最新の観てきた!クチコミ一覧

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森の奥

森の奥

王立フランドル劇場(KVS)&トランスカンカナル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/09/09 (火) ~ 2008/09/13 (土)公演終了

満足度★★★★

リーディングのおかげで
内容をほとんど知っていたから、純粋に作品を味わえました。しかも、リーディング版の俳優のキャラと見くらべる楽しさもあって。それにしても何で海外の俳優ってキュートな人が多いんだろ。

グレート・ギャツビー

グレート・ギャツビー

宝塚歌劇団

日生劇場(東京都)

2008/09/01 (月) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

グレート磯野千尋さん
主演コンビよりも脇役に目がいっちゃった。なんといっても磯野千尋ジョージがすんばらしい。憧花ゆりのマートルもよかった。越乃リュウかっこよし。
す感情を思いきり出してる城咲さんってめずらしいなあ。

太田健作曲の「愛の楽園」が秀逸。

ロマンシングガーデン

ロマンシングガーデン

東京凡人座

明石スタジオ(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

ちゃんとばかばかしい…
先日行った、WHATCOLORの企画公演で、クールな(笑)刑事役を演じ、その笑いの間と相方の吉井由紀さんとの掛け合いが、各方面から多くの評価を得ていた、瀬戸宏一さん。

その彼が主宰している劇団、東京凡人座を観に行った。

彼らは本公演以外にも、環境をテーマとして、子供達が親しみやすいヒーローショー形式で行う芝居、「環境戦隊 エコレンジャー」の活動も行っている。

ちなみに今回の公演では、チケット料金のうち200円を「緑の東京募金~海の森への植樹~」へと募金するとの事だった。

フライヤーのあらすじを読んで、あまりのばかばかしさに笑ってしまった。

蜂に誘拐されて、ハエとバッタを従えてって一体どんな話しなんだよと、期待を込めて劇場に足を運んだ。

シンプルでわかりやすいストーリーで、安心して物語の世界観に引き込まれ、めいっぱい笑わせて貰った。

ネタバレBOX

ファンタジーのかなめは、なんと言っても衣装。その衣装によって物語にすんなり入れるかどうかが決まってしまう。

「ロマンシング・ガーデン ~飛んで火に入る夏の虫~」の衣装はとてもおしゃれで素敵だった。特に蜂チームとキリギリス。

そして出演していた俳優の皆さんが、とても個性的で、衣装によってその印象がよけいに強く見えた。

人間のカップル二人が、見事に浮いて見えたのは、衣装だけではなく、俳優の皆さんの個性の強さだと感じた。

さて、恒例の気になった俳優さんは、ハエを演じていた小林達明さん。間をはずした芝居とか、空気読めない感の芝居とか、結構ツボだった。

役として怠惰な感じなのか、本人が怠惰なのか(笑)、そのぎりぎり感がとてもよかった。

なんか一緒に飲んでみたい感じ(爆)。

瀬戸さんの描く世界観や、演出も私的にははまって、とても楽しい時間を過ごした。

難しい事を考えず、ただ芝居を楽しみたい方は是非。
赤い褌

赤い褌

ハイブリッド渾沌

サブテレニアン(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

陰な感じがそそります。
初見。今まで見逃していたのを悔やみます。

やりたいことがハッキリしていてとても気持ちがいい公演でした。

ただ、やりたいことがハッキリしている故に、観るお客さんの好き嫌いもハッキリ分かれる...そんな内容。

自分はあまり芝居のジャンル...メジャーな団体などに無知なので、もしかしたらそういう団体に影響された何かが色濃く出ていて、人によっては『○○○と似てる』とか言われるかもしれませんが、まずはそこからでいいんじゃないかな?

と思えるほど楽しめました。

このまま突き進んでほしいです。

↓後はこちらで↓
http://ameblo.jp/usamina-0418/entry-10131877161.html

お近づきなりたい!と思ってしまった団体さんです。

レストランSEVEN STARへようこそ

レストランSEVEN STARへようこそ

らちゃかん

萬劇場(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

期待してた!だけに。
ちょっと残念でした。

初日と言うことで、受付側ももたついており、16分遅れでスタート。

シチュエーションコメディーと言う事で楽しみにしていましたが...。
みなさん素敵な役者さんでしたが...。

チケット代分楽しむことは出来ませんでした。

↓後はこちらで↓
http://ameblo.jp/usamina-0418/entry-10127642561.html

次も頑張ってください!
ご縁があったら次回も観に行きます!

