最新の観てきた!クチコミ一覧

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日射し

日射し

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2008/06/14 (土) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

全体としては・・・
いい感じの作品だと思うのですが・・・。

ネタバレBOX

冒頭3姉妹が朗読のような感覚で語る自分達の両親の話。
そこにはとても誠実な両親の像が描かれる。

最初の男の子は幼少の頃に亡くなり、愛情一杯に育てられた娘達だが、成長した3姉妹はやがて家を離れそれぞれ独立した道を歩む。

どこかおっとりした長女。
しっかり計画を立て、それに向け努力をする次女。
自由に我が道を行く三女

キャラもしっかり描かれ、物語は淡々と進む。

妻の死に際しても、不器用なくらい誠実さ一杯に描かれる父親。
なのに、娘達が自分の誕生日に久々に集まってくれた日、娘達には何も告げず家には居ない。

代わって、突然家の中に居る謎の若い女(お嬢)とその付き添いの男(爺)。
どうやら父親の不在について事情を知っている様子。

本人不在の実家に見知らぬ人間が居れば、当然まず
   「あなた誰!、父は何処?」
となるはずだが、どうも一番気になることはするりとはぐらかされ、そのままストーリーは新たな展開に進む。

お嬢が語る父親の結婚前の恋愛話。
そこにもまた、誠実な逸話があるんだけど・・。

う~ん、何だろ、この・・、どことなく、ちぐはぐな印象。

演じる役者の人物像、描かれるキャラと、その後の展開が何となく馴染まない。
ストーリーとして意外性はあるものの、どうもそれまで描かれたキャラとしっくり来ない。

父親はどうしてるのか、その女は何物なのか、ディテールの部分は結局明かされず、最後まで曖昧な印象で、それは(舞台を観て)察せよ、という感じ。

結末を曖昧にしたままの作品もしばしば見かけるが、やはり何となく消化不良のような感じが残った。
父と暮せば

父と暮せば

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/06/13 (金) ~ 2008/06/22 (日)公演終了

満足度★★★

義父と観れば
芝居見物が初めてという義父を連れて出かける。広島弁、二人芝居、辻さんの個性がよく出た小品だった。二人で場を持たせるというのはなかなか大変。辻さんの存在感に幸福に家路につきました。

ネタバレBOX

ちなみに義父は、父が幽霊であるというところを理解していなかった模様。
「娘を嫁に出す父親の気持ちは複雑ですな」と言っていた。
前もって説明しておけばよかった。
春子ブックセンター

春子ブックセンター

シアターBRAVA!

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/06/12 (木) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

ダラダラ感が・・・
友近、きれいどころ、拙者ムニエルの伊藤修子も活きてた。平田さんさすがだが、もったいない使い方。芸人こその遊びができたのはなだぎぐらいかなー

ネタバレBOX

しかし、なだぎっぷりには惚れました♪
青春荘の人々2

青春荘の人々2

ペテカン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/06/07 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ミュージカルシーン!
しっとりとした前回公演『彼のことを知る旅に出る』とは真逆のコメディで、貧乏下宿の愛すべきダメ人間たちを描いた前々回公演『青春荘の人々』の続編。
今回は住人カップルの結婚騒動を中心にして、それぞれのダメさ加減などで大いに笑わせてくれるが、特にビックリしたのはミュージカルシーン。ちゃんとミュージカルナンバーっぽい凝ったツクリの曲で全員参加、某人気ミュージカルのパロディまでアリという。
さらに、舞台にピンスポを登場させて通路での演技者にスポットを当てるなんてことまでやってのけるとは!

colorchild compact

colorchild compact

colorchild

LIVE HOUSE GRAFFITI(東京都)

2008/06/07 (土) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

普段とは趣を異にする
タイトル通り出演人数、作品サイズともコンパクトで、アクションやアドベンチャー要素は控えめながら、その分ハートウォーミングおよびロマンティックな要素が割増で、普段とはオモムキをコトにする感じ。
一方、ありとあらゆるものを演じてしまう手法はいつも通りふんだんに使い、アメリカの片田舎に住む老夫婦のちょっとしたケンカから仲直りまでを若い頃のロマンスも交えて語る語る。
また、「愛しているとは何度も言ってきたが、これは言わなかったな。ありがとう。」というラストの台詞にはホロリ。

想い出のグリーングラス

想い出のグリーングラス

鈴舟

シアターサンモール(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

ストライクゾーンど真ん中
霊(昏睡状態の生者もいるので「魂」の方が的確か)が集まる公園を舞台にした魂たちと彼らを見ることができ会話もできる女性を中心とした物語、鈴置洋孝プロデュースの旗揚げ公演作品であった『煙が目にしみる』へのオマージュ的な部分もあり、「遺された想い」をテーマにした作品が好きな身としてストライクゾーンど真ん中。
鈴置P 時代のレギュラーメンバーと新たなメンバーの顔合わせや、適度な笑いと適度なホロリの取り合わせも上手く、今後にも期待十分。

春琴(しゅんきん)

春琴(しゅんきん)

