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どんとゆけ

どんとゆけ

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

娯楽の責任?
非常によく考えられて、効果が緻密に計算された脚本、美術。
しっかりと、安定した演技。

笑いながら、じっくり、重いテーマに向き合うことができる、希有なお芝居に、嬉しくなる。こんな芝居を観たかった!

ネタバレBOX

裁判員制度が、もうすぐ、はじまる。人を裁くことの責任が、ますますみえにくくなる。でも、それは、国だけの責任ではないと思う。僕ら、国民も、常に、あらゆる責任から無関係でいようとしていて、それが、まわりまわって、国の責任放棄を招いているのだろう。

「死刑」は、一応、国民国家の、一番大切な主権のひとつである。人を、合法的に殺す権利は、近代法のうえでは、国家にしかないのだ。でも、その権利にともなう責任を、国民が引き受けなければならないとしたら。

さて、『どんとゆけ』(Don't you kill は、津軽弁でこう聞こえるとのこと)の日本では、これがさらにエスカレートして、犯罪被害者や遺族が、犯罪者の絞首刑を、実際に行うことができるという、「死刑執行員制度」というものが存在する。

「ロープはどうなさいますか」
「持ってきました」
「おそれいります」

淡々と、被害者の妻と、義父は、作業を進める。ロープは、亡くなった義母が、一針一針縫ったもの。だが、この被害者の若い妻と、彼女の将来を案じる義父との間には、犯人を殺すことに対して温度差があって、それが、物語を牽引していく。

死刑とは、なにか。前法務大臣の、死刑執行のサインに対する批判をめぐる問題は記憶に新しい。ひとを殺すことの責任について、ゆっくり、じっくり、僕ら観客に考えさせる。笑いも織り交ぜられて、負担に、ならない。観るものの視点を中心に作られた、非常にすぐれた舞台だった。

けれども、非常にレベルの高いものだっただけに、残念に思った点がある。この舞台は、問題提起と、娯楽とを、高いレベルで両立させて、その緊張感で、物語を進めていたが、最後に、大きく、娯楽の側に傾く様相を見せるのだ。いってみれば、娯楽としての責任を果たそうとしているかにみえる。

物語には、最後に二つ、オチのような結末が用意されている。

まず、獄中の死刑囚と結婚して、死刑執行の場所となる民家を提供した、死刑囚の妻。彼女は、最後に、死刑囚との結婚を繰り返し、死刑執行を行うことを楽しみとしていることを告白する。

もうひとつは、被害者の妻の、現在の恋人が、「こんなことしちゃいけない」と、乗り込んでくるというもの。

それまで、舞台は、特に被害者の妻と、義父の、気持ちのぶれを中心に描いていた。二人は、この葛藤に、どう決着をつけるのか、観客の関心は、まっすぐに、そこに向けられていた。

それが、最後、突然、角度をカクッと曲げられてしまった。エンターテインメントとしては、これで良かったのかもしれない。しかし、それまで、問題を、舞台を通してじっくりと考察していた思考の緊張感は、オチがついた瞬間に、急速にゆるんでしまった。

舞台は、結局、死刑の執行で終わる。被害者の妻は、乱入してきた恋人を拒絶して、なし崩し的に(ここは、詳しく描かれない)、死刑を行うという責任を引き受ける。彼女の、決意の瞬間は、はぐらかされて、描かれない。これは、脚本が、問題を、娯楽にすりかえる、ある種の責任逃れとして、僕には、映ってしまった。

それでも、ここまで、「責任」という問題と正面から取り組む舞台は、日本では稀だと思う。最後、妙にすっきりと終わってしまったのは残念だったが、それは、葛藤を続けるという文化のない、日本の演劇の限界でもあるのかもしれない。
シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

両方、観たかった!!
ゲットが遅れて諦めて、それでもホワイトが観れたからラッキーだったけど。
一つの作品の中で、こんなにも別のテイストが混在している感じ。
ケラさんの多彩さとか多重性とか、あれこれにも思いが至りました。
ここは、女優さん達が本当に魅力的!
あぁ、それにしても、ブラックも観たかった!!