ロマンシングガーデン

ロマンシングガーデン

東京凡人座

明石スタジオ(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

中和
結構笑った。言ってしまえば子どもっぽいファンタジーなんだけど、ちゃんと笑いにして中和していた。逆に中和していないところはちょっと痛かった。

役者のキャラクターが良く活かされていたように思う。金井麻衣子さんと小林達明さんが好演していた。鈴木雄太さんは陶酔してしまわないところが良い。

ネタバレBOX

選曲だけはいただけなかった。

アクションがなんか中途半端だった。アクションへの期待を膨らませる話の運びだったのに、「え、今ので終わり?」と肩透かしを食らった感じだった。
まほろば物語

まほろば物語

劇団SAKURA前戦

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/16 (火)公演終了

満足度★★★

演劇と、「労働」
客席から、すすり泣く声が続々聞こえてきて、ちょっとびっくりした。ベタな上にもベタな、チャンバラあり、人情あり、フラメンコあり(なぜ?)の、ハートフルなファンタジー。

泣いていた、今日の客席を埋めていた人たちは、普段、あまり舞台を観慣れていない人たちだろう、と思う。自転車で、近所の人に宣伝活動をしたというから、池袋の劇場周辺に住む、普通の人々かもしれない。

なんというか、キャラメルボックスを、大衆演劇と韓流ドラマで割ったようなテイスト。なんだか、ある種、伝統芸能みたいな感じがした。海外で受けていると、チラシにあるのは、こういう、「日本」っぽさが受けているのだろうか。

とにかく、僕ら東京の、いわゆる演劇ファンが、普段「演劇」だと思っているものとは違うものだ。普段の観方と、全然違うものが要求された気がした。

ネタバレBOX

出てくる人が、みな、優しい、いい人。悪人は全然出て来ない。それぞれの悩みを抱えて出てくるけれど、ファンタジーの世界を通じて、最後は、全て解消。でも、大団円に至る手段は、荒唐無稽なファンタジーだけれど、不思議と、彼らの選ぶ、その後の生活は、泥臭い、生活感溢れるものだ。

離婚後、一流広告会社・企画部をやめて自殺を考える男と、なにをやってもうまくいかず、強盗を考えていた男が、物語の最後に、定職につく。それはどうやら、作業着にヘルメットの、肉体労働なのだ。彼らが楽しげに仕事をする、ラストシーンの一場面は、なかなかじーんとくるのだけれど、つまり、どうやら、この劇団は、こういう、地に足の着いた、広告業界とかではない、「労働」こそが、まっとうな生き方なのだと考えているようなのだ。

この感覚は、東京で、演劇をやっている人や、演劇を観ている人には、ないものだと思う。僕らは、「労働」ということを、あまり考えない。考えようとしないのかも。よしんば考えたとしても、思いつくのは頭脳労働。作業着姿で、楽しく仕事をするシーンを、ラストに持ってはこないと思うのだ。

思えば、もともと演劇は、大衆の娯楽だった。普段、しっかりと手に職を持った人々が、たまの息抜きに楽しむ、生活に密着したものだった。今の僕などは、「労働」よりも、演劇を中心に生きている。それは、東京では珍しくないので、当たり前だと思っていたけれど、実は、かなり不自然な生き方かもしれないのだ。

社会の情報化した現実を考えれば、「労働」することでまっとうな暮らしができるというモデルは、当然、かなりのアナクロニスム。でも、なんだか、この舞台を観ていると、そして周りで泣いている人を見ていると、間違っているのは、社会の方なのじゃないか、という感じがしてくる。

考えてみれば、「労働」が描かれた演劇って、あまり観たことがない。演劇は、「労働」から遠い世界なのかもしれない。そして、「労働」を描かなくなったことで、「大衆」からも遠ざかっていたのかもしれない。大衆演劇の匂いを持った、この舞台は、だから、とても貴重なものだと、思った。

作者は、「労働」なんてこと、全然意識していないかも。でも、しつこいけど、「労働」を力強く描くということは、制作者の意図に関係なく、それだけで、こんなに強い印象を残してしまうものなのだ。そして、その上で紡がれる物語を、労働を忘れた僕らは、「ベタ」と呼んでしまうけれど、そこにこそ、しっかりと働いている人の心に届くものがあるのかもしれない。

