最新の観てきた!クチコミ一覧

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人間園

人間園

角角ストロガのフ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2009/02/26 (木) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★

すごかった。
多分良かったんだと思う。前作は見てないけど、きっと前作のがよかったんだろうなぁ。
最初は若い感じがしたけど、後半はいい感じになっていったと思います。

野鴨

野鴨

劇団キンダースペース

シアターX(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

思わず感情移入したりして。
グレーゲルスが言葉を発する度に、何でわざわざそんなこと伝えるのよと、原作を知ってはいても憎たらしい思いになるのは役者さんの力量の大きさなのでしょうね。ギーナ役の古木杏子さんが気張らない自然体の演技でとても良かった。立ち姿も本当に綺麗でした。

ピランデッロのヘンリー四世

ピランデッロのヘンリー四世

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2009/02/12 (木) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

迫力ある芝居
役者・串田和美の実力全開、というところでしょうか。

こういう感じのは久々ですね。
1時間40分。

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★

優れた題材
ネットカフェを舞台にしていると知り観劇しました。
展開も面白かったですし、舞台には幅も奥行きもあった使い方をしていて良かったです。
本の詰めが甘いと感じたところがあって、唯一もったいない印象です。
でも、全体を通して何度も事件が起き、展開の入れ替わりもあって随分と面白い作品に仕上がっていました。

4 BITTER FACES

4 BITTER FACES

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

気に入りました。
久しぶりに泣く。

ネタバレBOX

こんなたくましいお姉さんがいたら安心して家を出られると思う。特別変わった話ではなく静かさでいえばこれ以上静かなのはないくらい。書いたのが男性というのにもへーと思ったのだけど筋肉沢山の古川さんからは想像できないくらい(失礼)流れが壊れない言葉だった。役者としてもまた光ってます。姉妹全員の演技がまた素晴らしく生っぽい。
「お母さん持ってっていい?」は良かったなー。「写真」を付けないところ。
ここで貰ったイメージを汚さないように寄り道しないでまっすぐ帰りました。
ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

ワンダーランド2400 ★グリーンフェスタ2009「Box in Box THEATER賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★

