最新の観てきた!クチコミ一覧

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らくだ

らくだ

CHAiroiPLIN

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2024/04/12 (金) ~ 2024/05/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「大胆な飛躍に客席が湧く舞踊劇」

 2022年に「あたま山」を舞台化したCHAiroiPLINがつぎに手掛けた根多は「らくだ」である。歌舞伎でもよく上演される古典落語の名作だが、乱暴者の死体を担いで踊らせるというきわどい内容を老若男女が愉しめるダンス作品へと昇華させたスズキ拓朗の面目躍如であった。

ネタバレBOX

 まずは作品の設定を動物園に置き換えた発想が面白い。らくだ(オクイシュージ)をはじめ兄貴分の熊五郎はクマ(清水ゆり)、クマから香典を集めるよう強要される久六はネコ(エリザベス・マリー)、長屋の大家はトラ(中野英樹)といった具合で、ブラックユーモアのある原作が親しみを持てる設定になっていた。

 各所に見せ場があったがやはり「かんかんのう」の踊りがいちばん面白い。思いのほかスタイリッシュである。ときおり挟み込まれる台詞も気が利いていて、なかでも「らくだが通った道はゴビ砂漠」が客席を沸かせていた。


第十七捕虜収容所

第十七捕虜収容所

日本の劇団

シアターブラッツ(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「多様性がぶつかり合う脱走劇」

 スーパー・エキセントリック・シアターの栗原功平がプロデューサーとなり、ジャンルを問わず日本のあらゆる劇団から一名ずつ俳優を呼び寄せた座組が目を引く「日本の劇団」の実質的な旗揚げ公演である。ビリー・ワイルダー監督の映画版でも名高い1951年初演の古典が、俳優たちの力演で活気ある舞台として蘇った。

ネタバレBOX

 第二次大戦末期のドイツの捕虜収容所には、アメリカ人ばかりを集めた兵舎があった。クリスマスも近い寒い日、密かに脱走を計画した仲間が銃殺されてしまう事件が起きる。兵舎のメンバーのなかにドイツ兵のスパイがいるのではないかと緊張が走り、皮肉屋でドイツ兵に嗜好品を売りつけ買収しているセフトン(多田直人)に疑いがかけられる。セフトンは新顔のダンバー(鹿野宗健)にやたらとつっかかり兵舎の雰囲気はますます険悪になる。ダンバーはドイツの軍用列車を爆破した事実を得意気に語るが、なぜかその話が漏れ伝わり逮捕されてしまう。はたしてスパイは誰なのか、そして不当に逮捕されたダンバーは収容所から抜け出せるのかーー

 さまざまな劇団に所属する俳優が一堂に会するこの座組を観ていると、一口に劇団といえども流派がさまざまであることに気付かされる。写実的な造形をする者が一方でたっぷりと大芝居をする者もいて目まぐるしいが、統一感がなくてもノイズにならないのは収容所という作品の設定に拠るところが大きいだろう。収容兵を演じた俳優たちにはそれぞれ見せ場があり、愉しみながら演じていたことがよくわかった。なかではジュネーブから来た監察官を演じた岡本篤がちょっと出ただけで舞台を締めた。

 銃殺や脱走の場面なども描かれる映画版と比べると、一杯飾りでシンプルな原作はすべて台詞で語られ、観客の想像力に核心が託されていたというのも発見であった。客席はよく湧いていたが、今日的な上演意義のようなものが発見できればなおよかった。
 

四月大歌舞伎

四月大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2024/04/02 (火) ~ 2024/04/26 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「濃密な実感ーー舞踊『神田祭』」

 当代の名コンビが魅せる一夜の夢のような舞踊である。わずか20分ながら十二分に堪能した。

ネタバレBOX

 浅葱幕の切り落としでほろ酔いの鳶頭(仁左衛門)が祭の若い衆とともにキレイな形を見せる。ひとりになった彼のもとへ花道から現れた芸者(玉三郎)が絡むと二人の間に濃密な空間が生まれる。芸者が鳶頭の胸に手をやり、互いの手ぬぐいを肩に掛け合うくだりの色気に観客は酔いしれた。

