最新の観てきた!クチコミ一覧

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相思相愛確信犯

相思相愛確信犯

MU

駅前劇場(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

はじめて
MU見ました。

まほろば

まほろば

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/07/14 (月) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

まほろばという場と、やりとりへの切実さ
『鳥瞰図』『混じりあうこと、消えること』ときたシリーズ同時代も、とうとうこれで終わり。とっても寂しい。ものすごく充実したプログラムだった。

『まほろば』は、切実で、それでも、その切実さがどうしようもない笑いを誘う、女性たちの物語。僕ら男性が、なんだか、絶対に、立ち入ることができないような、そういう場が、世代を越えた女性たちの会話劇の中に、作られる。

観て、良かった。僕は、この劇の話を、誰かにしたくてしょうがないのです。

ネタバレBOX

たとえば、なにかを「コレクション」するのは、圧倒的に男性だそうである。山田五郎氏は、「男は子ども産めないからじゃないですかね」と言っていた。どこかで、僕ら男は、子どもを産むということに、何かで補完しようとするほどに、憧れを抱いているのかも。というわけで、男性が書いた、女性の妊娠/出産についての会話劇である。

全く無駄のない会話の応酬に、2時間弱があっという間。緻密な人間観察が生み出す、それぞれが人生に必死だからこそ生じる笑いに、とてもたくさん笑った。すごく、よくできた台本だと思った。また、会話の場で、しゃべっていない人物の表情やしぐさがとても細かくて、おかしくて、何重もの無言の言葉がしこまれているようだったけれど、これらは台本にないので、演出と、役者さんたちの力だろう。

世代や立場を越えて、女性達が、妊娠や出産に対する思いをぶつけ合う。人生がかかっていて、みな必死。やがて浮かび上がるのは、お互い、やりとりを欲しながら、どうしたらいいのかわからないもどかしさだ。どうやって相談したらいいのか、どういうアドバイスをしたらいいのか、わからない。立場の違いを意識してしまう。

これらを、端から見ているおばあちゃんと、11歳の女の子が、とりもつのである。彼女たちは、立場に頓着しない。それでいて、空気を読んでいないわけではなくて、実は、自分の立場しかわかっていない大人たちよりも、よほど冷静に、場をみつめているのである。

人同士のやりとりが希薄になっている世の中。それぞれの立場が多様化して、複雑になって、話しても、通じない、とあきらめてしまう。バラバラになってしまうようだけれど、「祭り」という「場」が、おばあちゃん(後期高齢者だ)や子どもという、立場を越えた人が、つなぎ止める、そんな可能性が、ここには示されていると思う。

可能性、というより、願望、かもしれない。まほろば、という理想郷の物語であってみれば。でも、人同士のやりとりに対する、切実な思いは、絶対にあって、そのために絶対に必要である言葉を、最大限に使って、表現する作家が、演出家が、役者さんたちが、ここにはいて、そこに、ほんの少しでも、希望を、見ようと思うのである。

妊娠/出産に、どこかで憧れる、男性が書いた劇なので、もっと色々、どろどろした部分なんかも、本当はあるのだろうと思う。でも、そういう部分を含めて、この劇は、やりとりを生み出す場をつくろうとしていると、思った。この劇を通じて、なにかを、やりとりしたくなるのである。

だから、僕は、この劇の話を、お母さんや恋人と、したいと、思った。
パレード旋風が巻き起こる時

パレード旋風が巻き起こる時

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2008/07/03 (木) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★

おもしろかったのだが…
客席まで使ったパレードや、ストップモーションでの遊びは面白かった。ただ、大勢でユニゾンして強くメッセージを伝えるような芝居は、賛否両論が分かれるところだろう。
声が高かったり特徴的な人が多かったので、聞いていてあまり気持ちいいものではなかったというのが正直な感想です。
物語としては、シュールでとても面白かったのですが…。

押忍! 高校空手マグナム

押忍! 高校空手マグナム

東京凡人座

北池袋 新生館シアター(東京都)

