
お台場SHOW-GEKI城「音小僧と殻少女」
グワィニャオン
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/29 (土) ~ 2008/01/03 (木)公演終了
満足度★★★★
グワィニャオンワールド炸裂!
行ってきました!行けてよかった♪楽しかった!
グワィニャオンは、特にオープニングが大好き(^^)なので、
『あの時点』で、もうかなり満足してしまいました(笑)。
最後の殺陣シーンがいきなりな感じは確かにありましたけど、
そこまでに、関田さんの見せ場がなかったから、
関田さん好きの私としては『きたきた~ッ』という感じで(笑)。
あれだけ登場人物が多いのに、誰が何だかわけわからなくなることもなく、
そして無意味ではなく、単なるドタバタでもないし、私は好きでした。

ひのひのふう
劇団PA!ZOO!!
西鉄ホール(福岡県)
2007/08/12 (日) ~ 2007/08/12 (日)公演終了
満足度★
どっちだろ
パッと見の印象だけだと馴染みやすいホームドラマ的なもののようなんだけど、設定やら話の流れやらの根本がよく見えなくて、実は一見さんお断りのファンサービス的な作品なのかもと感じました。
(実際これ、シリーズものらしいし)

ハルカナ
ミクロドロップ
西鉄ホール(福岡県)
2007/08/18 (土) ~ 2007/08/19 (日)公演終了
満足度★★★
らしい、のかな
豪華なセットに豪華な演出。
照明や音響の効果で凄いものを観ている、という気にさせられながらも、役者の喋りのみのシーンになるとやや印象が弱くなってしまうような気が。

ソウル市民/ソウル市民1919
青年団
J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)
2007/10/20 (土) ~ 2007/10/21 (日)公演終了
満足度★★★★
やられた!
このリアルさ、他では真似できるはずもない。
客入れの段階から舞台上では空気が出来上がっていて、大きな見せ場もなければ大きな事件も起きないのだけれど、あまりにもリアルな人と人との会話でここまで「ドラマ」を描ききる。

惑星クレイジー
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
甘棠館show劇場(福岡県)
2007/12/11 (火) ~ 2007/12/21 (金)公演終了
満足度★★★
少しばかり
一年間突っ走り続けてきた疲れが垣間見えた感触でした。
脚本的にも、演出的にも、役者的にも。
前作で「ゲーム」に全ての伏線を貼ったような大仕掛けが見受けられず、小ネタの連発で終わってしまったような。
確かに小気味よく見られて楽しめるテイストはあるのだけど。

わが闇
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了
満足度★★★★
慎み深さに笑う。
とても楽しくて笑えるのに、とても感動的な芝居だ。
ナイロンの鑑賞経験はあまり無いのだが、この話は好み。
装置もライティングも素敵。
役者陣も安心して観る事が出来る人ばかりで、3時間強があっという間だった。
それにしてもキャパにぴったりの話だと思った。

火星の倉庫
ヨーロッパ企画
シアターサンモール(東京都)
2007/12/04 (火) ~ 2007/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★
衝撃
迷走気味だった近作、再演を経て劇団自身のカラーを見つけられた気がします。
どうしようもない状況に陥ってもがく一般人たち。と言うコンセプトのもと、大きくなったキャパを有効に使った装置。
相変わらずハイテンションな役者陣に、やけに演技派の永野さん。
この作品は中盤以降からが俄然盛り上がります。
中盤のある出来事を受け入れられるかどうかによって、この劇団の好き嫌いが分かれると思います。
僕は前者でした。もう、なんだか楽しくて始終にんまり。
次回作は少し間をおいて東京公演は8月と言うことで、年1回公演かと心配してしまいますが、劇団の過渡期においてこんなにもステキな作品を送り出してくれた作・演出の上田誠さんに素直に拍手を送りたいです。

スチュワーデスデス
クロムモリブデン
駅前劇場(東京都)
2007/12/28 (金) ~ 2008/01/08 (火)公演終了
満足度★★★★
なんでだろう
毎回思うのですが、重いテーマをよくここまでポップに、笑わせられるのか、感心です。
音楽も勿論よくクロムワールドを体感できました。

トリツカレ男
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2007/11/29 (木) ~ 2007/12/25 (火)公演終了
満足度★★
クリスマス気分?
キャラメルのクリスマス公演で海外モノ、と期待していたのですがなんだか消化不良でした。
ラストは雪が降る! と大々的に宣伝していたので『三人吉三』みたいなのを想像していたら唖然。まぁ、確かに降ってるけどさぁ。。。
作品のイメージとしてはクリスマスっぽいものですが、昨年の『少年ラヂオ』の方が和物だけどクリスマスっぽかったなぁ。
キャラメルの芝居は好きなので期待しすぎた、と言うのがいけないんでしょうかね。
次作は2月下旬からと言うことで、成井さんの筆の早さには驚くばかりです。

