
UNDER
劇団伍季風 ~monsoon~
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2009/02/05 (木) ~ 2009/02/09 (月)公演終了
満足度★★
おや?
期待が強すぎたのかなぁ。
割とありきたりなストーリーで肩透かしをくらった感じ。
人数が多い割にうまくキャラ立ちしていたとは思います。

はるヲうるひと
ちからわざ
新宿シアタートップス(東京都)
2009/01/20 (火) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
満足度★★★★
見応え十分
タイトルの通り、ある島の売春宿が舞台で4人の売春婦と経営者、それに経営者の腹違い(妾の子)の弟・妹による物語。
題材が題材だけに佐藤二朗初監督の『memo』(08年)のソフトタッチとは対照的にハード気味ながら、随所に演技におけるあの独特の間合いと共通のトボケた雰囲気があり、それによって緊張が緩和されるシカケ。(佐藤は脚本のみ、演出は堤泰之)
また、落ち着きのあるリーダー格、アネゴ系ツッコミ、気弱な不器用者、天然系フシギちゃん(笑)、とキッチリ描き分けられた売春婦4人を兎本有紀、今藤洋子、野口かおる、笹野鈴々音なんて「異種格闘技」のような個性派女優たちが演じ、『櫻の園』(07年6月)以来舞台の実績を積みつつある佐藤寛子も病身の女性を好演、そこにこういう役どころだとコワい大高洋夫、意外にも(?)コメディリリーフの太田善也、それに主宰の佐藤二朗といういわば「オールスター戦」で、その演技合戦は見応え十分。

ピーピング・トム『Le Sous Sol/土の下』
世田谷パブリックシアター
AI・HALL(兵庫県)
2009/02/18 (水) ~ 2009/02/18 (水)公演終了
満足度★★★
土
土が気持ち良さそうだった。
どの人もだれかに愛されている。
土は色々なものを吸収して、蓄えて、隠し持つ。
ベースは単純なようだった。歌みたいに。
わたしは言葉に惹かれがちなので途中、やきもきして見失った。
日本人出演者たちとピーピングトムの出会いは大きいと思う。

水面下の女達
青ひげマシーン
ギャラリーLE DECO(東京都)
2009/01/21 (水) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
かなりの上出来作品
金曜夜、会社の休憩ラウンジで繰り広げられる恋愛系会話劇、トレンディドラマ終盤のエピソード系にレディースコミック風味を練り込み、程良く笑いもまぶした70分、全体を通じての会話のテンポの良さ、バカップルのコメディリリーフぶり、それぞれキャラのたった登場人物と役者のハマり具合なども良く、かなりの上出来作品。
それに加えて、唐突な感もありつつ「神様」が登場するシーンのシュールさが独特のアクセントになっていて面白いし、最後に主人公がフッ切るというのもサワヤカで○。
ただ、「けんちゃん」関連で勘違いするネタ、もう少しふくらませることもできたであろうに、あれだけというのは清掃夫・山崎クンのキャラも含めてちょっともったいないかも?
なお、冒頭の主人公とその友人の会話、ツカミはオッケーながら女子更衣室の会話を盗み聞きしているようでちょっとドキドキ。(笑)

パニヒダ
演劇集団アーバンフォレスト
萬劇場(東京都)
2009/01/15 (木) ~ 2009/01/21 (水)公演終了
満足度★★★★★
満足度高し
脚本のラストを残して急死した劇作家の通夜帰りの喫茶店で、翌日から予定されている公演を強行しようとする女性プロデューサー、どちらかと言えば公演中止を望む役者たち、その両者を取り持つ舞台監督といったメンバーが公演をどうすべきか話し合う物語。
前半はそんな切羽詰まった状況で公演はうてるのか?という「ショウ・マスト・ゴー・オン」系、後半は故人が結末をどうしようと考えていたか、から、ほぼ自殺とみられているが真相は違うのではないかという議論に発展して「12人の…」的になるという二段構えの展開で「一粒で二度オイしい」ばかりでなく、笑える要素はもちろん、チェーホフやシェークスピアの引用やネタまで練り込んだ秀作で満足度高し。

