最新の観てきた!クチコミ一覧

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ハギトル

ハギトル

劇団†勇壮淑女

ウッディシアター中目黒(東京都)

2008/07/15 (火) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

「世にも奇妙な物語」的不気味さ
小屋に住み込みのストリッパーたちといつも文句を言いに来るオバちゃん3人組、それとまだ見ぬ伝説のストリッパーに憧れる少女や隣町から引き抜きに来た女性などが織り成す人情系?…に見えながら、どこかアンバランスな「世にも奇妙な物語」的不気味さ・不安感が漂っていて、いつもと同じ日常から脱け出ることの難しさ(危なさ?)が次第にジワジワと湧き出てくるような感覚が独特。

恋人ができないが、もういい

恋人ができないが、もういい

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

まるで自分もそこに居合わせているよう
初見であった前回公演『お前がダメな理由』同様、会話がとてもリアルで、広告業界の内側を覗いているような内容も「あぁ、そういうものなんだぁ」と妙に納得。
 
また、仕事と絡んだ人間関係も実生活でそうであるように「これが正解」というものがないので、それぞれの考え方に「その通り!」と共感したり「それは違うのでは?」と異論を持ったり、まるで自分もそこに居合わせているように錯覚させてしまうのは上手い。脚本と演じる役者陣のリアルさの相乗効果か。
 
雨降って地固まる、なハッピーエンドかと思わせておきながらも安易な結末にせず、まだまだ続いて行くんだよ、とする終わり方も上手い。(ってかこれまたリアル?)
 
そんな中、終盤で出てくるキャッチコピーに関する「作り手側だけ良いと思っていてもダメで、クライアントの評価が第一、そしてライターも楽しく思えるのがベスト」という内容の台詞が印象的。これってつまるところ劇作に関してのものでもあり、「劇中で宣言したな」的な?(笑)
 
さらに「でも、こうしている時が一番楽しい」というラストの台詞にはイタく共感。さりながら「稽古している時が一番楽しい」では観客としては困るのだが…(笑)

新宿番外地

新宿番外地

椿組

花園神社(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/22 (火)公演終了

満足度★★★

何ともオツ
オープニングで幕に投射される年号がどんどん進んで行き、2038年になるので「近未来ものか?」と意外に感ずるも、荒廃した30年後、歌舞伎町近辺が一種の隔離地域になっているという設定に納得。
 
途中に出てくる「かつてのゴールデン街」あたりは『新宿ブギウギ ~戦後闇市興亡史~』(05年)で舞台となった終戦直後のヤミ市にむしろ似ているほどで…
 
そんな近未来とはいえお得意の(?)一種ドロ臭い物語、90歳となった外波山文明が出てきたり、30年以上前の路上パフォーマンスの映像があったりしつつ、毛皮族の江本純子演出によるショウ場面もあり、夏のイベント的な独特のノリを堪能。やはり夏の風物詩、汗をかきかき、時々わたる風に涼を感じたりしつつ観るのが何ともオツ。

現代忍法 ぼんやり絵巻

現代忍法 ぼんやり絵巻

KUSARE芸道R

シアターブラッツ(東京都)

2008/07/10 (木) ~ 2008/07/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

ほぼ絶賛状態
1億年(笑)にわたって山中に隠れていた忍者グループの一員が存在を世間に知らしめるべく禁を破って町に出、それを阻止するため長老一派が刺客を送るというナンセンスコメディ。
 
その設定によって何もかもアリで(爆)かなりベタなのに、要所要所では客席から「おーっっ!!!」と声があがるほどの立ち回りを見せる(←女性も含む)し、感動要素(ホントか?)もあるし、連作短篇風というか連続活劇の一挙放映のようにほど良く区切りがあってテンポ良く見せるし、これまたほぼ絶賛状態。
 
また、レギュラーメンバーはもちろん、今回初参加なメンバーも含めて台詞回しがとても自然で、内容的には思いっきりフィクションなのに妙にリアル(!)なのがフシギ。

“Kiss me, deadly”

“Kiss me, deadly”

smartball

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/04 (金) ~ 2008/07/14 (月)公演終了

満足度★★★

ごく身近なイケナイ世界を垣間見る
日常と隣り合わせたごく身近なイケナイ世界を垣間見る感覚。以前はアメリカ映画などでごく普通な人物が犯罪に関わっていてヤバい連中とトラブるような設定があったが、その日本版、的な?
 