モーツァルト!
東宝
帝国劇場(東京都)
2007/11/19 (月) ~ 2007/12/25 (火)公演終了
満足度★★★★
井上ウォルフガング 千秋楽
今回の公演も、何度も足を運び、改めて
「僕は、この作品が好きだなぁ」と感じました。
登場人物の色々もあるけど、なんといっても
現代社会に通じる組織に属する人間のせつなさ、人間の業や欲、
きれいごとで済まされない、夢物語ではない、生々しさが
含まれているので、非常に奥が深い。
結局、モーツァルトは、フロントに立つ人間として消耗され、
寂しい生涯を終える。
きらめく宝石に気付いた周りの人間は、よってたかって、
彼に近づき奪い取る。よくよく見れば、誰一人、彼自身を愛し、
彼を思いやっていない。
きらびやかなミュージカルの世界で、こんなに男社会を描いた
作品は、ほとんどないだろう。だから共感するのだ。
さてされ、本日の千秋楽も、
これだけ「モーツァルト!が大好き」と長年言い続けていたおかげで、
偶然チケットを譲って頂き、観劇する事が出来ました。
井上君は、努力をいっぱいして、勉強もいっぱいしたんでしょう。
良くなりました。
でも彼には、この地点が限界かなぁ。
天才・中川には、届かない、中川ウォルフは声が出なくても腐ってもタイ、
井上ウォルフよりは正直うまい。
働き者の市村パパも、声が出なくなってしまってました。
表情から、お疲れが手に取るように見えます。
でも、そこは熟年の技、声が出ないと、今度は
本泣きして、胸がいっぱいで声が出ないように演じ、切り抜けます。
ヒロも上手くなった、というより、凄く良かった。
彼女は、歴代のコンスタンティンの中で、一番のハマリ役じゃやないかな?
もともと、小憎たらしい顔しているし品もなければ学もない顔をしているので、
役柄にピったり合うのだ。
しかし、帝劇の御客様には、あまり人気がないようで
極端にカーテンコールの時に拍手が少ないのは何故?
僕は、一生懸命手を叩きましたよ。
涼風は、酷かった。歌も芝居も全くダメ。
役柄を理解していないとしか思えない、ナメてます。
まぁ本人も、カーテンコールの挨拶のときに泣いて詫びてましたが
香寿たつきの足元にも及ばないほどの下手くそ。
稽古不足を理由にしてましたが、そんなの関係ありません。
一路真輝と変わらないほど、下手。一路は更に態度が大きいから
たちが悪かったけど。
本人がいくら反省していても、芝居は一期一会、
演出家がきっちりと指導してもらわないと。
他の役者陣は、皆様立派。これは職人技。
こうアンサンブルとか脇の厚みが四季とは全く違うんだよなぁ。
周りがしっかりと芝居を支えているから主役が光ると思う。
いやいや、11月から12月は、目白押しで大変だった。
でも充実した年の瀬でした。

新年工場見学会08
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2008/01/02 (水) ~ 2008/01/04 (金)公演終了
満足度★★★★
福袋的満足感
笑う門には福来たる。
アングラ芝居もどき二本、いずれも爆笑ものでした。
ザ・ノーバディーズのライブも脱力系でよかったです。
だんだんゆっくりはまります。

モーツァルト!
東宝
帝国劇場(東京都)
2007/11/19 (月) ~ 2007/12/25 (火)公演終了
満足度★★★
中川ウォルフガング 千秋楽
もう公演も終わっているので、単刀直入に。
「高音を出せない、中川に、価値はない」
彼の持ち味は、神の声とも言われているほどの天才的な
綺麗で伸びやかな高音である。
それが全く出ていない。幻滅である。
作品は非常に魅力的で演出も素晴らしいのだけど
彼の声が出ていないのだ。
これじゃ、13500円の価値はない。
リピーターゆえの不満なんだけど、彼の歌を期待して、苦労してチケットを取り、
劇場へ足を運んでいるのだ。
今回は公演回数も少ないはずなのに、プロとして、いかがなもんだろう。
それを隠すかのように乱発するシャウト。
芝居が良くても、ミュージカルですから、歌えないとねぇ。
かなり苦労して観劇した分、
期待度が高く、愚痴が増えてしまった。

