
茶毒蛾無呼吸引金
Oi-SCALE
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
雰囲気は似た感じ
アゴラだし、ただのoi scaleじゃないから何が違うのかと思ったけど、全体の空気感は変わらない。わりと好きではあるんだけど。林さんの存在感がすごすぎですね。はまり過ぎてて怖いです。

蜻蛉の華 ~クサリメグリ~
soulstory
遊空間がざびぃ(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
雄弁にストーリーを物語る
以前観た『愛染桜』と同様、台詞やナレーションがなくダンスのみであるのに雄弁にストーリーを物語っているのが面白い。また、蜻蛉・蟻地獄・蜘蛛・蟻などのキャラクターを如実に表現した衣装・メイク、それに動作(振付)も見事

アタシだけ怒られた
バナナ学園純情乙女組
桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/05 (月)公演終了
満足度★★
ヤリ逃げ上等。
「ヤリ逃げ公演」と題され、中屋敷流に言うなれば「ひりひり」した公演。
二階堂瞳子の演出は、まさに“中屋敷チルドレン”そのものである。
よくできた模倣であると同時に、模倣はオリジナルを越えない。
ストーリーは蛇足だと切り捨てんばかりの進行の遅い一場物。
「とろい」「ぬるい」印象を与えるのは、そこも手伝っているのか。
やりたいことをやっているのは、マニフェストどおり。ごちそうさまでした。
菊池佳南の熱演が、このヤリたい放題の中で、ブレずに蝶番になっている。
好感しか持てない。

鏡の中の異邦人~かがみのなかのえとらんぜ~
風凛華斬
シアター風姿花伝(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★
発想は面白い・・・
ストーリー、そして、実は同一人物という発想も、とても面白かったと思う。
最小限のセットだが、場面場面の切り替えのタイミングがよく、左程違和感もない。
役者さん全員に言えることだが、少し硬さが感じられ、もう少しリラックスしてもいいのではないかと思った。
※
イチさんがATTのメンバーだったとはビックリ・・。
次週、目白行ってみようかな・・。

使わなければダメになる
劇団SKグループ
扇谷記念スタジオ・シアターZOO(北海道)
2008/04/26 (土) ~ 2008/05/06 (火)公演終了

アネクメネの雨
地球割project
萬劇場(東京都)
2008/05/01 (木) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
やはり非凡な才能・・・
冒頭、不思議な感覚のセットに、まず興味を惹かれる・・。
主宰の挨拶の前に既に物語は始まっており、何やら緊張感を強いられる。
一つ一つの言葉の響きがとても素晴らしい・・。
そして、今回も赤い布が効果的に使われ、ああ、かって地球上の何処かで、こんな物語が繰り広げられたのかな、などと考えさせられてしまう・・。
深い、深い、沢山のことを考え、感じさせられる作品。
相変わらず、豊かな才能を思わせる・・・、今回もそういう非凡な才を感じさせられた。
この本の作者には、これからも枠に囚われず、大きく羽ばたいて欲しいと思う。
次回はどんな作品を魅せてくれるのか、また楽しみにしたいと思う。

旅すれば闇日光
カリフォルニアバカンス
アイピット目白(東京都)
2008/04/22 (火) ~ 2008/04/28 (月)公演終了
満足度★★★★
上出来ナンセンスコメディ
いつもながらの上出来ナンセンスコメディ、「なワケねーだろ!」満載なのに不思議と説得力があるのは確立された作品世界と出演陣のしっかりした演技に裏付けられているからか?

リバイバル メモリー
カプセル兵団
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/04/23 (水) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
満足度★★★★
知的迷宮を彷徨うような感覚
ある日突然、自分が誰なのかわからなくなる、会話をしていてホンの少し前のことが思い出せなくなる、というスリリングな導入部で始まる初の「不条理物」は自己探し系。知的迷宮(あるいは「アリス的迷宮」?)を彷徨うような感覚が良い。
内容的に意識下のシーンが多いのである意味何でもありで、回想シーンにおいて、その後に紛失する筈の紙袋を持った女性が登場して、主人公がそれを追おうとするとヒロインが「回想シーンなので追っちゃダメ」と諭すというアイデアも面白い。
もちろんお得意のアクションやお馴染みの仮面ライダーネタもあり、多様に解釈できるラストが余韻を残す。