おろろん。
ふくふくや
「劇」小劇場(東京都)
2009/02/03 (火) ~ 2009/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
昭和を堪能しました!
観劇させて頂きました。本作品は、あらすじに書かれている「しかしてその実態は・・・。」から大体想像のつくような物語を基本にしています。しかし、最後まで「しかしてその実態は・・・。」と続いていく物語です。男のほうが小さい頃から「その実態は・・・」と言うフレーズの正義のヒーローものや時代劇に慣れ親しんでいることと思いますが、自分もその口で「しかしてその実態は・・・。」のあらすじを読ませていただいただけで、期待して観劇に行かせて頂きました。本作品全編に昭和の頃の言葉が散りばめられ、個人的には非常に懐かしいものを感じるものがありましたが、しっかりと組み立てられた作品でした!けれども、本作品は役者さんたちの魅力がそれ以上に観ることの出来た作品でした!役者さんたちの髪型から立ち姿や動作の一つ一つにいたるまで「昭和」を感じさせてくれますが、演技そのものも「昭和の感覚」を思い出させてくれました!本作品を観劇させていただき、役者さんたちの舵取り次第で魅力ある作品にも平凡な作品にもなることを実感してしまいましたが、本作品の場合は役者さんたちが物語の魅力をさらに2倍3倍に押し広げてくれた「魅力十二分な作品」でした!ただ、役者さんたちの演技は昭和をハッキリと過ごしてきた者にはもはや肌に染み込んでしまっているような演技感覚で、自分の観劇させていただいた回では、年配の方々は役者さんたちの一つ一つの演技に敏感に反応していましたが、今の若い方にはひょっとしたら馴染みの薄い感覚で瞬間瞬間にはピントこないのかも知れないかとも思えますが、若い方の持ち合わせている感覚をハッキリとは分からないので、自分には何とも言えません。ですが、本作品における役者さんたちの演技にはひと際目を引くような派手な演技はありません。ほとんど基本ばかりです。基本ばかりですから余計に単に観ているだけの者にもハッキリとその演技の味わい深さの違いが観て取れます!そして、本公演会場の舞台までの非常に近い距離が、とても贅沢な観劇の仕方にも思えてきてしまいました!ところで、ここまで読まれる前からすでにお気づきの方もいらっしゃられるかとも思いますが、自分が観劇させていただいたのは2月3日の初日の公演でした。こちらのサイトに観劇記を書かせて頂くようになってから、これほど観劇させて頂いてから時間が経ってしまったことはありません。実は自分が観劇記を書くためにパソコンに向かっている時は、必ずウイスキーかコーヒーを飲みながら煙草をスパスパと吸っておりますが、先月修理に出したパソコンがまだ戻っていないため、ここ数日はパソコンに向かわずに夜中にひたすらいじくり回しておりました。ウイスキーを飲みながらですが・・・ただ、数日間パソコンをいじくり回していて気がつきましたが、パソコンを夢中になって可愛がる時にはもっとも水割りが効果的であることが分かりました。そのような訳で、やっと今日になりパソコンにまた向き合うことが出来るようになりましたが、本作品の星の評価については、今の若い方の視点からはちょっと分からないところがありますので、あくまでも昭和の時代を過ごした年代の立場から星の数を、個人的な久しぶりに味わうことの出来た「昭和の感覚」に対する満足感と共につけさせていただきます。本作品のあらすじから、ひょっとしたらコメディー作品と思われる方もいらっしゃられるかもしれませんが、個人的にはコメディーではなく「懐かしの昭和の人情喜劇!」と呼びたくなってしまいました!個人的な理由で観劇記を書かせていただくことが遅れてしまいましたが、2月3日の節分の日から始まったこの公演が、こちらの劇団名通り「ふくふく公演」になられることを期待しております!個人的には、今年の下北沢演劇祭もかなり期待してしまいます!

