最新の観てきた!クチコミ一覧

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Pain

Pain

秦組

「劇」小劇場(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

小説読んでるみたい
確かに、完成度が高く、満足感が味わえました。「劇」小劇場でこんなサイズのお芝居が見れるとは。詳しくはネタバレへ。

ネタバレBOX

最初と最後のゴルフシーンといい、象徴的なダンスシーンといい、印象的なシーンが満載でした。カメラマンの栄枯盛衰(?)が現代的というか業界を知らない人にとってはリアルに描かれていて、まるで小説読んだときのような気分になります。母親の部分は前半まったく理解できなかったのですが、最後にはしっかり点と点が結ばれる感じになっていて、職人技を感じます。とにかく、その世界観からふっと離れる感じ(飽きてしまうというか)がなくて、最後満腹感に襲われました。個人的には、頼子がかわいくてけなげで大好き。隣に座っていた人は、中盤からずっと泣いてました。

この劇場でこの照明はすごすぎです。もっと引きで観たくなりますが、こんな贅沢もありか。ちなみに、前から二番目で観ました。完全な暗転にならないので、役者の出入りが少し気になりましたが、仕方のないところか。

男性キャストはそうですね、少しオーバーアクション気味でやりすぎ感無きにしも非ず。小劇場での芝居を意識していたのでしょうか。今ひとつしっくりこなかった。工藤里紗さんをはじめと知る女優陣はみなきれいでかわいくて、レベル高っと思いました。しかし、しっかり訓練された演技には大変好感が持て、アイドルらしからぬ迫力とともに、圧倒されました。次回にも大きく期待します。

客入れ時の俳優さんのおしゃべり、よかったです。
幕末純情伝

幕末純情伝

松竹

新橋演舞場(東京都)

2008/08/13 (水) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★

大好きな劇場なのよ・・・
私は、新橋演舞場が大好きなので、
演舞場でやる舞台は、演舞場であることにきちんと敬意を払ってもらいたい。
花道は、確かに出入りに使うものなんだけど、役者の見せ場でもある。
無駄遣いしないでもらいたい。

他の劇場でやることを考えて、花道演出をしないなら、演舞場を使わなくても良いんじゃないの??

で、石原さとみちゃん、頑張りは伝わります。
沖田総司が、頑張ってる女の子という設定なら、ぴったり。
でも、そうじゃないなら、頑張りが立ち過ぎだと思いました。
早口で喋るとき、セリフがちゃんとお客さんに聞こえるように喋りましょう。
芝居は、観客に見せるものです。コレは、演出家の責任でもあるのでしょうか?
あ、でもなんとなく「どんくさい」イメージがあったさとみちゃんの身体のキレが以外と良かったのには拍手!
ダンスで真琴さんと並んだときは、ちょっとかわいそうでしたが・・・。

真琴つばささんは、立ち姿や身のこなしが、さすが!です。
惚れ惚れします。
格好良すぎる感じがするほどでした。

純情は、誰の何に対するものだったんでしょう?
全ての登場人物、全ての生きとし生けるもの、と考え出すことはできますし、ふっと引き込まれる瞬間も何度かありましたが、全体的には「?」でした。
見ているうちに、分からなくなってしまいました。

愛される覚えはない

愛される覚えはない

劇団宝船

新宿シアタートップス(東京都)

2008/08/23 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★

いつものキャラのような気もするが
いつものことながら高木珠里を堪能させていただきました。

鬼灯町鬼灯通り三丁目

鬼灯町鬼灯通り三丁目

トム・プロジェクト

ザ・スズナリ(東京都)

2008/08/23 (土) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

鬼灯って読んで字のごとく!?
なるほど、東憲司さんの作品ですね。まぎれもなく。すすり泣く観客。ん~。

ネタバレBOX

「待っている人がいる」こととは?この芝居は戦後ものというより、そちらに論点をおいてみた方が面白いですよね。戦争を直接知らないからできた作品だと思えたし。という私も、戦争知りません。母が学童疎開はしたらしいですが。
帰りがけ年配の方たちがそんな会話交わしていました。
でもキャストはぴったり。特に冨樫真さんが良かったです。いいなぁ、あのAB型の迫力!!?
仮想したい顔