ちょっと戸惑いましたが、面白かったですよ!
観劇させて頂きました。この作品は、あらすじに書かれていた通りにネットカフェ「ワンダーランド」を舞台としたコメディー的作品でした。本作品を観劇させていただいた感想の結論から先に述べると、「結局面白かったし、会場でも結局一番自分が笑っていたかなぁ~。」でした!実は本作品の舞台となった「ネットカフェ」と言うところに、自分は今だに行った経験がありません。最近のニュースで「ネットカフェ難民」という言葉を聞くようになり、どのような所なのか一度行ってみようかとは思ってはおりますが、ついつい先送り状態のため、やはり本作品を観劇させて頂き「ネットカフェってそんな仕組みになっているのかぁ~!」と興味を惹かれました。ですが、これが本作品を観劇させていただくことに良かったのか・悪かったのか・・・物語としての興味深さと、役者さんたちの演技に少しの間、自分の場合は作品物語の流れにちょっとだけピンボケしてしまったような感じで観始めてしまいました。物語としては自分のほとんど知らない話なので少し社会的な側面がうかがわれるようにも感じられ、そして役者さんたちの演技がコミカルなパロデイ的な演技なのか、それとも実際に存在していてもおかしくない人物像を自然な感じで演じているのか、自分には少し判断に戸惑ってしまい、開演からしばらくの間、ある意味で正反対になるかもしれない「コミカルさを笑おうとする視点」と「じっくりと自分の知らない世界を知ろうとする視点」の2つの視点を同時に持ちながら観劇させていただいていたため、「笑えそうな場面」に遭遇しても瞬間的に気持ちの切り替えが行うこと出来ずに、せっかくの物語展開に乗り遅れてしまいそうになりました。しかし、こんな自分に決定的な考え方を促してくれたのは「ロリ系少女の登場」でした!実際に自分の身の回りにこのような女性がいるわけもなく、その動作一つ一つが妙に自分には面白く感じられ、この瞬間に「コミカルさを笑おうとする視点のみ」で観劇させて頂く覚悟をしましたが、これが結局本作品を楽しむためには自分にとっては大正解でした!ただ、物語自体には自分の知らないせいか、社会的な話しにも感じられましたので、ひょっとしたら自分以外にも観劇された方で同じように「2つの視点」から観ていて瞬間的な切り替えがうまく行えなかった方々もいらっしゃるかもしれません。客席からの反応からも「ロリ系少女の登場」から一連の流れになっていく時が一番敏感に「笑いの反応」が起こっていたような気がします。そして、その余韻を残して「笑い」が次々起こり始めていたようにも感じられました。ひょっとしたら、役者さんたちの演技をネットカフェを舞台にしたことに合わせて、漫画的なパロデイ的人物描写のみに統一していたらどのような印象の作品になっていたのかなぁ~、と思ったりもしてしまいました。案外笑おうと意識して思っていないと笑えないものなのかもしれませんが、自分の場合はネットカフェ事情に興味を強くさかれていただけなのかもしれません。ですが、一度どの視点から観劇させて頂くか定まると、よく笑いましたし、また最後まで楽しめました!本作品を観劇させて頂いていて思いましたが、当たり前ですが漫画やアニメに対する世間の印象も随分と変わりました。自分の若い頃は、少なくとも男の中ではアニメの話しを好んでするような者は少し距離を置かれていたような気がします。しかし、世の中には例外もありアニメであってもアニメではない扱いをされ、誰もが夢中になり話せたものに「ルパンⅢ世」「宇宙戦艦ヤマト」「ガンダム」が時代の流れの中にありましたが、それらの作品をよく考えてみると別にさほど特別なものではなく、たまたま大多数の者が良いと言い出し、結局誰が話しても「アニメであってもアニメではない」ような共通認識になりましたが、その時その時の判断評価は恐ろしいものも感じられ、先にあげた3作品だって最初に放送された時はなんら特別な反応はなく、再放送を繰り返していくうちに認められた気がしますが、人のその時その時の評価などあまり当てにならないものがあるのかなぁ~、とも思ってしまいます。とても信じられない話でしょうが、昔々ヤンキー少年たちは「ディープ・パープルやレッド・ツェペリンなんかガキの聴くもの、キャロル最高!」といった会話を本気でしている光景も見られました。それはいくらなんでもと思ってしまいますが、そう思えてしまったらそれが通ってしまうのでしょう。ただ、オタクを認めてくれる人たちが多くなり、オタクにはありがたい世の中になりました。今回の作品の評価については、最初は少し戸惑ってしまいましたが、覚悟を決めると最後まで楽しむことができましたし、役者さんたちの演技も自然な感じの人物とパロディ的人物と両面でうまく演じられていた印象を受けましたが、自分の場合はひょっとしたら「ロリ系少女」の登場がなければどのような観劇をしていたか少し迷ってしまっただろうとも思え、その点からほんのちょっとだけ減点してしまいそうですが、やはりそれを大幅に上回るこちらの劇団の次回作品以降に期待したくなる片鱗が随所に観えていたのも事実なので、その点もほんの少しだけ星の評価に加わっています。ただ、本作品を観劇させて頂いている間に思いましたが、笑っているうちに、当たり前かもしれませんが登場人物一人一人に親近感を感じてしまい、たとえ事前に先の流れが想像がついたとしても、逆にその通りになってもらわないと、むしろ面白くないなぁ、との思いも生まれ、実際その通りに物語が進行すると面白さに満足感が加わる、不思議な思いが生まれ出しましたが、自分が本作品のみで生まれてきた気持ちなのかもしれないし、そうではないのかもしれないし、何とも判断のつかない、妙なことも本作品を観劇させて頂き感じました。ですが、ひょっとしたらそれ以前に自分の場合は、オタクに対して親近感を最初から感じていたのかもしれません。

4 BITTER FACES

4 BITTER FACES

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

個性溢れるキャスト
机上風景という劇団。この劇団ほど人間の底の濁った部分をサラッと、あくまでもそこはかとなく表現する巧みさに長けた劇団は珍しいと、思っている。

だから、他の観劇者より、毎回評価が高いのは、そんなサラッとした解らないようで解る普通さが好きなのだから、仕方が無い。(^^)

以下はネタばれBOXにて。。

ネタバレBOX

冒頭、美怜がぶどうぱんのぶどうだけをほじくりながら食べてる風景から始まる。
舞台は静かに幕開けするが、姉妹4人の風景って賑やかこの上ない風景を連想していたワタクシは、「ふ~~ん。。こんな静かな風景もあるんだろうな~」と想像する。
長女森乃はどこかだらけてて、椅子にドカッと座り、どっしりと構えてオヤジ風だ。この森乃を中心に姉妹は家族の姿を醸し出す。

