最新の観てきた!クチコミ一覧

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相思相愛確信犯

相思相愛確信犯

MU

駅前劇場(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

MUらしい空気
前回公演でMUを見てすごく良かったので注目していた駅前劇場での長編作品。
CENTERLINEに提供していた脚本が微妙だっただけに不安があったけど、MUの舞台の空気感が良くでていました。
かなりシモネタが多いけど、やっぱり好きです、MU。
脚本は、良く考えていると思う反面、それはどうなのとも思ってしまう展開だったので、ちょっと強引だった気がします。
MUの場合は展開よりも会話や空気を作り出すセンスが素晴らしいと思います。

役者さんも味のある人、実力のある人が揃っていて、安心して見てられます。村上航さんの目つきがおかしい!

大爆笑ではないけどニヤニヤしてしまう楽しい世界。

そして僕らは・・・

そして僕らは・・・

劇団チョコレートケーキ

ザ・ポケット(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

あたたかい気持ちに
初めての劇団チョコレートケーキ、ほんのり甘いような、じわ~んと甘さを感じるような、そんな空間でした。できればPチームも観たいところですが、スケージュールが合わず断念。無念。

ネタバレBOX

いやぁあーいう青春物も良いですねぇ。演劇は年令関係ないですから、役者は何歳になっても大丈夫ですから!!あー面白かった。軟式庭球やりたくなりました(笑)
五人姉妹(追加公演決定)

五人姉妹(追加公演決定)

ミクニヤナイハラプロジェクト

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑った笑った♪
トンデモなく面白かった。
振付面白く、ハイパー早口なセリフが爽快。
たまたま予定があいてて、フラっと当日券で入りましたか、観といてヨカッタ!

約80分。

ネタバレBOX

ダンスシーンのある芝居だと思ってましたが、芝居仕立てのダンスっぽい。

リンゴのキャッチは見事だった。笛吹きの場面は強烈(笑)
“Kiss me, deadly”

“Kiss me, deadly”

smartball

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/04 (金) ~ 2008/07/14 (月)公演終了

もういちど
もういちどみたい
おつかれさまです。

羊と兵隊

羊と兵隊

松竹

本多劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★

どこをみたらいいのかわからない
なんだろう、この、未消化感は。狙いかもしれなくて、僕の観方が悪かったのかもしれないけど、多分、この劇、失敗していると思う。役者さんたちはみんな良かったのだけれど、どこか、なにか、しっくりこない、と思った。

ネタバレBOX

失敗点はどこだったのか、考えてみる。

観客を呼ぶスターとして、作品の中心として、物語を救心していくのは、中村獅童、そして彼演じるところの「ルイ」だ。作品中の人間関係は、この「ルイ」という人物を中心に構築されている。みんな、この「ルイ」という人物に対して、なんらかの思いを抱いている。

さらに、仕掛けは凝っていて、この「ルイ」が、二人いるということになっている。表にいるのは、徴兵逃れのために用意された替え玉で、どうやら本物は、納屋の中に隠れているということが示唆される。

ここで、人間関係は、二重化する。各々が「ルイ」に対して抱いている感情が、表のルイに対してなのか、裏のルイに対してなのか。そこが、物語の進行の核として機能する。

ところが、ここで、問題が生じる。つまり、こういう構造が完成してしまうと、肝心の「ルイ」は、不在でも舞台が成り立ってしまうのである。つまり、「ルイの物語」ではなくて、「ルイを巡る物語」にあっては、「ルイ」は、物語の「機能」であって、そうなると、主役である必要はなくなってしまうのだ。

なんだか、デュマの『ダルタニャン物語』のラストの方に出てくる、鉄仮面を思い出した(あれも「ルイ」だし)。あれは、双子の片割れが鉄仮面をつけて幽閉されているという核を中心に展開する物語だったけれど、主役は、中心の周りを回る、四銃士たちだった。

物語は、獅童を無視するようにして展開してしまう。獅童は、舞台上にいても、ほとんど存在感がなくなってしまう。たとえ獅童が個人的な存在感を醸し出そうとも、物語上の存在感は希薄なのだから仕方がない。そして、実際、後半、替え玉のルイが出征してしまってからは、本物のルイの「不在」を巡る物語にシフトしていく。

