恋人ができないが、もういい 公演情報 箱庭円舞曲「恋人ができないが、もういい」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    爽快な裏切り。
    そう、いつものことなのだ。いつも騙される。
    そのクールなタイトルと裏腹に、そこにはホットな舞台がある。
    その爽快な裏切りを認めざるを得ないのだ。

    どこか冷めたようなキャラクタたちが温まってくる頃には、
    客席も温まっているという状況には、毎度のことながら凄いと思う。
    キャラクタが徐々に繋がってくる感じは、やはりいいものだ。

    箱庭の惜しいのは、「あと10分短ければ」と思うところ。
    それを説き伏せる説得力は、残念ながら感じられない。
    その熱さをすっと引く巧さはあるのだから、早晩解決できる課題だと思う。

    ネタバレBOX

    ポストパフォーマンストークで、ゲストの中屋敷法仁が指摘した、
    「登場人物が会話していない」というのは、まったくもって同感。
    どうでもいいと思いながら怒られる時とかあるものね。そこんとこリアル。

    最後にOFFOFFシアターの外に開く窓を開ける場面。
    街の雑踏の音が流れ込む時、舞台が一気に本物になる。
    卑怯だけど、それだけの積み上げがあったということでもある。

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    2008/07/14 17:22

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