おわりのいろは

おわりのいろは

ホチキス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★

大人数なのにはびっくり!
階段をいとも身軽に出演者たちが動き、それぞれが個性を表現してはいるが少々荒削りの感あり。元気いっぱいのパフォーマンスはそれなりによしとしても、いまひとつ盛り上がりとストーリー性に欠ける。「おわりのいろは」と言う意味をもっとかっこよく表現すべきでは?

どんとゆけ

どんとゆけ

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

どん!
序盤は笑わせて終盤でしっかり締める。最後にどうしようもない気持ちを残すのでやたら心に残ります。
一人だけ共感出来ない人物が。でもそれによって、別の人物に共感出来ました。

ネタバレBOX

死刑囚が生きたがるのは理屈で物語を先読みしてしまう部分。でも、しのの暴露は予想外。彼女に共感出来なかったのは、その時の和哉と一緒だった気がします。
あなたと私のやわらかな棘

あなたと私のやわらかな棘

ジェットラグ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

梅。
中屋敷演出についてはネタバレに。脚本内容については触れていないので、観劇前でも読みたい方はどうぞ。
印象に残ったのは深谷さん。深津絵里さんみたいな存在感。

ネタバレBOX

「梅」って感じ。脚本の中身の事もあって基本温度は低く、そこに様式美と脱線台詞が乗る。芝居のテンポは絶対的に柿よりも低速。って事で、柿ではないけど通じなくもない。「梅」。
エヴリデイ・エヴリナイト

エヴリデイ・エヴリナイト

丸顔

江東区深川江戸資料館小劇場(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/20 (月)公演終了

満足度★★★

そこそこ
芝居自体はベタで解り易い物語です。
物語は楽屋裏の様子を描いた作品。

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

三味線バンドを組む女の子3人は『三味線ガールズ'』の名前で演劇場では人気を博していた。
ところがその人気に甘え行き過ぎた行動を度々重ねて先輩達の反感をかう結果になる。都の母親でもある演芸場の支配人は見かねて暫くの間、三味線ガールズを出場禁止にする。

一方、結華は結婚する事を決め、事後報告に二人の下に訪れるがショックを受けた鈴子は解散宣言をする。計らずも3人がそれぞれの道を歩む事になってしまうが、その事で都は自分の将来を真剣に考えるきっかけとなる。
高校生のときから家元を継いでいた都は今までそんなに真剣に考えずにここまできてしまっていた。

ところがその決意に母親の支配人は反対をする。
「芸能界は人気が出てるときはいいが、落ちるのも一瞬だ。人気が上がれば上がるほど、今度は落ち目になるまいと考えタレントは苦しむ結果になる。毒を飲むのと一緒だ。毒を飲みながら人気を維持し、それでも気の強いタレントはどうにか生きていくが気の弱いタレントは自殺したり失踪したり、行方不明になったりする。この世界はお前が考えてるほど綺麗じゃあないんだよ。」と。
この支配人役を演じた山野海。演技派です。ひじょうにいい。セリフのテンポといい雰囲気、しぐさ、完璧です。

楽屋裏の人間関係や展開を描いた作品だから、落語や漫才、漫談を舞台上で披露していたけれど、「まっちょマン」はひじょうに良かった!(^0^)
最初から飛ばしまくって、小ネタもおもろい!
会場の空気を一瞬にして和やかにしてた。(^-^)


結局薬局、都の固い意志に支配人も認めて、公演の企画をする。都は今回の三味線ガールズを最後の舞台として一人でやるjことを決意していたが、それを聞きつけた結華と鈴子はそれぞれ舞台に駆けつけて参加する。

三味線も漫談も落語も・・・と確かに盛りだくさんではあるが、本の内容が薄い。人気のタレントを起用したみたいだけれど、ワタクシはこの人達を知らない。
ただただ芝居が好きで足を運んでいるだけだからだ。

はっきりいって、全体的に退屈な芝居でした。


紫式部が言う前に!

紫式部が言う前に!