こうなると、逆に、獅童の存在が邪魔にさえなってしまう。後半の、本物のルイは、なんのために舞台上に姿を表すのか、全く必然性がないと感じた。むしろ、彼が舞台に出てきてしまうために、彼の不在を巡る物語は破綻してしまう。だから、ラスト、強引にオチをつけて、無理矢理終わらせたような、そんな印象。

どうも、獅童の多面性を見せるために用意されたとおぼしき、この「二人のルイ」というアイデアに引っ張られてしまった感がある。このアイデアだけが一人歩きしてしまって、役者さんたちが一生懸命であればあるほど、どこかちぐはぐで、空回りして見える。結果的に、僕は、物語も、登場人物も、どこを、誰を、みたらいいのか、最後までわからなかった。

個人的に、田畑智子のファンなので、彼女のメイド姿を堪能した。特に、休憩後の彼女のコミカルなダンスは楽しかった。でも、僕は、それを観に来たわけじゃないのになぁ、とも思ってしまったのだった。
“Kiss me, deadly”

“Kiss me, deadly”

smartball

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/04 (金) ~ 2008/07/14 (月)公演終了

満足度★★★

三人に刮目。
今回、なんとなくsmartballというものが見えた気がする。
まずもってやりたいことがあって、次に物語をつけているような、イメージ。
だから、おもしろい部分はおもしろいけど、特に調和が感じられなかったり。
そのアンバランスさが味といえば味なのだろうけど。
ううん、歯切れが悪い。残りはネタバレにて。

やはり、と言うべきか。遠藤留奈・石井舞・深谷由梨香に刮目させられた。
この場は、「それぞれ違うからいい!」なんて陳腐な言葉で片付けてしまうが、
実際にキャラクタが立っていて、その点は安心できた。

三鷹でムカついた方へ。今回のsmartballはちょっとちがいますよ。
「おうじまで くれば ちょっとはあんしんだ」
お粗末様でした。

ネタバレBOX

名執健太郎の中二力が炸裂してるんだろうなぁ、というのが結論。
セックスとか銃とか中国マフィアとか女ヤクザとか女刑事とか。
そうそう、タイトルに「deadly」と入れてみるのもそう。
部品の一つ一つに凄みが感じられないのは、あくまで妄想だからなのだ。
そういう意味では、すっかり世界は完結しているし、どこにもいかない。
なるほど、好き嫌いが分かれるわけです。
ああ、ムカつく!

そして、ムカつく理由は、きっと僕も中二だからなんだけど。

妄想力炸裂のsmartball版「三人姉妹」。ごちそうさまでした。
父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景

父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景

あひるなんちゃら

サンモールスタジオ(東京都)

2008/07/03 (木) ~ 2008/07/08 (火)公演終了

満足度★★★

ふーん、だから?
って返したくなるこの空気感がいいですよね。おかしなキャラが出てきても、普通な流れに感じちゃうのが不思議。どんなことが起こっても、あっそう、って受け入れられそうな包容力。

ネタバレBOX

家庭の設定だからなのか、なんとなく毒気が薄い気はしました。ボケもつっこみもすんなり流しすぎというか。びんたの迫力に頼るんじゃなくって、言葉での応酬でやり返してほしかった。
夕ーゆうー

夕ーゆうー

東京セレソンデラックス

シアターサンモール(東京都)

2008/06/18 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★

浄化不足
あららら、思ったより泣けなかった。。。ハンカチ握り締めてボロ泣きしようと思っていたのに。作品としてはよかったけど、思う存分涙が出なかったので、星をマイナス。

ネタバレBOX

ベタな安心感はあるし、泣きのポイントもあるんだけど、どこか感情移入が出来ない薄っぺらいところがある。夕がタイトルになってるのに、あんまり気持ちの流れが見えない気がしました。元弥の鈍感さとその後の軽々手のひら返し的な展開にがっかりだったし。
ヤマ魂 YAMATAMA ~2016~

ヤマ魂 YAMATAMA ~2016~

ACファクトリー

ザ・ポケット(東京都)