仮想したい顔

村田堂本舗

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

満足度★★★

この人たちって。
大阪の劇団なのよね?あの松本とか浜田とか浜田の妻の出身地なんでしょ?
その割にはオトナシい劇団でした。
大阪の劇団って関東のワタクシのイメージでは、まさに樹海レベルに磁場が狂ってて、ツーといえばカーみたいなパラダイスな人たちばかりなのかと思ってましてん。

以下はネタバレBOXに。。

ネタバレBOX

ですから、芝居の内容としては壮絶なクライマックスもなければ、「実は人間じゃないんだ!」みたいな驚愕な顎が外れるくらいの事件性もなかったですねん。

んじゃ、何がどうなってどんなストーリーなのさ?って聞きたいはず。
村田堂本舗の方たちは。

観客は自分達の芝居をどんな風に観てくれたんだろう?
とか、
何か感じ取ってくれたのだろうか?
とか、
とってもとっても気になるはず・・。はず!(^0^)



で、ワタクシが感じた筋は

太郎(山本玄太)と三郎(山川勇気)の二人が小さい時に、遡る。
二人が時計の針を一時間ずらした事が原因となって来るはずのない電車に轢かれて、ばあちゃんが死んでしまった。
その事実が二人の心に大きくのしかかり、お葬式当日も、とても後ろめたくて、おじさんの顔もまともに見られなかったのだった。

そのおじさんから、カキ氷アイスを貰って食べた。
だけれどそのアイスの味なんて分からなかった。
ただただ食べた。大きな口を開けて流し込むように食べた。
頭がキンキン痛かったけれどもそれでも食べた。

そんな過去の出来事を大人になった今でも思い出し自責と後悔の念に囚われて夢をみたりする。
だから、太郎にとってカキ氷は特別なものでカキ氷に執着してしまう。


この物語は一軒の家のコタツから始まるが、登場人物の全員が上手く生きられない、いわば不器用な人たちなのである。

婚約者から逃げてきた女、それを探す男、好きな同級生に告白できない女子高生、その同級生は別の同級生を好きだという男、オンリーワンに拘る女子学生、家庭教師で彼と別れた女、働かない三郎、自堕落な太郎。

その登場人物たちがやがて太郎の静かな環境を侵し、いつのまにかそれぞれ勝手にざわつく。
「静かにしろ!」とブチ切れる太郎だったが、この侵入者たちはちょっとは静かになるものの相変わらず太郎の家で晩御飯などを食べるのだ。

それでも太郎は出て行けとは言わずにおおらかに他人が勝手に泊まっていったり、この家に集まったりして混ざり合うのを傍観している。

やがて、一人二人と帰っていき、茶箪笥にしまった封筒に入れた現金まで盗まれる。おじさんの娘だといっていた女には嘘をつかれ二重三重に痛い目に遭うが、ここの兄弟は笑って寛大に許すのだ。

太郎の唯一つの癒しは三郎でありカキ氷なのだが、物語の主軸が弱いのだ。
だから、観客は何が言いたかったのか?どうしたかったのか?理解できないのだ。
言いたい事はこれです!みたいなストレートな表現を入れるとカラーはもっと濃い色になると思う。
またそうしないと怒涛の劇団ラッシュの中で生き残っていけないのだよ。

学生という社会人の一つ手前の頃って淡い表現が好きだとは思うが、芝居が自分達の掲げる表現の場なら、観客の心に訴えかける直球も必要なのだと思う。

過去と現在のチェンジの仕方をもっと解り易く表現するといいかもしれない。

舞台で挨拶をした後、駆け足で入り口まで来て、客だししていた姿はとても真摯な態度で好感がもてました。

もうちょっと練り上げた作品を観てみたい。
キャストはひじょうに濃い面々です。

次回はカラコン目だけ青い異人も異人が、赤い靴はいてた女の子とかかなりの勢いで連れ去りそうな壮絶なクライマックスを見せてください。(^0^)