日本も進化(でイイのか?)したモンだ。…ってか、こういう設定がさほど絵空事っぽくなくなってしまったのはイイことなのか?。(戦後間もない頃にもありそう)
 
なお、『hg』で勝手に創り上げた宮嶋美子像がガラガラと音をたてて崩れ去る。(笑)

閃光

閃光

reset-N

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★

戦う作家
初日に見てきました。当日パンフから夏井氏の苦悩と心意気が感じられ、とにかく「作家」としての自分の存在と苦悶の表情を浮かべつつ格闘している、ということが伝わってきました。
芝居の構成も斬新。その分一般受けはしないと思われます。あくまで実験作品。演劇関係者のウケはいいんでしょうね。
メタ演劇の構造をふんだんに盛り込んで不思議な舞台が展開されるけど、正直思わずウトウトしてしまった。
舞台を四方から囲みますが、夏井氏が入り口付近に立って話を進めるので、奥に陣取って見るのがよいと思います。この芝居は夏井氏の姿が見れるのと見れないのでは大きく意味合いが異なってくる気がします。

ネタバレBOX

夏井氏が素で出ている分、役者さん達との存在感の違いに違和感を感じました。でもあれは本人が本人役を演じないと意味がないですしね。
アンタも喜びなさいよ

アンタも喜びなさいよ

バナナ学園純情乙女組

pit北/区域(東京都)

2008/07/19 (土) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★

ん~~~、
そこらへんの学生劇団に比べると面白い。
でも面白い芝居に比べると観れるレベルではない。

メチャクチャな脚本はもういいとして、と言うか狙いなんだろうけど。
メチャクチャなものをいかに整理して見せれるかって言う意味では演出家はまだまだ未熟だと感じました。
まぁ、でもやりたい事をやるって言う心意気があるだけでもいいのかもしれないですね。


閃光

閃光

reset-N

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

Tokyoでナンバー1(暫定)
「私小説」ならぬ「私演劇」は、メタ構造を用いて三人の夏井さん(作家)が登場する。それらが格闘し、浸食して行く様は、普遍性を持ってぼくらの領域まで浸透する。

スタイリッシュであることや、過去の生々しい自己たち、「ヌーヴェルヴァーグを始めた」ことなどに触れつつ、全ての観客が脱落しないようにフォローして、それがユーモアにまで昇華してることが素晴らしい。

メタ構造って言ったら、頭使いそうだけど、これくらい頭は使って当然。村上春樹の小説を読むときくらいの頭の使い方はしたいよね、演劇見てても。2008年、東京でナンバー1。

この独特な劇構造が、くまなくフォローされている客観性に一役も二役も担っているだろう、ドラマトゥルクの長島確さんにも心からリスペクトします。剥き出しなのに美しいギリギリを攻めてる。

ネタバレBOX

最後のUA、個人的に大好き。
あと俳優(というよりも本人)夏井さんの生々しさは必見(笑)。
ダブルブッキング

ダブルブッキング

K Dash Stage

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇。
まさに、演劇。
バランスもすばらしい。

五右衛門ロック

五右衛門ロック

劇団☆新感線

新宿コマ劇場(東京都)

2008/07/06 (日) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

これですよ。
この規模の劇場をはみ出す破壊力。

観ないと、だめだと思う。

閃光

閃光

reset-N

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

想像以上
reset-Nの特異な/得意なスタイルはそのままに、「劇作家・夏井孝裕」がより色濃く滲む、いやむしろその全てを支配するような、新作。
もちろん良い意味です。

扱われている内容は私小説に近い。
でも、台詞で「あのとき」とか「あのこと」とか言われて「あれか」ってすぐ想像ができるくらい限定的なのに、演劇というジャンルに属するものすべてにあてはまるんじゃないかと思うくらいの普遍性をもっていたように思う。

何より、夏井さんはめちゃくちゃに闘っていると感じた。
当日パンフレットには気にかかる言葉がいくつか並んでいましたが、何としても闘い続けて欲しいと思う限り。
なんか回し者みたいであれですが、「たたかう劇場」を名乗る王子小劇場がこの作品をどう評価するかも、気になります。


演劇関係者の方、とくにおススメします。
反対側の座席でもう一回観たい!

