最新の観てきた!クチコミ一覧

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八月納涼大歌舞伎

八月納涼大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2008/08/09 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

風のつめたき櫻かな

風のつめたき櫻かな

文学座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2008/05/22 (木) ~ 2008/06/01 (日)公演終了

満足度★★★

平田オリザ×文学座
平田オリザが、久保田万太郎の戯曲『銀座復興』をベースにして文学座に書き下ろした新作。
最近平田オリザ作品を観てなかったのではっきりとは言えないが、セリフの同時進行が少なめな作品だったように思う。
とはいえ、日常会話の中にちらちらと現れては隠れる人々の感情の動きの感じは、やっぱ平田オリザだなぁという感じ。
役者それぞれの見せ場がちゃんと設けてあり、色々と印象に残った。

トライアンフ

トライアンフ

KKP

本多劇場(東京都)

2008/08/23 (土) ~ 2008/09/03 (水)公演終了

満足度★★★★★

参った!!
鬼エンターテイメント!!

家族の肖像

家族の肖像

サンプル

アトリエヘリコプター(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

一年振りの息苦しさ。
前回も同じ気持ちを抱いたのにまたやられました。始まってからしばらく続く「何これ…?」という消化されない胸焼けの様な感覚。居心地が悪い事この上なし。人間関係に疲れて出社拒否する時の心境ってこんな感じなのかなぁ。影響力あり過ぎです。心が疲れている時に観ると余計に疲れるかも。
人と人との繋がりに焦点を当てた作品。色々な家族が登場しますが、血族としての家族は一組だけ。他人同士が家族に見えるか・成り得るかという部分のほうに主軸があります。いくつものやり取りが重なって描かれていますが、それらを大きく全体で見てまるごと家族としていたのでしょう。
先のコメントにある様に、怪優が多すぎます!特にサンプル所属になった三名は必見。松井さんが側に置きたがる理由が分かります。他の方々も充分すぎる存在感。否応なく客観視する事になる舞台構造なのですが、だからこそ役者の異様な存在感を目の当たりにしました。

ネタバレBOX

代わる代わる弁当が食べられていくのを見て、「わざわざカロリーを摂取しながら人間は何をやっているのやら」と思ったり。前回が「カロリーの消費」というタイトルだからこそ思い至ったのでしょうが。
『舞台上の物と人間の境目をなくしたかった』というアフタートークを聞いて、散乱した品々が死体に見えてきました。
どうでもいい話ですが「ワ~ルズダッチ」以来、辻美奈子さんを拝見すると「あ、お姉さんだ」と思う様になりました。それ以前も観ているのになー。
落下傘

落下傘

劇団地上3mm

bar drop(東京都)

2008/08/24 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

ユダ
二本目『駈込み訴え』の一人芝居は非常に面白かった。圧巻。小説の味を役者の力が引き出していた。

他の二本は意味がわからなかった。安っぽく感じた。

嵐になるまで待って

嵐になるまで待って

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2008/08/06 (水) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

二度目の・・・
この作品は二度目の観劇。
今回は二人のゲストが劇団メンバーといい調和をしていた。
手話のレベルは、みなかなり高い。
しなやかで滑らかな手の動きは、見ていて気持ちのいいものだ。
おもしろかった!

小堺クンのおすましでSHOW 23

小堺クンのおすましでSHOW 23

浅井企画

シアターアプル(東京都)

2008/08/22 (金) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

長かった・・・
久しぶりに足を運んだ。
一幕一場、最初は笑っていたもの、だんだん笑えなくなるギャグが連発。
いったいどうなるのか、と心配になった。
一幕が終わるまで、かなり体力が必要だった。

二幕、ほとんどが歌。なんと懐かしい曲がたっぷり!
くちずさんでいるのは私くらいだっただろう。
一幕では、息切れと共に歌唱力が低下したかに思われた小堺君、二幕はしっかりした本来の歌唱力を存分に発揮。
とても楽しかった。
終わりよければすべてよし。

ボクコネ

ボクコネ

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2008/08/14 (木) ~ 2008/08/17 (日)公演終了