姉妹4人は淡々とどこか醒めた関係のような気配だが、実はそうではない。それぞれの姉妹を思いやりながらもこの姉妹は上手く機能してるのだ。

四女・美怜の末っ子特有の幼児性の強い性格も見事に演出し、中々楽しい。突然、美怜はお笑いになる!と言い出すがそのネタはウケナイ。(^^;)それでも美怜の希望を叶える為に応援する姉妹たち。

一方、三女・タナエは夫からDVを受けている。その暴力夫役が作・演出の古川。この古川の暴力夫ぶりぶりが実にいい。DV男特有の自分より弱いものには暴力で、自分より強いものには従う。という気の弱さや、卑怯さを絶妙に演じている。

DVを受け易い女性というのは、自分に自信が無く、やたら母性本能が強すぎるタイプと言われているが、加えて、軽んじてもいい女だと男に判断させてしまう何かがある。

この女ならぞんざいに扱っても、踏みにじっても大したことではないと思わせてしまう何か。そして、そのことを彼女自身心のどこかで知っていると察知させてしまう何かがある。

そうゆう女性は、決して表立って疎んじられるわけではないものの、たぶん、そうゆう女性の周りには、常にそこはかとない不穏さが立ち込めちゃってるんだよね。
そこはかとない軽蔑、そこはかとない不安、そこはかとない不快・・・誰もがなんとなく感じてるが、はっきり口に出すほどでもなく、それが女の微妙で居心地の悪い不幸を象徴しちゃってる。だから、そうゆう女には簡単に男が寄ってきて、女のその雰囲気を、気安くなんとかできるのではないかと誤解する男、とりあえずこの女でもいいかと妥協する男、頼りなげで淋しそうだと勘違いする男たちが集まって来る。

で、大抵、そんな男はいつも不機嫌で勝手で、ずるずると部屋に居ついたりして、そんな男を「私が居ないとこの人は生きていけない。」なんつって、最悪の男と関わりあう事になってしまうんだよね~。。

グーで殴ってやればいいのに。。(闘魂丸出し!^^)


それぞれの個性を上手く演出しキャストの演技も見事だったと思う。
キャスト5人で演じるにはこの位の時間(70分)が丁度いいし、また、5人のキャストならテーマはどうしてもちっさくなってこじんまりとするのは否めない。

古川大輔の書く本はなぜか好きだし、ここの役者も演技派だと絶賛する。

ただ・・チケット2800円の設定は高くないかい?
時間、キャスト、場所、セットやテーマを考えると2000円が妥当ではないかい?(^0^)/


愛の渦

愛の渦

ポツドール

新宿シアタートップス(東京都)

2009/02/19 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

満足度★★★★

まさにポツ。
再演なのに雑談が最近の話題になっていたり、細かいところまでこだわっているのがポツドールらしくてよかった。
前に公演したモノを見ていなかったので見たかったモノをようやく見れたからか、2時間20分はかなりあっという間でした。

もともと暴力的な描写が好きなのでこの作品はちょっとポツドールに期待する満足点には達しなかったのですが・・・。

それでも十分なくらい人間描写がしっかりしていて、人物一人一人が実際に本当にその場所で集まったらこうなるんだろうなと納得させてくれる。
時間とかセックスだけじゃなくてストーリーが人間関係によって進んでいくのが面白かった。

もう一度観たいとまでは思わないが、再演するならまた見ようと思う。

風街

風街

北九州芸術劇場

J:COM北九州芸術劇場 小劇場(福岡県)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

迫力満点!
…なんだけど、物語に必要な演出だったのかは微妙。

野鴨

野鴨

劇団キンダースペース

シアターX(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

言ってはいけない真実
時代に沿った洋風なセットといい、同じく衣装といい、完璧!秀作です。
イプセンの「野鴨」は知らない人はいないかと。ですから、感想しやすい。(^0^)

ネタばれにてUP。

ネタバレBOX

自らの生きてきた環境と、なくなった母の想いを抱えながら病んだ精神の持ち主ヴェルレ家の息子グレーゲルスは理想を追い求めるあまり、一つの秘密を抱えた家族を少しずつ、砂に水が染み込む様に確実に壊していく。この壊していく過程で当の本人は自分が壊していると気付かず、あくまでもこの家族の嘘と欺瞞がもたらしたと解釈してしまうあたり、イプセンの得意とする分野です。

野生の習性をもった野鴨は敵や危害を加えようとする相手から逃れる為に、深い湖の底に沈み、うな底の草に銜えしがみついて、泥の中で死のうとする。
そんなうな底の野鴨に例えたセリフが何度も飛び交う。
エクダル家の過去の過ちを正さなければ野鴨同様、淀んだ嘘の泥沼と化してしまうと考えたグレーゲルスは、ヤルマールに全てを暴露してしまう。ここでの野鴨は嘘と偽りの象徴であり汚れて死にそうな野鴨はエクダル家なのだった。

