最新の観てきた!クチコミ一覧

175281-175300件 / 190102件中
天の空一つに見える

天の空一つに見える

髙山植物園

アトリエ春風舎(東京都)

2009/01/23 (金) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★★

うまくは言えない。
説明しがたい感慨。

前半部分ののたっとした会話劇も楽しんだけど、
終盤数分を観た後には、準備の時間がもう少し欲しかったって思った。
そう考えると、余地があるのは前半なのかも知れない。

ネタバレBOX

演劇公演であるからには、始まりがあって、終りがあるわけで、
あのお話を終わらす為には最後の演出になったって、ことなんだろうけども。

ベストじゃないのかも知れないとは思った。
けども、決して嫌いじゃない数分間でした。

でも、なんか、なんだか。
観る側に準備がなさすぎると思ったのだ。

お腹が引っ掛っちゃったあたりのたるーんとした楽しいやりとり、
子供が欲しいけど、できない夫婦の愛のある会話
終盤
の3つの連なりが、悪い。
タルーンと楽しいやりとりをしていた人達にも、葛藤はそれぞれあって、それが終盤に繋がる。みたいな一筋の流れで観たい。観たかったがそうは観れなかった。

ひとつには、贔屓して寄り添って観ていたくなる様な役、がいなかったこと。
ひとつには、私の目の前の桟敷のお客さんが「演劇を見る」姿勢ではなかったこと。

ちょっとしたコンディションで変わっちゃうことも、演劇の良さ、ですけどね。
曾根崎心中

曾根崎心中

TOKYO NOVYI・ART

東京ノーヴイ・レパートリーシアター(東京都)

2008/12/21 (日) ~ 2009/05/09 (土)公演終了

満足度★★★

ひたむきな恋
正統派のお芝居だと思う。
ただ、題材が題材だけに重い。

以下はねたばれBOXにて。。

ネタバレBOX

曽根崎心中はあまりにも有名だけれど、この戯曲、読んだ事がないという方は案外、多いのじゃあないかなー。

遊女のお初と徳兵衛は、深く愛し合う仲でしたが、徳兵衛の主人は妻の姪と結婚させようと、徳兵衛の継母に持参金を渡しました。徳兵衛は、この話を断ったのですが、そうなると持参金を返さねばなりません。持参金を返すつもりでいたところ、友人の九平次にうまく言いくるめられて、騙し取られてしまうのです。
返す持参金はない。九平次からは裏切られ罵倒される。男の一分が立たなくなった徳兵衛とお初は、曽根崎の森に死に場所を求めてさまよい、心中するというお話です。

遊女のお初のセリフがちょっと聞き取り難かったのと、舞台が静かすぎた。
それなりに和的な音楽も取り入れてはいたが、遊女お初のセリフ回しが遊女特有のゆるりとしたのんびり口調なので、間がシーーン。

心中する場面もライトの効果で美しい舞台なのだが、あまりにも切迫感がない。人が死ぬ時って、あんな風にどこか湖の淵でも散歩するように、の~んびり、死んでゆくのだろうか?優雅に・・。

死ぬ。という芝居に何処か違和感を覚えた演出だった。
物語が物語りだけに、重い空気が漂って、ワタクシにはムカナイ芝居。

九平次ら3人の演技は見事でした。
九平次など、とぼけたずる賢さや、徳兵衛を貶めていくさま、お初に詰られて退散するさまは、当時の情景がそのままリアルに甦ってくるようで、絶妙な演技でした。

次回は「ワーニャ伯父さん」か、「かもめ」を観ようと思う。
しとやかな獣

しとやかな獣

オリガト・プラスティコ

紀伊國屋ホール(東京都)

2009/01/29 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

コツコツやる奴はご苦労さん?
詐欺をされるのは御免だが、詐欺師を見るのは面白い。
詐欺で生計を立てている一家というだけでも面食らうが、
そのさらに上を行く人物の登場は痛快の一言。
黒いことを明るく語る面白さがある。

一方で、そんな連中と関わった生真面目な人物は、悲壮感たっぷりである。
コツコツやる奴はご苦労さん、でいいものか。
生真面目な人物(玉置孝匡)が色濃い疑問を投げ掛ける。