番外なのに豪華。
本公演に引けを取らない役者陣と下北沢への初上陸。観るほうにもやるほうにも多くのものが残る公演だった気がします。
タカハ劇団の本公演でも秀逸なネタというか笑いのポイントがよく用意されています。この番外公演は全体的にそっちに寄った感じだったでしょうか。物語の設定的に既にネタっぽい部分があり、それが先にコメントされていた学生演劇臭の発生源かもしれません。とはいえもっと上の世代の方々がやる演目では結構こういう作風を観る気も。親しみやすさではこういうのもいいと思うんですけどねぇ。

ネタバレBOX

板垣は種の保存の為ではなく一人きりになりたくて冷凍睡眠に入った訳で、実質的には自殺。バッドエンドのはずなのです。しかし周囲で起きている事の意味を理解していないゆず子ちゃんのにとっては何もバッドではない。そんな彼女の微笑みで終わるラスト。観る側が登場人物の視点で感情移入して終わるのではなく、登場人物を思い遣って終わりましたね。
mizu

mizu

劇団天才ホテル

エレクトーンシティ渋谷(東京都)

2008/08/26 (火) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★

選択肢の1つ
すいーとさんの書きこみに惹かれて、鑑賞してきました。
たった1つのテーマを伝えるためでも表現方法は無数にある、ただそれが
正確に伝わるかが演劇をされてる方のテーマだと思えますが、この公演は
見事に難しい問題を乗り越え、心に1つのものを残してくれました。
その試みは前衛的とも言える方法ですが、その根底には正統的古典演劇
に通じるものが感じられます。
その表現方法は特殊な部類に入ると思いますので、すべての人に無条件には勧められませんが、手段を問わずいかに自分に何かを伝えてくれるかを求め、演じられる方の熱意を素直に受け止められる方ならば一度観劇の予定に加えてみてはいかがでしょうか?
小劇場を中心に観劇していると、時々金の鉱脈を見つけた気分になることがありますが、いい一日を過ごさせてもらいました。
次回公演も期待しています。

TANG PENG30 Aグループ

TANG PENG30 Aグループ

TangPeng30 Aグループ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2008/08/05 (火) ~ 2008/08/12 (火)公演終了

たんぐぺんぐ。
登録されている説明文に今更気付きましたが、「現代の学生演劇の笑い」にスポットを当てていたのですか。精力的になっていた部分がそこなのであれば、もっと笑える学生演劇はいくらでもあるよと言いたい。せっかくの機会なのだから「学生演劇」という点だけで押し切っても良かった様な気がします。観た人に「学生だから」と思われるか、「学生だけど」と思わせるか。それ次第。

ネタバレBOX

●劇団108「月とにんじんのワルツ」
寝ました。とても平均的な学生演劇だったと思います。でも悪かった訳ではないのです。どちらかと言えば上手い役者もいて、それなりにこなしている。でも突き抜けたものがない。演出とモチベーションに難がありました。

●ケモノスタイル「UnisonixCategory="pre_birth"」
生死をかけた精子の戦い。「うーん、ここはBGMが必要かも。役者の演技だけでは観ていられないな」と感じた部分も散見。それでも演劇としての完成度は三作品の中で一番だったかも。

●Agarisk-Entertainment「テトリミノ=ファクトリー 」
映像を組み込んだコント的な作り。負味とか創像工房みたいだと言えば分かり易いか。物語を紡いだ脚本というよりは、ランダムにたくさん思い付いたネタを順当に並べた感じ。とはいえ綺麗にまとめていた印象。単独公演での長編作品はどうなのか気になります。
生憎

生憎

劇26.25団

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/08/07 (木) ~ 2008/08/12 (火)公演終了

雰囲気は作れていたが…。
何が起きているのかをあえて不明確にする事で、世界観の異様さと不快感を上手く醸し出していました。が、結局それが最後までそのままになってしまったのが残念。意地悪な言い方をすると「で、何?」という感想に終結してしまいました。物語の主軸に関わる出来事がいくつか同時進行していれば視点を切り替えながら観ていられたものの、「で、この芝居はどうなるの?」という重大な疑問を抱えつつ観てしまったのでそれが解決しない事で疲れが…。
注目したい役者もいたし、見所があっただけに惜しく思います。前回公演のほうが好きだったかなー。次回で真価を見極めたい。