ユニット美人

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/10/18 (土) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待通り 見応えありました
こういうコントを見たかった!!
サプライズあるし、テンポもイイし、しかも美女も拝めるなんて、言うこと無し。
動きの激しいお芝居を観た後は、いつもであれば多少の観疲れが出ますが、
このコントは観劇した後、なぜか元気になりました。
どんどん突き進んで、目指せ国立劇場!、っていう気分です。
京都出身の私にとっては、言葉の響きもホッとした約1時間でした。

SHAMAN-BOY~小角伝~  【プレビュー公演】

SHAMAN-BOY~小角伝~  【プレビュー公演】

スーパーグラップラー

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2008/09/30 (火) ~ 2008/09/30 (火)公演終了

満足度★★★★

娯楽作品の王道
公演登録をプレビューだけ別にする必要性はあるのか?という疑問は置いといて…。
 
第3回公演作品の再演で、当日パンフによれば前2作が「人の生」「人の死」を扱ったものだったのでそれらとは全く違う作品にしようと明るく派手で誰でも楽しめる単純な娯楽作品を目指したとのこと。
 
確かに非常にわかりやすく、コミカルで、もちろんアクションもあって娯楽作品の王道、的な。
 
時代考証を全く無視して現代のものも時々登場するのは評価が分かれるかもしれないが、全体がコミカルな上に程度をわきまえているので特に違和感はなく、むしろ上手いアクセントになっているくらいで個人的には支持、ってかむしろ好き。
特に般若心経(だったっけ?)をラップで、なんてアイデアがイイ。
 
また、主人公の母の霊が元凶かと思わせておき、実はさらに別の悪霊が背後に憑いているという二段構えの構造とか、オープニングクレジット直前の場面とほぼ同じことを繰り返して世代交代を示す終わり方とかもポイント高し。

妄想協奏曲

妄想協奏曲

PU-PU-JUICE

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/09/26 (金) ~ 2008/09/30 (火)公演終了

満足度★★★

若干の後味の悪さが残る
多人数が出入りするあるセレブの屋敷内で、誤解と思い込みから発生した複数の妄想が錯綜するというコメディ系。
 
それまでに蓄積された(?)複数の思い違いが最後の場でたたみかけるように決着がついて行く構造はいわば根気よく並べたドミノの駒が一気に倒れて行くのを見るようで快感。
 
がしかし、悪だくみ(笑)をしていたメイド・ゆうかの顛末部分のみトーンが異なって全体から浮いてしまった感があるのは残念。
しかもその前に一旦「え、コメディに 人死に はそぐわないよな」と思わせておいてそれを回避した後のことだけになおさら。
 
だもんで若干の後味の悪さが残る。

サイエンティフィック ネガ/ポジ ジェンカ

サイエンティフィック ネガ/ポジ ジェンカ

q[ku]

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2008/09/26 (金) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

満足度★★★

Don't think, feeeeel!
主人公がゴミ捨て場で「拾った」女性に1ヵ月だけ妹になってくれと持ちかけるとその女性はアッサリそれを承諾して…というややシュールな設定のストーリー、時々入る散文詩的なモノローグのためもあって文学で言えば純文学、絵画で言えば抽象画といったオモムキ。
 
だもんで、たとえば「休眠芽」が何のメタファーであるのかなど、読み解けない部分があるのがクヤシかったりもするが、やはりこれも「Don't think, feeeeel!」系、「考えるのではなく感じる芝居」ってことか?(笑)

リメイク~BREAK OR REMAKE~

リメイク~BREAK OR REMAKE~

ZIPANGU Stage

シアターサンモール(東京都)

2008/09/26 (金) ~ 2008/09/28 (日)公演終了

満足度★★★

モロにチカラ技
リメイク作品の脚本の執筆に苦慮している映画監督、実は妻とうまくいっておらず妻は出て行くつもりですでに荷物をまとめてあるし、監督が再婚しようとしている外国人女性とヤバそうなその親族は家にやって来るし、というトラブルの火元だらけという状況下でのコメディ。
 
