
大陪審(北九州公演)
劇団衛星
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2007/11/10 (土) ~ 2007/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
没頭しました
なにからなにまで、作品への愛情からゆえのこだわりが感じられました。こういう作品が全国でたくさん上演されることを望みます。
演劇のすきなところ、そもそもの魅力を思い出させてくれる作品でした。
やっぱり作品への愛情ってとても大切だよなあ。

ヘルメット・オン・ザ・ビーチ
劇団HallBrothers
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
寂しくなりました
怖い女 でも 寂しい女。
都地さんをはじめ、役者のみなさんの熱演ぶりに感動しました。
スクリーンの効果にぞくぞくしました。
あっというまの2時間。
もっともっと成美の気持ちが知りたかったです。

JETS
JETS制作部
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/19 (月)公演終了

野鴨
メジャーリーグ
THEATRE1010(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/30 (金)公演終了
満足度★★★
またしても舞台美術に完璧にやられる。
相変わらずスゲーなペニノは。
舞台上に完全な一枚絵として
戯曲の世界観を作り上げられる稀有な劇団だと再確認。
鬼門の翻訳モノ芝居だったのですが、
脚本がかなり現代語に直されていたのは救い。
でもやはり内容には全くもって共感できず心が離れる。
しかも役者陣はオールドとニューのスタイルの混在で
さらに心が離れる。

呪い
ジェットラグ
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2007/11/15 (木) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★
危惧していたコトが最悪のカタチに。
チュートリアルの徳井義実が脚本というのが
一番のウリになっていたのだけど、
一番のウミになってしまった感が。
(ま、その可能性が大だったので
誰もお誘いはしなかったのですが。)
コレを面白く演出するのは大変だなと。

青春<アオハル>ポーズ
世界名作小劇場
【閉館】江古田ストアハウス(東京都)
2007/11/15 (木) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★
この戯曲はもっと笑えるはず。
ストレートプレイの青春群像劇
役者陣の力量不足のせいか
たぶんもっと愛くるしいはずの登場人物たちが
キラキラと輝いて見えず、いまひとつ愛せないなと。

ヘルメット・オン・ザ・ビーチ
劇団HallBrothers
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★
もっとスマートに
できたんじゃないだろうか、という印象。
セットの立て込みはものすごい迫力だし(床には砂が敷き詰められていたり!)、興味を引く題材・設定が揃っていながら、説明しすぎ、過剰に見せすぎなポイントが多く、「そこまではしなくても(言わなくても)いいよ…」と感じてしまい、その度に感情移入のチャンスを逃してしまった。
味付けはしっかりしているのに具が大きすぎて火が通ってない料理、みたいなもったいなさ。(分かりづらいなっ)
過去の公演も同じようなテイストだっただけに、今回のロングランを経てどのように変わっていくのかが楽しみでもあり不安でもあります。

AC/DC WORLD'S END SCHOOL GIRL!!!!!
バジリコFバジオ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/20 (火)公演終了
満足度★★★
セカイ系の墓場。
なんだかセカイ系の墓場みたいだな、と。墓場というかゴミ処理場。
知識のひけらかし方が、中二病っぽくて逆に好感。もっと整理してほしいけど。回収するのが大変だーっ、てのが後半メチャクチャ伝わって、同情できなかった。
ミュージカル、意外や意外に好きになっちゃった。なんか、嫌いになれない。
……次も観ちゃいそうだな。

欲望という名の電車
アトリエ・ダンカン
東京グローブ座(東京都)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

東京ハニロボ
あなピグモ捕獲団
中野スタジオあくとれ(東京都)
2007/11/01 (木) ~ 2007/11/04 (日)公演終了
満足度★
あんまり・・・
役者全員を動かす演出にかっこよさはあったけれど、そこまでかな。
脚本に主張がないし、役者さんも下手じゃないけど、もっと光るものがほしい。
観客を置いていっている感が否めない。
もっと貪欲に、客観的に造りこめばよくなると感じた。

つるつる
スクエア
HEP HALL(大阪府)
2007/11/14 (水) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★★★
安心感。
スクエアのお芝居は初めてだったけど、全く期待通りで、安心して身を委ねることができた。
ほのぼのしてて、気取ってなくて、可笑しくて。
台本からしてはっきり可笑しい部分と、役者のさりげない動きや間がものすごく可笑しい場合があって、後者に感心しきりでした。
やっぱり、北村さんの一種特殊なキャラクターと、奈須さんの気弱な右往左往ぶりが特に印象に残っています。
席の都合上、センターしか見えなかったせいもあるかもしれませんが…。
でも、最後の上田さんと森澤さんのやりとりが、大人の会話で良かったな~。