2006/07/21 (金) ~ 2006/07/23 (日)公演終了

満足度★★★★

青春マグナム
押忍、せっせとビラを見ては色々な小劇場に足を運んどる観劇人どぅえす。

これは、高校の空手部が、5人で出場するなんかの空手大会に出ようとするんだけど、部員は1年1人と2年の先輩の2人しかいなくって、「どーする、どーすんのよ!?」ってストーリー。だったと思います。

そこへ、強くなりたいがために空手部に入部しようとするイジメられっ子の1年生や、実は山篭りしてる3年の山本っつーチョーつええキャプテンとかが加わっていくのですが、それぞれのキャラがかなり立っていて、非常に見応えがありました。

で、ここまでで4人。あと1人入れば大会に出られるって時に山本キャプテンが連れてくる切り札がまさかの「○○」で、見てるこっちは「えーーーーっ」てな具合になります。ちびまる子ちゃん風に言うなれば顔に縦線5本ぐらい入っちゃう感じ。でもそのグダグダ感も含め、気楽にのんびり見られるコメディでした。

あと「あえて言おうカスであると」とか、名作のセリフの引用があるのも、遊び心があっておもれーっす。

そうそう、あの「スラムダンク」で安西先生を前に三井が涙したあの名シーンのパロディとかもね!!
下ネタとかもちょいちょいあって、くだらねーって思いながらもつい笑っちゃう感じ?

で、それだけかと思いきや、なんか知らないけど空手部を潰そうとするお嬢様や、部員の1人に恋してる女子とかも登場し、空手マグナムから恋愛マグナムへと変化していき、なかなかの練られたストーリーでした。やっぱ芝居に女性は不可欠(勝手な持論)。

最後に、今回の個人的な観劇(感激)ポイントは、
2年の先輩がイジメられっ子の1年生に自分を殴らせるんだけど、そのあと
「入部届の判子は、ばっちり俺のここに押してあるぜ」って
殴られたところを指差すシーン。かっけーぜ、先輩!すげーメタボリックな感じの役者だったけど…

恋人ができないが、もういい

恋人ができないが、もういい

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

存外に面白い!
意外と、思ったより、、、面白い。そんな表現がぴったりの劇でした。
一時も飽きを感じずに、どんどん引き込まれていくのがすごい。

恋人達がいちゃいちゃしたり、くっついたりくっつかなかったり、
そんな話ではなく、コピーライター達の生き様みたいな話。

SISTERS

SISTERS

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/07/05 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

重たくて辛い
普通に帰ったら、家に重たいもの持ち帰っちゃいそうだ~、っていうのが一番正直な感想です。
どえらいこと、するな・・・。

前のほうで見るのが好きな私ですが、この舞台に関しては、やや後ろで良かったと、相当マジに思いました。
役者はタフです。
表舞台では見えないけれど、作者もタフだと思う・・・。

作品としての完成度は高いと思います。
引き込まれすぎて、怖いほど。
満足度に星をつけられないのは、単純に好き嫌いの問題です。
評価しない、っていうか 評価できない、したくない、って感じ。

審判員は来なかった

審判員は来なかった

ペンギンプルペイルパイルズ

シアタートラム(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

拍手~♪
気兼ねなく、楽しませてもらいました。
演者はレベルが高く、作品も淡々とせずグダグダせずダラダラせず
うまくまとまっています。

もう少しひとひねり欲しいかな、という気がしないでもないですが
ま、良いでしょう。
PPPPにはまた観に行きたいですね。

曲がり角

曲がり角

演戯集団ばぁくう

アトリエ戯座(福岡県)

2008/07/13 (日) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

いてもたってもいられない
おもしろかったんです!
フランソワーズ・サガン  と似てるけど違うw (^^;; 
フランソワーズ・ドラン原作  いや~~~2時間があっという間!!
よくこんな作品見つけるな~と思った次第。
今回は2キャストバージョンで。 見て欲しい。ぜひ!!!

