最新の観てきた!クチコミ一覧

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砂利

砂利

劇団ダンダンブエノ

スパイラルホール(東京都)

2007/07/21 (土) ~ 2007/07/31 (火)公演終了

満足度★★

なんだかなぁ
ワサビ抜きの寿司みたい。
個別の素材は悪くはないのに、味が薄過ぎ。
あと、舞台セットの立て位置が悪かった。

この前年の「トリデ」が良かっただけに、
質の落ち込み具合が目立っています。

革命について

革命について

ベビー・ピー

京都大学西部講堂(京都府)

2008/08/01 (金) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

満足度★★★★

おもしろかったです
関東が舞台なもので、西日本でずっと暮らしている私には、ぴんとこないところもありましたが。
暑さに朦朧としたり、「ここ、いらないんじゃないの?」と思ったり、内輪のネタににやりとしたり、そんなところを全部ひっくるめて面白かったです。血が騒ぎました。

RUN AWAY OFF

RUN AWAY OFF

IQ5000

笹塚ファクトリー(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

満足度★★★★

物凄い2時間でした。
相変わらずのパワー溢れるお芝居で世界観にぐいぐい引き込まれます。
以前から舞台装置や小道具の少ないお芝居が多かったですが、今回は全く(!)そういったものが無くて、全て人間の体だけで表現しています。舞台や時間が目まぐるしく変わるのですが、割と自然に流れについていけました。
今回唯一物足りなかったのは、アクションが若干控えめだったかな?って事です。次回作も期待していますよ!

閃光

閃光

reset-N

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/28 (月)公演終了

満足度

凡庸な劇作家の肖像
「傑作」「演劇にしかできないこと」。主宰の夏井氏がそう謳うからにはと心底期待したのだが、見事に裏切られた。メタという方法論に対する批評性がまったく欠如しており、斬新さは微塵も無い。創作の苦悩や愛の遍歴をモティーフに、劇作家の個人的な経験・視座を起点として、演劇という制度へ知的な揺さぶりをかける闘争=創造へまで昇華されているならば評価出来たのだが、まるでそのレヴェルには達していない。劇作家/演出家とその女、そして劇団の虚実を交錯させメタ構築した、ただそれだけ。ネクストスタンダードの追求を標榜するにしてはあまりにも凡庸で稚拙。観劇中、一瞬たりともスリリングな疾走を感じられなかった。平易で、退屈で、安全だ。     

キャラクターの感情が昂る濃密な場面に差し掛かると、俳優の演技がしばしば破綻し、失笑してしまった。適正なトーンや焦点がズレてリアリティを喪失していた。「現実」を参照とする自然さ/不自然さ、ということでは無論ない。その劇場に、その演目で、そのキャラクターがそこに在るためのリアリティが、である。演技の巧拙とリアリティで言えば唯一、基準に達していると感じたのは原田紀行氏。

ネタバレBOX

拍手することは出来なかった。この劇作家/演出家の限界に立ち会った気がしたのだ。私はこれまで幾度かreset-Nの作品を観てきたが、「やめた方がよい」という意思表示をした以上、今回を最後とすべきかも知れない。けれども心底、期待していたのだ。
モール・ヴィヴァン

モール・ヴィヴァン

歌劇★ビジュー

black chamber(大阪府)

2007/05/11 (金) ~ 2007/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

この世のものとは思えない魅力
ブラックゴシック物語。
あまり得意なジャンルじゃないけど、その不可思議さに魅了されました。
続編を希望します!

ピンスポ!

ピンスポ!

劇団風三等星

ぽんプラザホール(福岡県)

2008/08/01 (金) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

懐かしさと。
久々の風三だが相変わらずのパワー芝居。
常に張った演技方向で、観客席も沸いていた。
物語の中核付近を冒頭でプレビューっぽく演る構成って、昔はみんなやってたよなぁ。最近は観ないから懐かしささえ感じてしまった。

ネタバレBOX

舞台設定の公演会場が、どうしてもぽんプラザホールにしか見えない。それで構わないのかもしれないが、そうなると変にリアリティが先行して、「見立て」て観るのに苦労した。
『ジュリエット/灰』

『ジュリエット/灰』

テラ・アーツ・ファクトリー

新宿村LIVE(東京都)

