
ミュージカル・ロマン『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~/Romantic Revue『愛, Love Revue!』
宝塚歌劇団
東京宝塚劇場(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
東京宝塚劇場「悪魔城ドラキュラ」
これは凄い。僕はゲームを殆ど制覇してるんで名曲に歌詞が入ってリヒターがムチ振るうだけでニヤニヤしちゃうんですがストーリーも素晴らしい。不死の者と人間、その間に生まれた主人公、父と子、そしてそれぞれの愛。アルカードとマリアの恋の行方は?超名作です!

マジックラウンドサーカス
名古屋市立大学演劇部劇団鈍-NORO-
ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/16 (土) 18:00
感想が遅れました。
千秋楽が終わってから出せと言われると
なんとなくまだいいやと思って
ずるずると先延ばしになっちゃってすみなせん。
今年、続いていれば、昭和100年だそうですが、
もう年号が何年だろうが
何年前のことなのかなんて全然わかりません。
その昭和の高度経済成長期をどう伝えるかに苦心されたようですが
舞台ももうちょっと雑多でレトロな雰囲気を醸し出せたらよかったかなと。
ピエロとクラウンの違いもはじめて
学ばせていただきましたが、
サーカスにかける情熱、魅力っていうものが
舞台から今一つ伝わってこなかったのが残念でした。

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
テンポ感や、笑いの感じは悪くはないのだけど、どーも入っていけない感じ。
130分と言うのがこの劇団にとっては長いのかもしれない。というか、登場人物がちょっくら多い、故に無駄なエピソードも多い。
その辺をもうちょっとまとめられたらもっといいコメディになったのかもしれない。

校舎、ナイトクルージング
ロロ
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/07/08 (火) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
いつ高シリーズ vol.3から入り、そのタイミングでvol.1&2の再演版オンライン配信を知ったため、鑑賞。
深夜の校舎に集まった高校生たち。
幽霊が出るウワサを聞いて、やってきた男女3人組と不登校の女子、そして、不思議ちゃんの女の子。
昼の校舎を想像する彼らの、少し変わった青春の一コマを描く。
不登校の女子生徒が録音した音声から、目に見えない世界を想像する設定が魅力的。
自分のいない昼休みの教室に思いを馳せる二人の女子の様子がとてつもなく、エモーショナルで演劇的だった。
また、雨穴ネタを放り込んでいたり、再演版ならではの魅力があった。
vol.3に続き、将門の登場回なので、『月光の囁き』や『うる星やつら ビューティフルドリーマー』など、映画ネタへの言及が多くて、テンションが上がる。
ビューティフルドリーマーがループものという流れで、『ファーストキス F1RST KISS』を挙げているのも再演版ならではだなと。
基本はありふれた青春ものでありつつも、後半にかけて、ファンタジックな設定が浮き上がるなど、『サマーフィルムにのって』に近い肌触りも……。
なにはともあれ、教室という「場所」から、そこに存在しない「人物」や「日々」を想像するというのが、いかにも三浦直之さんらしい物語だなと思った。

JULIO -フリオ-
はぶ談戯
駅前劇場(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/08/15 (金) 14:00
医療実験(?)に起因する猟奇殺人事件にまつわるホラー。
断片的な情報を結び付けてゆき真相に近づいたことで起こる惨劇、というのは奇しくも前日に観た背筋原作・白石晃士監督「近畿地方のある場所について」と通ずるモノがあるような。
が、こちらは生の演劇であり、その制限下でのスプラッタ表現を筆頭に、舞台前方・後方を分ける2枚の可動幕や照明効果を駆使した演出など演劇としての表現が見事。
終盤での恐怖を煽るための「溜め」が長めでテンポが落ちた感もあるが、一件落着と思わせてからの終幕がヤだ。それが読めてしまうだけに「ダメ!ダメ!それやっちゃダメぇ~!」なんだな(笑)。しかもそこでバッサリ切ってカーテンコールもない(肯定)なんて……gkbr
大王としてもはぶ談戯としても異色の本作、映像でも観てみたいとも思った。(エグそう(笑))
なお、2000年の遊気舎版(演出:楠見薫)は観ていたが、観たという記憶のみで内容はすっかり忘れていた。(四半世紀前だもの)
あと、「ある部分」に手塚治虫のブラック・ジャック「春一番」(大林宣彦監督「瞳の中の訪問者(1977年)」原作)を思い出すよねぇ。