そんな設定なのでモロにチカラ技ではありながら、キャラクターの濃さ(「アクの強さ」の方が的確か(笑))とテンポの良さでグイグイ観客を引きずり込む。
 
また、初めてここを観て惚れた作品『航海綺譚』(05年11月)の時よりもブラッシュアップした架空の外国語や、外国語訛りの日本語(おそらく演じているメンバーは実生活でもつい訛ってしまうに違いあるまい(笑))は秀逸。
 
さらに、監督の娘が母について行かず父のもとに残る理由が泣かせる…。幕切れとともにちょっとズルいくらいかも?(笑)

STAR MAN

STAR MAN

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2008/09/27 (土) ~ 2008/10/05 (日)公演終了

満足度★★★

ほど良くユーモラスで、ちょっとビター
キャンプ場に予約なしに訪れ「1人だけの客は泊めない」と断られた男が、泊まれるようとりなしてくれた常連客の女性ライターから以前そこであった話を聞かされて…という物語。
あれほどドラマチックではなかったとはいえ若かりし頃(爆)の夏合宿のことを懐かしく思い起こしたりしつつ(肝試しとかやったなぁ)、ほど良くユーモラスで、ちょっとビターな内容に引き込まれる。
 
このビターな部分が実は「藪の中」であり当事者の2人以外は真相を知りえず、したがって舞台上で描かれる事件(?)はあくまで語り手の推測にすぎないためにその苦さが緩和されるというシカケは上手い。
 
また、その後の場で現在のパートに隠された秘密が明かされ(前述の苦さ緩和のシカケもここで明らかにされる)断られた男と女性ライターの立場がガラリと変わるのは、タイプは違えどロベール・トマの某作品(敢えてタイトルを秘す)のどんでん返しのようで面白い。

黒船だあ!

黒船だあ!

リブレセン 劇団離風霊船

みなとみらいテント劇場(神奈川県)

2008/10/15 (水) ~ 2008/10/21 (火)公演終了

満足度★★★

なんちゃって時代劇!
私がプロデュースしている劇団WHATCOLORが、いろいろとお世話になっている劇団、離風霊船のテント公演を観に行った。

離風霊船といえば、屋台崩しといわれる派手なセット転換で有名!

今回は、テントの公演と言うことで、どんなに派手なセット転換になるんだろうかと、とても楽しみに足を運んだ。

和楽器による生演奏、歌あり、踊りあり、殺陣ありで、これぞ「芝居!」って感じ。

テントならではの派手な仕掛けも盛りだくさん!はちゃめちゃな感じがとても楽しかった。

ネタバレBOX

50人近いキャストが繰り広げるなんちゃって時代劇(笑)。

テントの舞台には、見事に長屋が再現されていた。二階に部屋があってそこで芝居をしていたり、出演者の皆さんの着物が素敵だったり、観ているだけでワクワクしてきた。

歴史の教科書で知っているような人物と、名前は同じだけど全く関係が無いという登場人物達が、生き生きと生活している姿に、どんどん物語に引き込まれていく。

発明を志す「源内先生」や、裕福な商家から盗みをはたらき市中にその金をばらまく盗人の「ねみ」、尊皇攘夷で対立する「勝」や「西郷」、そして「坂本」と坂本の命をねらう新選組の「沖田」と「土方」など、史実とは関係ないと分かりつつも(笑)、そのキャラクターの言葉や行動に史実を重ねて、とても楽しく観ることが出来た。