泣けなかった僕は、やっぱり、いつもの演劇の世界の方が、好きなのだけれど。
怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

おおー
広い舞台を感じさせないお芝居でした。
長めのお芝居だったのですが、見せ方が楽しくあきませんでした
思っていたよりも楽しめてよかったです。

トカゲを釣る-改-

トカゲを釣る-改-

スロウライダー

新宿シアタートップス(東京都)

2008/09/02 (火) ~ 2008/09/07 (日)公演終了

不思議な
雰囲気。
音楽や効果音にも凝っていて、楽しかった。

髪形がぁっ!!

髪形がぁっ!!

ぬいぐるみハンター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2008/09/11 (木) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

センスが魅力!
この公演が行なわれている劇場で観劇するのは初めてなのですが、面白いつくりの劇場だと思っていると、すぐにこの劇場を選択した理由がわかりました。舞台の使い方がセンス抜群です!いい意味で舞台の中に映像的感覚を、もっとも単純な方法でもっとも効果的に創り上げています。自分の古い知識の中では「サイケデリック」と言う言葉が思い浮かんでしまったのですが、
今の若い方の感覚ではどう思うのか分かりません。いずれにしても、視覚的にこれほど強い印象を残した演劇は、最近ではすぐには思い出せません。
観劇中はもう少し言葉の表現を豊富に使ってもいいのではないかと思いましたが、後から考えるともっとも単純な方法で舞台空間を演出している作品には、単純明快な言葉こそ最大の効果を生み出すのではないかと思い直しました。個人的には好きな感覚なのですが、困るんですよね。初めて観劇させて頂く劇団のことを何も調べずに行った自分が悪いのですが、ちゃんと「R指定台詞あり」と表記していただかないと・・・次回公演を観劇させて頂く時は、一緒に行く相手を慎重に見極めた上で連れて行くか、一人で観に行かせてもらいます。面白いけれど、ちょっとあ・ぶ・な・い劇団でした!

全身ちぎれ節

全身ちぎれ節

ピチチ5

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/21 (日)公演終了

満足度★★★★

装置もおもしろいよ
最近は猫ホテでもみれない千葉雅子さんの業に深い女が見られる!

美少女Hの人気(追加公演決定しました)

美少女Hの人気(追加公演決定しました)

範宙遊泳

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/08/07 (木) ~ 2008/08/10 (日)公演終了

ありがとうございました
制作を担当(と、いいつつ本番には1ステしかおらずすみません)しております、赤羽ひろみです。

皆さん範宙遊泳『美少女Hの人気』へのご来場、本当にありがとうございました。
今まで範宙遊泳は桜美林大学の劇場を中心に活動してまいりました。今回が初の大学外での公演という事もあり、色々な意味でのドキドキを詰め込んだ公演となりました。そんな本公演にお立会いいただけ、心から嬉しく思います。

今後も範宙遊泳はウニョウニョ活動を続けます。
そう遠くないうちに、もう一度皆様とお会いできるよう準備を進めてまいります。その際はどうか、またお声かけいただけましたら本当に幸せでございます。


範宙遊泳(制作) 赤羽ひろみ

ねもと

ねもと

COLUMBA

STスポット(神奈川県)

2008/09/12 (金) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度

笑えない笑い。
フライヤーの夢の話に惹かれて、STスポットを訪れた。

石神夏希(脚本家/演出家)は、客を笑わそうとして自分が笑ってしまっている。
言ってしまえば、それに荷担している役者の仕事も、ちょっと許せない。
何も共有することはできないし、共感することもない。ごく悪い意味で。
久々に観劇を後悔した作品となった。

PPTは、大変楽しかった。
中野成樹と石神夏希の掛け合いで幾分面白みを理解できたが、
そこは絶望的に共有できないのだな、とも認識できた。

ネタバレBOX

中野成樹も指摘していたが、パーツとしていろいろなモノが出てくる。
その種のばらまきは、決してカタルシスとか収束とかを目指してはいない。
それはそれで潔いのだけど、徹底的に共感が出来ない。
中野は「逆に面白い・格好いい」的なニュアンスで評価をしていたけれど、
猫も杓子も「逆にいい」では、ちょっとなぁ、と思う。