月から抜け出したくて
劇団銅鑼
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2025/08/23 (土) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
大西氏が劇団銅鑼に脚本提供した前の作品(クラウンを題材にした)も静かな味わいある一編だったが、両劇団合同と銘打った本公演での本作は体感的に重量があり、噛み応えあり味わい堪えがある。大仰な台詞はない。全てが日常の範囲に、庶民の身の丈の内に留まっているが、「人生」の時間の幅や、意味的な豊かさ・・・それらが「過ちを犯した」後の人生を送る者の「抑制」の静けさと平穏さの中に、逆説的に激しく満ちて来るのを感じさせる。
中庸という言葉が輝きを持って見える時というのは、こういう人生の形を想像する時。
銅鑼とハンバーグ両集団の役者(若手・ベテランを問わず)の持つ原石の輝きも、改めて見出した思いで胸熱である。

『タイムズ』
劇団不労社
京都芸術センター(京都府)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/25 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
千秋楽拝見
最後には西田さんも出て来ての4回コール
個人的に演劇と映像(マッピング?)の作品は好まないので… 役者の演技力に集中出来ない
林作品は何度か拝見しているが、いつも単純明快な作品は無く、無理矢理に演劇と何かを融合させようとすることで理解し難い作品に…
一つの技法なのかも知れないが、演劇初心者には??~となってしまう
今回もその時代を過ごした人には楽しめただろうが、若年層には…

リーディングセッション『蠅取り紙ー山田家の5人兄妹』
OVER40S
シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)
2025/08/23 (土) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
アコーディオンの生演奏に乗せた、リーディングセッション…とても、素晴らしかったです。熱演により、臨場感のある実演のような感じで、観劇できました。

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

リーディングセッション『蠅取り紙ー山田家の5人兄妹』
OVER40S
シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)
2025/08/23 (土) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
臨死体験的ヒューマンファミリードラマのリーディング公演、実演に勝るとも劣らない臨場感のある熱演で、大いに楽しめました。アコーディオンの生演奏も効果的。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ナンセンスコメディ、意味不明な所も多いけど、なかなかに面白い。ただちょっとクドくて、げっぷも出ますが(笑)。1時間程度の尺ならスッキリだったかな。

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
次々繰り出されるナンセンスなやり取りが集まって次第につながっていく感じのお話でした。
フライヤーも結局謎で中身と関係なさそうですが、なので、前情報は一切なしで観るもののようですね。
ナンセンスコメディってどんなもんだと体感したい人にはザ・ナンセンスな感じだと思います。
会場は最初から最後まで常に笑いが起こっているのですが、こちらのコメントにもあるように、人を選ぶところはある感じがしました。
やり取りのズレが直接面白くてなるほどと思うものもあれば、勢いで笑わされるもの、周りは笑っているけど、えっ今のはなに?なものも。
はまる人にははまるんだと思います。
下ネタとか他のネタも人によって何が笑えるのかという許容度が違うので、大らかに受け入れる姿勢を持って観に行くと良いかと思いました。

糸洲の壕 (ウッカーガマ)
風雷紡
座・高円寺1(東京都)
2025/08/16 (土) ~ 2025/08/19 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
まずはこのような作品を企画、上演いただいたことに感謝申し上げたい。私は沖縄戦についてほとんど知識がなかったし、この作品に出会わなければ興味を持たずに過ごしていただろう。
さて作品であるが上演時間約130分が私には長く感じられた。何故なら物語としての魅力が乏しかったと思うからである。先の「観てきた!」コメントで「教育演劇のような...」と仰っていた方が居られたが私の抱いた思いも近いかもしれない。少々乱暴で失礼な物言いになるかもしれないがお許しいただきたい。作者は伝えたい思いが溢れていて、それをすべて詰め込んだような物語だな、と思った。「戦時下でもこんな兵隊さんがいました」、「看護活動はこんな悲惨な状況でした」etc...、いくつものエピソードを各場面に当てはめて、それをつなぎ合わせて物語を組み立てているように見えたのだ。もちろん各場面での登場人物は、笑ったり怒ったり舞台上での生が感じられるのだが物語全体を通して見ると物語が本来持っているべきはずの魅力(あえて「物語のうねり」というが)が感じられない。そういう意味では「ふじ学徒隊」と対をなして物語の核となる人物、小池隊長のエピソードも多くのエピソードの中に埋もれてしまった感がある。ついでに言うと、小池隊長と里に残してきた妻が会話を交わす短いシーンが何回か出てくるが(夫婦の愛情や隊長の人柄を表現したものか?)なんとも中途半端なシーンに感じられて必要なシーンだったのか、疑問が残る。
さりとて、戦争における非人間性、残虐性、狂気などを伝え、観客の想像力を喚起し、各自が二度と戦争を起こしてはいけないという思いを抱かせるには十分な力を秘めた作品だったと思う。改めてこの作品に出会えてよかったと思う。
もう一つ、好きなシーンについて書きます。小池隊長が隊の解散を宣言した後、(どしてそうなったのかは忘れたが)少女たちに歌を歌うことを所望し彼女たちが童謡「ふるさと」歌ったシーン、これは沁みた。これこそドラマだな。
余談だが、先日、ニュース番組を観ていたら俳優の渡辺謙さんが反戦への思いについてインタビューを受けている中で次のように語っておられた。「戦争について知らないことばかりなのを引け目に感じることはない。知ろうとすることに意味がある」。心に留めておこうと思った。