2008/07/02 (水) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

東京オリンピック!
8年後の東京オリンピックの選手村が舞台で「あり得る!」「なワケねーだろ!」双方なネタ(あちこちに毒(笑)も仕込んである)が満載のコメディ。
 
ひたすらコメディ一直線だし、番外公演と銘打っていることもあり「今回は抜きか?」と思ったアクションは終盤に炸裂。これがまた、ヒーローもののスーツアクター(女性も含む)、アクションコーディネーターもいるんで見事なモノ。そこまでのコメディ路線とコレで「一粒で二度オイシイ」な感じ。

私の、メリー・ゴー・ラウンド

私の、メリー・ゴー・ラウンド

演劇配合サプリメンツ

劇場MOMO(東京都)

2008/07/03 (木) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

現実と夢の中の出来事がリンク
現実の出来事と夢の中での出来事がリンクして…という手法の場合、現実と夢の中で対応する人物は同じ役者が演ずることが多い中、本作は贅沢にも(笑)別の役者を使い、主人公が見た夢の人物は現実のこの人と対応するんだよ、と示す場面では、現実界と夢の中の流れとしては同じ場面をクロスさせて見せるなんてテを使っていて、これが上手い。
 
また、アミューズメントパークの夜のシーンで観覧車、ジェットコースターやメリーゴーラウンドの木馬をシルエット(逆シルエット?)で見せるというのも一種幻想的で有効。

弱法師

弱法師

一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド

atelier SENTIO(東京都)

2008/07/02 (水) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

異次元か(笑)
よいこは来てはいけない場所に迷いこんでしまった心持ち。

みなさん声に迫力あった。

ネタバレBOX

マッチョな男のハダカはびっくりだったけど、三島由起夫だもんな、ピタリの演出♪
鉄割のアルバトロスが

鉄割のアルバトロスが

鉄割アルバトロスケット

ザ・スズナリ(東京都)

2008/07/02 (水) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

ファンキーな40本
おもしろいやつから意味不明なものまで、とにかくファンキーでした。

MONO語り マスク・THE・忍法帳 

MONO語り マスク・THE・忍法帳 

空の驛舎

ウイングフィールド(大阪府)

2008/07/05 (土) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

イメージが膨らんだ
シンプルな舞台に繰り広げられた物語はイメージを遠く広く膨らませてくれた。

裏山の犬にでも喰われろ!

裏山の犬にでも喰われろ!

A級MissingLink

精華小劇場(大阪府)

2008/07/04 (金) ~ 2008/07/07 (月)公演終了

満足度★★★

面白かった。
A級MissingLink初見。
次々と場面が展開していく中、積み重なる物語に没頭した。

『YODARE』vol.1

『YODARE』vol.1

快快

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/07/05 (土)公演終了

満足度★★★★

行ってきた
国籍不明の愉快なダンスと、書道が面白かった。パンダアニメかわいい。飾ってあったパンダ人形はとっても欲しいかも♪

上階ではDJとVJのお仕事が見比べられて勉強になった(笑)

三人姉妹

三人姉妹

地点

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2008/07/05 (土) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

地点初見でした。
圧倒的完成というのか、圧巻だったといえばいいのか、とにかく魅せつけられた感じでした。
面白かった。

前田

前田

演会ジンジャーメーカーズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/07/01 (火) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

これは・・・。
招待して頂いたので見に行ったのですが・・・。
そして、招待して頂いたから、とても書きづらいのですが・・・。
これ・・・本当に元ジョビジョバの方が演出してたのでしょうか・・・。

何がいけないって・・・何がいけないんだろう・・・。

続きはネタバレBOXに

ネタバレBOX

ほぼ全員が、セリフを噛んだと思う。(ほぼですが)
酷い人は、何回も噛んで、言い直したり。
いやいや、ちょっと待って。いくらなんでも酷過ぎる。。
客を・・・ナメているのか・・・!?(私はお金、払ってませんが・・・・・・・小声)

どうしてだろう。あれは、芸能人でも出ていたのだろうか??
ドラマの経験はあっても、舞台の経験がない人が多いとか??
むしろ、練習する時間がなかったとか・・・・・?
だから、通路にたっくさんの業界関係の花が来てたの?
だから、あの劇場でチケットが3800円と、高めだったのかな。
(全て憶測です!)