とにかく戯曲が面白い。映画も観たくなる。

緒川たまきの飄々とした色気と、浅野和之の無責任親父ぶり。
2人ともキーパーソンとして存在感たっぷりである。
他の人物も胡散臭さたっぷりで、物語を豊かなものにしている。

ネタバレBOX


息子の着服と、妾に行った娘の旦那への借金で生計を立てる一家。
それをのうのうと受け取っている両親も両親である。
戦後の貧しさから脱却してこの生活を手に入れたのだという。
高度成長へのアンチテーゼという見方もできるだろう。
(1962年に映画として公開されている)

奇しくも同じ年に『ニッポン無責任時代』が公開されている。
コツコツやる奴はご苦労さん、という植木等の言葉は、
当時どのように受け取られていたのだろうか。
その一つの答えが、先行作品である『しとやかな獣』にあると思う。

という難しいことを考えなくとも、詐欺師を見るのは面白い。
エビビモ

エビビモ

エビビモpro.

シアタートラム(東京都)

2009/01/31 (土) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなかどうして!
正直、最初はチープだなと思い、冷ややかに観ていたのですが、気が付いたらいつの間にか食い入るように観ていました。40人以上の役者が、ただの頭数ではなく、一人一人の顔がきちんと見えている。これってベテランの劇団でもなかなか出来ない事で、非凡なことだと思います。
確かに粗削りな部分はありますが、見せるという部分をきちんと意識していけば、客席がもっとドカンと来てもいいはず。けど、それはのびしろが大きいということの裏返しでもあるので、今後の活躍がとても楽しみでもあります。

今回は、彼らの頑張りももちろんですが、劇場の企画の勝利だったと思います。こういう出会いがあると一演劇ファンとしても嬉しいです。

29時

29時

自転車キンクリーツカンパニー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/01/28 (水) ~ 2009/02/04 (水)公演終了

満足度★★★★

好きな空気感
好きな空気感

SWORD CHORUS

SWORD CHORUS

10・Quatre

銀座みゆき館劇場(東京都)

2009/01/20 (火) ~ 2009/01/22 (木)公演終了

満足度

?です
面白い?と聞かれれば面白いけど心に残るか?聞かれれば残らないかな。

稽古不足なのかよく分からないけど荒がありすぎて迫力にかけていた。

ストーリーはまぁまぁ判りやすかった。

お芝居も立ち廻りもあまり褒められたものではない。

配役をもう少し考えてやった方がいいと思う。

発表会的な芝居を見せるならお金を取っては行けない。

せっかくの剣劇がもったいない・・・

ツキの王女

ツキの王女

劇団オグオブ

萬劇場(東京都)

2009/01/24 (土) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

気持ちが伝わってきた
スタッフの方がスーツ姿で、大変感じのいい応対でした。
さすが、社会人劇団ですね!
お話もまとまっていてわかりやすく面白かったと思います。
ちょっとギャグがすべっていたのが惜しかったです。

皇太子とアナベルの告白のシーンは感動的でした。
思わず、涙してしまいました。
愛する気持ちが伝わり、感動しました。

でも、貴族の結婚式の衣裳が少しジミでしたね。
予算の関係もあると思いますが、ベールだけでももう少し豪華だと良かったナ~~と思いました。

イーシュンとリンリンはいつ間に恋しちゃったのかわからなかった。
お互いを意識しあうシーンがあると良かったと思います。

イーシュン役の下野薗裕太さん、素敵でしたね~~♪
演技も素直で、大変好感が持てる方でした。

チェン姉さんの「ばめんてんかん・ア・ジ・ト」がすごく可愛かった。
五十嵐さん、こんなにカワイイのに、怒ってばかりいるイメージの役でもったいないですよ。
暴力的とカワイイが交互に出てくる感じのキャラにしたら、もっと面白くなると思います。再演のときはぜひ!!