作・演出の大橋さんの脚本や演出が、現代の世相をとてもうまく幕末に重ねていて、大笑いしたり、考えさせられたり。

印象に残ったシーンは、源内先生が、大きな武器を作ること承諾してしまい、その恋人「おすま」がある決意をして、長屋を離れるシーン。

舞台後ろの扉が開き、インターコンチネンタルと大観覧車のネオンと横浜の夜景が見え、冷たい風が客席に流れ込んできた。

舞台中央にたたずむ「おすま」役の大矢敦子さんの姿とが一体化して、とても素敵なシーンとなっていた。

また、テントならではの爆発シーンは、とても迫力があった。

私は前から2列目にいたのだが、爆発で起きた熱風がしっかりと感じることが出来た。しばらくはテントの中に、火薬の臭いが充満していた。

そしてラストには、大きな黒船がステージに登場する。船に乗っているJoanna.マッカーシーと、日本の女性達が語り合うシーンでの台詞は、とても胸に響いた。

「私達は、子どもを産み、育てるんです」
「私達のような女性が、世界を動かせるようになったら、また来てください。」

台詞は、この通りではなかったかもしれないけど(笑)、なぜかとても印象的だった。

恒例の気になる俳優シリーズだが、西郷の弟子甚太を演じていた小澤浩明さん。地味なお笑い役だったけど、とても印象に残った。特に卵焼きの食いっぷり(笑)。

今後どんな演技をする俳優になるのか、とても楽しみな感じ。

テント芝居って、その場所の空気を一緒に楽しめるのが魅力。

離風霊船の友人の俳優さんから、テントの設営は本当に大変だったと聞いた。けが人が出たりして、精神的にも肉体的にも、本当につらかったらしい。

そんな話を聞いたにもかかわらず、無謀な私はテント芝居をプロデュースしてみたいと思った(笑)。

そんなわけで、そうして苦労したテントに是非皆様、足を運んでいただけたらと思った。とにかくすごく単純に「芝居」が楽しめた作品だったので、初めてお芝居を観る方でも、安心してご覧頂けると思う。
あなたと私のやわらかな棘

あなたと私のやわらかな棘

ジェットラグ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

中屋敷…
ああいうタイプの、あのクオリティの脚本だから普通にやってなんら遜色なかろうに、中屋敷に演出させるということ自体がものすごい冒険(笑)。
わざと困難な道を選ぶ、フロンティアスピリッツ!! といえよう(皮肉のつもりはないんだが、そう思えたらごめん。そうなのかもしれない)

しかし、中屋敷も「柿」とは違い、自分の持ち味をだしつつ、下品を抑えたのは、ほめてあげよう。スピードも抑え気味で、わかりやすく、演出してた。
「柿」のあの動きは、普通の役者さんがやると、ああいう具合にギクシャクするのね、と妙な発見をしたりした。

あなたと私のやわらかな棘

あなたと私のやわらかな棘

ジェットラグ

新宿シアタートップス(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

リスキーな演出
 能狂言の手法を用いた演出なのですが、牧田作品の空気が濃密になっていき、それが変化して行くものに対して成功だったのかなあ。
 良く分かりません。

おわりのいろは

おわりのいろは

ホチキス

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/26 (日)公演終了

満足度★★★★

小玉さん炸裂
テンポ良し、台詞良し、役者良し!
大胆な演出に負けない演者さんのパワーがありました。

小玉母はもう、他の役者さんを突き抜けてというか、
もはや別レイヤーで芝居してるって感じ。
長めの上演時間でしたが苦なく観ることができました。

主演組では箱庭の須貝さんだけが普通のテンションの役。
しかし落差も感じさせない演技はさすがです。

私生活

私生活

東宝

シアタークリエ(東京都)

2008/10/03 (金) ~ 2008/10/31 (金)公演終了

満足度★★★

ご贔屓様主演で眼福。
それはともかく、『青猫物語』でも思ったけど、クリエって、よく見えるんだけど、舞台にデフォルトで華やかさがついてしまう小屋だなあ、と。
潤沢な予算で作った芝居を高めのチケ代設定で見せる小屋っていうか……。リッチさが劇場のカラーとしてくっついてる感じ。

fairytales e.p. movie+dance

fairytales e.p. movie+dance

kathryn railly

世田谷ものづくり学校(東京都)

2008/10/17 (金) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

僕はまだまだ子供だ・・・。
約一時間の公演。

20分のダンス。
25分程のショートフィルム。
10分ほどのダンス。

こんなの初めてでした。

ネタバレBOX

うーん・・・。
なんてゆーか、自分まだまだ成熟してないな、まだまだ子供だなって思いました。
つまりは自分にはまだまだ理解できない大人な世界を見せられた気分だった。35歳にして・・・。