排気口

排気口

イデビアン・クルー

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

観ました
ぜひ次回も観たいと思いました。
井手茂太さん、安藤洋子さん、八嶋智人さんのアフタートーク有。

ペダルをめっちゃ漕ぐ

ペダルをめっちゃ漕ぐ

Theatre劇団子

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/08/20 (水) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

観ました
自転車が落ちないか、ハラハラしながら観ました。

パンダ、スイートホーム

パンダ、スイートホーム

のりしろチップス

アドリブ小劇場(東京都)

2008/07/18 (金) ~ 2008/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★

遅くなりましたが・・
あの時代こんなことあんなことがあったのねーと思いながら、熱くって温かいものを感じさせる物語だった。
節々では小ネタも効いていて、思わず笑わせてもらったなあ。これが私の楽しみでもあるのだが。
またの公演期待しています。

ミス・サイゴン

ミス・サイゴン

東宝

帝国劇場(東京都)

2008/07/14 (月) ~ 2008/10/23 (木)公演終了

2回目!
やはり、名曲がそろっていますね。
今回は音楽と、舞台装置に特に注目してみました。

宝塚BOYS

宝塚BOYS

東宝

シアタークリエ(東京都)

2008/08/01 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

おぉ〜タカラヅカ♪
 東京宝塚劇場の向かいで、マチネの休憩に外出れば宝塚のマチネを見終わったお客さんがいっぱい。ナイスプレイス&タイミング。

愛される覚えはない

愛される覚えはない

劇団宝船

新宿シアタートップス(東京都)

2008/08/23 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

納涼♪
 愛のホラーコメディでした。大笑い。
高木さんたっぷり、堪能しました。

ブルースカイさんが何気に可笑しくクセになりそう。

不毛会議

不毛会議

1970 PROJECT

「劇」小劇場(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/20 (水)公演終了

満足度★★★

見えない力
観劇させてもらいました
重いテーマでありながら上手く物語りを展開させ最後まで楽しめました
ただ一部の女性からイケメン俳優と呼ばれる方を主人公にし、
それを目当てに観劇に来られた女性を満足させる為か、
必要以上に主人公のイメージを大切にしようとする場面が頻繁に見られ、
脇を固める役者さんの心地よい演技の足を主人公が逆に引っ張って
いるようにも感じられました
演劇に対する強い思いがあっても、どうすることも出来ない強い力が
はたらくのかもしれません

ペダルをめっちゃ漕ぐ

ペダルをめっちゃ漕ぐ

Theatre劇団子

赤坂RED/THEATER(東京都)

2008/08/20 (水) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★★★

満足!
初見の劇団だったので、上演時間2時間20分とアナウンスが入ったときには、正直「なが!」と思いましたが終わってみれば話の中に引き込まれて長さを感じませんでした。
他の作品も観てみたいと思った劇団でした。

ネタバレBOX

最後の自転車レースのシーンは途中で止まってしまうと観てる方のテンションも下がってしまい、残念でした。必死に続けようとはしていたようですが・・・
さかのぼれども、青

さかのぼれども、青

のこされ劇場≡

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

満足度★★★

ざっとパンフを観て
作者の自伝と勘違いし、
かなり自虐的、というか懺悔調?の話しみたいだなーと
思ったのだけど、そうじゃなかった。きっかけがおじいさんの死と
いうことだけだった。リアルで自分にはねかえってくる舞台だった。

ネタバレBOX

鐘下さんとのトークがとてもおもしろかった。
というか3:7で鐘下さんがしゃべってたのが笑えた。
「いっちゃんは優しいね」とか「感情のままでいいんだよ」とか
あんまり細かいことを言わないのが好感が持てた(^^)
真説・多い日も安心

真説・多い日も安心

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

密室だからアリな話
TVドラマとか映画でやったら
色んな人が目くじらたてるでしょうが
劇場ならそこに居る人も共犯者、
楽しまなくちゃソン というテンションを
初めから創り出せる所がさすが柿喰う客。
エンターテナーとしてのホスト意識の高さは随一。

広い吉祥寺シアターで
役者の実力差が如実に出てしまったのは残念。




三月の5日間

三月の5日間

チェルフィッチュ

生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)

2008/08/24 (日) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★★★

観てきました。
自分にとってとても新鮮でした。
びっくりです。

こい!ここぞというとき

こい!ここぞというとき

ポップンマッシュルームチキン野郎

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2008/08/12 (火) ~ 2008/08/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

満足でした♪
初、ポップンマッシュルームチキン野郎!