しとやかな獣

しとやかな獣

オリガト・プラスティコ

紀伊國屋ホール(東京都)

2009/01/29 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度★★★

なかなかの
見ごたえのある舞台でしたねえ。悪女緒川たまきさん最高。詳しくはネタバレへ。

ネタバレBOX

とにかく四の五の言わず、その「家」を覗き見ると、クラシカルな昭和のにおいと、アンモラルな日常を体験できました。まさに、悪の巣窟といってもいい(笑)くらいの家ですなあ。でも、そこの空気感が実にしびれます。

逆にもう少しちいさなところでやってもよかったのでは?と思ったりもしました。下手がわが少し見えにくかったですし。あと、もっと役者を近くで見たかったなあ・・・なんて。
ランプにまつわる物語

ランプにまつわる物語

KALAMA WAIOLI appearing 工場

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2009/01/15 (木) ~ 2009/01/18 (日)公演終了

満足度★★★

ミュージカルっぽい仕上がり
1年半前のオリジナル版は、いろんな要素がゴッタ煮のようにつまっていてカオス的なにぎやかさがあったが、今回はそれを整理してシンプルかつストレートにした感じ。また、劇中での歌が多くなりミュージカルっぽい仕上がりになったということもあり、趣を異にするのでそれぞれの面白味アリ。

あれから

あれから

キューブ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

非常に良く出来た喜劇
面白かったです。ストーリーとして、特に斬新な何かがあったわけではないと思う。しかし、さすが、という感じでした。観客に少しずつわかり易いヒントを与えながら輪郭の見えてくる展開に引き込まれ、納得の行く形のハッピーエンドに落ち着いたところで、ナイロンでの顔とはまた違ったプロデュース公演に対するケラさんの取り組み方もチラッと見えた気がします。

初日に観たので少し、役者さんの演技に固い部分もあったのだとは思いますが、それでも皆さん素晴らしかったです。キャラクターの個性が生きていて、構成や装置も含め、全てにおいて安心して観ていられる舞台でした。

四色の色鉛筆があれば

四色の色鉛筆があれば

toi

シアタートラム(東京都)

2009/01/27 (火) ~ 2009/01/28 (水)公演終了

満足度★★★★

面白かったです
特に、「反復かつ連続」が好きでした。構成のアイディアと、演じた女優さんの力もあって、パズルのピースを当て嵌めていくようにドキドキしながら見ました。終わりに近づくにつれて、得体の知れない感動すらありました。狙いにまんまとハメられた感じですかね。
 他の3編もそれぞれテーマに沿ったのであろう仕掛けがなされていて、今まで触れられたことの無かった脳の部分を刺激してくれました。

最後の「純粋記憶再生装置」は・・・、アイディアは好きですが個人的にはちょっと伝わりづらく、勿体無い感じでした。
全体的には、このクオリティのものをこの値段で観られて、非常に満足です。

君の先

君の先

Func A ScamperS 009

ザ・ポケット(東京都)

2009/01/28 (水) ~ 2009/02/01 (日)公演終了

満足度★★

うーーーん
 なんか、「惜しい」感じでした。多分、演出とか台詞の面で。
 役者さんたちは皆かっこよく芸達者で、コレオグラフも素敵だったと思います。テンポの良い展開で長くは感じなかったし、最後のシーンに繋がる仕掛けも面白かった。
 でも、何でしょう、全体的にまとまりきってない感じがあって、悪い意味で演劇的すぎるというか、聞いていていたたまれなくなる様な台詞も多かったです。
 この辺は好みの問題でもあるのでしょうが、個人的にはコミカルに偏りすぎていると感じ、設定にもリアリティが欠落している故にストーリーへ入り込むことができませんでした。

ネタバレBOX

人間関係のドラマとして、設定の見せ方にこだわりすぎると一番伝えるべきことがブレてしまう、という都合はわかりますが、それにしても特に、服飾専門学校の卒業ショーという舞台自体の描かれ方が、あまりにも雑すぎると思いました。


 
パイパー

パイパー

NODA・MAP

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2009/01/04 (日) ~ 2009/02/28 (土)公演終了

満足度★★★

宮沢りえファン的感想
昨年のルヴォーの『人形の家』を観たときに宮沢りえを絶賛してたんだけど、
「それは彼女を好きだからじゃないの?」
と話半分ぐらいにしか受け取ってくれなかった同行者(←宮沢りえは『透明人間の蒸気』と『ロープ』を観ているも、けっこう評価低めな人)が、
「驚いた、化けたねぇ」
と手の平を返してきたのが一番嬉しかった、かな?