そして僕らは・・・

そして僕らは・・・

劇団チョコレートケーキ

ザ・ポケット(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

ほっこり
やさしい青春作品だな。と思いました。見終わったあと、ほっこり。いつもなら気になってしまう舞台のいろいろも気にならなくて、あたたかい団体だなと思いました。Smashのほうを観ましたが、松永さんのお芝居がとても自然で素敵でした。別キャストも気になりましたが、時間が取れなくて残念。。

荒野より呼ぶ声ありて

荒野より呼ぶ声ありて

劇団阿彌 GEKIDAN AMI

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2008/07/11 (金) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

地の底から湧き出た鬼
冒頭、白い布で包まれた棺のような箱が置かれ、息子が苦悩している様子から始まる。

何もない世界の果て。
少年は世界の終わりを望んでいたのかも知れない。

少年は誰と何を話してもちぐはぐな感じがしていた。


以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX



「出刃包丁の刃はあの子の体の中に、柄の方はあの子の部屋の机の上に投げたじゃあないですか。サシミ包丁は血を流そうとして流し台の中に、もう一つの包丁は体に刺さったままですよ。」と妻は夫に回答する。




少年の両親は、家庭内暴力を振るっていた長男を更生させようと、あらゆる手は尽くした。
長男は手に負えない鬼だった。


少年の高校中退から23歳に至るまで

「もう打つ手はないと悟った時、俺の中の鬼が俺を食い破って外に出た。」と夫。


「私、疲れちゃった。もういいよね?私、たくさん努力したから、もういいよね?」と妻。



あの子はきっと喜んでいる。
供養しよう。
全ては終わった。
これからは心置きなく第二の人生を迎える事が出来る。。





場面は変わり、少女と少年は好き合っていた。
少年はいつ別れを切り出されるか、恐くて自分から別れを告げた。
少女は少年を好きだって気持ちに際限がなく、その事が恐かった。


少女は少年を殺した両親を憎み、言葉で両親を追い詰め罵倒します。

物凄い迫真の演技です。
鬼がかりの迫力!
少女役の吉村ひろの。素晴らしいです。

過去の観劇の記憶を遡っても彼女ほどの鬼気迫る演技を観たのは始めての事です。

たぶん、この迫力はこの場に居た方でないと、到底解らないはず。
あんな可愛らしく華奢な女優が鬼と化す瞬間。
声まで裏返って本当に鬼でも降臨したかのよう。
男性観客は相当、ビビッタはずだ!



九州に引っ越すという両親を

「許さない。地の果てまで追いかけてやるから、そう思え!」






一方、死んだ長男が少女に問いかけます。

僕は殺される為に生まれてきたの?



でも、せめて殺される側で良かったね。



僕に親を殺す事が出来ただろうか?



鬼はいつ反転して出てくるか解らないでしょう?
少なくとも貴方の両親はその鬼に怯えていた。
「殺される前に殺せ!」
貴方を殺人者にしない為でもあった。
殺すか殺されるかしかなかった。
親をどう思ってる?



殺してあげたい。。
親を愛していた。愛されたかった。



愛されていたよ。
ああいう愛しかたしか出来なかったけどね。



愛はひょっとしたら、僕ら親子は殺し殺される事だったのかもしれない。







長男を刺殺した浦和の高校教師は欺瞞的な家に育ち、常に優等生でいい子だった。教師になっても模範教師で、本当の自分を殺してきたようです。

妻も夫の両親と同居し良妻賢母を演じてました。


そうして、少年は生きているうちから人間として壊れていた。あの子の苦しみは底知れない・・。



「出刃包丁の刃はあの子の体の中に、柄の方はあの子の部屋の机の上に投げたじゃあないですか。サシミ包丁は血を流そうとして流し台の中に、もう一つの包丁は体に刺さったままですよ。」


とのセリフで暗くなります。

爆音が響いて瞬時、明るくなります。


すると、夫のヌードの上に妻役の菅原みなみの折り重なった全裸が・・横たわっています(@@!)

いあいあ、美しいです。
ひじょうに美しいヌードです。


それをジッと見つめて棍棒を持った長男が佇んでいます。




この最後のシーン。

殺すという言葉。アブラハムのセリフが何度も出てきた事から想像すると、宗教的な要素があるようだ。
実際に殺しては罪だが、宗教の上では殺人が認められているらしい。。


ひじょうに重いテーマを真摯に取り組んでいました。
何度も改訂しながら再演を重ねてきたようで、油がのってました。


レビュー in KYOTO II

レビュー in KYOTO II

OSK日本歌劇団

京都四條南座(京都府)

2008/07/11 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

ビックリと満足
初日はちょっとビックリしました。1部は途中緞帳が降りるのを除けば、雅で美しく、はたまた斬新な構成で、面白い。飽きない、ダレない一時間半だった。
2部は山村若先生頑張ってくれました!「京都慕情」のジャズアレンジもう最高です!

