
トーク・アバウト・サリー
よこしまブロッコリー
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2008/02/01 (金) ~ 2008/02/03 (日)公演終了

今日は私の誕生日
双身機関
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2008/02/14 (木) ~ 2008/02/18 (月)公演終了
満足度★★
身体表現と演出で魅せるがそのコンセプトが現代に必要あるのか疑問に感じる
反体制といった言葉が過去になりつつある現代だが、ここまで過酷にそして挑戦的に劇をつくることが何かを生み出すことは十分にありえると思うし、それが何かしらの成長を促すとも考える。ただ、それを公演としてやる事はただの懐古主義なのではないかとも思ってしまう。考えはまとまらないが、色々思いを巡らせる事になった公演

愛のテール
ニットキャップシアター
千種文化小劇場(愛知県)
2008/02/22 (金) ~ 2008/02/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
女性を中心に恋愛を描いた劇
最後の現実世界の15分間は感情移入しきって泣きそうにもなった
脚本、役者、演出どれをとっても素晴らしいクオリティの作品

そのポーズ。
BABY EINSTEIN
G/Pit(愛知県)
2008/02/14 (木) ~ 2008/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★
キャラ作りと疾走感が素晴らしい
頭のシーンと最終的なまとめのシーンが個人的にどういった意味を持つのかわからなかった事もあるところがマイナスではあったが、物語全体の疾走感やセンス、そして役者の上手さは凄い

「有害図書館」
試験管ベビー
スタジオ・座・ウィークエンド(愛知県)
2008/03/08 (土) ~ 2008/03/16 (日)公演終了

「ギャル~閉じません~
劇団あおきりみかん
千種文化小劇場(愛知県)
2008/03/07 (金) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
満足度★★
なんか薄っぺらい劇
つまらない事はないし、女子高生のなんともいえない薄っぺらさが表現出来てるといえばそうなのかもしれないが、そういったものが表現出来てて面白いのかと言われると悩むところ。

斑点シャドー
JACROW
OFF OFFシアター(東京都)
2008/03/12 (水) ~ 2008/03/19 (水)公演終了
満足度★★★
結末が少し期待外れな劇
最終的にこの結末かーと少し思わされた。ただ手法としての試みは面白いし、もう一回見たら最初から人間関係が整理されているのでもっと違う見方が出来るというのも面白いと思う。

偉大なる生活の冒険
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/03/06 (木) ~ 2008/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
男の一種の理想像を描き出す劇
なんとなく会話の面白さに呑まれてこの劇の根源的なテーマというものをしっかりと見る事が出来なかったように思うのでもう一度見る事が出来れば是非見たい作品

フリータイム
チェルフィッチュ
SuperDeluxe(東京都)
2008/03/05 (水) ~ 2008/03/18 (火)公演終了

或ルゴリズム
電動夏子安置システム
Duo STAGE BBs(東京都)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
オモシロイ
約2時間という長編でしたがそんな長さを感じさせない舞台でした。一人ひとりのキャラも合っていてほんとに笑いどころで裏切らない。ラストはうまさとちょっとした切なさがバランスよくあってよかったです。

花
劇団千年王國
生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

1K~山手線の左下から愛を叫ぶ~
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/03/18 (火) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
開店花火参加
開店花火劇団員の信田が参加。
くだらない中で本気な男達の熱い魂が見られる6本のオムニバス。
どちらも見ましたが、道玄坂編がお気に入り!!

走れメルス
集団あしゃしゃ
ぽんプラザホール(福岡県)
2008/03/21 (金) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
言葉遊びと情熱
野田らしい言葉遊びがふんだんに入っている作品。
だけど中にはネタが古くって、あしゃしゃ世代は知らないんじゃない?というものも。
役者は皆うまくなったなあ、と思ったけれど、伝わってくるはずの情熱がいまいちわかりにくかったり。
愛と哲学だよね、これ。

1K~山手線の左下から愛を叫ぶ~
劇団ギリギリエリンギ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/03/18 (火) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
男だらけ
いろんな作家さんの作品が見られてよかったです。短編だから、好みじゃない作風でもまあ飽きないですし。
でも正直、女の子がいたほうがいいと思いました。特に宮益坂編。
男だけである必然性があるか、その縛りを活かせているか、折角なのでどちらかではあって欲しかったです。