調べたら、本書いてる人は有名・・・みたいだなぁ。
ああ。作家さんに花が届いたのかな??
でも、何だか展開が寒い。
プロットも着眼点も、面白いと思うのに、セリフが、演技が・・・。そしてカミカミ・・・。見てるこっちはは完全に置いてきぼり。。。

何で、見ず知らずの人が、急に理由もなくそこまで仲良くなるの。
コメディー部分だって、吹っ切れてないっていうか、キレが全くない。
いきなりラブラブな展開とか、「え、上手くいきすぎでしょ!いまどきメロドラマだってそんなのにならないでしょ・・・」と思う展開ばかり。。
これらの部分は、演出と演技でどうにかなった部分なのかなぁ。。

セリフも、日常で言わないような台詞。これが、ドラマチックコントなのか??ドラマチックだと、あんなセリフになるんですか。 コントだからあんな感じなのか????

・・・・・・なんだか、あくまで色々調べた結果の妄想ですが、テレビ関係の人が「演劇ってこんなものだよね??」って想像してやってるように私は見えました。
こんな感じであんな立派な花をもらって、チケット代も高くって。
演劇、本気でやってる人に失礼だな・・・と偉そうに思ってしまいました。。

あ。でも、その中でも荻窪えきさんなど、上手い人はいたんですよ><
荻窪えきさんの旦那さん役もお上手でした。


でも。あれだけ噛んだのだから、ここまで言っても許されるでしょう・・・
辛口ですみませんでした。

以上。
東京俳優市場2008 夏

東京俳優市場2008 夏

東京Voice&Drama Collection

南青山MANDALA (東京都)

2008/07/01 (火) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

『ラフカット』似のオムニバス
プラチナペーパーズの『ラフカット』に似たスタイルのオムニバス3本。中では2本目の定時制高校を題材にしたコメディ「Part-time High School」が、3LDKの佐藤秀一による作・演出だけに完成度が高い上にキャストもそれぞれ個性的で○。

母の桜が散った夜

母の桜が散った夜

“STRAYDOG”

シアター代官山(東京都)

2008/07/01 (火) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

前半と後半の落差にちょっと抵抗アリ
母親の37回忌法要の日のあれこれを、主人公・作次郎の母に関する回想を交えて描いた作品で、前半はかなり(=ベタと言っても過言ではない)ドタバタコメディながら、家族それぞれが抱えた問題や愛憎、それに作次郎の母に対する想いが描かれていて、家族ものに弱くなった身としてはホロリ。
特に終盤で母が上京した日のことを作次郎が回想するシーンがイイんだなぁ。
 
とか言いつつ、初演(04年5月)時に感じたように前半のドタバタと後半のシットリの落差が大きいことにはやっぱりちょっと抵抗があるか?

前田

前田

演会ジンジャーメーカーズ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/07/01 (火) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

広島市民球場へのオマージュ
広島市民球場でのデーゲーム、客もまばらな(笑)3塁側スタンドを舞台に、連続放火魔の張り込みに来た刑事やマネージャーのせいで始球式に遅刻してフテているマイナーアイドルなどを描いた1シチュエーションのコメディ。
今シーズン限りで閉鎖される広島市民球場へのオマージュで、新旧の野球ネタなどが満載。親切なことに当日パンフに元ネタの解説があり、大半は知っていたけれどそれを読んでいたことによって劇中で「あ、これか」と気付くケースもあって有難い。
 
第一の目当てである X-QUEST の荻窪えきはオトナっちゅうかイロっぽいっちゅうか、な役で、最初に登場した時のけだるそうな様子(ドリフのコント風でもあるんだが(笑))もステキ。
 
もう1人の目当て、堀田ゆい夏は、先日の初舞台でのキュートな役とはうって変わって勝気・自意識過剰かつワガママなアイドル役で、これもアリか。で、ある実在の人物の娘という設定が何とも愉快。

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