2008/07/24 (木) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★

初心者向きじゃない
ごめんなさい。理解不能でした。
笑うとこなのかなんなのかってシーンがたくさん。
遅刻してライフ観れなかったのが残念です。

旧歌

旧歌

熱帯倶楽部

新宿シアターモリエール(東京都)

2008/07/30 (水) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★

線香花火のような芝居
観終わったあと、ほっこりとやさしい気分になれた。それぞれの俳優が描いた人物達が、ふんわりと胸に残る感じ。

家族だったり、大人同士だったり、お互い照れて口に出せないような思いや言葉。そうした大人の情感を、とても丁寧に描いた脚本、演出だった。

また、ベテランから、中堅、若手としっかりと世代を意識したキャスティングはとても素晴らしく、すんなり世界観の中に入り込む事が出来た。

母親を演じていた劇団民藝の別府康子さんを観ながら、田舎にいる年老いた自分の母を、思い浮かべてみたり…。

打ち上げ花火のような派手さはないけど、線香花火を静かに家族で楽しむような、しっとりとした大人の芝居だったと思う。

さて恒例の気になった俳優シリーズだが、まずは今村有希。主人公の妹で、要所要所でストーリー展開のキーマンとなっている役どころを丁寧に演じていた。

台本上の設定は分からないのだが、彼女の年齢そのままの役っぽくて、新鮮な感じだった。

彼女のお姉さんの主人公を演じていた、ふるたこうこさんとのバランスもとても良くて、安心してみられた感じ(笑)。

彼女の演技の幅が、また一つ広がったなと思う。

そしてもうひとかたは、モダンスイマーズの古山憲太郎さん。とてもカッコ良かった。なんというか重ねた年齢をきちんと演技に載せられている感じ。大人が抱えるめんどくさい複雑な感情を、うまく殺しながらも、その感情をちゃんと観ている人が感じられるような芝居をされていた。

今後の活動をチェックしていきたいと思った。

そしてもう一人、笹峯あいさん。彼女が演じた独特のキャラクターはとても魅力的で、大笑いさせられた。

彼女の今後の活動もチェックさせて頂こうと思った。

私の劇団も作家がいない劇団。この「熱帯倶楽部」の芝居の作り方には、かなり興味が湧いた。

特に今回のキャスティング。役どころとして年齢的にかなり幅があるキャスティングを、説得力のある俳優さんでまとめている事に、とても感心させられた。当たり前といえば当たり前の事だが、様々な条件の中で、様々な年齢のキャストをキャスティングするのは、実はかなり大変な事。

このユニットの、今後の活動に注目したいと思う。

音楽劇 夜と星と風の物語

音楽劇 夜と星と風の物語

THEATRE1010

THEATRE1010(東京都)

2008/07/26 (土) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

満足度★★★★

たくさんの自分、ひとつの自分
『夜と星と風の物語』は、じわりとしみ込む物語だ。きっと、観た人全部の中に、地下水脈としてたたえられていることだろう。

それは静かに、いつかきっと、何かの機会にしみ出して、乾いた心を潤してくれることもあるだろう。そんなことを思う。なんだか、今すぐではなくて、何年か先だとか、何十年か先の僕らに向けて演じられているような、とても不思議な舞台だった。

ネタバレBOX

当たり前のことだけれど、舞台には、役者という人がいて、そのことに、とても安心する。役者は、誰かを演じているのだけれど、大体において、舞台の上に居る間は、特定の誰かとして、そのまま、居続ける。

最近の前衛演劇の世界では、そういう、役者が特定の誰かになることに異を唱える流れがある。現代を生きる僕らは、いくつもの自分たちのなかを生きていて、「自分」として、一人の人物を特定する必要はないと、そういう流れにある人々は考える。そして、一人の人物を、例えば、複数の役者たちが同時に演じたりする。

自分は、何人いるものなのか。それは、時代によってかわるものである。近代と呼ばれる時代以降、長い間、自分は一人である世界が続いた。でも、それは、終わろうとしているのかもしれない。