ヘルメット・オン・ザ・ビーチ
劇団HallBrothers
ぽんプラザホール(福岡県)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
女は怖いか?
昨日、観させて戴きました。各シーンともに、よく練り上げられた作品で
面白い公演だったと思います。
次回は23日に見に行きます。ロングランの醍醐味として、次第に変わって
いく舞台が見れるのではと楽しみにしています。

蜘蛛女のキス
(株)宝塚クリエイティブアーツ
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2007/11/02 (金) ~ 2007/11/11 (日)公演終了

恐れを知らぬ川上音二郎一座
東宝
シアタークリエ(東京都)
2007/11/07 (水) ~ 2007/12/30 (日)公演終了

15 minutes made vol.2
Mrs.fictions
ザムザ阿佐谷(東京都)
2007/10/18 (木) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
ろりえ、多少婦人、柿喰う客が良かった。
虎のこ:
役者の質は良いと感じましたが、この劇団を知らない人へのアプローチ力は少なかったように思います。
多少婦人:
前半と後半で、異なる脚本家による話が展開されました。後半の展開は加速していくスピード感がとても良かったです。最後の、唐突に落として終わらせる手法にゾクッとさせられました。本公演も見たいと思わせてくれる公演でした。
ろりえ:
よくわからないの一言でした。不条理さ、会話のかみあわなさ、そしてラストの意味不明の展開。しかし観劇後にあとから思い出されるように訴えかけてくる何か。今回一番の掘り出し物団体と言えるのでは。旗揚げ前の団体だそうですが、これからの活動に大いに期待します。
圧力団体イクチヲステガ:
暴言から始まる会話、前半の雰囲気があまり活かされていない後半の展開など、私はあまり良い印象を受けませんでした。すみません。
M.O.E.Project:
展開、キャラ、セリフ全てにおいてベタベタでしたが観客を白けさせるようなものでなく、うまく良い方向にまとめていたなという印象です。このようにイントロダクションな意味合いを持った場で公演するのには適していた話だったんじゃないかと。普段はどのような公演をやっていらっしゃるのか興味が湧きました。
柿喰う客:
これをきっかけに本公演まで足を運びました。私が特に言うことはないです。すばらしい公演でした。

コントローラー
北京蝶々
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/23 (金)公演終了
満足度★★★★★
コントローラー
初日に見てきました。
一歩間違うと混乱してしまう構成なのに、必要なものを説明しすぎずに伝わりやすく、上手く見せられてるなと感心しました。
同じ世代の女性として自分を客観的に見てるような所があって心に響き、かなり気になる劇団になりました。女性は共感する方が多いと思います。でも男性に見て貰って、女性の気持ちを分かって欲しいかな、とも。
後方の席からの方が見やすそうです。

大正デモ・クラ
Will-o'-the-Wisp
ウッディシアター中目黒(東京都)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
むずかしい題材
私たちの劇団に何度も参加していただいている、宮内洋さんが出演されているということもあり、本公演を拝見させていただきました。
大正デモクラシーをキーワードにした完全なフィクションなのですが、史実とフィクションのバランスが少しアンバランスに見えました。
大正時代という、あまり有名ではない時代を扱っているので、観ている側がフィクションである部分を受け取りづらい脚本だったかなと思いました。
出演している俳優に方々が、とても魅力的な方が多く、観ていて楽しいお芝居だっただけに残念でした。
シンプルな舞台装置に、照明効果をとても上手く使って場面を見せるのがこの劇団の特徴のようで、時代考証がむずかしい時代の芝居ながら。上手くセットを省略し、とてもかっこよく舞台を見せてくれていたと思います。
この劇団のもう一つの演出的特徴とも言える、照明効果と効果音による場面転換は、とても良いアイデアだと思ったのですが、今回は、あまりにも数が多かった(笑)。効果音や照明効果のプログラムを変えるなど、工夫がほしいと思ってしまいました。
俳優の中でとても印象に残ったのは、「ともえりん」さんという女優さん。最初の登場の時は、若干緊張しているように見えたのですが、物語が進んでいくと、とても良い表情や台詞回しの演技を見せてくれていました。
特にアクションのシーンでの彼女はかっこよかった。
機会があれば、是非私たちの劇団の公演にも参加していただきたいと思いました。もしこのクチコミを観た関係者の方がいればお伝えください(笑)。
私の友人の宮内さんは、とても熱い政治家の役でしたが、細かい演技が面白く、役柄もとても彼に合っていたと思います。
いみじくも、我々の劇団の次回公演と同様に、この劇団の今回の公演は、10回公演となるそうです。それをあえて「特に記念しない」というスタイルは、面白かったです(笑)。