アンタも喜びなさいよ

アンタも喜びなさいよ

バナナ学園純情乙女組

桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)

2008/07/13 (日) ~ 2008/07/15 (火)公演終了

満足度

そのぬるさに覚悟はあるのか?
中屋敷法仁の脚本をぬるくやったらあかん、ということは、
賢明な諸氏ならお分かりいただけるかと思う。
あの叩き売りしているような言葉の数々を、まっすぐにぜんぶ
抱きしめる必要性はないのだ。

それに真っ向から(立ち向かう必要もないのに)立ち向かう。
そのぬるさが、乙女の純情と言うのならば、止める理由はない。
こちらもぬるーくついていくまでのこと。
だから、退屈だけはさせないでほしい。頼む。

野田裕貴の働きは、前回の菊池佳南に引けをとらない。
男っぷりというか女っぷりというか、ともかく上がってて驚いた。
更に研鑽を重ね、吉祥寺シアターでも輝かんことを願う。

最後に一言。
こんなに“おもしろい”★ひとつの芝居はどこを探しても存在しない。
彼女らの名誉のため、それだけは強く言っておこう。

ネタバレBOX

前回以上にやっつけ仕事の脚本に、もはや感動すら覚える。
アンチカタルシスでも狙ってんのかな……。
確かに、ここでしかできないことを中屋敷はやっているんだろう。

というか、この団体は継続団体なんだね……。
もう、何がやりたいのかいよいよ分からん。すげーな。すげーよ。
恋人ができないが、もういい

恋人ができないが、もういい

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

爽快な裏切り。
そう、いつものことなのだ。いつも騙される。
そのクールなタイトルと裏腹に、そこにはホットな舞台がある。
その爽快な裏切りを認めざるを得ないのだ。

どこか冷めたようなキャラクタたちが温まってくる頃には、
客席も温まっているという状況には、毎度のことながら凄いと思う。
キャラクタが徐々に繋がってくる感じは、やはりいいものだ。

箱庭の惜しいのは、「あと10分短ければ」と思うところ。
それを説き伏せる説得力は、残念ながら感じられない。
その熱さをすっと引く巧さはあるのだから、早晩解決できる課題だと思う。

ネタバレBOX

ポストパフォーマンストークで、ゲストの中屋敷法仁が指摘した、
「登場人物が会話していない」というのは、まったくもって同感。
どうでもいいと思いながら怒られる時とかあるものね。そこんとこリアル。

最後にOFFOFFシアターの外に開く窓を開ける場面。
街の雑踏の音が流れ込む時、舞台が一気に本物になる。
卑怯だけど、それだけの積み上げがあったということでもある。
審判員は来なかった

審判員は来なかった

ペンギンプルペイルパイルズ

シアタートラム(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

謎捨てて、祝祭あり
いつものPPPPのくすぐりの部分だけを抽出したようなお祭り騒ぎ。
だから、謎なんて一切ない。強いて挙げれば、スポーツのルールくらい。

その分、俳優陣を存分に楽しむことはできた。
PPPPの3人はもちろん、片桐仁をはじめとした客演陣の濃密さは、
それぞれのチームワーク、個人技、どれをとっても一級品であった。
そして、カーテンコールの時に改めて驚かされることになるのだ。
「これしかいなかったけ?」と。
密度は人だけで埋めるものじゃないと、否応なく頷かされる。

謎がなくとも、倉持戯曲の強さを感じることができたのは収穫。
でも、PPPPファンとしては、次回作は謎をちりばめてほしい。

ネタバレBOX

盆をぐるぐる回すのは単純に楽しい。
複数の役の入れ替わりそのものや、それさえもネタにしてしまう面白さ。
本当にお祭りだったんだな、と実感。
みみ

みみ

東京ネジ

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/17 (木)公演終了

満足度★★★★

まっすぐに。
現在と過去と空想を織り交ぜた少女的なファンタジー。
語弊があるかも知れないが、実に女性作家らしい作品である。

そういった作品には、ある種の辟易もあったりするものだが、
この『みみ』に関しては、まっすぐに受け止めることができたように思う。
それは、まっすぐ純愛だったから、ということなんだろうか。
まっすぐなものは、まっすぐに受け止めたいものです。
多少耳が痛くともね。

