最新の観てきた!クチコミ一覧

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キャッツ

キャッツ

劇団四季

キャッツ・シアター(東京都)

2006/11/01 (水) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

満足度★★★★

猫の世界と交差する人間像
まず、いろんなご指摘の通りはっきりいってストーリーはそんなにありません。猫たちが集まって一匹のジェリクルキャッツを選ぶ。それだけです。その上、いろんな批評の通りセリフは四季っぽいしゃべり方です。ストーリー重視・セリフ重視の方にはオススメしません。

しかし、身体能力がすごいです!!それは本当に見る価値があります。毎日朝から稽古してるだけある。気持ちいいです。それぞれ身体的な特徴と特技が生かされているので、シーンの重要な役以外の猫も見逃せません。目が4つくらいないと見切れません。だから何回も観に行きたくなるのでしょう。

そして、猫たちのキャラクター。イギリスらしい、古い価値感の猫や仕事に誇りを持った猫がとっても素敵です。多分ストーリーではなくこのキャラクターという点で、台本の面白さがあるのではないでしょうか?猫を通して人間を描いてますよね。外国で八頭身の猫を見てきた人が、日本の猫はチンチクリンだというかもしれません。でも、そういうあなた、日本人ですよね。日本の猫を観て、あの猫はあたしだ、あの猫はあの人だ。あの猫はあの猫なりに一生懸命生きてるんだって、そういうことがキャッツのメッセージだと思います。

案の定、また観に行きたくなりました。

伝説の男

伝説の男

三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

過去と夢と人生の話。
FINE BERRY佐久間さんのテンションはスゴイ。思わず飲み込まれてしまいました。そして、当然のことながら同じテンションじゃないにもかかわらず、三田村さんと皆さんの歯車の噛み方は絶妙で心地よい。むしろ気持ちいい!
色んな大きさの歯車が、軋むことなく良いペースで廻りきる1時間40分。

毎回色んな色を見せてくれる三田村組ですが、今回はまた面白い色に練り上がったなあ!と言う感じ。今までの三田村組を見てきてる人も、初見の人も楽しめる作品だと思います。

岸田國士の世界~四つの短編集~

岸田國士の世界~四つの短編集~

新国立劇場演劇研修所

国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/05 (木)公演終了

伝説の男

伝説の男

三田村組

ザ・ポケット(東京都)

2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

生きるということ
小屋に入ると、観客はいつもの年齢層とちと違う!
たぶん、三田村が長いこと芝居をやり続けている所以だろう。
観客はきっと、ずっと観続けているのだ。


そう感じさせる内容の濃い充実したお芝居でした。



とにかく笑える!(^0^)
登場するキャラクターがハンパないのだ!

そうして・・終盤ではホロリ・・。とさせられる場面も。


以下、ネタばれBOXに。。


ネタバレBOX




レトロ感溢れるセットが素晴らしいです。
劇中、メロンの種を埋めるシーンがあるのだが、土も入れてありました。


小説家を目指してコンテストに応募し続けている男が居る。
重十郎の傍には、常に若かりし頃の重十郎が見守る格好で話しかけたりしながら付いている。

この若かりし頃の重十郎は現在の重十郎しか見えない。
このふたりの会話が絶妙です。


若かりし頃の重十郎演じる、正村 嘉浩(FINE BERRY)が自然で気負いがない。
非常に素晴らしいです。



まったく売れずにいた貧乏小説家をずっと支え続けていた和代はある日、突然、金持ちの男と結婚する。と言い実家に帰ってしまう。

一人になった重十郎は30年間パッとせず、やがてホームレスになって、病気を患い、死を直前に控えるが、ホームレス仲間や売春婦の純子らがきっかけとなり、出版社から依頼を受ける。

しかし、この出版社は詐欺だった事が判明するが、やっと夢が叶ったと喜んでいる重十郎に仲間達は本当の事を言えない。

そこで、みんなでお金を出し合って製本しようという事になり、それぞれがお金を作る為に奮闘し、やがて製本する事が出来る。

重十郎はとても喜び、「夢を追っかけていた頃の俺をずーっと支えてくれてさー、感謝してるんだよなー、30年前の事。」と懐かしむ。


昔の彼女に手紙を出すが、新たな事実が発覚する。

彼女は30年前に白血病を患い重さんの夢を邪魔したくないから、金持ちと結婚すると嘘をついて実家に帰り、そのまま入院し、亡くなった事が解る。



重十郎は、

「彼女の墓が山の上にあって見晴らしのいい所だった。遠くにぱぁーって海が広がってて・・。いつも元気で病気だなんて全然思わなかった。いつも明るくてさ・・。全然、気が付かなかった。彼女と約束したから・・、最後までやりきるって。我武者羅にやれば何とかなるもんだな、もっと初めから我武者羅にやってたら俺の人生もどうにかなってたかなぁ・・。でも最後までやった・・。最後の最後に幸せだった。本当にありがとう・・。」