フェブリー
あひるなんちゃら
サンモールスタジオ(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/11 (水)公演終了

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

フェブリー
あひるなんちゃら
サンモールスタジオ(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
ケントさんいいな。
ふっふ、あひるは面白いな。会場を出るとニヤニヤしながら歩いちゃう。
それで途中の公園でモーホーカップルの数を数え終わるとまたニヤニヤしちゃう。緊張しないで観たい日もある、そんな気分にオススメです。
やってるほうはすっごいタイミング計算してるのはよくわかります。

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

泉鏡花の夜叉ケ池
花組芝居
AI・HALL(兵庫県)
2009/01/30 (金) ~ 2009/01/31 (土)公演終了
満足度★★★★
両組観劇。
泉鏡花と感じさせないほど台詞がわかりやすい。
加納さんの白雪姫が美しくかわゆらしい。良い意味で、以前より楽に演じてるような…?
谷山君の万年姥が素敵。

写楽コンプレックス
劇団銀石
タイニイアリス(東京都)
2009/01/29 (木) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★
してやられたっ!
恐れ入りました。はい。今回が2回目のチョコレートケーキ。おおっ!そうきたか、きちゃいましたか。心の準備がないままに入ってこられたので正直びっくり。あわてました。良かったです。

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
好きですねぇ、この作品!!!
観劇させて頂きました。この作品は、チラシのデザインとあらすじを基に物語が展開していく作品でしたが、自分にとっては好みの作品でした!エッシャーの作品を思わせるチラシデザインと自分が「観たい!」に書き込ませていただいた数学的連続性を思わせる「無限回廊」とも思えてしまう物語展開が好みであれば、それ以上に好みなのは本作品の台詞構成でした!あらすじから数学的な発想の物語を観劇前に期待していましたので、決して普段観劇させていただく時に台詞を聞き流しているわけではないのですが、本作品はどのような台詞表現で構成されているのか非常に興味がありましたので、いつも以上に丹念に一つ一つの台詞を聞き取らせていただきましたが、好みとしか言いようがありませんでした!物語中の台詞のほとんど全ての台詞表現に余計な装飾の加わったものは無く、きわめてシンプルで自然体な表現で構成された本作品でした!最初のほうで数学的な発想の物語を思わせることを書いたので、もしかしたら抽象的で、難解な作品と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことはありません!本作品はきわめて日常的に身の回りで聞かれそうなシンプルで自然な台詞でほとんど構成されているため、何も考える必要はありません。素直に受け止めればいいだけの台詞で物語が創られています!そして、台詞がシンプルなものがほとんどですから4つの物語の一つ一つは少し詩的な印象を残し、本作品自体としては数学的な「不思議な連続性」で展開していきます!これだけ自分の好みが出揃ってしまうと、観劇させていただいている間に自分の深読みかもしれませんが、作中の台詞がシンプルなもので揃えられているのは、「数式の簡潔さ」をイメージしてほとんどシンプルな台詞表現のみで作品構成をしたのではないのか、と自分の頭の中でさらにさらに自分の好みの作品に仕上げていってしまいました!自分の場合は、あまり凝りに凝った表現や言葉を中心に台詞が構成されているものはそれほど好きではありません。言葉に凝れば凝るほど普段めったに使うことの無いような言葉や表現になりますので、大部分の場合表現だけでなく、それが用いられていた文章そのものを借用して若干手を加えるのみでしか使いこなせず、台詞の表現に凝れば凝るほど・それが多ければ多いほど・その元々がどこから来ているか知っていると、自分の場合は一瞬の表現としては目を引きますが、文章単位になっていけばいくほど、たんなる継ぎはぎだらけの物語に思えてきて、観劇中に興味が半分ぐらいになってしまうことが時々あります。自分の完全な好みなのでしょうが、ライターにしろ何にしろ身に着け愛着が沸くのは、どこかで聴いた言葉ですが「シンプル・イズ・ベスト」に行き着いてしまいます。ただ、本作品を観劇させていただいている間中、舞台上に夢中になり、台詞の一つも聞き漏らすことの無いくらい集中していたので、自分はさして気になりませんでしたが、自分の席の近くに座られていたまだ男の子と呼んでも差し支えないぐらいの年代の方たちは、公演開始1時間も経たないうちに観劇中に飲食をし始め少し驚きましたが、作品展開に夢中になっていたので、すぐに舞台上にまた集中してしまいましたが、その席周辺の方々が露骨に不快感を表す咳払いをいくらされても止めずに、結局断続的にですが終演まで飲食をされていました。後から考えると、ひょっとしたらこの公演に期待していた作品とまったく違うものだったので、観劇中に作品観賞を見切ってしまったのかもしれません。終演後の客席の拍手の反応も本作品に対して好意的な方とおそらく思っていたイメージの作品とまったく違うもので若干不満を感じられているかもしれない方と少しハッキリと別れていたように見えました。今回の星の評価は、客観的に観た場合どのように観えるのかという視点からは全く観劇していませんし、興味も余りありません。とにかく自分の好みが出揃った本作品に最高評価の星の数をつけたいだけです!ただ、若干勘違いされている方もいらっしゃるかもしれませんので書いておくと、最初のほうで作品展開を「無限回廊」と呼びましたが、自分が「観たい!」に書いた「ゲーデル・エッシャー・バッハ」が今から20年前ぐらいに日本で翻訳出版された時の表紙帯に「不思議な環」と見出しがつけられていましたが、本作品「a day」自体は、この言葉のほうがピッタリと合います!ケーキ自体年に1回ぐらいしか食べませんし、「チョコレートケーキ」になればもう十数年ぐらい食べていませんが、本作品の「チョコレートケーキ」はビターテイストでありながら、やんわりと心地良く甘みが口に広がっていくような作品でした!世の中には自分の知らなかっただけで、どうやら年に数回ほど食べに行きたくなる「チョコレートケーキ」があるみたいです!自分の場合は、もちろん次回公演を観に行かせていただく日を今から楽しみにしています!