最初の20分間のダンス。
なんだか音楽に癒されながら見てました。
けれどダンス自体の意味はよくわかりませんでした。
ただ思ったのは、『こんな長いダンス、よく覚えてるもんだなぁ』とどうでもいい感想でした。

たぶんなんらかの意味を見出そうとしたらダメなんですね。
あるがままを受け入れて、自分の中で消化しろってことなんでしょうね。
なんにしろ難解でした。南海キャンデーズくらいに難解でした。

そしてショートフィルム・・・うーん、これ、たぶんちゃんと見れたら面白かったのかもしれませんが、なにしろ出てる男性の言葉が聞き取りにくくて全然内容がわかりませんでした。頭の上に『?』が出てしまいました。

そして最後のダンス。
なんだかエロかったです。
目のやり場に困りました・・・。
いや、ウソです。困りませんでした。
なんだかずっとエロいところ見てました。

ああ・・・自分全然子供じゃなかったです。
十分すぎるほどエロい大人でした・・・。
紫式部が言う前に!

紫式部が言う前に!

ユニット美人

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/10/18 (土) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

モテモテ!!
観劇させて頂きました。が、どうやら自分は京美人に対して間違った認識を持っていたようです。京美人は大胆過ぎるほど大胆みたいです。今回の公演はコント小品集でしたが、自分が最も興味を引いたのは饒舌でありながら実に聞き取りやすい発音です。例え台詞がどんなに早口になっても、その全てが完全に聞き取れる見事さ!正直なところ女優一本でいいのに何でコントをしてるのか?、と思うほど役者さんとしての実力が溢れていました。コントとして観ても自分が最もお二人に合っていたと思うのは、知的(?)な会話でのコントでした。この公演、各劇団のスカウトを集めて「スター誕生」のような形式でぜひ観てみたかった気がします!自分はコントを正しく評価できるほどコント作品を観劇してきていないので、今回はせっかくの機会ですので次回以降の公演作の期待度とモテモテ度を星によって評価させていただきます。しかしながら、次回公演は関西での上演のみだそうですので、次回お目にかかれるのはいつになるのでしょうか?また、自分の目から見ると十分「モテモテ」だと思うのですが、さらに「モテモテになりたい!」と言うのは少し欲張り過ぎるのでは?自分が今まで知る限りではモテ過ぎる女性で幸せを手に入れられたと思う女性は一握りだった気がします。

『光る女』

『光る女』

Hula-Hooper

OFF・OFFシアター(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/20 (月)公演終了

満足度★★

別のジャンル
暴走してます。とにかく詳しくはネタバレへ。

ネタバレBOX

初見でしたが、いろいろな意味で新鮮だったことは確かです。しかし、面白かったかどうかというと、正直??です。ずっと薄暗い空間で役者さん(パフォーマー?)の顔はよく見えませんし、話の展開といい、ほとんど観る側の心理を考えずにどんどん進んでいくのには、ある意味驚きます。途中に出てくるダンス(?)は、いい意味で独特で奇妙で、ボクは個人的には恐いもの見たさがの心理が働いて好きでしたが、脈絡とは全く関係ないし、どう思ったらいいかわかりません。OFFOFFの客席をほぼ半分削って、その分舞台を広く使う度胸の良さは素晴らしいですが、上手の客席一列目で寝転がっているシーンは全く奥の客席からは見えません。SFは好きではないと言い切ってしまわれているので、SFを期待はしませんでしたが、SFを訳の分からないものととらえてしまっているのではないのかなと、変に心配になってしまいました。

とにかくいい意味では独特の世界観です。客入れのときから役者さんがステージに寝転がって待機しているのはGOODですが、「いらっしゃいませ」って声かけるのはなしでしょう。ラストは、ずっと独自のマイノリティを突き進んでいたのに、突然のPerfumeのダンスにまたひっくり返りそうになり、カーテンコールなしの突然のカットアウト。全く拍手の起きなかった舞台を観たのはボクは初めてです。しかし、貴重な作品を観たという、いい意味での満足感はありました。

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