と、一冊だけ売れた本の代金で買った焼酎を飲みながら、幸せそうに息を引き取るのだ。。



下町のホームレス仲間や売春婦達の人情物語。

「何百年後でもいいから、この本がいつか認められて、重さん、伝説の男になるといいよなぁ・・。」




非常に素晴らしいです。
どんだけ笑わせんの!と訴えたいほど佐久間 淳也(FINE BERRY)の土下座には、泣きながら笑った!(^0^)

全員が主役的な存在です。
どれも素晴らしい。




夢なんか持つから、人生は、苦しい。
 でも、夢のない人生なんて、生きることも出来ない。

プリマ転生

プリマ転生

ロリータ男爵

吉祥寺シアター(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

うるうる・・・
好きな役者さんが客演していたので、観に行きました。
予想外に面白く、最後は何故かちょっと涙ぐんでしまいました。
こんな毒々しい内容で、結構怖い話なのに、ちょっとほのぼのしていて不思議な芝居でした。
ギャグもツボでした。
これ、何げにかなり傑作なんだと思います。
いちいち細かいところにこだわりがあって、ちょっとでもぼんやりしたら勿体ない感じ。

地獄の遣い?達がガーデニングしていて、お花が開くところが凄い可愛かったです。
一瞬しか見えないものにもすべて手が混んでいて、凄いこだわりを感じました。舞台もとても可愛いし。
劇中の歌が帰りも頭をぐるぐるしていて、CDを買えばよかったなぁと後悔。
バレエを凄い習いたくなりました。

もう一度見に行きたいなぁ・・・。リピーター割引とかあればいいのに。

熊猫(パンダ)

熊猫(パンダ)

くろいぬパレード

劇場MOMO(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

ロケハン&撮影
体調不良ながら(汗)、マチソワ両方堪能させてもらいました☆ 

ネタバレBOX

この時代、突き詰めてしまうと息が詰まるから、(突き詰めようとするけど)突き詰めすぎることはせず、幸せになれる方にシフトしていく。もしくは意思を持って選ぶ。ホームドラマならではのその描き方に癒された。パパがソファにかけていった作業着をカツヒコが手に取る瞬間、蓄積された思いが溢れて、ロケハン中なのに涙が噴き出た。やられた。この作品は、役に合った年齢じゃない役者さんが演じているところが、より面白くさせているんだと思った。
杭抗(コックリ)

杭抗(コックリ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

ゲネ
どうしてなのかまだ確信は持てていませんが(笑)、好きな劇団です。今回も面白い。言葉ではなく、エネルギーの動きかな。少しずつ下西さんの描く世界をつかめてきているような・・・。明日は撮影だー。

LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)

LAPUTA FALL -ラピュータフォール-(アップ風景画像UP)

エムキチビート

萬劇場(東京都)

2008/05/27 (火) ~ 2008/06/02 (月)公演終了

観てきました
懐かしいスタイルの芝居でした。お疲れモードでも観にいけお芝居。観客が楽しんでみているのが客席にいてすごく感じられました。

小部屋の中のマリー

小部屋の中のマリー

DULL-COLORED POP

タイニイアリス(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

200806051400
200806051400@タイニイアリス

立川ドライブ

立川ドライブ

THE SHAMPOO HAT

シアタートラム(東京都)

2008/05/29 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

嫌悪感が最高
このいやな感じが褒め言葉になる作品が私は好きです。観ていくほどに顔が歪む。

ネタバレBOX

舞台の広さに対しての動きというか使い方は前半かなり危惧したけど。使い切れてるとは全体を通しても言い難い。でも最後の交番から洋子の家へのショートカットだけでもあの装置の価値はあったと思います。赤堀さん演じる警官の気味悪さがそれだけで十分伝わりました。
鮮やかな食卓

鮮やかな食卓

角角ストロガのフ

明石スタジオ(東京都)

2008/06/05 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

リアルなファンタジー
見終わって、素敵な舞台に出会えた高揚感に興奮しました。
ファンタジーとして描かれるエピソードのオムニバスがひと組の親子の食卓で語られるのだけど、ひとつひとつの描き方がとても丁寧かつ鋭くて、しかも全体の構成が見事!
第1回公演にしてこれだけの脚本を練れるとは大したもんです。

美術も凝っていて劇場に入ってその大がかりさにびっくり。主催角田ルミさんのこの作品への力の入れ具合がうかがえます。
ただ、後ろの列になってしまうと舞台の最下段で演技されても見えないのが欠点。
最前列の鑑賞がよろしいかと。充実の120分!