演劇論とかなんとか、よくわかりませんが、とにかく面白かった!
めちゃくちゃ笑いましたし、泣き(そうになり)ました。

小劇場ならではの熱気とパワーに素晴らしく元気になりました★

全て私のツボにはまって、幸せな時間でした。

次回公演、3月。
できれば上京して見に行きたい!!!
この劇団のためだけに旅行もありかもしれない。そこまで思います。

関西での公演を切に希望します!!!!!

ネタバレBOX

まずは、やはりカツ子役の竹岡常吉さんにやられました!
美しすぎます。

ママ役の吹原幸太さんとのやりとりがステキすぎました。

あんな二人になら、かばんの中にねぎ入れて、わざわざカモられに行ってもいいわ!と思わず思っちゃいました。

主人公が、出てすぐにびしょぬれになるという、大胆な演出や、未来人登場から、リアルなホラー顔まで、、、

全ての役者さんが、いい空気を作り出してて、公演後に友人と二人で、各キャラの物まねをして遊ばせて頂きました♪

大満足っす。
ボクコネ

ボクコネ

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

遅くなりましたが
観劇させてもらいました
テンポよく繰り広げられる絶妙にして洒脱な台詞回しは必見もの
ただ惜しむらくは終盤に入り、この設定では定番の結末になってしまったこと
最後までとことん突き抜けてしまった方がよかったのではないか、
と思うだけのパワーがあったので次回作に強い興味があります!

地獄のKiosk

地獄のKiosk

スパンドレル/レンジ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★

ストーリーが滅茶苦茶
話なんてあったもんじゃなく、会話も発展性がないままダラダラ続くし、話はつじつまが合わない箇所だらけだし、結局何がいいたいのだが全く分からない。
劇のクライマックスをジッと待ったまま終わってしまい、会場の空調があまり効いてなかったのもあって、暑い中不快感だけが残ってしまった。終わり方も良く分からず、「あれ、今ので終わったの?」という感じ。
ただ、役者さんは声に太さがあって、良く響いてよかったです。役者は良いし、バスとアコーディオンで劇中に生演奏を入れたりするのは良かった。舞台セットもシンプルながら雰囲気があって好きでした。

Pain

Pain

秦組

「劇」小劇場(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

たかーい完成度
すごい出来映えでした。
中身がすっかすかだったらどうしようと不安だったのですが、そんなことは全然ありませんでした。120分。

ネタバレBOX

ちょっとした傷を抱えた人達の、それでも前に進んでいこう的なストーリーでした。
散々各々の背面を掘り下げたあげく、最後まで状況がほとんど変わらず、ちょっとした内面の変化があるだけで、なんとなく消化不良です。

劇場のサイズの割りに、役者さんがとっても多い。ちょい役を含めると20人はいるんじゃないかな。
所々のちょっとしたダンスがとっても見応えがあるし、照明の使い方が非常に印象に残ります。

ちらしなどにもあるとおり、テレビなんかに出ている人が多数出演されているようです。あまりテレビ等みないんで、名前知っているのは工藤里紗さんくらいでしたが。。。
全員がそれなりに美形。全員の演技が違和感なし。まったく隙がありません。くやしい。

ちょーっと怒鳴りっぱなしでうるさかったので、男の人は若干押さえた方が良かった気がしました。

見せ場の多かったRURI役の方のぶりっこの演技が、最後の挨拶まで含めて徹底していてとても印象的。
細かい事ですが、誰が何役をやっていたか配役表みたいなの配って欲しかった。

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