そのうな底に沈んだ野鴨を引き上げる役がここでの自分の正義だと考えて止まないグレーゲルスは正義という大儀の為に一つの家庭を壊して少女を自殺させてしまうに至らせる。

ヴェレル家の家政婦で、次にヴェレルの妻となるセルビーがエクダル家の妻に吐くセリフ「どうか頭で考えるだけの事を大事になさらないように。」

これが妙に納得するセリフ。

全てのキャストが演技派で素晴らしいです。特にギーナ・エクダル(小林元香)の表情にヤラレル。絶妙です。

誰でもきっと、秘密の一つや二つはあるはず・・。嘘と欺瞞を暴くのも正義なら隠し通す事もまた正義。深層心理を追求した舞台!

素晴らしい!

double face

double face

ノアノオモチャバコ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/03 (火)公演終了

満足度★★★★

色んな世界
それぞれの大小の世界がごっちゃり絡み合って、次に何が出てくるか予想できない感じ。見てるこっちも頭が吹き飛びそうだったけど、楽しかった。

Blue Man Group IN TOKYO

Blue Man Group IN TOKYO

Blue Man Group

Zeppブルーシアター六本木(東京都)

2007/12/01 (土) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

エンタメ
みんなが楽しめるように計算された、青い人たちの心配りを感じます。
面白かったけど裏切られることがなく、ちょっと期待し過ぎてたかな。でも上級のエンタメです!

4 BITTER FACES

4 BITTER FACES

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

思ってた雰囲気とは・・・
ちょっと違ってたかな・・。

公演中ですので、以下ネタバレBOXにて・・。

ネタバレBOX

冒頭、長~い無音の世界。

役者さんが登場するのだが、特に動きがなく、やがてメトロノームの無機質な音が響く。

何となくその後の大いなる展開を予感させるような雌伏かと思いきや、会話が始まり、登場人物が出揃っても、何とも起伏のない展開が続く。

親を亡くした4人の姉妹の個性、助け合って生きていく様子、夫のDVに悩む三女タナエをみんなで守る、そんな姉妹の絆を描きたかったと思うのだけど・・・。

その後のDVシーンとのメリハリをつける演出の工夫だと思うのだが、とにかく声が小さい。
自分は後列に座ったこともあるかも知れないが、そんなに大きな箱でもないのに、しばしばセリフが聞き取れないことも・・。

対照的に、乗り込んできたDV夫の怒声、長女との対決シーン、その後の姉妹の嗚咽など、絶叫系で逆にうるさ過ぎる感じ。

意図的だとは思うが、全編音楽も挿まず、しばしば無音の状態があるのもちょっと異質に思えた。

もう少し穏やかなイメージを想像してたので、観劇前に思ってた雰囲気とはちょっと違ってたかな・・。

公演パンフは帰宅してから目を通したが、脚本を書いたのが三女にDVを振るう夫役の役者さんと知ってちょっとビックリ。

てっきり女性が書いた脚本だとばかり思ってたので、こちらも何となく意外に思えた。




星の王子さま

星の王子さま

Project Nyx

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/02/25 (水) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

勉強になりました
寺山の生きていた時代、天井桟敷の時代
その空気を吸えなかった者にとって
勉強となるような芝居だった。

人形パートが素晴らしい。
宇野さんの人形、出来が良すぎる。操り方も素晴らしかった。

ネタバレBOX

「本当の人生が見たい!」と言わせるまでの過程がもっと描かれていたら良かった。1人だけまとも、っていう女の子の「心の底」、それがもっと見たかった。いきなり叫ばれても、困ってしまう。

望遠鏡のおばさんが少し残念な感じだった。大活躍の役所なだけに、責任が重いのです。

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

劇団ING進行形

pit北/区域(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

古典劇からの思わぬ派生
この団体の古典劇を見るのは初めて。
少し軽い感じで始まったと思ったが、そこに様式美を持ち込み、そこから立ち上る独特の感情が激全体を包んでいた。
苦手な人は苦手なのかな。
今回の脚本よくよく考えると面白い構造になっていて、様式的な外面だけでなくじつは、すごく精神的、人間心理の深い所に潜ろうとしているのでは。

まだ固い所なども多々あるが、独特の緊張感がある。

ネタバレBOX

引退した大女優の身に、王女メディアと同じ境遇にあってしまう。
マスコミ、報道のメディア関係者がコロスの役割になっている。
第三者の彼らまで、女優の手によって、どんどんギリシャ悲劇メディアの世界に引きずり込まれ、悲しい最後を遂げる。