役者さんも皆さん個性が発揮されていてとても良かったです。

飛び降りたらトランポリン

飛び降りたらトランポリン

なるせゆうせい

ベニサン・ピット(東京都)

2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★

置いていかれた~!
物語の前提が、ちょっと分かりにくかったです。

芝居のテンポはいいし、役者さんたちの熱演も素晴らしいし、押し付けがましくない笑いあり、自虐的なギャグあり、でとっても楽しい舞台なのですけれど、
「え?どうして、そうなってるの?」
というところに引っかかっているうちに、展開に置いていかれるような感じがありました。
残念なのはそこだけ、なのですが、そこが見えないと芝居全体が良く分からなくなってしまい、「もったいないなぁ~」でした。

・・・ついていけなかったの、私だけ??

ポストトークも面白かったです。

飛び降りたらトランポリン

飛び降りたらトランポリン

なるせゆうせい

ベニサン・ピット(東京都)

2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★

ベニサンピット向けの作品ではないなぁ
劇場の持つ作風って大切と信じております。
倉庫のような概観で、無機質な劇場であるベニサンピットは、
TPTを代表として、
大人向けでアートな作品、上質で丁寧に仕上げられた
作品が、特徴と言えよう。
若手の作品であっても、上手い下手はともかくとして、
演劇にかける熱意(暑苦しい!)、でも情熱が溢れ出ている
作品が多く、いづれの場合も好感度の高い作品を送り出している
劇場の印象がある。
見た目以上に格調と歴史のある劇場と。

劇場に入って、開演前の無機質な空間を見ていると、
その劇場で見た、いろんな作品がフラッシュバクされてしまう。
どうしても比較論になってしまうのだが、
それらの作品に比べると、正直、学芸会レベル、キティ所属の
新人タレントによる演劇発表会のようなレベルとしか
言いようがない。
これで有償公演かよって思っていたら、
大量の招待客って札が席に・・・
そういえば客席にも、いやに若い男の子連れが多く、
この手の作品って、女性客が埋め尽くすはずなのに、
みんな出演者のお友達なんだろうな。

きっと、東京芸術小ホールや、シアターサンモールあたりで
上演されていれば、そうでもないかもしれないけど、
どうも、軽々しく演じているような、安っぽい印象・・・
ふざけて舞台の上に上がっているような、素人芝居の極みのような、
ばかばかしい仕上がりに見えてしまった。
実績のある脚本のようなので、やり方によっては、
もっとエンターティメントに溢れる活劇になったのだろうけど、
それをベニサンピットでねぇ。
都会の片隅のバーで、ファミレスの料理を食べているような感覚。

話の内容も、今さらねぇっていうような、ありふれた作品。
退屈ではないけど、杓子定規に沿った内容を型通りに綴る、
間違いはないけど新鮮味もない、どうってことない内容。
実績がある=古いってことなんだろうな。
スタンダードになりうる程ではない。

出演者達は元気にバタバタ空間を右往左往走り回っていますが、
それだけで、印象に残るような芝居、シーンも残らない。

へぇって思ったのは、主役の白川って男の子、
元関取って聞いていたので、かなりの大柄なのかと思ったら、
普通の今風のスマートなイケメン。
サービスショットで裸も見せるのだが、体脂肪の少なそうな
締まった体つき。
細い太いって体質ではないんですね、やっぱ努力なんだ・・・と
話とは関係ないところで関心しました。

プリマ転生

プリマ転生

ロリータ男爵

吉祥寺シアター(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★

プリマになれる!
前々からチラシで気になっていた“ロリータ男爵”念願かなって、しかも再演の『プリマ転生』を観る事ができました。あっと言う間の時間でしたね。楽しい夢の空間へいざなってくれました。ありがとう!!とっても笑えた。だれでもバレエができる!その気になりました。

ガンまげ

ガンまげ

TV TOKYO

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/05/21 (水) ~ 2008/05/28 (水)公演終了

満足度★★★

観てきました
関係者のご招待で観劇しました。
たくさん笑えました。光る役者さんがいました。

でも、それだけでした。
客席は皆さんがいうほどでもなかったです。平日だったからでしょうか。

長春:ぐあいが悪くてお休み

長春:ぐあいが悪くてお休み

ワワフラミンゴ

下北ファインホール(東京都)

2008/05/31 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いこらえて涙がでた
予測不可能な可笑しさ(特に前半)。
ずーっと見ていたい感じ。動物見てて飽きないのと同じかな。