「石神夏希のやりたいことやってる」のを満足できる人なら納得できると思う。
少なくともこの作品に説得力の欠片もなかったので、僕は好みません。
ドラえもん「のび太とアニマル惑星」

ドラえもん「のび太とアニマル惑星」

サードステージ

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/09/04 (木) ~ 2008/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★

なんて楽しい。
楽しい、本当に楽しい舞台でした。

舞台的な制約も受け入れさせるような演出。素敵でした。


楽しめました。

森の奥

森の奥

王立フランドル劇場(KVS)&トランスカンカナル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/09/09 (火) ~ 2008/09/13 (土)公演終了

満足度★★★★

同類!
まず、言いたい!
折角の字幕付きなのに、字幕の出し方が役者のセリフと合ってない。
セリフに対して、字幕が遅かったり早かったりして、チグハグなんだよね。練習不足です。


以下はネタバレBOXにて。。

ネタバレBOX


コンゴに生息する類人猿「ボノボ」を飼育する人々が一室に集まっての会話劇。

ここではサル研究者や言語学者、農学者、心理学者、観光業者が真面目に研究成果やプロジェクトの実現に向けて話し合ってる。

ボノボ同士を掛け合わせて猿を人工的に進化させて人類化しようというもの。
ネアンデルタール人やピテカントロピスは人間に進化するのに500万年かかった。我々はボルボの人類化を50年で進化させよう、というもの。

それぞれの学者は成長ホルモンに詳しかったり遺伝子操作のエキスパートだったりするから、やけに自信に満ち溢れちゃってる。

一人の学者が言うには、人間は猿が突然変異して幼児化したものだ。と説明する。
それって・・・(・・!)人間は猿以下なんじゃあ??

学者達は、ボノボ同士の掛け合わせはクローンボノボとは違うレベルとか、ジャングルの人たちは普通にボノボを食料にしてるとか、同じ種同士で殺し合いをするのは人間だけだとか、風刺的なセリフも飛び交いながら、ボノボの多夫多妻制度にまで話が及ぶ。
要はボノボのセックスは乱交型で一夫多妻制に見られるような非対等ではなく、オスもメスも対等な乱交型との説明で、だからこそ、チンパンジーに見られるような子殺しはボルボの世界ではない、という。誰の子か分からないからだ。
もしも、殺してしまった子が自分の子、という可能性も含んでいるから。という説明だ。


観光業者はこの地を猿のテーマパークにしたい。と収入面を考え、一方で心理学者は自分の5歳の息子が自閉症なのを理由に、自閉症のボノボ、つまりノックアウトボノボを作って研究したい。と言い出す。更に他の研究者達は研究費捻出の為に、多少の猿の尊厳を見逃しても観光業者の考えを受け入れ、研究費の援助を希望する。

それぞれが自らの思惑通りに要求する。要するに猿だ!(^0^)


お堅い話ばかりでなくシンデレラのかぼちゃの馬車に話が及んだり、日本の島の伝説をしたり、日本は組織を組みたがると耳が痛い話もする。



最後の場面では二人の学者が「たまにこうやって解放したくなるんだ!」と猿真似をする。



ワタクシ、この時、思いました。
もしかして・・・この学者達は本物の学者が作った、ボノボを人工的に進化させて人類化した「新型ボノボ」なのかと・・。

もしそうだとしたら、新型ボノボ学者が自分達の更なる進化の為に研究してる図、ファンタジーでしょう?(^0^)



ボノボも人間も大差ないです。
もしかしたら近い将来、新型ボノボが人間を超えます!