『a day』
劇団チョコレートケーキ
ザ・ポケット(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

あひ
多少婦人
OFF・OFFシアター(東京都)
2009/01/21 (水) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
最後のやつが好きでした。
彼らの母体となる明治劇研時代に主となって作・演出をしていたのは渡辺さんなので、やはり彼の作品はメンバーに定着している気がします。長く観ている身としても安心出来るし。電動夏子安置システム+タカハ劇団÷2みたいな印象。既存の何かに当て嵌めるのは本人達にとって本望ではないだろうけど、未見の方に伝えるには適切な手段という事で御容赦を。
あ、ウチの作家と役者もお世話になりまして。かねてから御覧の方々にも受け入れられていれば何よりです。

伝記
サンプル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/01/15 (木) ~ 2009/01/25 (日)公演終了
追加公演に行きました。
やはり松井周作品の真価は演出にアリ。温い様な冷たい様なドロっとした様なサラっとした様な、対照的なイメージが混在した空気感。観ていて非常に居心地が悪い。居た堪れない人間関係に板挟みされた時の心境になります。日常生活でもあるよねー、そういう時。しかも自分で頑張りたい場面じゃない時に限って遭遇しますよね。そんなに本気でやってないバイトの最中に、とか。そういう。
壁にある数字はなんだろうとか、本棚の斜め具合は物語の先行きを示しているのかとか、舞台美術の視覚からして色々と思考巡らされました。

その人を知らず
東京デスロック
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/12/26 (金) ~ 2009/01/05 (月)公演終了
グッバイ2008&ウェルカム2009
海外古典を経て、東京公演最後にこの戯曲を持ってきたのは大正解。
風習化していてみんなすっかり忘れているけれど、新年を迎える事それ自体は何もめでたくはないのです。どうあろうと時間は過ぎるもの。しっかり生きて、これまでの時間を生き抜いて来られた事こそを祝うべき。それこそ昔は生涯を全うする事さえ困難だった時代があった訳で。そんな中で一年を生きた事は何よりも尊い。観ていてそんな事を思いました。

それでつくります。
キリコラージュ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2009/02/04 (水) ~ 2009/02/06 (金)公演終了
なにかこう
あらゆる面で説得力が感じられなかった。確かに地域創造絡みの公共ホールで行う子ども向けワークショップでは、いい雰囲気が出るのだろうなぁ、という印象。発想やイベント性は面白い。

DUST
ドリームプラス株式会社
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2009/01/14 (水) ~ 2009/01/27 (火)公演終了
満足度★★
後味はあまりよろしくない
一定期間就労あるいは求職をしていない若者を無人島で強制労働させるという法律が施行されたごく近い未来の物語、ブラックさ満開で救いのない結末は山田悠介の真骨頂?(笑)
が、暮部拓哉のギター生演奏とミュージカル風とはいかないまでも、歌がかなり入るのでそれが緩和されている感じ? とは言え終盤はやはり重苦しく、後味はあまりよろしくない。
ま、渡辺夏菜と別府あゆみを観るという目的は十分達成できたし、劇団SETの田上ひろしが、『スイッチを押すとき』に続いてイヤ~な役どころを好演していたのでそれなりに満足。