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/02/21 (木) ~ 2008/03/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

ノー・コメント。
完璧過ぎてコメントできない。フィジカル・シアターとか生半可に言っちゃいけないね。音、イメージ、肉体、すべてが美しく統合され過ぎていて、もうコメントのしようがない。マクバーニー様、敬愛しております。

LOVE LETTERS~2007 17th Anniversary Special

LOVE LETTERS~2007 17th Anniversary Special

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2007/07/29 (日) ~ 2007/08/10 (金)公演終了

行ってしまった。
当初はそんなつもりがなかったものの、声を掛けられて「んー、その日のペア次第かな」と思ったら中田有紀さんの時でした。だから行ったのです。ごめんなさい、松村さん。

ジオグラフィア

ジオグラフィア

劇団バッコスの祭

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2007/03/23 (金) ~ 2007/03/26 (月)公演終了

楽日観劇。
序盤ちょっと乗り切らない気がしたけど、それを乗り越えてからは順調でした。バッコスの色・音・風味・雰囲気・温度を堪能。

ネタバレBOX

観に行く前にネットでの評に目を通して「2つの世界の行き来が分かりにくくて、今がどっちか判断出来なかった」というのがありました。個人的にはそんな事なかったんだけどなぁ。事前に見ていたからでもないと思う。単に芝居慣れかも。
わきみちチューズデー

わきみちチューズデー

開店花火

シアタートラム(東京都)

2007/04/12 (木) ~ 2007/04/15 (日)公演終了

火曜日ー。
年齢も性別も間口の広い作品だったと思います。 父親との関係性(ともすれば家族との)となれば、 どんな人であろうと誰しもが必ず身に覚えある事。
1年ぶりの公演だったからなのでしょうか、 主要メンバーとそれ以外で役に結構な差が。 前回のほうがその均衡は取れていたかなぁ。物語全体の本線はしっかりと進行してるんだけど、 それにあんまり関わっていない人物がいたのが気になった。 その人物が主張した時に「お前それ言う立場?」と思っちゃって。

よしおが最後にいったのは…

よしおが最後にいったのは…

劇団SHOW&GO FESTIVAL

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2007/02/22 (木) ~ 2007/02/26 (月)公演終了

結局
最後になんて言ったか覚えてないんだよなぁ。そこまで印象に残らなかったのかも。

ネタバレBOX

一幕ものというのを押してるらしく、しかし暗転がありました。あれ?
春子ブックセンター

春子ブックセンター

シアターBRAVA!

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/06/12 (木) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

グダグダさも含めオモロカッタ
部分部分グダグダもしてたけど
芝居とお笑いのコラボってことで、独特のノリだったんだと思う。

福田、平田、加藤の役者連が上手く締めてたし♪

にしても友近はスンゴイわーーー!
コントでもやってるおっさんは本当に本物!
あれ見たら男性役者のやるおっさんなんて屁に思えるワ!

たけしの伝記を映像化する時は是非友近にやって欲しい!

オイは大人計画の『春子ブックセンター』を観てないけど
両方観た友達は違った面白さだったって言ってた。
それでイイんだと思う♪

俺の屍を越えていけ/ぬけがら

俺の屍を越えていけ/ぬけがら

劇団ムーンライト

劇団ムーンライト荻窪アトリエ(東京都)

2007/02/22 (木) ~ 2007/02/25 (日)公演終了

「屍」は「かばね」と読みましょう。
ある放送局。リストラで誰かが辞めなければならない。しかしそれぞれに事情はあるし、一方的に指名するのも気が引ける。ならばと当事者同士で無記名投票をして決める事になるが、これが余計に波乱を生む事になって…。
それを劇団ムーンライトが。アトリエ公演ですので、正直まだ舞台に立つのが早く感じる役者もいました。でも舞台に立ってしまえば出来の不出来に関係なくその人は役者です。やるべき事をこなすだけ。「その後あの人はどうなったんだろう」とか、気になります。

ネタバレBOX

蛇足な話です。ゲームの「~しかばね~」と読みを混同してる人が多いのは分かるんだけど、自分が芝居やっててそもそもこの戯曲を知らないって場合に関してはどうかと思うんですけどねぇ。タイトルだけでもインパクトあるし、結構知ってるもんじゃないのかなぁ。どうなんでしょ、その辺。
Winter-Songの会

Winter-Songの会

R's

大岡山 ライブハウス(東京都)

2007/02/25 (日) ~ 2007/02/25 (日)公演終了

声優イベント。
っていったら「ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!」みたいのが思いつくかもしれませんが、こちらは至って静粛です。目の前で朗読とかをするので、聞き耳を立てるのです。そういう時間の過ごし方。

B計画

B計画

劇団SKグループ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2007/02/20 (火) ~ 2007/02/25 (日)公演終了

「抱腹絶狂の1時間半」?
説明のところにそうありますけど、いやいや。むしろ切ない部分のほうが多いじゃないですか。女性のほうが好きな作風かもしれない。役者は全員ナイスキャスティングでした。どの役にも違和感がないし、それぞれにいい仕事をしてます。小山さん可愛かったなー。

