
シベリア少女鉄道
赤坂RED/THEATER(東京都)
2007/12/15 (土) ~ 2007/12/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
期待に応えてくれますね。
奥さんとクリスマスイブにシベ少鑑賞なんて、ちょいと冗談が過ぎるが、チケットがとれちゃったので、行く。毎回観劇後、ぐったり疲れてしまうのだが、爽快な疲れだ。長距離走で脇が苦しくなったのを乗り越えて、ふっと楽になってその勢いでゴールにたどり着いた!やったーっ!っていう爽快さを伴う疲れ。おもしれえー。覚悟とともに見ていたので、前半で筋についていけなくなってもスルー気にしません、気にしません。まだまだ辛抱できるぞって、さらに覚悟をきめていたころ、仕掛けが点火!まさにロケットの発射ですな。この爆発力はシベ少ならでは。気持ちよく大気圏外に連れ去られました。メリー・クリスマス!

呉将軍の足の爪
(財)舞台芸術財団演劇人会議
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/23 (日)公演終了
満足度★★★
「村(ソン)」の世界だなや
ク・ナウカとひょっとこ乱舞混成軍。発禁14年(1974/1988)。軍政時代から距離が出来て、そんなに遠い国でもなくなった今の上演で受け取る方にも余裕が出来たと思う。朝鮮文化の民俗的なパターンが見て取れる民話風の戯曲。
おそらく童話風、マンガ風に演出。

クロノスの時間
A Ladybird Theater Company
GalleryOneLIFE(宮城県)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/23 (日)公演終了
満足度★★★
熱くて潔癖
熱くて潔癖な、若い人に受けそうな好作。ジャンル的にはファンタジー寄りのSF。4作目にして未だこの劇団の評判を聞いていなかった。代々木アニメの声優系の学生が中心らしい。東京から流れてきたらしい脇役の主宰氏が独特のキャラ(容貌と声)で光る。つか系の熱演芝居とクールなナレーションの構成、やや抽象的なセット。書き込まれたギャグがややくどいが、アドリブ的部分もあり。

人間フィルハーモニー
マンションマンション
駅前劇場(東京都)
2007/12/21 (金) ~ 2007/12/26 (水)公演終了

わが闇
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★
「重く」もなく「軽く」もなく
いろんな意味で、完成度の高いエンタテイメント。
春の嵐のシーンがすばらしすぎて、
「いい芝居を見た」という感慨を味わえました。
シリアスになりそうな話が重くならず、
軽さを醸し出せているのは、役者とケラさんが、
作り出したい「空気感」を共有しているからなのでしょう。
単なる「重い」でも「軽い」でもなく、
適度なさじ加減で「脱力」させることは難しいと思うわけです。

メルカトル試論
演劇企画ミルク寺(2009年解散)
劇場MOMO(東京都)
2007/12/20 (木) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

キル
NODA・MAP
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2008/01/31 (木)公演終了

恐れを知らぬ川上音二郎一座
東宝
シアタークリエ(東京都)
2007/11/07 (水) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★
芝居・・・
話自体が面白く思えませんでした。小ネタはそれなりに面白かったし、役者陣も(主役2人を除いて)あてがきをしたかのようにハマっていて楽しかったのですが、とにかく話が薄く感じられて、そのくせ上演時間は長い。比較するのは次元が違いすぎてナンセンスですが、同じテーマを扱った作品として考えれば宝塚の「夜明けの序曲」の方が圧倒的に面白かったです。いくら笑えても(自分はあまり笑えなかったけど)芝居としての出来がよくなければ・・・
最近の三谷作品は出来不出来のムラがありすぎる気がします。「社長放浪記」や「コンフィダント」は素晴らしかった。だから今回も期待していたのですが・・・
あと、シアタークリエ。この劇場は自分の出来るなら来たくない劇場ベスト3に入ります。館内解り難くて不便だし、トイレは少ないし、ロビー狭いし、劇場内は座席狭いし、閉塞感あるし、この規模、設備で、さらにこの芝居の内容でチケット代12,000円・・・暴利もいいところです。

極樂夫婦善哉07~08
極楽歌劇団
道頓堀極樂商店街(大阪府)
2007/11/16 (金) ~ 2009/03/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
楽しい!
第1作目のリメイクとも言える作品。
確実にバージョンアップしてると思います。
ストーリー性は薄いものの、それをカンジさせないテンポ、歌、振り付け、
芸達者な役者さんたち。
最初から最後まで楽しいショーでした。

廃車長屋の異人さん
(財)舞台芸術財団演劇人会議
新国立劇場 中劇場(東京都)
2007/12/21 (金) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

お台場SHOW-GEKI城「ハリウッド」
劇団上田
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/23 (日) ~ 2007/12/27 (木)公演終了

