
なるべく派手な服を着る
MONO
HEP HALL(大阪府)
2008/02/22 (金) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

宿題と遠吠え
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/02/28 (木) ~ 2008/03/02 (日)公演終了

贋作 伊豆の踊り子
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2008/02/28 (木) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
満足度★★★
浅草という芝居文化。
下北沢とは違う芝居文化に触れた感じでした。
興行、という単語が似合うと思います。とても新鮮。
客席はほぼ満席。特別イベントの日だったようですが、よくわからなかった。
作・演出の映画監督の方の映画作品を観たことがあったのですが、それとはまた違う一面でした。
後半、テンポがややローダウン。ちょっと残念。
全体的には楽しめました。
劇中でとても気持ちの悪い役だった方が、公演終了後にメガネを取ったお顔を拝見したらとても美形で驚きました。
他にも芸達者な俳優さんがそろっておりました。
観劇料金とのバランスは若干悪い印象です。

ブレヒトだよ!
劇団衛星
京都市東山青少年活動センター(京都府)
2008/02/23 (土) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
けっこうブレヒトなんじゃないか
久しぶりに初見の劇団で、役者全員の顔を覚えてしまった。多分それは役者が「個性的」っていう薄っぺらいことでなくて、脚本家が役者を生かすように書いているということなんだと思います。劇団としての力を感じました。
主宰・蓮行さんの脚本、せりふ廻しがいい。特にラスト手前で、「演劇と経済」というテーマがストレートに表現された長ぜりふは、かなりの名シーン。歌舞伎の啖呵のような、はたまた詩を朗読するかのような言葉のリズムの生み出し方には、劇作家として非凡なセンスを感じました。それだけに、場面転換の際にかぶせる手をひらひらさせる「踊り」や、舞台前面でスポットライトを浴びながら、内心を吐露するモノローグの見せ方がワンパターン過ぎて惜しい。同じことの繰り返しはユーモラスには見えるんですが、やはり飽きてしまうので、演出でバリエーションを変えてほしかった。舞台中央にある銀行のカウンター席を回転させて、話題の中心となる人物を変える美術の使い方が面白かっただけに残念。
「今の若い劇団がブレヒトをどう料理するのか」そんな当初の期待は心地よく裏切られました。作品の翻訳上演でもないし、翻案でもないし、99%ベルトルト・ブレヒトは関係ない(笑) だけど、実際の劇団活動を通して体験したことをもとに、演劇と社会(経済)のかかわりを自分たちなりに問い直すことで、図らずもブレヒトとの共通点があったように感じました。ブレヒト作品を「現代に蘇らせる」と謳う作品が結局、現代的な「演出」だけに陥りがちな中、皮肉にも「ブレヒトだよ!」というタイトルに強い説得力を感じた作品でした。

江波戸さんちのにぎやかなひなまつり
危婦人
ザ・ポケット(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★
喜劇でしょか?(・・)
えっとね・・・ドタバタ劇の喜劇でしょか?
うさぎは妙に笑えたっ!
しかも、このうさぎ・・・説明役と独り言を兼ねてる。。
前半の展開は悪くなかったような・・・。
爆弾のあたりから、妙に大げさな芝居に成り果てて・・・・なんじゃーこりゃー!!漫才かい!と突っ込みたくなると同時に一気に冷めましたね。
ちょっと、笑わせ方が違うし、話の持って行き方が強引すぎる。。
なんで、あの場面で爆弾?・・と。。?)
ストーリーの後半三分の一は、なんですか・・・もうはちゃめちゃ。。
ホチキスの小玉さんとは、ご縁があるようで、『PTA』の時と、その前の舞台と、立て続けに3度目。
もうキャラは決まったようで(^0^)
このペースでいくと、小玉さんを年に6回くらい観るのだろうか?(^^;)

からっぽの湖
AGAPE store
J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)
2008/03/01 (土) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
真面目なオハナシ
こんなに真面目なキッチュは初めて観た。
片桐さんとか美里さん、他役者さんはすてきだった。
ただ、内容的に全く興味のもてない話だったので・・・
ごめんなさいm(_ _;)m

静物たちの遊泳
NPO法人アートネットワーク・ジャパン(ANJ)
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/02/29 (金) ~ 2008/03/01 (土)公演終了
満足度★★★
独特の静かな狂気
リーディング公演というものを初めて見ました。特に違和感なくみれたし、上質な戯曲を聞けて良かったです。ただ、この戯曲のテーマや物語に特に感心がないのがつらかったかな。ひとりの男が3人の女性に思われるけど、それぞれ狂気を内に秘め、どちらかというと女性側の自己満足のために佐野という男が3又をかける話でした。
オセロの使い方、メタファーとしての意味合いには感心しました。

もやしの唄
ハイリンド
新宿シアタートップス(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
小川美玲ならではの空気感
前々回、前回は、よく知られてインパクトのある戯曲を選んでいたのに対して、それらと比較すると今回は認知度が高いとは思えぬ小川美玲の作品。いつだったか予習の意味でエコー劇場で小川美玲の作品を観たけど、本作にも共通して小川美玲ならではゆるやかさとあたたかさの空気感がここにも込められていた。
別の方も書かれているけど、前半のやたらと声を張ってた点は、演出上ちゃんと意味を持たせてのこととはいえ、観る側からすると演出意図より先に「うるさい」という感情がわいてきて、これはよろしくなかった。