 若い衆との立ち回りもゆったり伸びやかに進んでいく。仁左衛門の手の動きの優美さ、輝くような顔つきが目につき、玉三郎は豊満で百戦錬磨の手練れという実感があった。

 最後に二人で花道へゆき互いの頬に手をやりにっこり微笑みがならなにかを小声で交わし合う、そこに長い月日をともに歩んできたのであろう男女の実感がある。二人の礼に満場の客席がため息とともに湧き、美酒に酔いしれたかのような一幕はあっという間であった。
SEXY女優事変ー人妻死闘篇ー

SEXY女優事変ー人妻死闘篇ー

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/27 (土) 19:00

タイトルからは想像できない沢山の深いテーマが語られている
130分程の上演時間だが途中休憩10分を挟む2部制
1部、2部ともにつながっているがそれぞれ起承転結が有るので
途中でダレること無く最後まで観られる
歌あり、ダンスあり、涙そして沢山の笑い有るシリーズ第三作品
本日6日目で明日千秋楽
開演時間も全日19:00からなので
会場が浅草東洋館劇場
昼間に買い物や観光してから観に行けるのが嬉しい

ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

Peachboys

シアター711(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

毎年、観終わると来年が待ち遠しくて仕方なかったです。
そんな公演って、ピーチボーイズだけでした。

12年も笑わせていただいたんですねー。
いち観客として、ほんとうに楽しませていただきました。
本当に、ありがとうございました!

最後にして気づいたのは、ピーチボーイズの魅力って「役者が活き活きしてる」ところだなぁ。
これほど俳優たちの活き活きしている姿を見られる公演って、そうそう無いよねー。
「活き活き」って、やろうと思って出来ることじゃない。
自身が愉しんでないと出てこない生理現象とでも言おうか…
観客も、俳優たちのそういう姿は観ていて気持ちがいい。
笑いにしても、ただ単に「可笑しい」んじゃなくて、そこに愛情があり体温がある。
でなきゃ、しっちゃかめっちゃかな宴会芸に2時間以上も付き合えませんよーwww

12年、ほんとうにお疲れさまでした。
俳優はじめ今まで公演に関わった皆さんの今後に、どうか幸多からんことをいち観客として願っております!

ネタバレBOX

開演前「三宅法仁の前説も、これで見納めか」と淋しくなる。
でも、本人が出てきて話しはじめると爆笑してたわw
この人の凄いのは、観客の懐に入ってくるんだよねー。
この人からだったら、磁石のついた布団も買っちゃうかもしれない。

熊野善啓。
「水を得た魚」ならぬ「水を得たオジサン」でしたwww
持ってる魅力を全部活かし切った感じ。
岸田総理のことをよく研究されていて岸田の、あの他人の入知恵で喋ってるから、変なとこでブツブツ切る話法が、ほんとにムカつきました(笑)
あと、ピーチの御家芸「グカグガ」と狂う芝居も会得していて笑わせて戴きましたwww
いろんな所でやって欲しいものです。
個人的に今公演のMVP。

福永理未
美女がフツーに出て来たときの「場違い」感に笑う。
まさか「美貌」に笑わせられるとは思わなんだ。
その後、キプチョゲに扮してたっけwww

つつじあゆこの古畑任三郎も健在で嬉しかったなー。
 
島田雅之・園田シンジ・山田健太郎の「ピーチ御三家」の「力技」にも笑う。
島田雅之のワイシャツの釦をしない反町隆史。
園田シンジの原型を留めていない竹野内豊。
こんなにメチャクチャでも、ちゃんと成立させてるのは凄いわ。
みんな舞台に釘付けだもんねーwww
山田健太郎のパンイチで黒い鞄持って電車で帰る流れは「よく考えたなぁ〜」と思った。



悪役令嬢イミテーション

悪役令嬢イミテーション

ぱすてるからっと

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

後藤郁さん出演。偽チームを観劇。
ぱすてるからっとさんの舞台は後藤ちゃんのイメージからは遠いと思っていたので、出演を知ったときは驚きました。女性中心の舞台は朗読劇のGreifくらいで、演劇としては皆無でした。いわゆる2.5次元的な演目も初舞台のダンガンロンパ2016だけです。なので意外だったのです。