旅行者
下鴨車窓
精華小劇場(大阪府)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
良かったです。
舞台美術は、黒一色のほぼ素舞台。
脚本に合った、いつの時代かどこなのかを限定しない、無国籍でちょっと不思議な世界が再現されていたと思います。
一方で、違和感があったのが衣装。
あえての演出だったのか?なんでその衣装?なのか謎でした。

SLeeVe-RefRain
DMF
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/03/06 (木) ~ 2008/03/10 (月)公演終了
満足度★★★
物語の奥行きもより深まる
前作はそれぞれ悩みを持っていた参加者が百鬼夜行を通じて成長する姿を描いてさわやかだったのに対して、今回の参加者は悩みというより「心の闇(あるいは「心に病み」?)」を抱えており、命を落とす人数も多い分、いささかヘヴィーでダーク。
それだけに「1人を殺しただけで人の心は張り裂けてしまう」という台詞に象徴されるように、「殺す」という罪の深さが強調されていて。
また、百鬼夜行への参加経験があり、今回は無益な殺生をやめさせるために参加したというメンバーがいたり、虚像と自分自身のギャップに悩むアイドルや話し合いによって解決しようとするシスターなどもいて、参加者のバリエーションが増え、百鬼夜行には参加せずにあくまで客観的な立場で関わる人物までいるという具合に進化。
さらにこの登場人物たちがそれぞれ多面的に(善悪両方を持ち合わせる、という単純なものではなくて)描かれており、物語の奥行きもより深まった感じ。
なお、マチネの朧はI列6番、ソワレの霞はI列18番にて観劇。

眠りのともだち
イキウメ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2008/02/27 (水) ~ 2008/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★
優しい余韻が残る
いつものSF系スリラーとは趣を異にしたハートウォーミング系ファンタジー。
「夢の世界は実はつながっていて、自分が見た夢の中で誰かに出会った場合、その相手の夢に自分も登場していたのではないか?」などと考えたことがある身にとって非常によくわかり、なおかつ似た発想をする人がいたことが嬉しい。
しかし、夢の中で覚醒するとか、夢にも層(劇中用語でレイヤー)があるとか、その発想を発展・昇華させるあたりはやはりプロの技というものか。
さらに、別居していた夫婦をメインに置いて、終盤、夢の中で互いに心情を吐露することで良い方向へ向かうという持って行き方もあたたかく、珍しく(?)優しい余韻が残る。

旅行者
下鴨車窓
精華小劇場(大阪府)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★
「お姉さんそこが庭じゃ全然違う家の話になっちゃうよ」「この村で裁判所の話が聞けるなんてねえ」
ベケット《勝負の終り》、安部公房『友達』、別役実に似過ぎた(というか摸作的な)導入部。カフカ的な司法官が姉妹の絆を破壊するが、どっこい病弱だった姉は、という前衛派のパッチワーク的な構想。現実の大きな状況との緊張感が無いので何となく締まらない。いろんなタイプの女優が見られる劇として貴重か。

nest
未知座小劇場
未知座小劇場(大阪府)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
「私が来たのは地に平和をもたらすためでなく、斧をもたらすため!」
断乎とした構成にうねるようなドラマの盛上げ。ドスの効いた決め台詞。うさん臭くも詩的なロジック。演劇史的悪ふざけ。難度をあげた自虐的なほど困難な目標の実現をめざす演技法。宝塚っぽいショーマンシップもある。

誘惑する爪痕
ヒンドゥー五千回
サンモールスタジオ(東京都)
2008/03/19 (水) ~ 2008/03/25 (火)公演終了
満足度★★★
建築家の腹 よかったけど
設定はどこかで見た感じでしたが、前回の渋柿よりは俄然面白くて驚くくらい。役者の技量のバランスも上手いこととれていた気がします。でも正直2バージョン見る気には到底なれなかったです。それだけの時間を割いて得られるものがチケット代を上回るようには思えませんでした。あくまで想像ですけど。小劇場って(たぶん)役者がお客さんを呼ぶのが基本的なスタイルなわけで、ひいき役者見たさに予定を合わせようとするものですけど、2バージョンやるにはややステージ数が少ないようにも思えました。劇場に行くのって結構大変ですよね。そういった意味では(システム自体が)こちら側に不親切だなと思わなくも無いです。だけどまぁ、お芝居なんて結果足を運べた人だけ楽しめればいいわけですからね。そういった意味では観る前からの葛藤も含めて、巡り会えてよかったなと思える作品でした。「演劇」にはそんな力もあるよなと再確認しました。ひとつしか見れなかった(見たくなかった)私も料金分の興奮は買えたと思います。