十二月大歌舞伎
松竹
歌舞伎座(東京都)
2007/12/02 (日) ~ 2007/12/26 (水)公演終了
満足度★★★
夜の部 観劇
「寺子屋」本当に、この演目って頻繁に上演されますね~。
たいして興味もないけど、もう5-6回見たような気がする。
猿之助に幸四郎の松王丸・・・今回は勘三郎。
ぶっちゃけ3階A席からは、細かな芝居の良し悪しはわからない上、
そんなに歌舞伎を見慣れていないので、上手い下手を言う資格もないけど
歌舞伎座って、どんな作品でも、ちゃんと歌舞伎座の舞台の
寸法に舞台装置を合わせて構成しているところが
職人技、プロの仕事と感心します。
それにしても、海老蔵は声がいいね、団十郎同様、よく通る。
聞いていて、とても耳なじみがいい。
それに比べると勘三郎の声は損ですね。
「ふるあめりかに袖は・・・」
昔、日生か銀座セゾンで見た玉三郎バージョンは、
もっと落ち着きというか、格調さがあった気がする。
昔の話なんで、自信はないけど。
今回は、以前、新橋演舞場で玉三郎が演出した藤山直美バージョンと
そっくりな気がする。
そう、非常に大衆的。
歌舞伎座は、万人受けする作風を上演する義務はあれど、
こういう玉三郎の姿を観客は期待しているのだろうか??
僕は、これなら藤山直美のほうが、絶対的に間の取り方や、
細かな仕草は上手いし、面白いので、彼女のほうが面白かった。
玉三郎は、艶やかで、優雅な姿を堪能するのが醍醐味。
ちょっと期待はずれ。
でも歌舞伎座公演って贅沢ですよねぇ。
ちょい役で、海老蔵や右近が浪人?役で出演したり
ピエロのような役を福助が演じたり、
腰元ダンサーズ程度、いやそれ以下の役を春猿に回したり。
この作品で、もうけ者は、獅童。
少し前に見た、音二郎のニーロと役柄かぶってるけど
獅童だけは、現代風情で、いやがおうにも目立っていた。
いろいろスキャンダルがあっても、
映画で和央ようかの相手役をしたり、赤坂アクトシアターの
こけら落としを飾ったり、
華々しい活躍で。全てエイベックスの力かな。

お台場SHOW-GEKI城「近未来パーク」
とくお組
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/28 (金) ~ 2008/01/02 (水)公演終了

新年工場見学会08
五反田団
アトリエヘリコプター(東京都)
2008/01/02 (水) ~ 2008/01/04 (金)公演終了

お台場SHOW-GEKI城「近未来パーク」
とくお組
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/28 (金) ~ 2008/01/02 (水)公演終了
満足度★★★★★
バツグンのバランス感
くだらないことをひたむきにやっている感じがぐっとツボに入りました。
なんといってもメンバーのバランス感が◎。それぞれ個性があって、観る人それぞれにオキニイリの役者が出来る感じ。(実際友達とオキニイリは分かれましたw)
気負わずに笑える、サラッと軽いお芝居でした。

キル
NODA・MAP
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2007/12/07 (金) ~ 2008/01/31 (木)公演終了
満足度★★★★
ブッキーは良かった
あちこちから賛否が聞こえる作品ですが、
僕が見たクリスマスの夜の公演は、
オープニングの独白から、しっかりと台詞も劇場奥まで響き通り
堂々とした姿で登場した妻夫木ブッキー。
いやいや彼は凄い、線の細い体型ながら、スケールの大きさを感じさせる
芝居をし、甘さと弱さ、軽さと強さをしっかりと体言している、
俺には伝わりました。
確かに、前2作を見ているので、最初から話がわかっている、という
メリットがあるので、役者の演技具合に集中できる。
舞台装置も変わっていないから、芝居だけ見てればいい。
それを差っぴいても、彼は上出来です。
初舞台とは思えない。
僕が見た回だけかもしれませんが・・・。
なんていうか、舞台に現れるだけでキラキラっとした
オーラが光り、目をひくのです。
だからアンサンブルに紛れるようなことは、ない。
これぞ平凡そうに見える中でのスターの資質、舞台の真ん中に立つ
資格の有る者が持つ力です。
先月、同じコクーンの舞台で主演を張っていた、小栗旬には、これが薄い。
ブッキーとの器の違い、格の違いでしょう。
ブッキー位の人気者なら、大手ホリプロの看板役者でもあるし、
彼の為のアテ書き作品で舞台デビューすることも
簡単でしょう。
それをあえて堤テムジンのイメージがついている作品に挑戦する姿勢には
脱帽。
ヒロスエもいいねぇ、彼女の個性がしっかり生きている。
声も言い回しもヒロスエ節だけど、それが彼女の味だから
いいスパイス。
何より終盤の強さを兼ね備えた女性像を演じるあたりは
大女優の貫禄さえある。
やたらうるさいのが、勝村と野田。
キャンキャンどうでもいいことをワーワー喚く、この2人はいらない。
あとは普通。
いやいやブッキーには、これからもどんどん舞台に立ってほしい。