ぱすてるからっとさんと言えば力が入ったダンスシーン。後藤ちゃんの舞台出演でこれまでダンスってあったっけ、というくらいなのでちょっと心配していました。2014年にいったん芸能界を引退。ダンガンロンパで復帰されて以来関東の公演は全部観劇していますが、ダンスの記憶はほとんど無いです。
ダンスはそこまで激しいものではなかったですが、現役時代を思い起こさせるきれいな動きで、安心しました。終演後にそのシーンの撮影イベントがあったのがありがたかったですね。

ダブル主演の坪井未来さんは「時計塔のレイラ」でも拝見しましたが、2016年の天才劇団バカバッカさんの「COLORS」でも拝見してました。8年も前ですが当時とお変わりないですね。

美月まりもさんは今回も別チームで別役で出演されているのですね。いつもすごいです。

ネタバレBOX

呪文の「あびらうんけん」は、台本では「阿毘羅吽欠」と。知らなかったですがインド由来の仏教の言葉のようです。

序盤のセリフのひとつ「服従させてもらう」はすごい違和感がありました。「服従する」という自動詞なので、自分が服従することになってしまいます。「服従させてやる」あるいは「服従してもらう」かと思います。
ピーチボーイズ

ピーチボーイズ

Peachboys

シアター711(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も最高でした
腹が捩れるくらい笑いました

ネタバレBOX

めちゃくちゃ笑いました。
みなさん最高でしたが、岸田総理と山田さんがお気に入り。
あとはなんといってもヌメヌメの島田さん。毎度大好きです。

今回で最終公演とのこと。
年1の楽しみが、、、
ピーチボーイズは日本の宝です。
私の中では日本の演劇界の伝説です。
もし、資金面が課題なのであればおそらく私含めた多くのピーチボーイズファンはチケ代3倍になっても買い支えます。いつの日かまたお目にかかれることを切望します。
トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久々声を出して笑ってしまいました。
当初バラバラでやる気なさそうな裁判員たちが段々まとまって解決していく意外な展開も見所ですし、随所にツッコミボケが散らばっていてとても面白く、また観たいと思わせる作品でした。最後はこっちまで幸せな気分になりスッキリしました!ありがとうございました。

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Team B→ハチニチくん 田井弘子 大柿誠 高村賢 田中裕樹 眞田規史 塚田光虹 木下彩 前田剛司を観劇

舞台は折りたたみテーブル三つに各パイプ椅子
ホワイトボードひとつ等としたシンプルなセット

裁判長に裁判員ふたり
各陪審員が六名となり
量刑を決める審議を行うのですがー

あまり細かい事は無しよ
という感じのコメディです

なかなか楽しかった~♪
でも座席は正面舞台の設定があるようで
座席列の少ない方は
あましお勧めしないかなぁと

ネタバレBOX

なかなか人間関係が絡み合った
おもしろい事件の関与と解きほぐし方でした

まぁ「12人の優しい日本人」と同じかしらねぇ
おぉう30年以上昔の↑作品なのね
元ネタの『十二人の怒れる男』も
せっかくのGWに見てみるのもありかも
とか思えたなぁ

事件の絡み合い方に不条理等が無く
上手に説明出来てて
ラストが納得できたなぁって

今度はベタな
ダンディ刑事とかを
スピンオフで製作するとか(^-^)
STAR GAZER

STAR GAZER

High-Card RERISE

王子小劇場(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/04/28 (日) 17:00

Aを観た。独特の世界観を持つ西洋風チャンバラ芝居だが、見応えはあった。161分。
 「大崩海」により4つの海に分かれた世界で、「平和を求めて戦う」人々の物語。申し訳ないのだが、世界観に入り込めず充分に楽しめたとは言えないのだが、王子で殺陣を見事に見せるというのはなかなか凄いと思う。王子では珍しく指定席で最後列(5列目)だったのだが、客席の傾斜が緩く、座り芝居・寝芝居が全く見えないというのが問題。しかも場面転換がほぼ全て暗転なので、寝たシーンから起き上がってセリフを言うとか、もう無理、な感じが残念。150分と予告して161分という長さもどうなのかなとは思うが…。

絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんとも言えない濃い舞台だったなぁと

生きる事って
そんなに難しい事じゃないんじゃないかと
舞台上の人物らに言いたくなったなぁ・・・

軽いコメディは入っているのだが
基本は重いストーリー展開だった
二時間の作品

ネタバレBOX

主人公は人生に疲れて
死を選んだおじさんで
冒頭にて長年飼っていたカナリヤを籠から放し
自身は部屋で首を吊ろうとするのだが
そこへ部屋を間違えたデリヘル嬢やら
新興宗教の勧誘やらが来て
自殺は有耶無耶になり
そのまま主人公は新興宗教に傾倒していきます

その主人公の部屋を間違えて入ってきた
デリヘル嬢の事務所での話

その事務所=893さんの下部組織で
タレント事務所など3つも掛け持ちしてる
なんか人情ある社長さんとか
従業員らの話

アイドルらしい翔馬くんの
推し活してる方々の話

主人公の解いた数式を基幹にした
株式ファンドプログラムで
会社を立ち上げてる女社長らの話

主人公が入会したカルト宗教内での
様々な話

と上記の話=登場人物らが絡み合う
群像劇ともいえる作品でした
難解な絡みではないものの
けっこう根太く絡んで人生が語られるのデス

数学が好きだった主人公でしたが
広い社会に出てみると
自分の才能以上の方々多くて
能量的にも非凡ではなく閑職に追いやらられ
人生に絶望していたが
カルト宗教等との絡みで少しは希望が出て
ラストは少しは生きてみるかと
前向きになります・・・少しなんですよ・・・・

株式ファンドの社長さんは
根幹の数式解が間違っていて
それにより暴走したプログラムで資金の暴落を招き
資金はカルト宗教のメンターに持ち逃げされ
仲間も逃げ=誘われるも逃げずに=全てを暴露して
自死を選びます

デリヘル嬢は少し明るい未来になりそうな感じで

推し活にハマったお姉さんは
ガンギマリしてしまってリタイヤみたいです
そこそこにハマっていたオバサマは
借金も順当に返せる職場を見つけて(^-^;)
なんとか生きていけるようでした

カルト宗教は服毒自殺させて
保険金&融資したファンド資金も全て
教祖が持ち逃げしてしまうのだが
ひとり服薬せず助かった男がいて
今後宗教感とか一人残った罪悪感とか
抱えて生きてくんだろうなぁ と

カルト宗教の洗礼名が
新撰組隊士の名前で
履歴を知ってる主人公が入れる
突っ込みは笑えました~♪

ラストはカルト宗教入会時に書かされた
保険金の受取人をデリヘル嬢にして
主人公は戻ってきたカナリヤと
部屋で生きてゆくんだろうなぁ・・・
最低三年ぐらいは で終演です

ほんに濃厚な舞台じゃったー
登場人物らの生活感やら存在感は
よく表現されていたが
推し活のお姉さんの薬物系のとこは
表現がいまいち分かり難かったかしら

闇金とタレント&デリヘル業を経営させられてた
社長さんの人柄は
何んとなく気に入ってました
善人な小悪党な感じ好きです(^-^)
前髪(あなたに全て捧げるけど前髪だけは触るな)

前髪(あなたに全て捧げるけど前髪だけは触るな)

MCR

ザ・スズナリ(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/28 (日) 13:00

櫻井らしい、毒のある「いい芝居」だった。(2分押し)121分。
 海里(みさと・若月海里)・みのり(徳橋みのり)はヤクザの櫻井(櫻井智也)の車に追突するが、警察をよばないでほしいと言い出し…、から意外な展開の物語へと向かう。いつも通りの毒ある物語だが、ちょっといいハナシ的な部分もあり、MCRっぽい作品とは思う。いつもよりインパクトは少ないけれど、堀靖明の頑張りと軸になる女性2人の佇まいや細かい演技は見応えがあった。
 どうでもいいことだが、徳橋が真新しいアディダスを履いていたのが印象に残る。

校臨エンプレス【Aチーム】

校臨エンプレス【Aチーム】

RAVE☆塾

ブディストホール(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台は、とある魔法女子高校。
そこは、魔法が使える事が入学条件という、日本で唯一の魔法学校。
とはいえ現代において、人間の魔力はほとんど失われており、
使える魔法はささやかなものという生徒がほとんどだった。
だがニ年前、圧倒的な魔力を持った生徒が入学して来た。その名は二條瞳。
同校では、年に一度、春に魔法の大会が開催されるのが恒例となっていたが、
瞳は一年時に圧倒的な強さで優勝する。
その強烈な魔力に、二年時は全校生徒が大会を辞退。
不戦勝でV2を達成した瞳は、
三年となった今年も戦わずしてV3を達成するものと誰もが思っていた。
だが、今年、その『女帝』に挑戦状を叩きつける生徒が現れた。

