
廃車長屋の異人さん
(財)舞台芸術財団演劇人会議
新国立劇場 中劇場(東京都)
2007/12/21 (金) ~ 2007/12/24 (月)公演終了

剣を鍛える話
(財)舞台芸術財団演劇人会議
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/23 (日)公演終了

呉将軍の足の爪
(財)舞台芸術財団演劇人会議
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2007/12/22 (土) ~ 2007/12/23 (日)公演終了

脈拍のリズム
ユニークポイント
学習院女子大学 やわらぎホール(東京都)
2007/11/23 (金) ~ 2007/11/25 (日)公演終了

シフォン
少年王者舘
碧南市芸術文化ホール(愛知県)
2008/02/17 (日) ~ 2008/02/17 (日)公演終了

1
劇団
時代空間 遊庵 ねこじゃらし(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
満足度★★★★
スタイルさまざま
オーソドックスな朗読のみならず、歌・マイムと組み合わせたもの、ギター演奏とのコラボ、一人芝居を伴ったものなどスタイルはさまざま。
題材も樋口一葉、宮沢賢治、佐野洋子などの作品からオリジナルまで幅広く、さらに主宰の教え子たちというコントグループのパフォーマンスまであって変化に富んでいるため休憩込み1時間50分ほどがアッという間。

空中ブランコ
アトリエ・ダンカン
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2008/04/20 (日) ~ 2008/05/05 (月)公演終了
満足度★★★
そこそこ忠実
原作とは別モノと割り切って観たためかそこそこ忠実に感じられ、むしろ150分(休憩込み)に膨らませる苦労さえ見て取れる。
また、伊良部というキャラクターにはスタイルが良すぎる(?)宮迫博之が、原作通りの子供っぽさ、ダダのこね方によってちゃんと伊良部に見せていたのはさすが。
一方、動きが素晴らしい G-ROCKETS のメンバーが複数出ているが、出番が冒頭とラストのサーカスシーンだけと少ないのは残念。それを見せる芝居ではないとはいえ、せっかく起用しているのにもったいない。
脚本の倉持裕、演出の河原雅彦とも危険を冒さず(笑)本来の持ち味を発揮していなかったのもちょっと残念。

霧笛-共生の彼方へ-
A.C.O.A.
A.C.O.A.アトリエ (栃木県)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/04 (日)公演終了

WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更
東京デスロック
吉祥寺シアター(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了

ゆんぼーさんが来る
play unit-fullfull
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★
思ってた感じとは・・・
う~ん・・・、ここまで事前のイメージと違ってたのはちょっと久々・・。
良くも悪くも、思ってた感じとは全然違ってました・・・。

絢爛とか爛漫とか
オーガニックシアター
まったなしスタジオ(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/27 (日)公演終了
三文文士
男性版と女性版を両方見ました。同じように設定されているのかもしれませんが、まったく違う作品のようでした。男の友情っていいなと思いました。
男性版にはいい俳優さんもいて今後が楽しみです。
私の席からは照明・音響スタッフがよく見えました。チラシに載っていた音響さんが急病だったらしく、急遽、音響をやっていた菅田華絵さんと照明の松尾淳一さんが呼吸を合わせているかのように見えたのが面白かったです。

霧笛-共生の彼方へ-
A.C.O.A.
A.C.O.A.アトリエ (栃木県)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
何故か泣ける
ラストはもう漢の背中に漢泣きですよ。
お話云々というよりも、何かを表現しようとするその身体が素晴らしい。
何かよく分からんけど、何かが、こう、こみ上げてくる。
最早「考えるな。感じろ」の世界。
とても心地良い。
「なぱふぇす」は他にも色んな俳優、踊り手が参加していて、そのそれぞれの身体が独自の表現をしていて、一つとして同じ身体が無い。そしてまた、そのどれもがそれぞれに素晴らしかった。
当たり前のようでいて、改めて考えさせられる発見がいっぱいあった。
その最後を締めくくるのが、主催者自身がそこで培ってきた身体。
泣けるで、これしかし。
勿論来年もまたやるんですよね?

ひかりごけ
三条会
A.C.O.A.アトリエ (栃木県)
2008/05/03 (土) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
おらたちばっかだべか
こっただ良い芝居にめぐり合えるのは。
「ひかりごけ」を大自然の小さなアトリエで40人くらいで観るって言うのがもう良いじゃない。
「物」は無くてもこんだけ良い芝居できるし、観られるのよ。
良い芝居が二つも観れて、自然の中に良い感じに木彫の展示があって、美味いものが用意されてて、そんな所に一日のんびり居て。
色々ひっくるめてもうおなかいっぱいになった。
良き日だった。
本当に良き日だった。

WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更
東京デスロック
吉祥寺シアター(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
満足度★★★★
沈黙という武器
導入部からもうやられた。
開始から続く長い沈黙。
しかしその沈黙の中、途上人物たちの僅かな仕草、目配せ、表情、距離感によって語られるものの何と雄弁なことか。
静寂から生まれる心地よい緊張感に包まれる会場。
幾つかの椅子と黒い和装の幾人かの人物のみが存在するだけの全くもって簡素この上ない四角い舞台の上には、時が経つにつれて少しずつ、「ここから何かが起こる期待感」が積み上がっていく。
沈黙が続けば続くほど、「期待感」のベットはこれでもかと上げられていく。
もう、たまらん。
(こういう呼び方が良いかどうか分からないが)今の日本の若手の演出家の中で、果たしてこれほどまでに雄弁な沈黙を武器として使える人がどれほど居るだろうか?
これだけでも観に行く価値は充分にある。
勿論この他にも語るべき、語りたい見所は幾らでもある。
長くなるからこれ以上は書かない。
これは是非、その目で直接確かめるべきだ。
何?この芝居が分かりづらい?
素人にはお勧めできない?
そんなへちょい垣根なんか軽々と飛び越えてくるのが良い作品だ。
終演後のトークでもちょっと言ってたけど、子供に観せたっていいくらいだ。
寧ろ観せて、その反応をうかがってみたい。
あと、トークで何故か「なぱふぇす」の話題で盛り上がる。
あの会場に「なぱふぇす」観てた人ってどれくらい居たんだろう?
や、確かにあれは参加団体のどれもが素晴らしい、稀有なものでしたが。
来週のA.C.O.A.と百景社は私も観に行きますよ!監督!

ゆんぼーさんが来る
play unit-fullfull
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
振る振る!
初のfullfullを初日に。キャストを改めてパンフで見ると実は結構豪華な顔触れ。あ、この人はあれで観た。お、この人も観たぞ。えー、この人は次にあれに出るんだ。みたいな。そんな人々が起こす物語は結構あくの強いドタバタ劇でした。ちょっとわざとらしく見える部分もあります。よくよく考えると「あれ、あの人物とこの人物っていつからの知人なんだっけ?」とか気になる点も。しかし嫌悪感は沸かず。基本的には優しさで出来ています。そして最後は優し過ぎる故の切なさに到達しました。最後の最後で後味を変えられて、してやられた気分です。

日本語を読む Aプログラム「星の王子さま」
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2008/05/07 (水) ~ 2008/05/10 (土)公演終了
満足度★★
ちょっと
ポストパフォーマンストーク付き。
トークを聞いて演出で、ん…?と思ったところが
やっと理解が出来ました。
音響、照明のタイミングも悪かったような…
せっかく良い声が集まっているのに
ちょっと残念。

安穏。加害者と夫、その妻とその意志
錦鯉タッタ
神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)
2008/05/06 (火) ~ 2008/05/07 (水)公演終了
満足度★★★
万国のプロレタリア団結せよ!
People have the power??
前作、島尾敏雄『死の棘』の二人に、プイグ《蜘蛛女のキス》の設定が重なり...

プール
タカハ劇団
インディペンデントシアターOji(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/06 (火)公演終了
満足度★★★★
かなりの好みだと。
薄暗くキモく、直接的ではなく光・音・匂わせ方でこんなにいやな感じを醸し出せる腕前。若手の劇団ながら、永山さんや浦井さんなど雰囲気のある客演に恵まれていたのも、この題材を扱うに当たっては強み。

『デリケートゾーン!』
北区つかこうへい劇団
田端文士村記念館(東京都)
2008/05/05 (月) ~ 2008/05/09 (金)公演終了
満足度★★★★
エネルギッシュで汗にまみれた面白さ
会場は公共施設で演劇用の小屋ではないし、舞台セットもなし。だけど、演じられる役者のパワフルで最初から全力の高速セリフ、過剰な表情と動き、そして現代の病的な部分をデフォルメして描き出した世界観に引き込まれました。
これで1,500円は安すぎっす!
柿喰う客のルーツ、つかこうへい氏直系のためやはりつか演劇であり、荒削りながらも魅力たっぷり。毒の強い世界観もこの過剰な芝居と良く合ってます。
柿の演出力には及ばないですが、これはこれで魅力的でした。
時間も見ていてちょっと疲れてくるくらいの90分で終わるのも良いです。
次もあるなら見に行きたいと思わせる舞台でした。

WALTZ MACBETH→神戸公演は「3人いる!」に演目変更
東京デスロック
吉祥寺シアター(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/11 (日)公演終了
もはやブランドなのです。
だから初心者には手が伸ばし辛いという印象が沸き始めました。始まってしばらくはこの演目のルール確認の作業になります。それさえ消化出来れば後は流れに身を任せましょう。ただ、消化出来ない可能性もある。unlockの名の如く、演劇という型枠で観るとそうなる危険性高し。なんだこれ?くらいの観方でいいと思います。一瞬ふと、reset-Nの「繭」に似た空気感を得たりしました。あれも演劇として観ないほうが楽に受け入れられましたね。そういう類です、これ。