ファンタスティック!(^0^)

似た者同士

似た者同士

We We BeT

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2008/04/25 (金) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しめた!
観ながら思わず突っ込みをしてしまう舞台。
少し強引かな?と思うところもあったけれど、若い役者の力ある演技で気にならなかった。

衣装もあえて、リアルっぽくないものを使ったのだと思います。
配色がそれぞれのキャラクターの色を表しているのかな?たぶん(笑)

笑いで終わらせるだけじゃなくて、きちんと物語を終わらせていたのが好感触です。
まだ始めたばかりということで、期待してます。
安いのでまた行きたいですね。

怪談 牡丹燈籠

怪談 牡丹燈籠

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2008/09/03 (水) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しかった
長いお芝居だったのに、それを感じさせない楽しい舞台でした。
演出も凝っていて、満足の舞台。

役者の方々それぞれの魅力がいっぱいで、そういった意味でも面白かったです。また観にいきたいですね。

顔を見ないと忘れる

顔を見ないと忘れる

演劇ユニット昼ノ月

調布市せんがわ劇場(東京都)

2008/09/10 (水) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★

こまかいところが、作られていく感じ
刑務所の面会室。テレビなんかでよくみる光景。でも、それが舞台に乗ると、こんなに広い世界につながるのかと、不思議な気持ちになる。

サイトなんかに写真が載っているけど、まず、舞台美術が不思議。実際に行ってみると、木の匂いと手作り感に溢れる、なんだか暖かいセット。そして、俳優と客席が、ほとんどふれあうくらいの、狭い、緊張感漂う、熱いセット。僕らも演劇の監獄に入れられたみたいな気になる。

獄中の夫と、面会にやってくる妻の、ふたりのやりとりだけなのに、そこに見たのは、夫役の二口大学さんと、脚本・演出の鈴江俊郎さんの、火花を散らすやりとりだった。濃密な関係を、こっそり、堪能した気分。

ネタバレBOX

冒頭、ぎしぎしとやってきた二人は、おもむろにリコーダーを吹き始める。なんだなんだ? と焦っていると、吹き終わって、あたふたと定位置に移動する。この「あたふた」な瞬間から、二口さんに釘付けになった。なんというか、なめらかな佇まいに。

面会は、緊迫した雰囲気に、なりそうで、ならない。終始、ぬるい、夫と妻のなれあいの空気。でも、その底に、冷たいものがある。次第に、妻に、男の影が。夫は、焦り始めるけれど、それを、気にしないそぶり。

妻は、夫の窃盗癖を、なじる。こちらは、なんだ、窃盗だったのか、と、安心するけど、妻は、職場で、いじめられるし、息子に、説明できないしで、つらいと訴える。これで、窃盗でつかまるのは四回目。二人とも、どこかで、慣れている。「もうしない」という約束に、安心して、またやってしまうのだろうと、夫を責める。それも、そこまで緊迫はしない。というか、緊迫できないところに、悩みがあるようだ。

なれ合いの空気というのは、舞台で、よく見かける。でも、そのほとんどは、役者の甘えから生じる、自然と生まれてしまうものだ。ここでは、「抜け出せない、なれ合い」を、「あえて」作ることが要求されている。難しいことだ。しかも、妻の役の押谷裕子さんの方は、結構必死になってしまっている。それを、二口さんは、膨大なぬるさで、包み込む。と、同時に、自分の空気を、容赦ない作家の要求を越えて、するどく、作っていく。こまかいところが、目の前で、今、作られていくかんじがする。

テアトロに、戯曲が載っていて、読んでみると、この戯曲は、かなりナイーブに、象徴的なモチーフをちりばめて、詩的な伏線を、文字の上で張っている。気づかなかった。気づく必要がなかったのだろう。あらかじめ作られた細部は、その場で俳優が生み出す細部に、瞬時に上書きされる。舞台って、面白い。

役者と作家の信頼が、濃密な関係を作る。昼ノ月は、京都のユニット。長く続けるつもりだという。今作も、去年初演の再演。じっくり、残して、育てる。地に足のついた、職人のような作家と役者が、高め合うような関係を作っていくのだろう。日々、消費されて、関係が生まれるほどに作品が残らない、東京には、足をつける地がない気がして、少し、うらやましくなった。

舞台は、最後、それまでのぬるま湯を吹き飛ばす、二口さんの、哀切極まる長台詞(方言がきつくて、ほとんど分からないのに、涙が出る)のあと、それでも夫を捨てられない妻の、「顔を見ないと忘れるぞ」で終わる。昼ノ月は、京都へ帰る。東京へは、しばらく来ないみたいだ。さびしい。また来てほしい。東京の僕は、顔を見ないと、京都の人が驚くくらい、あっという間に、忘れるだろうから。
「谷間の女たち」~ 河よ、伝えておくれ、物語を~

「谷間の女たち」~ 河よ、伝えておくれ、物語を~

双の会

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/09/06 (土) ~ 2008/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

安定した演技力!
1973年、軍部がクーデターを起こして軍事独裁政権下となりました。その後チリが民主主義を取り戻すまでの17年間、軍部の独裁政治に反対した民衆はことごとく、拉致、監禁、逮捕され拷問を受けた挙句、殺害されたのでした。この物語は残された女たちが命懸けで立ち上がり、「男たちを帰せ!」と切実に訴えた姿を描いたものです。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

とにかく、ひじょうに素晴らしいです!