愛される覚えはない

愛される覚えはない

劇団宝船

新宿シアタートップス(東京都)

2008/08/23 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★

かなり好きです。
脚本のうまさが後を引きます。単なるあるあるネタではない共感部分が、丁寧に描かれていて。女として、の感覚が大きいかもしれないけど。人間そう簡単には変われないのかなっていうところに苦笑い。

ネタバレBOX

脇を固める、國武綾さん&中村たかしカップル、情けないイサオの親友役の加藤雅人さんのあたりの普通っぽい感覚がよかったです。バカップルしながらも意外に冷静に周りをみてたりとか、まともな意見を言いながらも親友の言い分に負けて助けてあげたりとか。

今日のゲストは中山祐一郎さん。なんか遠慮がちな感じを受けましたけど。ほかの人だったらどうなのかも気になったな。
幕末純情伝

幕末純情伝

松竹

新橋演舞場(東京都)

2008/08/13 (水) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★

色香と刀
色んなバージョンの幕末純情伝を観てきましたが、今迄のと同じタイトルのものだと思わなければよしという感じでした。
今迄で一番重い(=メッセージ度が高い)幕末〜だったかと。

しかし坂本龍馬の出番があんまりないのがちょっともったいない・・。
あと劇場のカラーなのか(毎日新聞からもらった? 有料の引換券を持った老夫婦がちらほら)、客層が「あれ?」という感じだったので客の集中がいまいちで気を揉んでしまった・・・。男同士でちちくりあっているシーンやその他諸々のアレなシーンを、この老夫婦達がどんな気持ちで観ていたのか・・。

つかさんの言いたい事はいい意味でかわってないし、不幸な人生の表現がものすごいところも(私にとっては)一周して面白いです。
沖田総司の殺陣を色っぽくするところなどもスキです。

が、なんかいつもの「耳つぶれるよ!!」っていうくらいうるさい効果音(殴り音)がちょっとひかえめで物足らなかったかな・・。
あと、女優さん二人は華やかなはずなのに・・・いつもの脇キャラのチンピラ人口が少ない気がして寂しい・・。
土方歳三がああいうキャラなのも新鮮だったけど、やっぱりチンピラに近いほうがいいなあ。

ラストのダンスでやっと期待していたものが観れたような気もします。つかさんの、役者を魅せる演出も大好きなので。

ネタバレBOX

女の坂本龍馬、それはそれでありですよね。
真琴つばささんも、そのまま男役でもいいんじゃないかとも思ったし。
女同士とわかる総司とのシーンがなんか好きでした。

でも、真琴つばささんが一番今回の幕末〜の中でカッコよかったとは思いますが、それでもやっぱり坂本龍馬は男じゃなきゃヤダなあというのが本当の本音ではあります・・・。
あのカラっと明るい、頼りがいのある筧利夫版の龍馬とか最高でしたしね。。

あとなんか、たまたまでしょうが私の観に行くつかさんの作品、ちょうど喉こわしてる役者が出てる事が多い;
これはがんばらせすぎなのか、真面目で緊張しいの人が多いのかわかりませんが、これはよくないですよね〜。
まあ大丈夫な人は大丈夫なので、そういう役者さんには「ああこの人はコンディションに責任がもてる役者さんなんだ」みたいな余計なお世話的な好感度もあがるんですが。

そういう意味で総合得点はちょっと低めですが、今迄の幕末の中で一番ラストシーンが良かったとも思います。
あれくらい派手にドーンとシンボリックなら、混沌とした時代の描写もまとまって見えるというか。
邪宗門

邪宗門

月蝕歌劇団

ザムザ阿佐谷(東京都)

2008/08/27 (水) ~ 2008/09/01 (月)公演終了

満足度★★★★

邪宗門って面白いのだな
 CD-Bookでは何度も聞いた邪宗門でしたが、芝居を見るのは初めて。こんなに面白い芝居だとは思いませんでした。
蝋燭片手の月蝕踊りに、マッチの芝居も見られて満足。