自分の数はかわっても、からだの数は、ひとつ。そこに、演劇の、根本的な、救いは、ある。そういう気がする。

舞台上には、飛行士、飛行士の恋人、飛行士の両親が、登場する。けれど、今、記した、「飛行士」は、それぞれ、別人でありながら、同じ人物のようでもある。自分の数が、無数でありながら、ひとつなのだ。たとえば、飛行士は孤児で、彼の両親は、砂漠で、行方不明になった。つまり、「飛行士の両親」の息子と、ここにいる「飛行士」は、別人だ、ということになる。でも、今、この両親は砂漠をさまよっていて、そのまま、帰らなかったとしたら、「砂漠で行方不明になった」ことにはならないか。また、彼らは、昔、飛行士と、飛行士の恋人として、墜落した砂漠でさまよったという、今現在の記憶を共有しており、飛行士と恋人は、彼ら自身であるようでもある。こういう具合に、彼らは、ほとんど共通の記憶を共有しながら、すんでのところで、重なることができない、いくつもの自分たちなのである。

星の王子さまは、こんなことになってしまったのは、自分がやってきて、時間が混乱してしまっているからだ、という。そして物語は、この混乱を収束するために、後半、猛スピードで疾走し、からまりあっていた時間は、鮮やかにほどけていき、そして、ほどけたその先には、誰も残らない。

なんと静かで、不思議な物語だろう、と思う。このような、目に見えないものを描こうとする、抽象的な物語が、目に見える舞台という形をとろうとする。それを可能にするのは、舞台上に、役者という身体がいる、ということだ。彼らが動き、話し、歌うことで、僕らは、そこに描かれている抽象の向こうに、人の営みが捉えられていることに、そうとは知らずに気づくのである。

舞台の袖で、音楽も、生身の身体によって、奏でられる。抽象を表現する全てが、あえて、全ての要素をそぎ落とされたとしても残らざるを得ないだろう、ひとつの身体たちによって、具体的なものとして現前される。

そして、僕らは、確かに、そこに、居たのである。きっと、その場にいた他の誰かと、この舞台の話をしても、通じあうことはないかもしれない。みんな、違うことを感じたかもしれないのだ。それほど、今は、立場が、たくさんある。それでも、確かにそこに、一つの身体として居たというそのことだけは、きっと、共有できるのである。それは、たとえば未来の僕が、今の僕と、記憶を共有できなくなっているとしても、そしてそこでは、自分の数が、今と違っているとしても、やっぱり、通じ合える、ただひとつの確かなことなのだろうと、思う。
パタリロ西遊記!

パタリロ西遊記!

Office《RELAX》

六行会ホール(東京都)

2008/07/22 (火) ~ 2008/07/23 (水)公演終了

満足度★★★

パタリロas孫悟空
西遊記の牛魔王関連のくだりを、原作通り羅刹女や玉面公主を登場させる一方、子供を紅孩児だけでなく青孩児、黄孩児との三兄弟にするなど膨らませて、そこに「パタリロ!」のナンセンスさを加味するという意欲作。(笑)
孫悟空(パタリロ)役が小柄で、しかもその行動の「しょーもなさ」がまんまなので「リアル・パタリロ」に見えてしまったりも。
…とか言いつつも、実は「パタリロ!」に関しては一般常識レベルしか知らないので、読み込んでいればもっと楽しめたかもなぁ、という悔いも少々アリ。
が、何故か西遊記に関する知識と仏像関連の知識はあるので、先述の三兄弟とかお釈迦様がちゃんと普賢菩薩、文殊菩薩(フッくん、モッくんだって…(笑))を引き連れているあたりにもウケる。
また、お釈迦様が衣装のみならず、2菩薩がちゃんと光背付きの台座を用意していることに感心。
衣装・メイクはそのお釈迦様のみならず、各キャラとも気合いが入っていて、それゆえオープニングで登場した牛魔王を怖がって小さな子が泣き出すなんて微笑ましいというか懐かしいというかそんな光景まであり。

血が出て幸せ

血が出て幸せ

クロムモリブデン

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/29 (火) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

「血が出て幸せ」を観てきた
今もっとも好きな劇団、クロムモリブデン!!!
といっても今回でやっと3度目の観劇だが、

ネタバレBOX

いつもと逆の構造。
おっといきなりワケわかんない方向へ!?マジか!
でも全然かまわない!時々不安。
この不安はあたしの頭が固いせいだわ!と自分を責める。あたしったらいつのまにこんなにクロム愛。
個人的にはゆーったりオチなしに歌ったくぼかんが目に焼きついて離れない。
全員カラダすごい。
こうしてプロの集団ってできていくんだ…などと思った。
僕らの声の届かない場所