全ての出演者の演技力は勿論のこと、女たちが撃たれるシーンの照明、形、情景、その場面は一枚の画にすっぽり入ってウフィッツ美術館あたりに展示されてるかのごとく美しい絵になります。

きっと、すべての細部に渡って計算された場面なのでしょう。


さてさて、この「双ノ会」、毎回のことですが、ワタクシの中では沢山の観劇数の中でも5本の指にきっちり入っている劇団なのです。

一人一人の演技に一分の落ち度もなく完璧に観せる、という意味に於いてひじょうに高い評価をしております。

それは・・・東京には本当に沢山の劇団がありますが、それなりに有名でも毎回の作品が、いつもいつも、これだけの実力を持って安定した演技をみせる。というのがとても難しい事だと理解しているからです。



さて、本題です。

ある日の事、拉致された男たちを待っていた女たちの下に一体の死体が川から流されて浮いているのを見つけてしまいます。
フェンテス家と村の女たちは大騒ぎになり、その死体を墓に埋めようとしますが、軍隊の追及により没収され焼かれてしまいました。

その死体の処理の仕方をめぐって、軍隊の隊長は副官のなかば強制的な態度に疑問を感じて、村の女たちの感情を逆撫でしないように人情的な配慮をしますが、かえって住民達の側に立って配慮した事がきっかけで軍隊の統制が乱れてしまいます。

そんな隊長を見かねた反対派の副官は「住民は権力でもって押さえつけておかないと、どんどん図に乗って押さえつけられなくなってしまう。いいのですか?そんな事になったら隊長、貴方の立場も悪くなるし、村を統制できないという事実も公表されてしまうのですよ。」という言葉によって気持ちがぶれてしまいますが、それをあおるように村の女たちが結束して立ち上がります。

そこへこの地を牛耳っているカストリア家の一言で、軍隊の隊長の意思は固まり、真っ向から軍隊と村の女たちは対立する事になってしまいます。

村の女たちは隊長の「大人しく家に帰ってくれ!」との説得の言葉にも耳をかさなくなってしまった経緯から隊長の心理状態はどんどん変化していきます。

この時、カストリア家の正義、軍隊の正義、村の女たちの正義がぶつかります。

ここでの正義とは・・・その立場の人達が考える正義であって、見方によってはどの正義も正しいのだと言う事が分かります。


やがて女たちは命を懸けて軍に抗議しますが、しめしのつかない軍は女たちを殺害してしまいます。


この物語のみどころは、隊長(高橋耕次郎)の住民側にたった考えから、どんどん感情が変化していくさまです。人間の底の部分にひっそりと流れている優しさや悲しみ、哀れといった感情を押し殺して役職の為に鬼になろうともがく苦しみです。


戦争が続く限り未来は犠牲にされるのは常ですが、こうやってチリの女たちは戦ってきたのですね。現在の幸せの為に。

人が人と共に生きる限り、どこかでせめぎあい、どこかで摩擦を起こしどこかに歪みが生じる。


人間とは実に愚かな生き物なのです。


「マーチ!」「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」

「マーチ!」「タマゴよ、みな鳥になれると思うな」

世界名作小劇場

サンモールスタジオ(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/18 (月)公演終了

満足度★★★

「マーチ!」のみ観劇
掛け合い漫才のようにテンポ良い会話や、自分の関心の有無によって態度がガラリと変わる外国人が楽しく、また、状況が昨今あっても決しておかしくはないものなので引きつけられる。
 
ただ、劇中で「ウソは良くない」と何度も主張していただけに十分に理解できるとはいえ、ブラックな結末には若干の抵抗を憶える。
 
まぁ、海外に行ったらその国の情勢や事情をよく頭に叩き込んでおかないと大変なことになりますよ、という警告・教訓としてはアレでイイのか。

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