フルハウス
フジテレビジョン
東京グローブ座(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
満足度★★★
頑張ってますね
まず。
会場が小さい割に、音響や会場の笑い声などで役者さんの声が掻き消されてしまい、「え?何て言ってるの?」と思うことが数回あったのがとっても残念。
3階の奥のほう、聞こえてたのかな?
地声だけで届かせられるという絶対の自信があるのでなければ、マイクをつけてほしかったな、と思いました。
観終わった感としては、「等身大の青春ストーリー」だと思いますし、観にいってよかったな、元気をもらえたな、という感じ。
翔央くんの舞台を観るのは初めてですが、彼はこれで新境地が開けるのではないかと思います。
風間くんには、もっと芸達者が活きる芝居と役割が欲しかったなぁ・・・。
米花くんも町田くんも個性的で良かったです。
頑張ってるなぁ、という印象。これからに、もっと期待したい4人だと思いました。

プール
タカハ劇団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★
心に潜む普遍的な闇へのカイダン
冒頭から、イヤな匂いが漂ってきそう。気持ち悪いモノを眼前に見せないのに、観客を終始キモチ悪い気分にさせ続ける台詞や演出の巧みさ。ストーリーが進むにつれ、次々と明かされるキモチ悪い事実の数々。何かイヤな汗が流れてきそうで、これはまさに怪談。その上手なストーリー展開を支えるのが、人の心に潜む、普遍的な闇に対する鋭い洞察。誰の心にも住む魔物を健全なスタンスで描く物語には、ただ怖いだけのホラーを越える迫力がある。個人的には、闇の暗さがあと一段階さらに暗かったらパーフェクトに思えた。惜しい。

狂人教育
劇団鹿殺し
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2008/04/29 (火) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
何故か東京で(笑)
テラヤマ博を観るのも、鹿殺しを観るのも、実は初めてだったのですが・・。
ほかのも観てみたくなった。(テラヤマ博も、鹿殺しも。)

Chocolate horse
ユリイカ百貨店
アトリエ劇研(京都府)
2008/04/25 (金) ~ 2008/04/29 (火)公演終了

人呼んで こずれぇ~狼
脱線劇団PAGE・ONE パートII
駅前劇場(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/05 (月)公演終了
満足度★★★★★
ビール飲みながら笑って観られる
時代劇をテーマにした演劇はたくさんあると思います。ビール飲みながら笑って観られる楽しい芝居でした。
この芝居は時代劇らしくない、時代劇コントと言うのが伝えやすいのかな、と思います。

狂人教育
劇団鹿殺し
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2008/04/29 (火) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★
軽くて豊潤、
寺山戯曲のよさをしっかりと残しながら、スピード感と演技の確かさで、時代の塵を見事に吹き飛ばして見せた舞台かと・・・。
歌やダンスなども役者がよく鍛えられていて、観ていても楽しい。
戯曲の味わいをしっかりと伝えながら、同時にエンターティメントとしても秀逸な作品でありました。

ファーブル昆虫記
ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ
かめありリリオホール(東京都)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/03 (土)公演終了
満足度★★★
大人も子供も?
大人にも楽しめるように完全リニューアルしたとのことですが,そのせいで対象がぼやけてしまったのでは?少なくとも私の周りの子供たちは飽きてしまっていて落ち着きはないわ,母親と話をするわでうるさいくらいでした。歌が予想以上にうまかっただけに,ちょっと残念でした。

茶毒蛾無呼吸引金
Oi-SCALE
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/04/25 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★
殺伐とした空気は好み。
会話そのものは魅力的ですが、上演時間の長さを含めた全体の構成が好きにはなれませんでした。時間をかけて描かれているものもあると思いますが、そこまではついていけず。

プール
タカハ劇団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★
前半の引力。
好奇心をくすぐりながら一気に引き込んでいく前半は見事。中盤、新たに登場した人物が連鎖的に絡んでいかず、終盤の展開も若干唐突な印象なのが少し残念。

exPOP!!!!!
快快
Shibuya O-nest(東京都)
2008/04/30 (水) ~ 2008/04/30 (水)公演終了
満足度★★★★
快名。
起きて出かけてバイトして帰って寝て。を20分で。
時間とお金で楽しく遊び、あっという間に観客を掴む。
王子の公演が楽しみです。

御前会議
青年団若手自主企画 柴・宮永企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/07 (月) ~ 2008/04/14 (月)公演終了
満足度★★
演出のアイデアが戯曲の面白さを超えてはいない。
その日の仕上がりにもよるかもしれないけれど、
ということは、企画としては不発だったのでは?

エロエロ大作戦
演劇ぶっく社
笹塚ファクトリー(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★
あはははは、やっぱり只者じゃない江本純子!
ENBU生の発表会なのに,
最後にセンター張って出てくるってどうよ。(笑)
期待以上に江本ワールド炸裂に大ウケ。
まさに全編通して破壊力だけで、正面突破されました。
毛皮族フォーマットをやりきった、
ニューハーフ顔の春山怜那のド根性はあっぱれ!
彼女は毛皮族が大好きなんだろうなぁと。
でないと絶対あそこまでは出来ないと思う。