ネタバレBOX

ラストは現在の時間軸ではなく回想で終わります。これを観て「あ、それもアリなのか」と思いました。そこまで進めた物語の結末を見せるのではなく、それ以前に起きた切っ掛けの部分を見せる。既に何かが起きた後に始まっている物語なら、観る側はその紐解きに興味がある。普通なら更にその後で現在のその後を描きますけどね。そういう意味では未来のない終わり方でした。
Drama Olympic in WASEDA

Drama Olympic in WASEDA

PROJECT STALIGHT

早稲田大学学生会館(東京都)

2007/02/15 (木) ~ 2007/02/18 (日)公演終了

”15 minutes made"in universityみたいな。
劇団マグナムブラザーズ「離陸前リリック。」
東京ピースグライダー「アクアリウム」
弾性如星「lonesome attitude」
ノーフューチャーズ「ものくうふたり」
慶應義塾大学演劇研究会「兄妹、そして婚約者」

以上の5本。

Mrs.fictionsのあれよりも前にやられたいた企画です。こちらは客席にお披露目の意味よりも出演団体の繋がりを生むのがありましたが。とはいえそれぞれの団体の違ったカラーを楽しめました。

ネタバレBOX

●劇団マグナムブラザーズ「離陸前リリック。」
空港で起きるドタバタ劇。というか主人公が勝手にドタバタするんですけどね。そこで鉢合わせる今カノと別の子のどっちを選ぶかで。安っぽいけど面白かった。分かりやすいのは伝えやすいという事。

●東京ピースグライダー「アクアリウム」
部屋で飼ってる熱帯魚が擬人化されていて主人公の周りを舞います。かなりイメージ寄りな見せ方をしていたので、よく分からない人には分からない。綺麗だった印象が残っています。

●弾性如星「lonesome attitude」
色んな立場の人がわーわー喚いていて、中央でシンセドラムのスネアが鳴らされると動きや考えに切り替えが起きるという変わり種。15分以上はやれないだろうし、この企画ならではだったかな。今更だけど待村さんが出てたんですね。DULL-COLORED POPとかに出てた方です。

●ノーフューチャーズ「ものくうふたり」
なんだっけな。終末の世界に二人きりになってラジオを聞く話だったかな?

●慶應義塾大学演劇研究会「兄妹、そして婚約者」
作・演出・出演していた方がちょっと好き勝手やり過ぎていました。アドリブだったのか単に台詞が覚束なかったのか。どっちにしても。
はないろ獅子舞

はないろ獅子舞

劇団女人荒野

遊空間がざびぃ(東京都)

2007/02/10 (土) ~ 2007/02/10 (土)公演終了

ほのぼの。時々、ドタバタ。
まさかの2年ぶりの第二回公演。主宰の方が社会人になって、それでもまたやりたくてやった様です。客席は満員御礼でした。いいなぁ。
内容的には昼ドラっぽく、それだけに終わらずネタてんこ盛り。よくぞ女性だけの出演者でこれだけ多くの人物分けをしたなと思える。それぞれに濃い人々。脚本もしっかり書かれています。2年分の色々は取り返せたんじゃないでしょうか。
また2年後にやって欲しいものです。

太陽まであと一歩

太陽まであと一歩

ブルースカイ・キッド

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2007/02/09 (金) ~ 2007/02/09 (金)公演終了

観易いのは確か。
本家で観てないやつだったのでじっくり観ました。どの役者も安定してたし、安心の出来。

ネタバレBOX

それこそ演出までキャラメルっぽいのです。別に奇をてらう必要はないとは思いますけどね。個人的にキャラメルは「演じてる感」を強く感じるのでそう好みではないものの、これで言えば成人女性がすっかり小学生男子やら老婆を演じてるのとかは「すげーな」と思うのです。
杭抗(コックリ)

杭抗(コックリ)

乞局

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/06/04 (水) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

幾度目かの乞局
美術・メイク・衣裳・空気・脚本◎
願わくば、ラストの四世代同家系の対比がグワッと迫ってきて欲しかった。そこが肝ではないとはいえ。乞局の空気にどっぷりハマる役者さんだけで作り上げられた作品が観てみたい。

point>point

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MENSOUL PROJECT

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

メンソウル。
再就職が決まった男。でもその行った先も経営難で問題を抱えていた。仕事をちゃんとしなかったり、遅刻ばかりして嘘の理由を並べたり、本当は他にやりたい事があるけどそっちがてんで上手くいかなかったり。彼らにとってその仕事場がなくなるとはどういう事なのか。そして、その時が来る。
柿喰う客・七味まゆ味さんが出るので行きました。知らない団体に3000円払うのは大きかったですが、別に損した気持ちはないです。路線的にはスタンダードな脚本だったけど、小劇場であまり見かけない年齢の役者がいい味を出してました。
で、チケットは前売2995円/当日3195円。なんで「こんな中途半端な」と思ったのですが、お釣りで5円(御縁)を返す為だとか。おぉ。それを知らずにぴったり払っちゃいました。しまったー。

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