ネタバレBOX

ところどころに挟まる演劇裏事情的セリフは同業としてはいちいち共感してしまいました

「設定を生かしきれていない・・・空間を生かしきれて居ない・・・生かしきった芝居ってどんなんだよ!すげぇよそれ!」
「俳優にとっては遅すぎる、作家にとっては早すぎる締め切りが新たに設定され・・・」
「書けないときより、書けたときのほうが不思議なんだ」

時には首を縦に振り、時には頭を抱えてしまいました。
笑えるけど、実際笑えない!!みたいなエピソード山盛り。


あと、長谷川さんがおもむろに歌いだす「砂の果実」は素直に爆笑してしまいました。あの場面でなんという選曲w
閃光

閃光

reset-N

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度★★★

色々なことをぶちまけている感じ
伏線じゃなくて予防線を張りまくった上で心情、風評、物語、事実等をペアの形に乗せて吐露して混沌とさせてまとめた雰囲気に。75分。

ネタバレBOX

とりまく状況を全部逆手にとって提示したような印象。手法としてはかなり卑怯だし、話としてもイマイチ成立しきれてないし、今回はありかも知れないけどもう一度同じパターンは使えないなぁ、きっと。

会場は四方囲みの座席で中央にベッドというセット。上手ベッドサイドがメインの舞台となるため、通常舞台側の上手の後段の席あたりが一番観やすいかと。

しかし王子小劇場の演劇祭で、この順番、このタイミングでこのネタの芝居が上演されることにこの劇団の巡り合わせに何かあるのか、それともどこも同じような危険性を恒常的に孕んでいるということなのか、どっちだ?
恋人ができないが、もういい

恋人ができないが、もういい

箱庭円舞曲

OFF OFFシアター(東京都)

2008/07/12 (土) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

三度目の箱庭
緊張感のあるお芝居。ここの人が書く本に出てくるキャラはたいがい友達になりたくないタイプ。だが、そこがいい。ということにしておく。

終わり方が惜しいな、というのは他の方々も書かれていることではあるけれど。
そこが洗練されてくればもう1段階レベルが上がるであろうと期待。

アリスマテリアル

アリスマテリアル

ラドママプロデュース

こまばアゴラ劇場(東京都)

2008/03/19 (水) ~ 2008/03/23 (日)公演終了

満足度

期待外れ
残念無念

きみがいた時間 ぼくのいく時間

きみがいた時間 ぼくのいく時間

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2008/02/28 (木) ~ 2008/04/07 (月)公演終了

満足度★★

う~ん、うん?う~ん
面白いといえば面白いですが、、
単純といえば単純で、、
何か消化不良・・・

春琴(しゅんきん)

春琴(しゅんきん)

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/02/21 (木) ~ 2008/03/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

2回観てもスゴい
ぴあとeplus、それぞれで先行予約してどっちも取れたので
2回も行きました。
でも、飽きないし、もっと観たい。
超絶♪

春琴(しゅんきん)

春琴(しゅんきん)

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/02/21 (木) ~ 2008/03/05 (水)公演終了

満足度★★★★★

凄過ぎて・・・
多分今まで見てきた中で、BEST3には確実に入りますね。

これ、どこかの局で放送してくれないかな。

わらしべ夫婦双六旅

わらしべ夫婦双六旅

松竹

新橋演舞場(東京都)

2008/02/01 (金) ~ 2008/02/25 (月)公演終了

満足度

ちょっとねぇ
浅過ぎ、スジが。
役者が泣いてます。

二人の約束

二人の約束

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/02/03 (日) ~ 2008/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★

安心
深みありましたね。
役者3人だけですが、良い世界観を出してました。
DVD化して欲しいな。

ミュージカル・コメディ「妊娠させて!」

ミュージカル・コメディ「妊娠させて!」

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/02/01 (金) ~ 2008/02/07 (木)公演終了

満足度★★★

テーマが重い・・・
様々な意見あるでしょうけれど、
根本的なテーマが重過ぎて
簡単には論評できないですね・・・

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