遥かなる山でヤッホッホ
Theatre劇団子
紀伊國屋ホール(東京都)
2007/11/15 (木) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★★
さすが石山氏
私たちの劇団と一緒に作品づくりを行ってくれた石山氏の自らの劇団公演。
紀伊國屋ホールというバリューのある小屋での公演に、どのような作品で彼が挑むかはとても興味がありました。
ロビーには、私たちの劇団公演で出演していた方が数名、受付のお手伝いをされていて、なんだかとてもくすぐったい感じ(笑)。
作品としては、石山さんらしいテイストの作品で、とても安心してみることが出来ました。脚本としても、演出面でも、とても関し度が高い作品だったと思います。派手ではないけれど、「安心してみられる芝居」に仕上がっていました。
紀伊國屋という小屋で、あえてこの作品を選んだということで、石山さんが、「シアトル劇団子」という集団を、どのように導こうとしているのかが、少しだけ伝わってきたように思いました。
特に印象的だったのは、「斉藤範子」という女優のすばらしさ。彼女の魅力的で、存在感ある演技を楽しめたことで、改めて良い女優だと言うことを認識しました。
この劇団の次回作、そして今後の活動が、とても楽しみになりました。

relate
E♭【e-flat】
シアター風姿花伝(東京都)
2007/11/16 (金) ~ 2007/11/18 (日)公演終了
満足度★★★
演劇への熱意!
内容としては、誰しもは一度は悩むであろう友情や人間関係をテーマとしていて、興味を惹くものでした。
ただ、なんだか盛り上がりの部分が分かりにくく、さらっと終わってしまったのが残念だったかなと感じます。
役者の方々は、台詞なども聞き取りやすく熱意があり、「魅せたい!」という意欲を感じました。テーマが大きいので、今後時間を経て、もっと迫力の増した「relate]を観たいと思いました。

傷は浅いぞ
柿喰う客
インディペンデントシアターOji(東京都)
2007/11/14 (水) ~ 2007/11/26 (月)公演終了
満足度★★★★
ばけもの度
初めて、柿喰う客に出会ったのは、「15minutes made」観劇の際。
たった15分だけの上演だったが、物凄いパワーに圧倒されて本編も観なきゃ!
・・・って思った次第。
本編の75分間、本当にこのパワー全開でやるのか?!
本当に?!
・・・と疑心暗鬼だったが・・・
何コレ?! w(゜ロ゜;w(゜ロ゜)w;゜ロ゜)w オォォーーー!!
上演75分、走りっぱなし!
しかも・・決して上品ではない。アクが強い。そんでもって、はしたない・・。
深谷由梨香は今にもゴングが響きそうな舞台上で大股開いて半パンの中のピンクパンツまで見せちゃってるしww。
コロはその上品な顔立ちから想像し難いほど、やる事がエゲツない。
玉置玲央はそのハンパナイキャラで早口でしゃべりまくり、耳をダンボにして聞いてないと置いて行かれる。
七味まゆ味はちょっとは大人しい役と思いきや・・・やっぱりクサリガマを振り回す始末。
一体全体、この劇団・・・。(゜ロ゜)
そんなバカな!絶対ないやろ、そんな事!(ー△ー;)
要はアニメの世界を劇を通して観るような感覚!
折角だから・・・『キューピー』とか上演してくれないかなー。
馬鹿らしいけれど、おもろい!
おもろいけれど、馬鹿らしい!
コギャグがソートー、おもろい。
良く聞いてないと理解不能になる舞台!...ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!!
この劇団、はっきり言って、苦手な人もいるはず。
その位のバケモノ度。
一度、試しに観てみたら?
はまればはまる・・・そんな劇団。
ワタクシはすっかり、はまりました!
内容はソートー、シビアだけれど、陰険さも暗さも感じさせない。
むしろ、精神はハイで観ていて爽快感すら感じる不思議な感覚!お勧め。
この日はふるまい酒がありました。中味は赤ワインだったけれど。。
作・演出の中屋敷法仁 が観客より先にワインを貰ってました!(何だよソレ!先にお客様に差し出すだろ、普通!一般社会で通用するか?ソレ!どんだけなんよ!(・・))