ライバルは自分自身ANNEX
宝石のエメラルド座
ザ・スズナリ(東京都)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/31 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
池谷のぶえの出自として知った作り手であり、前知識はナンセンス、不条理という漠としたカテゴライズのみ。笑いの質は?狂気の度合いは?ストーリーはあるのか・・あれこれ楽しみにスズナリへ赴いた。上手側の廊下に通じるドアから段差無しでステージへの花道が据えられているのは初めての風景。上手側奥辺まで若干の傾斜で続き演技エリア。下手にはあと一段高い台状の演技エリア、最奥でこの段差のある両エリアを煮しめたような色の平台風の台を無造作に置いて繋いでいる。両エリアは角材の柱で支えられ、色はオフィスのグレー系で統一、プロセミアムをなぞって飾られた半モザイク風の板にも延長。床は夜の店風に蒼く沈む。テーブル、椅子等の置物だけはアンティーク味を発色。このいい感じの全体バランスと、流れる都会的なインスト音楽の洒脱さで一定のポテンシャルを保証する空気が出来上がっている。
当然、問題は中身である。
・・今度の手術を執刀する池谷のぶえ、患者である息子の母、佐藤真弓のコービーを飲みながらのやり取り。これ以上のネタバレは控えるが、ナンセンスな台詞を挿入しつつも一応の話の決着をみて暗転、もしくは「話は全て聞かせてもらった」と奥から別人が登場するパターンで次の展開。冒頭シーンはそのままストーリーの出発点となり、話が進んで行くタイプと了解。
笑わせのネタ、仕掛けを様々繰り出して来る。芝居の物理的な事情を人物たちが(素の役者に戻りつ、ではなく人物として)承知しているおかしさ、等は今や珍しくないがこの人がもしや原点?(とすればケラ等は随分参考にしている感じだ)と、今まで足を踏み入れなかった博物館の一角でサンプルを発見する感覚も。
諸々興味深く見たと同時に、俳優を試す(別役戯曲も然り)芝居でもあり、俳優を見たという読後感が強い。話は「前へ」進んで行ったが、話が結局どうなったのかを覚えていない(覚えている必要はない)。ただもう一つ何か、今言語化できないが、何かを残して幕を閉じて欲しかった気がする。(それが狙った結果なのであれば、言う事はないが..)

劇団唐ゼミ☆第33回公演『少女仮面』
劇団唐ゼミ☆
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2025/08/19 (火) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
鑑賞日2025/08/20 (水) 19:00
価格5,300円
同期の桜組 観劇
去年も同じ演目を見たが、勉強になった
改めて、芝居は力強さが必要と認識した

発表せよ!大本営!
アガリスクエンターテイメント
シアターサンモール(東京都)
2025/08/13 (水) ~ 2025/08/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
駅前劇場で観劇したときよりもテンポがさらに良くなっていて、
物語にスッと入り込める心地よさがありました。
演出も洗練されていて、全体的にとても見やすく、最後まで集中して楽しめました。
ブラックコメディとしての切れ味も抜群で、思わず引き込まれました。
ただ、初演を観ていたので、「この後、この人...」というところは、
少し笑いづらさを感じたのも正直なところです。
今年1月のアガリスク作品は、
ちょうど実家に帰省していて観ることができませんでした(1月2日からとは…)
次回の公演がどういう形式(短編?配信と組み合わせ?)になるのか、まだわかりませんが、
これからも応援したい劇団だと改めて感じました。

『タイムズ』
劇団不労社
京都芸術センター(京都府)
2025/08/22 (金) ~ 2025/08/25 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初演を観た時は、何の意味があるのだろうと思ったが、今回、やはりあまり意味が分からなかったが、お芝居の何が起こるのか分からない楽しさを感じることが出来た。
フェイクエンジェルズに救われたような気がします。ウッソーウソソ❗️
お芝居観られてありがとう🤟

抜殻を握った僕たちは
男澤企画
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/08/20 (水) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
シアターグリーン若手劇団支援企画参加作品である。新鮮で若者らしい柔らかで繊細な感性の光る作品だ。華5つ☆ 尺は約120分。

さよなラズベリー202
息切れカメレオン
小劇場 楽園(東京都)
2025/08/21 (木) ~ 2025/08/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
荒唐無稽ですが、笑えるところも多くて、楽しい時間でした。学生演者さんの一生懸命が伝わってきました。
でもじきに解散してしまうのですね、どこかでまた観られますように。