お前がダメな理由
箱庭円舞曲
サンモールスタジオ(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/03 (月)公演終了
満足度★★★
わかっちゃいるけどやめられない。
舞台の“調子”に慣れるまでは、台詞やら音楽やら鼻についていた。
でも、その“調子”になれてしまえば、なかなか心地よい空間が広がる。
慣れというのは怖く、それこそダメな人々が生活するアパートの居心地のようで。
……えっと、もちろん感想的には悪い意味ではなくて。
わかっちゃいるけどやめられない。そういうことなんだろうね。
群像劇らしい群像劇で、オフビートな人々のキャラクタが生きている。
最後のやりきれない爆走感だって好感を持たない理由はない。
だからこそ、120分強は冗長でしかない。そこが酷くもったいない。

檸檬/蜜柑
弘前劇場
ザ・スズナリ(東京都)
2008/02/29 (金) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
思考する音。
リアルな言葉で話されているのに、物語は地上50センチくらいをふわりと浮く。
話がぷつんぷつんとあり、リンクするようなデッドリンクするような面白さ。
抽象的な話の交錯に、ビリヤードの球の音も交錯。何というか、思考する音だ。
長谷川孝治の世界観、ここにありき。
小笠原真理子が巧く舞台を回し、回りもそれに呼応するといった様相。
ここまで安心して観られる俳優陣を揃えたリージョナルシアターは、他に類を見ないでしょう。

火の鳥にキス
ピンズ・ログ
劇場MOMO(東京都)
2008/02/26 (火) ~ 2008/03/03 (月)公演終了
満足度★★★
人気公演?
人気公演?ふらりと当日券で行ってみると立ち見でした。ちときつかった・・・。
ところどころ会話劇に微妙にしっくりしない感じを受けるものの、「ジタバタする物語」というわりに、変にガチャガチャしていないところが好印象。
脚本はわりと面白いと思うので再演とか、ほかのところで上演するとか、して欲しい。

春琴(しゅんきん)
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2008/02/21 (木) ~ 2008/03/05 (水)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい。
素晴らしい。和文化をふんだんに活かした演出には脱帽。谷崎作品もよっぽど研究しているとみえる。「鬼才」と呼ばれるにふさわしい。

虹色の風 ~記憶の森の神話~
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2008/03/01 (土) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
期待できる新人さんたち!
当初、行くつもりはなかったのです。しかし、やっぱり一押し劇団の研修所の卒業公演です。行けるなら行ってしまえと、頑張ってみました。
今持てる力の精一杯を見せてくれたと思います。
歌える人が多い期ですね。
千秋楽のご挨拶に、それぞれの人柄がうかがえて、ぐっと親近感がわきました。
今後のOSKの貴重な戦力になること間違いなしです。

屋上庭園/動員挿話
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2008/02/26 (火) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
どなたにもオススメの傑作
数々の演劇賞を受賞した初演よりも、パワーアップした再演でした。東京公演の後、兵庫、岐阜公演もあります。

オール・ヌード
enji
OFF OFFシアター(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/09 (日)公演終了

贋作 伊豆の踊り子
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2008/02/28 (木) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
まあまあ
お芝居自体は楽しく拝見しました。
女優さんはどなたもおきれいで、ダンスパフォーマンスも非常にかっこよかったです。
男優陣の演技はまぁ、見ていて安心できました。
まぁ全体的に結構噛み噛みだったのがご愛嬌(苦笑
昨日一昨日と人が少なかったそうで、そのあとでの今日のほぼ満席の客入り、いくぶん緊張されてたのでしょうか?
作・演出された方は本業が映画監督さんだそうで、そういう視点での舞台転換かな、と思う場面もしばしば。興味深かったけど、もっとシンプルな方が個人的には好みです。
ただ、浅草というか、この劇場だからなのでしょうが、
となりの席で平気でヒソヒソ話してたり普通にビール飲んでたりフラッシュ光ってたりと、あまり演劇観にいっている雰囲気ではなかったですね。

なるべく派手な服を着る
MONO
HEP HALL(大阪府)
2008/02/22 (金) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
さすが
MONOらしい、ズレ感がおかしくてちょっと切ないお話でした。しっかりした作りのお話で、安心してみられました。末っ子弟役の本多力さん(ヨーロッパ企画)がいかにも弟!なのが面白かったです。

虹色の風 ~記憶の森の神話~
OSK日本歌劇団
世界館(大阪府)
2008/03/01 (土) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
キラキラ笑顔でした!
前回、前々回の卒業公演に比べると、ダンス少な目。
芝居よりも、全員でグワァ~っという迫力を押し出す場面が
観たかった気もします。
でも、これからの劇団公演で確実に戦力になっていくだろう
期待を感じさせてくれて、ファンとして嬉しく心踊りました。
ただし、せっかく卒業生が初めて芸名で登場する公演なのに
顔と名前を一致させるリーフレットが一切用意されておらず、
寂しかった。
せめて、事前に作られたチラシのコピーでも良いから、置いて
欲しかったです!
友人達に宣伝したくても、これでは情報が提供できません。
出演者の健闘があっただけに、余計に残念です!
劇団スタッフには、ぜひ一考をお願いしたいです!!

宿題と遠吠え
FUKAIPRODUCE羽衣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/02/28 (木) ~ 2008/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
たのしかった〜
これだけ癖のあるミュージカルだと見方も色々、思うとこも色々だと思います。でも一言でいうなら、行ってよかった、です。
ある一場面だったり歌詞の1フレーズだったりがちゃんと残ってますから。いわゆる「ステキな恋人」とは観に行けない感じですが、それがまたいいなと。

人間合格
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2008/02/10 (日) ~ 2008/03/16 (日)公演終了
何と言うか…
若い人にこそ見てもらいたい作品だなと思います。
だって今の若い人と言うのは、描かれている太宰そのものでしょう?
私はこれを30の頃に見ましたが、そこからですね。人生が変わったのは。