髪結いの女たち

髪結いの女たち

ユニット美人

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2008/05/24 (土) ~ 2008/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい作品
テーマすらも全ては「ブルマ」のための、後付けのごり押しか?と思えるけど、そんなの気にならないくらい楽しい芝居でした。
1話終わるごとにある幕間のテンポを良くすると、もっと気持ちよく楽しめたと思います。

飛び降りたらトランポリン

飛び降りたらトランポリン

なるせゆうせい

ベニサン・ピット(東京都)

2008/06/03 (火) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★

確かに物足りない
舞台は檻の中に閉じ込められた平賀判内が釈放される場面から始まる。
舞台の使い方は上手い。2階部分に、渡り橋を設置してダムを想像させる。。

以下はネタバレBOXに・・。

ネタバレBOX

以前、このダムの前には小さな村があった。
この村はたまにサーカス団が来るくらいの小さな村だった。
ある日この村で流行り病が発生し、村の9割の男は殺され、村の9割の女は強姦され、そして殺され、残った村人は、この地から逃げた。

その途中、ある女が抱いていた赤子は、足手まといになるからという理由で、ダムの中に投げ捨てられてしまった「紅ばち」という名の、成長したそのごの物語です。

捨てられた紅ばちはツチフマズ(ザリガニ星人のような妖怪ばりばりのおっさん)に拾われ、屍を乗り越えて、しぶとく生きる事を教えられる。
そう・・・それは以前見た、サーカス団の綱渡りのように、1本の綱をなんとかバランスを保ちながら、そんなギリギリのところで生きる世界だ。

かつての流行り病、コロリ菌を持ったコロリ患者を全て絶滅させる。というおふれの下、紅ばち達は常に追われる身だ。

紅ばちは生きるために、金も命も奪ってきた。そして、かつて殺された仲間たちの為に復讐を誓う。

それでも紅ばちは嬉しかったのだ。
生きてるだけで・・。



平賀版内が釈放された理由はコロリ患者を一瞬にして絶滅させるコロリンの発明をするという使命があった。

平賀と紅ばちの関わりあいのなかで、平賀はコロリンを打ち上げる事で、紅ばちが死んでしまうことに苦悩するが、

「例え、目の前の先が真っ暗だとしても、100年後の未来の為に戦えってことだ!」

とひらめく。


やがてコロリンは打ち上げられるが、紅ばちは「おでん」という平賀の作った、人間の感情を持った操り人形の願いが叶い、命を落とさずに済む。




全体的にコメディなのか、シリアスなのか中途半端で分らない。
物足りない。理由はこんなところだ。

役者のセリフの発音が悪いのか、それとも早口なのか・・・聞き取りにくい箇所があり、ストーリーの展開、運び方が甘い。

平賀役の役者がイケメンすぎる。
発明家という設定の場合、ちょっとイッチャッテル感の髪はボサボサ、、眼鏡をかけた、鉄腕アトムの博士みたいなハカセじゃあないとね~。

そんでもって、おでんの動きが操り人形っぽくないのよ。

要するに細かい演出が雑で甘い。

その中でも光ってたのが紅ばち。。



                                        以上。




SINKOレトロ

SINKOレトロ

劇団MICHI

G/Pit(愛知県)

2008/05/31 (土) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

方向性はいいが客をおいてしまっている劇
 センスというか発想はいいのだが、それに対する練り方が甘いといった印象をうけた。定石を外れようとするあまり、単純におかしなものになっていると言い換えてもいい。王道である必要はないが、原点回帰というからにはある程度王道的な要素もあると思うんだが、これはそういった類ではないように思う。もしくは単純に技術が足りないだけだ。

 試みは面白いと思うのだが、その劇自体が面白いというレベルにはまだまだな感じ。次回に期待したい。

夫婦善哉

夫婦善哉

龍昇企画

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/05/24 (土) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★

素直になれない大人のもどかしさ
お互い腹の探り合いばかりで本心を言わないので話が全然進まないのが観てて歯がゆい。演技や台詞回しも作りすぎの感。90分。

ネタバレBOX

演じ方が妙に芝居がかっているせいか、彼らが抱えてる状況や、生活の背景が提示されてるシーンからでは全く見えずに、リアリティを感じられなかったのが残念。

話の中心が子供の葬式なのに、周辺の人達が結局身勝手で子供の方を向いていない態度も高齢の役者が演じている芝居としては腑に落ちず。

暗転が多すぎるのもマイナス要素だが、終盤わざと明かりを少し残したまま暗転し、セットが廻り舞台になっているのを見せた演出だけは好感。

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