ネタバレBOX

各々が無理のない配役であり、その気遣いは見事だな、と感じられる。
所属の佐々木なふみ、佐々木富貴子に関しては言うまでもなく、
大塚秀記の空気感、ど真ん中すぎる清水那保の少女っぷり、
アンチリアルの若者頭・堀越涼の違和感を消す色男役などなど。
もはや言うことはない。

開いたエンディングだったのも好感が持てた要因かと。
パレード旋風が巻き起こる時

パレード旋風が巻き起こる時

劇団あおきりみかん

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2008/07/03 (木) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★

おもしろかったですよ
自分は何だろう的なモラトリアムの話かと思いきや、見ているつもりが見られていたという第三者が実は主役でした的な話でもなく、観察という言葉に置き換えた恋愛の仕方かと思わせといて、成長の話でもなければ、自己愛と見せかけの友情が主体にくることもなく、人間からの離脱を唱えるのかと思ったら、一瞬観客を主役にし、それでも主役は誰でもなく、誰もが主役な話でした。
うーんうまく言えない(笑)

客にテーマを予想させない話の持っていき方なんですよ。
私はこういう話はさっぱり書けないので、書けないからこそ大好きな類い。
役者さんも皆うまいし、主催の方の世界観がきちんとしてる。
さすが名古屋小劇場界で最大動員を誇っている劇団だけのことはありますね。

ネタバレBOX

カステランランの歌が頭から離れません。
みみ

みみ

東京ネジ

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/17 (木)公演終了

満足度★★★★

ふわふわ、ファンタジー*
・・・の中に、何か攻撃的なものが混じっていて、途中で耳を押さえそうになりました。
聞きたくない、ああこんなこと自分もあった。と、少しトラウマに似たシンクロを引き起こした・・・かなり自分の感覚に近いお芝居でした。
セットも照明もキャラクターも統一感があって、すっきりふわふわ。気持ちよく見られました。

ただ、途中、ちょっとキャラクターの人数が多かったからか主張が散らかってしまって、自分の中で話が繋がらなくなってしまいました。少したるんだ印象も受けました。

でも、観劇三日後の今思い出してみても思い出せる部分が結構たくさんある。
自然とシーンが自分の中に入ってきて、劇が終わった後でも主張するこの感覚は大切だと思います。
素敵なものを見れてよかった。
また見たいな。。☆

LOA

LOA

K.B.S.Project

千本桜ホール(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/14 (月)公演終了

満足度★★

ああ。成る程。
演劇というツールを使っているけど、どうやらモノが違う感じ。
でも、何だか一生懸命やってるのが分かって、姿勢が好きだな、と思いました。
女の子がみんなとっても可愛くって、能力者の彼女がずば抜けて上手かった。今後に期待します。
あと山口喬司さんが素敵。

コンセプトも演劇とは少し違いそう。
でも、それも悪くないかな。
一生懸命やる姿が好印象でした^^

Last Sceneはさりげなく

Last Sceneはさりげなく

劇団S.W.A.T!

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

おまけ付きのステージ
25周年!バックステージもの・・・四大さん(五大さん)のが舞台に上がるだけで、おかしさがこみ上げます。(自然だな〜)
S.W.A.T!!の舞台満喫しました。

芝居後のダーさんも好きです。

相思相愛確信犯

相思相愛確信犯

MU

駅前劇場(東京都)

2008/07/09 (水) ~ 2008/07/13 (日)公演終了

満足度★★★

短編も観てみたい!
話の内容は嫌いではないのですが、???と思うところのありました。個性的な役者さんがいっぱいで、楽しめました。
しかし、長かった〜。もう少し短くても!

舞台セットのドアノブを見て、この前観たハイバイのセットを思い出してしまった。場所も駅前だったし・・・

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