魔法女子校を舞台に繰り広げられる青春群像コメディ!と
説明にある通りの展開です。

舞台上はJKと女教師=3人のみの登場で
まぁ男性率はゼロっす

グループアイドルの舞台みたいかなぁ と
まぁ見たことは無いんですけど・・・
元気よく舞台上で若いお姉さんたちが動いているのは
なかなか迫力等あり良いものでした(^-^)

ネタバレBOX

挑戦者は無謀な感じでしたが
「女帝」が魔力を失ったと知り=噂が流れ
多くのチャレンジャーが参加して
魔法大会は盛り上がります
実際に「女帝」は友の病気を救えず
そのことが原因で魔力を喪失していましたが
「女帝」にだけ見える
その友人が励ましてくれて
無事に強大な魔力を取り戻して
今年の大会も優勝しV3を達成するのでした

全体的に舞台上での皆さまの声が高くて
非日常な気分が堪能できたなぁと
儚き光のラプソディ

儚き光のラプソディ

アミューズ

明治座(東京都)

2024/04/28 (日) ~ 2024/05/26 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

過去からと未来からのメッセージ。そして大切にしたい「今」ということが伝わってくる舞台でした。
先日見た「三國志」の時よりセリフが聞こえにくくて残念でした。

空の匣庭

空の匣庭

ProjectAmythos

萬劇場(東京都)

2024/04/25 (木) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。チームCANAAN。
去る2022年12月、チームEDENとCANAANのうち、CANAANが中止になってしまいました。EDENとCANAANはまるっきり異なるストーリーで、キャラクターの名前が同じでもまったく異なるという、珍しい試みに期待していたところでした。自分はCANAANを観劇予定でしたが、結果としてEDENだけを観劇しました。
その半年後2023年6月の朗読劇「空の匣庭 Archives」はCANAANの前日譚。EDENで知ったことと合わせて、世界観がよく分かってありがたかったです。
そして満を持して今回のCANAANの公演。全員揃っているわけではないですが、持田さんを含めて多くの演者さんが、あの時やるはずだった役を。感慨深いものがありました。

余談ですが中止になった2022年のは「CANNAN」表記でした。パンフレットもそうなっています。SNSでうかがったのですが、実は綴りを間違えていたと。そんなわけで今回「CANAAN」に直されました。

ネタバレBOX

EDENとArchivesを知っている自分は設定をだいたい把握しているので、匣庭(シエル)の目的を知っています。それを踏まえてのことか、CANAANではまあまあ早めに秘密が明かされます。EDENでは明かされるのは最終盤でした。
実は「試練」をこなすことで解毒剤をもらっていた、というのがいいですね。もらえなければだんだん毒が効いて(=堕天して)、最後には消える、と。だから、外部とのインタフェースである精霊をやっつけてしまうと、管理されなくなって自由になるけれども、そのうち消えてしまう、と。すごい納得感があります。
持田さんのヨフィエルの「親友を殺した」というセリフがありました。それがどんな経緯だったかは、Archivesで示されています。それを知っているかどうかで物語の理解度がだいぶ違うと思います。柳瀬晴日さんのガブリエル、大力さんのサンダルフォン、鶴田葵さんのカマエルも同様です。

ちなみにArchivesはこれを書いている時点では有料(1070円 x 2)で配信されています。CANAANを観劇したあと再確認したくなり、購入して視聴しました。再度楽しめて満足です。
絶望という名のカナリア

絶望という名のカナリア

甲斐ファクトリー

小劇場 楽園(東京都)