僕らの声の届かない場所

空想組曲

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/07/31 (木) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

「僕らの声の届かない場所」を観てきた
空想組曲にまた泣かされたぜー
ちょっと予想はしても、それでも惹きつけてくれる。
やっぱあたしっておんなのこね。
気恥ずかしくさせずにまっすぐ見せるってすっごいことだと思う。

ネタバレBOX

顕史郎さんは一周してもっともリアル。
あんな嘘くさい役なのに・・。
舞台上でのほんのささいな表情にも命を持たせる。うー感心…
舞台美術の細やかさにも感嘆!
やねまでとんだ

やねまでとんだ

海辺のマンション三階建て

早稲田大学学生会館(東京都)

2008/08/01 (金) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

みました
佐野さんお疲れ様でした。

ローションパック

ローションパック

♂本番ナシ♀

atelier SENTIO(東京都)

2008/08/01 (金) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

みました
池田さん根津さんお疲れ様でした。

短いけど楽しめました。

さいなら !

さいなら !

おぼんろ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/07/30 (水) ~ 2008/08/03 (日)公演終了

みました
皆さんお疲れ様でした。

最近がんばってるよなぁ。

イルミナ

イルミナ

演劇ユニットSel-fish

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2008/07/16 (水) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

剛速球一本槍
X-QUESTを思わせるSF未来アクションだが、剛速球一本槍の投球の如く終始緊張系なのでちょっと疲れる。程よくコミカルなパートをはさみ、2つの種族の衣装もハッキリと対比させればより面白く、よりわかりやすくなったのではあるまいか?

小指と殺し屋たち

小指と殺し屋たち

Last Brand

アイピット目白(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

力のある作品
一言で言えば「力のある作品」…「力作」でも「力のこもった作品」でも、ましてや「力んだ作品」でもなく、観る者をグイグイ引きつけるその力がスゴい。
傷害事件を起こした女性に接見する国選弁護人というオープニングから、黙秘を決め込む彼女の過去に移り、以降は昭和43年、東大の学生運動のセクトの1つが中心に描かれる、という構造。(その構造にちょっと『砂の器』を想起)
昭和43年にすでに物心ついており当時の世相も記憶にある身として「そうか、アレはあの頃のことだったんだ」と改めて認識するする一方、じっくりと描かれる学生運動の様子にも引き付けられ、さらにサスペンスフルで推理劇のような真相にはもうワクワク。
そんな過去が犯行に深く関わっていることが提示される終盤は、重さもありつつ、救いの余地をちゃんと見せて後味は決して悪くない、どころか、感動すら憶える。
この作品、これが三演目というのもよくわかるし、しかし「いつまでも過去の遺産に頼っていてはクリエーターとして失格」と今回で封印するという主宰の潔さもまた見事。封印前に観ることができて本当に良かった。

エブリリトルシング

エブリリトルシング

ネルケプランニング

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/07/11 (金) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★

もう一方を観ていないと意味が通じない
プロローグ、エピローグを伴う4編の連作短篇というスタイルの原作を2編ずつに分け、脚色で膨らませたプロローグとエピローグで挟んだ2つのバージョンとしての上演。どちらももう一方を観ていないと意味が通じない部分があるのは残念。

なお、Bは17列14番、Aは16列13番

ダブルブッキング

ダブルブッキング

K Dash Stage

紀伊國屋ホール(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

緻密に組み上げられた手工芸品を観るような感覚
オープニングのいかにもアングラ系な芝居のゲネ終盤部分に大笑いし、以降、トップス側での出来事を脳内で再生しつつそのリンクを楽しむ一方、こちら側独自で繰り広げられる新たな物語も加わり、緻密に組み上げられた手工芸品を観るような感覚。

ダブルブッキング

ダブルブッキング

K Dash Stage

新宿シアタートップス(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすが堤泰之作品
紀伊國屋ホールとトップスを役者が往き来して同時上演という「奇跡の作品」。主宰が紀伊國屋ホールの別劇団公演と掛け持ち出演することを知った劇団員が帰ってしまったという設定から始まるが、一方だけ観ても十分に楽しく、演劇讃歌的な内容も含めてさすが堤泰之作品という感じ。

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