過去に演じた王女メディアに浸っている、女優を馬鹿にしていた夫は。
女優により、メディアの世界へ引きずり込まれる。夫は女優にあわせて、イアソンのセリフを口にしていたのだが、最後にはイアソンと同化してしまい、演じていることなど忘れてしまっている。
逆に女優は、その俳優の名前を口にし、物語の世界を客観的にみている。
女優はメディアの世界から飛び出した。
劇中劇をやってる人物が反転。虚構が現実になってしまったのだ。

最後に人物たちが、争いながら塔のようなものを作り、女優がその頂点に立って劇は終わる。

人間の繰り返される争いなどの醜い歴史。その頂点に立つメディアは神なのか。

彼女の罪は許されたのか、神に罪はないのか。男と女の心理。現実と虚構。
いろんなものがつまっているが、うまくギリシャ悲劇メディアから派生させていると思う。




たぶん犯人は父

たぶん犯人は父

ゴジゲン

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/02/18 (水) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

いやいや
笑った。好きです、こういうの。

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

王女メディア ~私は世界を拒絶する~

劇団ING進行形

pit北/区域(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日お疲れ様でした
かなり面白い舞台でした!

エウリピデスの『メディア』を知ってる上、蜷川幸雄演出の『王女メディア』を観ているので、こんなに違うのかと驚かされました。

スピード感があり、結構あっという間。そして期待以上のカタルシス。
まぁ怒涛の展開だったわけで、迫りくるモノが確かにありました。

しかし“女”の方がこの作品を観てどう思うのかが、非常に気になるところではあります。
実際女の方は強いなっ、いや恐いなって思いました。(個人的な気持ちでした)

鬼姫

鬼姫

虚飾集団廻天百眼

タイニイアリス(東京都)

2009/02/20 (金) ~ 2009/02/23 (月)公演終了

満足度★★★

でぃす・いず・あんぐら
神社などにテントを張って巡業していた見世物(「六尺のイタチ」(笑)とか「狼少女」とか…っていつの時代だよ!)を想起させる「多少の胡散臭さを伴う妖しさ、不気味さ」が漂いまくる、吸血姫たちを中心とした百鬼夜行的物語、チラシのデザインや掲載内容からの予想通り「でぃす・いず・あんぐら」。
時として散文詩のような美しい台詞はあるわ、耽美的かと思えばグロだったりもするわ、白塗りやどぎついメイクのキャラも登場するわ、ホントに「アングラの王道」みたいな?
その一方で、殺陣にバレエをとりいれたり、ポールダンスならぬ「ポールエアリアル」があったりと斬新な部分もあり、「ほほぅ!」と感嘆。
また、永劫に仇討ちのための闘いを続けるという部分に佐藤敏宏監督の『今昔伝奇 剣地獄』(02年公開)を連想。

うぐいすっ

うぐいすっ

KUSARE芸道R

シアターブラッツ(東京都)

2009/02/20 (金) ~ 2009/02/22 (日)公演終了

満足度★★★★

σ(^-^) 的には原点回帰
短編コント(連作もアリ)と中編パロディドラマの組み合わせで、劇団名に「R」がついて(=σ(^-^) が観始めて)から3回ほど上演した「ぼんやり劇場」シリーズと似たスタイル。
そんな刷り込み効果もあってか、σ(^-^) 的には原点回帰のような感覚もあり、ナンセンス満載、おバカ万歳な内容を満喫。
もうホントに「しょーもねー」以外のナニモノでもないのに、時には非常に滑らかで自然な、時にはしゃべくり漫才のようにテンポの良い台詞回しで引き込んで、笑わせて、気付いてみれば「え、もう終わり?」みたいな。
また、影絵(前説用は一部リニューアルされてるし…(笑))の使用もいつもながら見事で、時として小道具というか装置というか、その役目まで果たすなんてアイデアもイイ。

さぁ そろそろ行きますか!

さぁ そろそろ行きますか!

モトブラ

アドリブ小劇場(東京都)

2009/02/27 (金) ~ 2009/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

行ってください!
なかなかツボが各所につぼつぼ。。。

ネタバレBOX

後半のオーディショーンシーンは、空気を変えられたことでとても楽しかった。演劇というより、ライヴで持っていかれてしまった感があります。
音楽の使い方って難しいですよね。
やっぱ、イケメンくんたちがでるっていうのは魅力的ですよね。

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