お台場SHOW-GEKI城「Track Back System」
MCR
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/26 (水)公演終了

お台場SHOW-GEKI城「宇宙ノ正体・番外編」
タテヨコ企画
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/27 (木)公演終了

お台場SHOW-GEKI城「ワスレモノ」
クロカミショウネン18 (2012年に解散致しました。応援して下さった方々、本当にありがとうございました。)
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/25 (火)公演終了

junkie sista vs junkie bros
junkiesista×junkiebros.
アトリエフォンテーヌ(東京都)
2007/12/14 (金) ~ 2007/12/20 (木)公演終了
満足度★★★★
junkie brosはかっこよく演じていた!
junkie sistaが演じた脚本を、男子バージョンに修正し、ほぼ同じ内容を男性が演じるという junkie bros。とても面白いダブルキャストの企画。
実は、brosの方に私の知り合いであるキンヤさんが出演することが縁で、こちらの劇中映像の一部を制作させていただいた。そんなこともあって、 junkie brosの方を先に見る予定だったのだが、いろんな事情があって、sistaを先に見ることになってしまった。
しかしおかげで、楽しみが広がった(笑)。元々は、この作品はこちらのsistaバージョンが本家なのだから、それはそれで正しい気がしてきた(笑)。
随所に、女性ならではの台詞がたくさんあったので、これをどのように、男性バージョンにするかというところが、本当に楽しみだったのだが、本当に素晴らしい脚本になっていた。
ちなみに、作・演出を担当したのは、天然スパイラルの金房実加さん。もの静かでとても素敵な方だった。女性のために書かれた脚本を、見事に男芝居の脚本に書き換えていた。
私の友人のキンヤさんは、相変わらずかっこよくて、歌もダンスも魅力的だった。熱い男だと感じた。今後の活躍がますます楽しみになってきた。
sistaバージョンもそうだったのだが、この作品のキーの役は「戦国」と言う役。全体の空気感を止め、流れを変える重要な役だった。
brosバージョンでこの「戦国」を演じた、向野章太郎さんの演技もとても良かった。本人に聞いたところ、役作りや歌などとても苦労したそうだ。しかし、舞台上での彼の演技はとても存在感があり、脚本に描かれた難しい役を表現していたと思う。
彼は、とても良い俳優だと思った。
今後brosのほうも続けるとのことで、こちらも楽しみな感じ。

メトロに乗って
音楽座ミュージカル
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2007/12/21 (金) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
日本オリジナルの良さ
メトロは初見ですが、回り舞台をうまく使ったダイナミックな場面転換をみると、全国ツアーをあきらめたのもなんだか納得。
秋本さん・井田さんの歌を堪能。素敵でした。
歌の掛け合いが多く、ミュージカルとしてもよくできてるなと思いました。
翻訳モノにありがちな無理な日本語がなく、言葉が自然に聞こえてくるのはうれしいです。

junkie sista vs junkie bros
junkiesista×junkiebros.
アトリエフォンテーヌ(東京都)
2007/12/14 (金) ~ 2007/12/20 (木)公演終了
満足度★★★★
junkie sistaは艶やかに舞っていた!
あれだけの高い技術のダンスや歌を間近で観られたのは、本当に良かった。そして、物語に描かれている一人一人の人間がとても魅力的だった。
エンターティメントとして、とてもレベルが高い作品だったと思う。
ダンスや歌のレベルの高さはさることながら、皆さんの演技がとても良かったと思った。皆がとても丁寧に自分の役を演じていた。
正直、ずるいと思った(笑)。ダンスや歌を武器に、演技まで素敵にこなされてしまったら、ストレートプレイをがんばっている俳優達はやばすぎる(笑)。
自分のまわりの俳優達に是非見せたかった。
物語はシンプルながら、それぞれの葛藤に感情移入しやすく、どんどん引き込まれて行った。
物語で描かれているレディス達の葛藤は、さながら、アーティストとして舞台に立ち続ける将来の彼女たちの葛藤に、エンターティメントビジネスを続ける私自身の葛藤に見えてきた。
本当にいい作品だと思った。
恒例の(笑)気になった女優シリーズだが、今回は皆さんレベルが高く、魅力的だったので迷ったのだが、伊藤有希さんをあげたいと思う。
彼女が演じていた、「戦国」と言う役は、とてもむずかしい役なのだが、とても良い空気感をもって、演じていたと思う。
機会があれば是非、一緒に作品を作ってみたいと思った方だった。
今後、この集団がどんな作品を作っていくのかが、とても楽しみ。
権利的なモノとか、様々難しい問題もあると思うのだが、そこを乗り切ったときの彼女たちはもの凄いビッグになっていくと思った。もちろん縁があれば、そういったことの処理に関してはアドバイスさせていただきたいと思っている。
真価を発揮するのは、まさにそこからだと思う。ホント楽しみ。