2024/04/23 (火) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ポアンカレ予想とか聞いたの何年ぶりだろう
数学者の端くれ、それも落魄した男鈴木が主人公
飼っていたカナリアを逃がして自殺しようとするところから始まる
そこへ部屋を間違えてやってきたデリヘル嬢、続いて現れる新興宗教の連中
鈴木を核に3つの舞台が展開される
鈴木を巻き込んでいく新興宗教、鈴木の計算を元にプログラムを組む元部下の立ち上げたファンド、推し活のために風俗に身を置く娘たちとその芸能プロと風俗の両方の事務所を兼ねるヤクザの手下(らしい)
生きている意味はあるのか、生きた証を残せるのか
芸能&風俗の世界はあくまでコミカルに
中国娘を騙る風俗嬢ケイコは岩田がなり切っていて、事務所を取り仕切るタカノの助川は実にいい味を出して憎めない男を演じていた
宗教とファンドは狂気である
そしてそれがつながる
トラ丸は正直最初の窓を開けるシーンでは?と思ったのだが、、人生に疲れた男を実に良く演じていった
新興宗教のメンバーもいかにもそれらしく演じていた
ファンドを経営するヒロのどうにもならなくなっていく様子を東別府が好演
最期の涙するシーンはこちらも涙が止まらなくなった
ここで終わりか、暗澹たる気持ちで帰るのかと思ったら、カナリヤが帰ってきて、鈴木が死んでも最初の風俗嬢の役に立てるよう生命保険の受取人にサインさせて、もう少し生きてみようと考え(たらしく)終わったのは救いだった

まともがわからない

まともがわからない

The Stone Age ヘンドリックス

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/04/26 (金) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回の劇を楽しみました!
まだまだ三姉妹の恋の行方がどうなるかわからない(破局も、結婚も、確定した関係も語られなかったので)。そんな中でも、自分自身でどうにか受け入れていこうという意思がありましたよね!どうしよう、ではなく、やっていこう、という受け止め前向きな姿勢。
猫(ピーター)は、物語の力を抜いてくれてましたね😁甘咬みする場面とか、笑ってしまいました(^^)
あと、劇中にスポッチャ出てきて、自分の記憶を手繰り寄せたら、一度もいったことがないことに気づいてしまいました!💦過去5年間の間に3回ぐらい行く約束して、自然消滅していたわ、、、🤯め、巡り合わせが悪いこともあるもんですね(;_;)

っと、珍しく思ったことをつらつらと。

OH!文化体育祭

OH!文化体育祭

劇団カオス

大阪公立大学杉本キャンパス 田中記念館(大阪府)

2024/04/28 (日) ~ 2024/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★

体育祭と文化祭を一つにまとめようとの提案に体育会系と文化会系が猛対立 アンケートや討論会を実施するも互いに意見は平行線 校長が決断(新聞部の廃止含め)をくだすも、その内容に全生徒が反発 自治の決断についての話 実に考えさせられた コリッチの登録内容ミスがなければ星5の内容

朗読劇 ヴィヨンの妻

朗読劇 ヴィヨンの妻

ミモザ

STAGE+PLUS(大阪府)

2024/04/27 (土) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

満足度★★★

太宰治の作品のグズ男の作品を三名の女性でかわるがわる読み進める70分 これで3000円は… いつものアングラの方が…

トライアル 2024

トライアル 2024

A.R.P

小劇場B1(東京都)

2024/04/24 (水) ~ 2024/04/29 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Aキャス
笑った笑った
ミステリー仕立てのコメディと言っていいかな(逆と言うより)
裁判員制度の始まった頃に初演されたものを時代に合わせ加筆修正したと言うが、登場する裁判員が皆超個性的で引っ掻き回す
「十二人の怒れる男」を想起させるが、素人の推理がなかなか面白く、途中から予想外の展開に
ともかくホンが良くできていて一瞬たりとも飽きさせない
そしてキャストも良くそれぞれの個性を際立たせて実に面白かった

ネタバレBOX

辺克己はさすが声優と言う声で裁判長にぴったり
チャラいダンディ俳優の戸田悠太やポケットから次々紙パック菊正宗を出す予想屋の永島雄三、エキセントリックなファンの吉田萌雪、オカルト雑誌の小野寺亨、自己主張の強いオバサン中村容子、舞台回し役にもなるミュージシャン川越涼
裁判官の桑山こたろうは上下碧に「一杯だけ」付き合ってもらえそうで、どうやら川越は今夜のライブにみんなに来てもらえるみたいなハッピーエンド、良かったね

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