ウィキッド
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了
満足度★★★
樋口エルファバでも・・・
「もう絶対見ない!」と心に誓ったのに、
1階の良席で誘ってもらい、キャストも未見の樋口エルファバだったので
師走だけど観劇納めで劇場へ。
近くで見れば見るほど、この作品に、この劇場は小さすぎる。
本当に窮屈である。圧迫感がある、せせこましい。
これじゃシアタークリエ。
一つ一つの小道具は丁寧に作ってあるし、工夫もしてある。
やっぱり帝劇で上演して欲しいなぁ、きっと1幕のラストシーンも
もっと迫力があるに違いない。
そして樋口エルファバだが、いやに明るい、元気ではじけている。
無理に元気ぶっているのか、脳天気なキャラ作りなのかはわからないが
影が見えない。
これがラストまで、そのまんまだからメリハリがなく一本調子になってしまっている。
沼尾グリンダは、見るたびにPTAのおばちゃんになっていくし
李タオは、まんまサラリーマンNEO.
あぁダメだ、俺には合わない、素直な見方が出来ない・・・
東宝で、笹本・新妻コンビでも構わない、
ボーイフレンドは城田優でも構わない、せめて学生が学生らしく見られる
キャストで、この作品を上演してくれ~~~。

アイーダ
劇団四季
新名古屋ミュージカル劇場(愛知県)
2007/05/12 (土) ~ 2008/01/05 (土)公演終了
満足度★★
これじゃ、2軍戦・・・
今週で千秋楽を迎えるアイーダ名古屋公演、
こういった注目が集まるような週には比較的ベテランキャストを
揃えて非難を回避している四季。
今回も、濱田・井上の両アイーダ、阿久津ラダメス、佐渡アムネリスが
他の作品から外れていることから
「オリジナルキャストで見れるかな」と期待して行ったら
良く判らない名前の女優陣とサムカーマイケル渡辺正。
「何だこりゃ」と思ってみていたら、
女優陣は、こないだまでアイーダのアンサンブルをしていた人ら。
若手の登板は必要と思います。
新陳代謝は企業の活性化に不可欠です。
しかし、歌が上手い下手とか、芝居がどうのこうのというより
舞台の真ん中に立てる資質があるかどうかが、根本じゃないでしょうか?
宝塚が面接の項目に「容姿端麗」と謳っている様
見ていて魅かれる、というのが第一条件のはず。
サムカーマイケルと全く同じ歌い方、話し方の渡辺正は、
それでも、まだ清潔感ある風情なので
良くなって行くかもしれません。
でも、今は良くありません。まだ30点程度です。
良くないうちに正規料金で観客の前に出すのは、いかがでしょうか?
メインの女優2人に至っては、問題外。採点以前の問題。
田舎娘の学芸会です。
語尾をわーわー伸ばして歌って、すぐにポーズをつける。
全く持って不愉快極まりない。
五体満足なら、誰でもいいのでしょうか?
お客が入らないから、キャストを安くあげて固定費を減らして・・・って
どっかの企業じゃないけど、ほんと悪循環。
前のほうを陣とっている熱狂的四季ファンの方でしょうか?
カーテンコール後、観客は帰る流れになっているのに
客席に向って
「素晴らしい芝居を見せてくれたキャストの皆様に、
もう一度、熱い拍手をしましょう!!!」って呼びかけてました。
帰りかけだから、みんな立っているので、おのずと
スタンディングオベレーション。
再度登場し、その様子に涙くむキャスト、あぁ情けない。
これだけ日本もミュージカルが増えてきているのだから
「ダメ」な作品には「ダメ」な態度で接するのが、
本当のファンではないでしょうか?途中で立つとかカーテンコールは
拒否するとか。
新年早々、ホント不愉快にさせられました。

お台場SHOW-GEKI城「音小僧と殻少女」
グワィニャオン
フジテレビメディアタワー マルチシアター(東京都)
2007/12/29 (土) ~ 2008/01/03 (木)公演終了
満足度★★
う〜ん
掴みは最高に面白かった。
その分期待が膨らみすぎて、時間がたつにつれ尻つぼみに。脚本は面白かったと思うが、キャスト力不足な節が見え隠れしていた気がする。スカッとしないように思えた。