ただ反面、演技者として舞台にしっかり立っているために、
以前のような“不安定な魅力”は薄れてしまっているんだよなあ…。
悩ましいところですw

29時

29時

自転車キンクリーツカンパニー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/01/28 (水) ~ 2009/02/04 (水)公演終了

前半に観なかったのは口惜しい。
だって、4日でおしまいだ。

この空間で、彼女のテキストが聴けるのは、最後だよなぁ。

「休むに〜」は超えないけれど、水準どころか、今年のベスト候補に、もちろん。

バトゥータ BATTUTA

バトゥータ BATTUTA

朝日新聞社

木場公園内ジンガロ特設シアター(東京都)

2009/01/24 (土) ~ 2009/03/26 (木)公演終了

満足度★★★★

調教の技術に見惚れる
開演前、円形舞台の中央で、馬たちが繋がれもしないで佇んでいる姿を観ただけで、泣いてしまいそうだった。
闘争心に溢れる競走馬とは種類自体が違うとはいえ、基本的には繊細で憶病な馬たちが、1800人もの客入れの最中、ほとんど身動ぎもしないでいるというのは脅威的なこと。

その調教や馴致の技術の高さへ敬意を持てるかどうかで、高額チケットの満足度はかなり違ってくるかもしれない。

ちなみに、以前は「騎馬オペラ」と謳っていたと思うんだけど、今回は「騎馬スペクタル」。アート色の強いサーカスといった印象だった。

ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2007/06/17 (日) ~ 2008/08/31 (日)公演終了

日本版はちょっと・・・
やっぱりアメリカ版が本物だ。
役者のうまさが違う。
ハマり方が違う。

いつも思うんだけど、アメリカはブロードウェイではその芝居のその役のためにオーディションを行い一番の適役をその役に付ける。

ところが劇団四季になると、劇団員の中から選ぶことになるからかなり選択支が限られていて、そうすればどうしてもある程度無理が出てくる。ある程度適役じゃない。

ということで、どうしても違和感がある。

つまりアメリカでも観てきました。
ブロードウェイではなく、シカゴででしたが。

人展 第四回

人展 第四回

コマツ企画

シアターPOO(東京都)

2008/07/27 (日) ~ 2008/07/27 (日)公演終了

満足度★★★

また是非やってほしい。
という願いを込めて、今更ながら書き込みです。
川島さんの一人芝居はずっと観ていたい。東方力丸さん、下北沢に行く度に見かけますのであの日が色褪せませんね。少女漫画でも読んでくれるみたいなので試してみたいのですが・・・・・第五回、待っています。

29時

29時

自転車キンクリーツカンパニー

新宿シアタートップス(東京都)

2009/01/28 (水) ~ 2009/02/04 (水)公演終了

満足度★★★★

面白い
櫻井智也さんがよい。★4.5。

しとやかな獣

しとやかな獣

オリガト・プラスティコ

紀伊國屋ホール(東京都)

2009/01/29 (木) ~ 2009/02/08 (日)公演終了

満足度★★★★

裏切られなかった
映画見てから観ました。もう、とても面白かった。配役もぴったりで。あのシーンはどう演出するのかな?と思ったところも、なるほど、びっくり!の演出。緒川たまきさんの堂に入った演技とか…、何より座長の広岡由里子さんが座長らしくなっていたことがとても嬉しかったです。前回の「漂う電球」とも違ったいや同じ?雰囲気な、…そこがいいのですよねぇ♪次回も楽しみにしています。

マダムとアストロノーツ(※「ハヤシとタチバナ」改め)

マダムとアストロノーツ(※「ハヤシとタチバナ」改め)

あさかめ

a-bridge(東京都)

2009/02/01 (日) ~ 2009/02/02 (月)公演終了

満足度★★★

等身大??
壁の向こうへ移動するタイミングが難しい…。

空間も設定も暖かかった。
けど、二人とももっとクレバーな方が
面白かったと思う。

ちょっとお客さんに優しすぎた気がして、物足りなかった。

このページのQRコードです。

拡大