地獄のKiosk

地獄のKiosk

スパンドレル/レンジ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★

確かに
物語の線や意図がとても見えずらい。。
というか、自分も「いつか何か起こるのではないか」とずーっと思い続けながら見ていて、そのまま終わってしまった印象。

圧力かけられてるような芝居に終始ビクビク(苦笑)
でも、何だか妙に役者さんが上手い。
リアルさを追求した小道具やセット、音はなかなかだと思う。

凝ってる所は凝ってるのになぁ。
断片がつながっていかなかったのが、残念。

八月納涼大歌舞伎

八月納涼大歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2008/08/09 (土) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

満喫してきました。
 小劇場でやったらベタ過ぎだと言われそうな人情ものをきっちしやるつばくろは帰る。福助、巳之助、勘太郎がいいですねえ。酒呑童子はモダンな美術で展開も早く、そのまま見た第3部での紅葉狩の美しさ。舞踏を楽しみました。愛蛇姫も美術が面白く、音楽もアイーダだけでなく、マーラーの第5交響曲の有名なアダージョまで使っての野田芝居。
 勘三郎さんのアムネリス(濃姫)が物語の中心で支えているので、福助さんの細毛(=細木数子)や扇雀さんの荏原(=江原)さんのおちょくり方も大爆笑。いやはやモダンなものから伝統に則ったものまで、歌舞伎の醍醐味を味わいました。

あんなに優しかったゴーレム

あんなに優しかったゴーレム

ヨーロッパ企画

あうるすぽっと(東京都)

2008/08/19 (火) ~ 2008/08/25 (月)公演終了

満足度★★★★

初ヨーロッパ
ヨーロッパ企画を初めて観てきました。
いや〜、なかなか面白かったです。
目に見えない物を信じるか否かっていうとこを突きつめてわざとややこしく描いたような作品。
すごいくだらないんだけど、深いような気もする。
微妙な位置をたえずさまよい続けるようなこのスタンスが個人的にはツボでした。

ウェディング・ママ

ウェディング・ママ

アトリエ・ダンカン

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/07/25 (金) ~ 2008/08/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

ロマンスいっぱいでイイ(*´∇`*)
コメディで笑えるところが満載なんだけど、
どのところでも、誰かを想って、誰かを愛している気持ちが
パワーいっぱい、舞台で表現されていて、楽しくって面白かった。

みんな歌が上手くて、聴いていて明るくなれて
舞台って「元気もらえて幸せになれるなぁ」と思った。
こういうの大好きです。

真説・多い日も安心

真説・多い日も安心

柿喰う客

吉祥寺シアター(東京都)

2008/08/21 (木) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

もう一度観たいです
まず吉祥寺シアターが凄い。客席は舞台を上から見下ろすかたち。
席はうしろの方だったけど段が高いので前の人の頭も邪魔にならずいい感じ。

そして本編。
確実に放送コードに引っ掛かるような下ネタオンパレード。
あられもない単語が飛び交って、テレビなら常にピー音が鳴っているような状態。
大変面白かったです!(笑)

前公演も拝見しましたが、音響も照明もよりエンターテイメントっぽくショー的になった気がします。
見せ方へのこだわりが素晴らしい。

ルドンの黙示

ルドンの黙示

アロッタファジャイナ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2008/08/20 (水) ~ 2008/08/24 (日)公演終了

満足度★★★★

シンプルで深く美しく・・・
新国立劇場小劇場が、これほどまでに高く、広がりを持っていると感じたのは初めて・・・。

それは舞台美術の力でもあるのですが、同時に物語のスケールがそう感じさせてくれているのだろうとも思います。

人間の根源を見据えたような、見事な作品でありました。

ネタバレBOX

三重構造の物語でしたが、語り部の導き方が実に秀逸で、すうっと物語が入ってきました。

しかし、コンテンツとしては実に重たい物語でもあります。
個人の内心から世界観にかかわるところまで、人間の原罪を考えさせる内容でありました。

でも満島・安川をはじめ、役者たちの演技が、その重さに潰れることなく、しっかりとテーマを背負いきっていて・・・

戯曲的にも、演出的にも、さらに良くなる余地はあると思うので、評価として満点にはしませんが・・・、現時点でも十分出色、しかし再演があれば、さらに優れた作品になる可能性を秘めた、作品でありました。

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